ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年11月10日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月10日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(アレッポ県9件、ヒムス県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,265市町村、武装組織の数は234組織。

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ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は、シリア軍がダイル・ザウル県ブーカマール市を解放したことを受け、ロシア軍の地雷撤去部隊が同地でダーイシュ(イスラーム国)によって敷設された地雷や爆発物の処理を開始したと発表した。

また、ブーカマール市解放によって、多数のダーイシュ戦闘員が死亡する一方、多くの戦闘員がユーフラテス川左岸(東岸)にわたり、シリア北部に逃走したと述べた。

SANA(11月10日付)が伝えた。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 10, 2017、SANA, November 10, 2017をもとに作成。

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エグランド国連人道問題緊急援助調整官はダマスカス郊外県東グータ地方の人道状況が「完全なる大惨事」に陥っていると警鐘(2017年11月9日)

国連のヤン・エグランド人道問題緊急援助調整官はスイスのジュネーブで記者会見を開き、ラフマーン軍団、イスラーム軍、シャーム解放機構が活動を続けるダマスカス郊外県東グータ地方の人道状況に関して、40万人が包囲に曝され完全なる大惨事に陥っていると警鐘をならした。

エグランド調整官は、同地では数百人が緊急治療を必要としており、うち7人が治療を受けることができずに死亡、子ども18人を含む29人が危篤状態だと述べた。

同地をめぐっては、反体制派が最近になってやせ細った児童の写真を公開している。

『ハヤート』(11月10日付)などが伝えた。

AFP, November 9, 2017、ANHA, November 9, 2017、AP, November 9, 2017、ARA News, November 9, 2017、Champress, November 9, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017、al-Hayat, November 10, 2017、al-Mada Press, November 9, 2017、Naharnet, November 9, 2017、NNA, November 9, 2017、Reuters, November 9, 2017、SANA, November 9, 2017、UPI, November 9, 2017などをもとに作成。

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トルコのジャニクリ国防大臣「シリア領内でのトルコ軍監視所はイドリブ県安定化のための今後の措置への地ならし」(2017年11月9日)

トルコのヌレッティン・ジャニクリ国防大臣は、NATO国防省理事会に出席するために訪問中のベルギーの首都ブリュッセルで記者団に対して、シリア領内のイドリブ県北東部やアレッポ県西部にトルコ軍が監視所を設置したことに関して、「イドリブ県に安定をもたらすために実施されるだろう今後の措置への地ならし」と位置づけ、「トルコ政府はこの目的を実現するため、軍事的選択肢に訴える前にあらゆる手段を尽くす」と述べた。

al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017

AFP, November 9, 2017、ANHA, November 9, 2017、AP, November 9, 2017、ARA News, November 9, 2017、Champress, November 9, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017、al-Hayat, November 10, 2017、al-Mada Press, November 9, 2017、Naharnet, November 9, 2017、NNA, November 9, 2017、Reuters, November 9, 2017、SANA, November 9, 2017、UPI, November 9, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年11月9日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月9日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県4件、ヒムス県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,265市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 9, 2017をもとに作成。

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カナダのマッケナ環境大臣はシリアのパリ協定批准に祝意を表明した同国環境省のツイートについて謝罪「私はアサド政権が行っている犯罪行為を誰よりも良く知っています」(2017年11月8日)

カナダのキャサリン・マッケナ環境気候変動担当大臣は、同国環境省がツイッターの公式アカウントで、ボンでのCOP23でパリ協定への批准をシリア政府が表明したことに「カナダは…シリアに祝意を示す」と書き込んだことに関して、自身のツイッター・アカウントで「環境省の私のアカウントで間違いが起こったことは明らかです」と謝罪し、書き込みの削除を支持したことを明らかにした。

マッケナ環境気候変動大臣はまた、国会での記者会見で「このような書き込みは決して受け入れらない…。私は人権を擁護しています。アサド政権が行っている犯罪行為を誰よりも良く知っています」とも述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月9日付)、アラビーヤ(11月9日付)が伝えた。

AFP, November 9, 2017、ANHA, November 9, 2017、AP, November 9, 2017、ARA News, November 9, 2017、Alarabia, November 9, 2017、Champress, November 9, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2017、al-Hayat, November 10, 2017、al-Mada Press, November 9, 2017、Naharnet, November 9, 2017、NNA, November 9, 2017、Reuters, November 9, 2017、SANA, November 9, 2017、UPI, November 9, 2017などをもとに作成。

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イランのヴェラーヤティー最高指導者顧問がアレッポ市を訪問(2017年11月8日)

シリア訪問中のイランのアリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者顧問は、アレッポ市を訪問し、フサイン・ディヤーブ県知事と会談、またイラン人ボランティア団体を前に演説し、シリアへの復興への参加の意思を表明するとともに、「アレッポ市解放はテロにとって大打撃となり、シリアにおけるテロの終わりの始まりとなった」と述べた。

メフル通信(11月8日付)、RT(11月8日付)、『ハヤート』(11月9日付)などが伝えた。

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Mehr News, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、RT, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年11月8日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月8日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県3件、ヒムス県1件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,265市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 8, 2017をもとに作成。

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米軍ヘリコプター2機が、シリア軍迫るブーカマール市近郊で空挺作戦を敢行し、ダーイシュ戦闘員10人あまりを連行(2017年11月7日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(11月8日付)によると、有志連合を主導する米軍のヘリコプター2機が早朝、シリア軍が制圧に向けて進攻を続けるブーカマール市近郊の砂漠地帯(ハスヤーン地区)で空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー約10人を連れ去った。

al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017

AFP, November 8, 2017、ANHA, November 8, 2017、AP, November 8, 2017、ARA News, November 8, 2017、Champress, November 8, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2017、Euphrates Post, November 8, 2017、al-Hayat, November 9, 2017、al-Mada Press, November 8, 2017、Naharnet, November 8, 2017、NNA, November 8, 2017、Reuters, November 8, 2017、SANA, November 8, 2017、UPI, November 8, 2017などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「シリア諸国民大会の日程は近く正式に発表される」(2017年11月7日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでのモーリタニア外相との会談後の記者会見で、「シリア諸国民大会」について言及、近く開催日時が(改めて)正式に発表されるだろうと述べた。

ラブロフ外務大臣は「開催日時が正式に発表されていないのだから、誰も延期などできない」と弁明した。

『ハヤート』(11月8日付)などが伝えた。

AFP, November 7, 2017、ANHA, November 7, 2017、AP, November 7, 2017、ARA News, November 7, 2017、Champress, November 7, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2017、al-Hayat, November 8, 2017、al-Mada Press, November 7, 2017、Naharnet, November 7, 2017、NNA, November 7, 2017、Reuters, November 7, 2017、SANA, November 7, 2017、UPI, November 7, 2017などをもとに作成。

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イスラエル警察は、占領下ゴラン高原でイスラエルのアル=カーイダ支援への抗議デモに参加したドゥルーズ派7人を逮捕(2017年11月7日)

イスラエル警察は、3日にクナイトラ県ハドル村に面する占領下のゴラン高原で、シャーム解放機構へのイスラエルの支援に抗議するデモを行った住民(ドゥルーズ派)7人を逮捕したと発表した。

『ハヤート』(11月8日付)が伝えた。

AFP, November 7, 2017、ANHA, November 7, 2017、AP, November 7, 2017、ARA News, November 7, 2017、Champress, November 7, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2017、al-Hayat, November 8, 2017、al-Mada Press, November 7, 2017、Naharnet, November 7, 2017、NNA, November 7, 2017、Reuters, November 7, 2017、SANA, November 7, 2017、UPI, November 7, 2017などをもとに作成。

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ムーハサン市(ダイル・ザウル県)でダーイシュの特攻攻撃でシリア軍兵士34人が死亡する一方、ロシア・シリア領グインはダイル・ザウル県を激しく爆撃(2017年11月7日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(11月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の特攻自爆戦闘員(インギマースィー)がムーハサン市でシリア軍に対して自爆攻撃を行い、スハイル・ハサン准将が指揮するシリア軍部隊とトゥルキー・ブーハマド氏が指揮する部族民兵合わせて34人が死亡した。

一方、『ハヤート』(11月8日付)によると、ロシア・シリア両軍の戦闘機およびヘリコプターが、ユーフラテス川右岸(西岸)のクーリーヤ市を35回以上にわたり空爆した。

またダイル・ザウル24(11月7日付)によると、戦闘機(所属明示せず)はクーリーヤ市のほかにもアシャーラ市、シャアファ村の渡船場、ブーカマール市近郊の村々を空爆した。

AFP, November 7, 2017、ANHA, November 7, 2017、AP, November 7, 2017、ARA News, November 7, 2017、Champress, November 7, 2017、DeirEzzor24, November 7, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2017、Euphrates Post, November 7, 2017、al-Hayat, November 8, 2017、al-Mada Press, November 7, 2017、Naharnet, November 7, 2017、NNA, November 7, 2017、Reuters, November 7, 2017、SANA, November 7, 2017、UPI, November 7, 2017などをもとに作成。

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SANA:米軍ヘリがマヤーディーン市近郊からダーイシュの外国人幹部を連れ去る(2017年11月7日)

SANA(11月7日付)は、信頼できる複数の消息筋の話として、シリア軍がマヤーディーン市攻略を進めていた先月末、有志連合を主導する米軍のヘリコプター複数機が同市近郊の農場に飛来し、同地を攻撃したのち、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部と思われる外国人複数人を連れ去っていたと伝えた。

SANA, November 7, 2017

AFP, November 7, 2017、ANHA, November 7, 2017、AP, November 7, 2017、ARA News, November 7, 2017、Champress, November 7, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2017、al-Hayat, November 8, 2017、al-Mada Press, November 7, 2017、Naharnet, November 7, 2017、NNA, November 7, 2017、Reuters, November 7, 2017、SANA, November 7, 2017、UPI, November 7, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領は、シリア訪問中のイランのヴェラーヤティー最高指導者顧問と会談(2017年11月7日)

アサド大統領は、シリア訪問中のイランのアリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者顧問と会談した。

SANA(11月7日付)によると、両者は会談で、シリア情勢の進捗などについて意見をかわし、シリア全土で治安と安定を回復するまでテロ組織に対する戦いを継続することを確認した。

また、両者は、一部のアラブ諸国がイランに敵対的な姿勢をとり、地域諸国の安定を揺るがそうとしていると指摘した。

SANA, November 7, 2017

AFP, November 7, 2017、ANHA, November 7, 2017、AP, November 7, 2017、ARA News, November 7, 2017、Champress, November 7, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2017、al-Hayat, November 8, 2017、al-Mada Press, November 7, 2017、Naharnet, November 7, 2017、NNA, November 7, 2017、Reuters, November 7, 2017、SANA, November 7, 2017、UPI, November 7, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年11月7日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月7日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(アレッポ県7件、ヒムス県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,264市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 7, 2017をもとに作成。

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マティス米国防長官「ダーイシュ壊滅後に何が起きるのかを見据えている」(2017年11月6日)

ジェームズ・マティス米国防長官は、北欧グループの国防相会議に出席するために開催地フィンランドに向かう途上、記者団に対して、「投降、離反、負傷したジハード主義者の数から主に判断すると、ダーイシュ(イスラーム国)の基礎は崩れ落ちていることが分かる」と述べ、米国が西欧諸国などとともに、「ダーイシュ壊滅後に何が起きるのか」を見据えていることを明らかにした。

マティス国防長官はまた、国連が主催するジュネーブ・、ロシア、イラン、トルコが保証国として推し進めるアスタナ・プロセスへの支持を表明し、「レックス・ティラーソン国務長官は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と、どのようにしてアスタナからジュネーブに移行し、国連が実際に参与できるのかを頻繁に協議している」と述べた。

『ハヤート』(11月7日付)などが伝えた。

AFP, November 6, 2017、ANHA, November 6, 2017、AP, November 6, 2017、ARA News, November 6, 2017、Champress, November 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017、al-Hayat, November 7, 2017、al-Mada Press, November 6, 2017、Naharnet, November 6, 2017、NNA, November 6, 2017、Reuters, November 6, 2017、SANA, November 6, 2017、UPI, November 6, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍が国境地帯の樹木を伐採し、堀を建設するなか、ロジャヴァの拠点都市アフリーン市でオジャラン氏の布画の制作進む(2017年11月6日)

アレッポ県では、ANHA(11月6日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局支配下のラージュー町近郊のバーリヤ村の国境地帯で、樹木150本を伐採、堀の建設を続けた。

ANHA, November 6, 2017

一方、県北西部における西クルディスタン移行期民政局の拠点都市のアフリーン市では、クルディスタン労働者党(PKK)のアブドゥッラ・オジャラン氏の巨大な布画の制作が続けられた。

ANHA(11月6日付)が伝えた。

ANHA, November 6, 2017

AFP, November 6, 2017、ANHA, November 6, 2017、AP, November 6, 2017、ARA News, November 6, 2017、Champress, November 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2017、al-Hayat, November 7, 2017、al-Mada Press, November 6, 2017、Naharnet, November 6, 2017、NNA, November 6, 2017、Reuters, November 6, 2017、SANA, November 6, 2017、UPI, November 6, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年11月6日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月6日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県1件、ヒムス県1件、ダルアー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(アレッポ県2件、イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,264市町村、武装組織の数は234組織。

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ロシア国防省は、ダイル・ザウル市内でロシア軍兵士1人、従軍記者4人が地雷撤去作業中の誤爆で負傷したと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 6, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は11月3日、ダイル・ザウル市などに対して4回の爆撃を実施(2017年11月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月3日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して15回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)で実施された。

CENTCOM, November 6, 2017をもとに作成。

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トルコは「シリア諸国民大会」不参加をロシアに通知、ロシアは延期の大会意思を示す(2017年11月5日)

トルコのイブラヒム・カルン大統領府報道官は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領の提案により18日にソチで開催が予定されていた「シリア諸国民大会」にトルコ政府は参加しない旨、とシア側に通告、これを受けロシア政府は大会開催を延期する意思を示したと発表した。

『ハヤート』(11月6日付)などが伝えた。

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2017年11月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月5日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県1件、ヒムス県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ラタキア県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,264市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 5, 2017をもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「米国によるPYD支援は両国関係を損ねる」(2017年11月4日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、レックス・ティラーソン米国務長官と電話会談を行い、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対する米国の支援が両国関係を損ねると警告した。

チャヴシュオール外務大臣は「(米国と)我々の関係に影響を与えかねない二つの問題がある。一つは米国にテロ組織のリーダー、フェトヒュッラ・ギュレンがいること、そしてもう一つは民主統一党(PYD)への武器供与だ…。我々はクルディスタン労働者党(PKK)に対する措置を講じねばならない。米国はこの点に関して我々と約束を交わした。この問題をめぐってステップが踏まれることを見たいと思っている」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月4日付)が伝えた。

AFP, November 4, 2017、ANHA, November 4, 2017、AP, November 4, 2017、ARA News, November 4, 2017、Champress, November 4, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2017、al-Hayat, November 5, 2017、al-Mada Press, November 4, 2017、Naharnet, November 4, 2017、NNA, November 4, 2017、Reuters, November 4, 2017、SANA, November 4, 2017、UPI, November 4, 2017などをもとに作成。

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シリア駐留ロシア軍報道官「シリア軍はロジャヴァ支配地域解放に向けた準備をしている」(2017年11月4日)

ラタキア県フマイミーム航空基地の駐留ロシア軍のアレクサンドル・イヴァノフ報道官は、シリア軍が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるシリア北の制圧に向けた軍事作戦を準備していると述べた。

イヴァノフ報道官は「米国の支援を受けるクルド人当局の支配下にあるシリア北部の地域に対処するためのシリア政府にとっての唯一の選択肢は軍事的解決となろう」と付言した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月4日付)が伝えた。

AFP, November 4, 2017、ANHA, November 4, 2017、AP, November 4, 2017、ARA News, November 4, 2017、Champress, November 4, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2017、al-Hayat, November 5, 2017、al-Mada Press, November 4, 2017、Naharnet, November 4, 2017、NNA, November 4, 2017、Reuters, November 4, 2017、SANA, November 4, 2017、UPI, November 4, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル市郊外の避難民仮設居住センターで自爆テロを敢行し、200人あまりが死傷(2017年11月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が晩、ジャフラ油田とCONOCOガス工場を結ぶ地域に設置されていた避難民仮設居住センターにダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、女性や子ども多数が死亡した。

ANHA(11月4日付)によると、この自爆テロは、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配地域に非難してきた住民を搬送中の車列を狙ったもので、民間人100人以上が死亡したという(AFP(11月5日付)によると、75人が死亡、140人以上が負傷)。

SANA, November 4, 2017

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団が、ユーフラテス川左岸(東岸)に展開する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、同川右岸(西岸)に展開するシリア軍によって包囲されているダーイシュ(イスラーム国)支配下のフワイジャト・カーティア地区(カーティア島)の住民数百人が島から避難できない状態でいると発表した。

同時の住民は、シリア民主軍とダーイシュが、ユーフラテス川左岸のシリア民主軍支配地域に避難させることで合意したが、ロシア・シリア両軍は、住民に混じってダーイシュの戦闘員が逃亡することに警戒し、住民の渡河を認めていないという。

AFP, November 4, 2017、November 5, 2017、ANHA, November 4, 2017、AP, November 4, 2017、ARA News, November 4, 2017、Champress, November 4, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2017、al-Hayat, November 5, 2017、al-Mada Press, November 4, 2017、Naharnet, November 4, 2017、NNA, November 4, 2017、Reuters, November 4, 2017、SANA, November 4, 2017、UPI, November 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア空軍の長距離戦略爆撃機がダイル・ザウル県ブーカマール市一帯を再び爆撃(2017年11月4日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機Tu-22M3部隊が、ロシア国内の航空基地から、イラン、イラク領空を経由してシリア領空に入り、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の拠点、武器弾薬庫を爆撃し、これを破壊したと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 4, 2017をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年11月4日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月4日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(アレッポ県5件、ハマー県1件、ヒムス県1件、クナイトラ県1件、ダルアー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(アレッポ県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,263市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 4, 2017をもとに作成。

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米高官がシリアを秘密裏に訪問しマムルーク国民安全保障会議議長と会談(2017年11月3日)

ロイター通信(11月3日付)は、シリア政府に近い中東地域の高官の話として、米国の高官が今週シリアを訪問し、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長と秘密裏に会談し、シリア国内で失踪したCIA工作員を含む米国人の行方調査など、安全保障問題について意見を交わした、と伝えた。

中東地域の高官によると、米国高官の訪問について「重要なステップ」と高く評価しつつ、「しかしシリア政府は米国の姿勢を信用していない」と述べた。

また、マムルーク議長は、シリア領内における米軍部隊の駐留を占領とみなして反発、これに対して米国高官は「我々は顧問として進駐し、ダーイシュ(イスラーム国)と戦っている」と弁明したという。

al-Durar al-Shamiya, November 3, 2017

AFP, November 3, 2017、ANHA, November 3, 2017、AP, November 3, 2017、ARA News, November 3, 2017、Champress, November 3, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2017、al-Hayat, November 4, 2017、al-Mada Press, November 3, 2017、Naharnet, November 3, 2017、NNA, November 3, 2017、Reuters, November 3, 2017、SANA, November 3, 2017、UPI, November 3, 2017などをもとに作成。

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イスラエル軍報道官はシャーム解放機構の攻撃からドゥルーズ派住民が多いハドル村(クナイトラ県)を守ると発表(2017年11月3日)

イスラエル軍のローネン・マネリス(Ronen Manelis)報道官(准将)は声明を出し、ハドル村一帯に対するムハンマド軍作戦司令室、ジャバル・シャイフ作戦司令室の攻撃に関して、「イスラエル軍はハドル村の住民を支援する用意がある。彼らが蹂躙されること、あるいは村が占領されることを阻止する。これはドゥルーズ派に対するイスラエルの専心に基づく」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月3日付)が伝えた。

AFP, November 3, 2017、ANHA, November 3, 2017、AP, November 3, 2017、ARA News, November 3, 2017、Champress, November 3, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2017、al-Hayat, November 4, 2017、al-Mada Press, November 3, 2017、Naharnet, November 3, 2017、NNA, November 3, 2017、Reuters, November 3, 2017、SANA, November 3, 2017、UPI, November 3, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍戦略爆撃機と哨戒潜水艦がダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点ブーカマール市近郊を攻撃(2017年11月3日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の6機からなる長距離戦略爆撃機Tu-22M3部隊が、ロシア国内の航空基地から、イラン、イラク領空を経由してシリア領空に入り、ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の拠点、武器弾薬庫を爆撃し、これを破壊したと発表した。

また、ロシア海軍の哨戒潜水艦コルピノが、カリビル巡航ミサイル6発を発射し、同地を攻撃した。

Ministry of Defence of Russia, November 3, 2017

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 3, 2017をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年11月3日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(11月3日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(アレッポ県8件、ヒムス県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ダルアー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,263市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 3, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は11月2日、ダイル・ザウル市などに対して9回の爆撃を実施(2017年11月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月2日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して13回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は9回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(6回)、シャッダーディー市近郊(2回)で実施された。

CENTCOM, November 3, 2017をもとに作成。

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