ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは13件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2017年10月19日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月19日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を13件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ヒムス県2件、クナイトラ県2件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,255市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 19, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は10月18日、ダイル・ザウル市近郊に対して5回の爆撃を実施(2017年10月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月18日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して12回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は5回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(2回)で実施された。

CENTCOM, October 19, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル消息筋によると、ロシアはシリア・イスラエル国境に幅10~15キロの「安全ベルト」を設けることに同意(2017年10月19日)

『ハヤート』(10月19日付)は、イスラエルの複数の消息筋の話として、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣が17日のイスラエル訪問時に、シリア・イスラエル国境地帯に設置されている「安全ベルト」を拡大することに同意したと伝えた。

「安全ベルト」は、7月にロシアと米国(ヨルダン、イスラエル)がダルアー県、クナイトラ県、スワイダー県での緊張緩和地帯設置に合意した際に、合わせて設置が合意されていた。

これにより、レバノンのヒズブッラー、イラン・イスラーム革命防衛隊および同部隊が支援する外国人民兵は、イスラエル国境から「40キロ以内」の地域から撤退を求められていた。

今回のショイグ国防大臣の訪問では、ロシア側は総延長40キロにわたって「安全ベルト」を設置することを拒否したが、その幅を10~15キロに「拡大」することを確認したという。

al-Hayat, October 19, 2017

AFP, October 18, 2017、ANHA, October 18, 2017、AP, October 18, 2017、ARA News, October 18, 2017、Champress, October 18, 2017、al-Hayat, October 19, 2017、Kull-na Shuraka’, October 18, 2017、al-Mada Press, October 18, 2017、Naharnet, October 18, 2017、NNA, October 18, 2017、Reuters, October 18, 2017、SANA, October 18, 2017、UPI, October 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イランのバーゲリー軍参謀長がシリアを訪問「イスラエルのシリア領空侵犯は受け入れられない」(2017年10月18日)

イランのモハンマド・バーゲリー軍参謀長がシリアを訪問し、首都ダマスカスでシリア軍のアリー・アイユーブ参謀長と会談した。

イラン国営IRNA通信(10月18日付)が伝えたところによると、バーゲリー参謀長は会談で、イスラエル軍による16日の越境空爆に触れ、「シオニスト政体がシリア領土領空を好きな時を侵犯することは受け入れられない」と述べた。

また、シリア・イラン両軍との関係については、「ダマスカスで、シオニストやテロリストといった我々共通の敵に対峙するための連携・協力を確認し…、将来の関係強化の方法について協議した」と述べた。

SANA, October 18, 2017

AFP, October 18, 2017、ANHA, October 18, 2017、AP, October 18, 2017、ARA News, October 18, 2017、Champress, October 18, 2017、al-Hayat, October 19, 2017、IRNA, October 18, 2017、Kull-na Shuraka’, October 18, 2017、al-Mada Press, October 18, 2017、Naharnet, October 18, 2017、NNA, October 18, 2017、Reuters, October 18, 2017、SANA, October 18, 2017、UPI, October 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2017年10月18日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月18日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ヒムス県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームによる停戦違反は確認されなかった。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にイドリブ県の2カ村とヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,255市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 18, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

有志連合(CJTF-OIR)がラッカ市完全解放と時を同じくして創設3周年を迎える(2017年10月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、ダーイシュ(イスラーム国)の壊滅に向けた活動を継続、有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)が創設から3周年を迎えたと発表した。

CENTCOMによると、CJTF-OIRは2014年8月のイラク領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆開始、9月のシリア領内での空爆開始を経て、10月17日に米国防省によって正式発足、現在は69カ国と、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍など4つの協力組織から構成されているという。

シリア民主軍に対するCJTF-OIRの支援を通じて、この3年間で1万2,154人以上の戦闘員を教練、イラク軍に対する支援と合わせて、CJTF-OIRは2014年にダーイシュが掌握していたシリア、イラク両国内の支配地域の87%を奪還することに成功したという。

なお、もっとも最近の戦果としては、17日にシリア民主軍がラッカ市を完全解放した。

ただし、両国内では、依然としてダーイシュの戦闘員が3,000~7,000人活動を続けているという。

CENTCOM, October 18, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は10月17日、ブーカマール市近郊に対して2回の爆撃を実施(2017年10月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月17日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は2回で、ブーカマール市近郊で実施された。

CENTCOM, October 18, 2017をもとに作成。

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シリア外務省高官はイラク軍によるキルクーク奪還を歓迎、イラク・クルディスタン自治政府による独立住民投票をイスラエルのアジェンダに資するだけと非難(2017年10月17日)

シリアの外務在外居住者省高官筋は、イラク軍がイラク・クルディスタン自治政府が実効支配していたキルクーク県の中心地を制圧したことに歓迎の意を示すとともに、9月22日に同自治政府が独立の是非を問うとして実施していた住民投票については、中東地域におけるイスラエルのアジェンダに資するだけだと非難した。

SANA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2017、ANHA, October 17, 2017、AP, October 17, 2017、ARA News, October 17, 2017、Champress, October 17, 2017、al-Hayat, October 18, 2017、Kull-na Shuraka’, October 17, 2017、al-Mada Press, October 17, 2017、Naharnet, October 17, 2017、NNA, October 17, 2017、Reuters, October 17, 2017、SANA, October 17, 2017、UPI, October 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2017年10月17日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月17日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(アレッポ県6件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームによる停戦違反は確認されなかった。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,252市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 17, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は10月16日、ダイル・ザウル市近郊に対して1回の爆撃を実施(2017年10月17日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月16日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ダイル・ザウル市近郊で実施された。

CENTCOM, October 17, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ホワイト・ヘルメットは英月刊婦人雑誌の「今年の女性」に選ばれる(2017年10月16日)

ホワイト・ヘルメットは、英国の月刊婦人雑誌『グッド・ハウスキーピング』の「今年の女性」(Women of the Year)に選ばれた。

Good Housekeeping, October 16, 2017

AFP, October 17, 2017、ANHA, October 17, 2017、AP, October 17, 2017、ARA News, October 17, 2017、Champress, October 17, 2017、Good Houskeeping, October 16, 2017、al-Hayat, October 18, 2017、Kull-na Shuraka’, October 17, 2017、al-Mada Press, October 17, 2017、Naharnet, October 17, 2017、NNA, October 17, 2017、Reuters, October 17, 2017、SANA, October 17, 2017、UPI, October 17, 2017などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構はイドリブ県のタフタナーズ航空基地をトルコ軍に明け渡す(2017年10月16日)

『ハヤート』(10月17日付)は、シリアの複数の反体制派筋の話として、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構が、イドリブ県のタフタナーズ航空基地を14日にトルコ軍部隊に明け渡したと伝えた。

タフタナーズ航空基地は、イドリブ県において、アブー・ズフール航空基地に次ぐ規模の航空基地。

ANHA(10月16日付)によると、トルコ軍は、シャーム解放機構から引き継いだタフタナーズ航空基地を「トルコの航空基地」にしたと発表したという。

syria.liveuamap.com, October 16, 2017

AFP, October 16, 2017、ANHA, October 16, 2017、AP, October 16, 2017、ARA News, October 16, 2017、Champress, October 16, 2017、al-Hayat, October 17, 2017、Kull-na Shuraka’, October 16, 2017、al-Mada Press, October 16, 2017、Naharnet, October 16, 2017、NNA, October 16, 2017、Reuters, October 16, 2017、SANA, October 16, 2017、UPI, October 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのショイグ国防大臣はイスラエルでリーベルマン国防大臣「ロシア軍のシリアでの作戦終了は間近」(2017年10月16日)

イスラエルを訪問中のセルゲイ・ショイグ国防大臣は、首都テルアビブでアヴィグドール・リーベルマン国防大臣と会談した。

国防省によると、会談でショイグ国防大臣は、シリアでのロシア軍の作戦終了が間近であると指摘したうえで、「テロとの戦い」における軍事・技術面での協力の必要を強調した。

Minister of Defence of Russia, October 16, 2017

AFP, October 16, 2017、ANHA, October 16, 2017、AP, October 16, 2017、ARA News, October 16, 2017、Champress, October 16, 2017、al-Hayat, October 17, 2017、Kull-na Shuraka’, October 16, 2017、al-Mada Press, October 16, 2017、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 16, 2017、Naharnet, October 16, 2017、NNA, October 16, 2017、Reuters, October 16, 2017、SANA, October 16, 2017、UPI, October 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍戦闘機はレバノン、シリア領空を侵犯、シリア軍は地対空ミサイルでこれを撃退(2017年10月16日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、イスラエル軍戦闘機複数機が午前8時15分、レバノンのベカーア県バアルベック郡上空を経由してシリア領空を侵犯、防空部隊がただちに迎撃し損傷を負わせ、撃退したと発表した。

また、11時38分、イスラエル軍は今度は、占領下のゴラン高原からロケット弾複数発を発射し、1発がダマスカス郊外県のシリア軍拠点に命中した。

SANA(10月16日付)が伝えた。

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これに関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ(Avichay Adraee)報道官は、フェイスブックの自身のアカウント(https://www.facebook.com/IDFarabicAvichayAdraee/)を通じて、首都ダマスカスの東部50キロに位置するラマダーン地区にあるシリア軍の地対空ミサイル発射台複数基を攻撃、これを破壊したと発表した。

攻撃は、レバノン領空で「通常」の航空撮影任務を遂行中のイスラエル軍航空機に対して、シリア軍防空部隊がSA-5地対空ミサイルを発射したことへの報復。

攻撃を行った航空部隊は無事帰還したという。

Facebook, October 16, 2017

AFP, October 16, 2017、ANHA, October 16, 2017、AP, October 16, 2017、ARA News, October 16, 2017、Champress, October 16, 2017、al-Hayat, October 17, 2017、Kull-na Shuraka’, October 16, 2017、al-Mada Press, October 16, 2017、Naharnet, October 16, 2017、NNA, October 16, 2017、Reuters, October 16, 2017、SANA, October 16, 2017、UPI, October 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年10月16日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月16日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(ダルアー県4件、アレッポ県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ハマー県1件、イドリブ県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,252市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 16, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は10月15日、ダイル・ザウル市などに対して2回の爆撃を実施(2017年10月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月15日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して11回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は2回で、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)で実施された。

なお、13、14日の空爆実績については発表されなかった。

CENTCOM, October 16, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュのシリア人戦闘員300人弱がYPG主導のシリア民主軍に投降する一方、外国人戦闘員は民間人を盾に市街に退去(2017年10月15日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のムスタファー・バーリー報道官が、ラッカ市中心街で籠城を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員の一団が14日晩に同市からの退去に同意、民間人の人間の盾にとって同地を退去したと発表した。

バーリー報道官によると、シリア民主軍はまた、ナフダ地区を完全制圧し、国立病院一帯、ナイーム交差点一帯、県立競技場一帯でダーイシュとの戦闘を続けているという。

クッルナー・シュラカー(10月15日付)によると、ラッカ市内では外国人戦闘員が依然として籠城を続けており、シリア民主軍との戦闘は続いているという。

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・スィッルー報道官はAFP(10月15日付)に対して、ダーイシュ(イスラーム国)が依然支配下に置くラッカ市中心街に留まっていた民間人約3,000人が、シリア民主軍によって解放された地域に退去した、と述べた。

民間人の退去は、ラッカ文民評議会とアラブ人部族長がダーイシュのシリア人戦闘員と10月12日に行った折衝を受けたものだという。

サッルー報道官はまた、ラッカ市内にはこの合意を拒否した外国人戦闘員250~300人が家族とともに籠城を続けているという。

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一方、ANHA(10月15日付)によると、ラッカ市で籠城を続けるダーイシュ(イスラーム国)シリア人戦闘員275人が、家族とともに西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に投降した。

ANHA, October 15, 2017

AFP, October 15, 2017、ANHA, October 15, 2017、AP, October 15, 2017、ARA News, October 15, 2017、Champress, October 15, 2017、al-Hayat, October 16, 2017、Kull-na Shuraka’, October 15, 2017、al-Mada Press, October 15, 2017、Naharnet, October 15, 2017、NNA, October 15, 2017、Reuters, October 15, 2017、SANA, October 15, 2017、UPI, October 15, 2017などをもとに作成。

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ロジャヴァ・アフリーン地区防衛委員長「トルコの占領を決して容認しない」(2017年10月15日)

西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の防衛委員会(国防省に相当)のバフジャト・アブドゥー委員長は、トルコ軍地上部隊のシリア領内への侵入とアレッポ県アフリーン市近郊への進駐に関して、ANHA(10月15日付)に対して、「アフリーン地区領内でのトルコの占領を決して容認しない」と非難した。

ANHA, October 15, 2017

AFP, October 15, 2017、ANHA, October 15, 2017、AP, October 15, 2017、ARA News, October 15, 2017、Champress, October 15, 2017、al-Hayat, October 16, 2017、Kull-na Shuraka’, October 15, 2017、al-Mada Press, October 15, 2017、Naharnet, October 15, 2017、NNA, October 15, 2017、Reuters, October 15, 2017、SANA, October 15, 2017、UPI, October 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年10月15日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月15日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ダルアー県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ヒムス県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,252市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 15, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍はトルコ軍の支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団の拠点を爆撃し、メンバー11人を殺害(2017年10月14日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(10月14日付)、イナブ・バラディー(10月14日付)によると、ロシア軍がマアッラト・ヌウマーン市近郊の森林地帯(カフルルーマ森林)にあるシャーム軍団(シリア・ムスリム同胞団系)の拠点複数カ所を空爆し、メンバー11人が死亡した。

AFP, October 14, 2017、ANHA, October 14, 2017、AP, October 14, 2017、ARA News, October 14, 2017、Champress, October 14, 2017、al-Hayat, October 15, 2017、‘Inab Baladi, October 14, 2017、Kull-na Shuraka’, October 14, 2017、al-Mada Press, October 14, 2017、Naharnet, October 14, 2017、NNA, October 14, 2017、Reuters, October 14, 2017、SANA, October 14, 2017、UPI, October 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年10月14日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月14日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(アレッポ県3件、ダルアー県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ハマー県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,249市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 14, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ文民評議会とアラブ人部族長の仲介によりダーイシュ戦闘員を乗せた車列がラッカ市を発つ(2017年10月14日)

米中央軍(CENTCOM)は、ラッカ文民評議会とアラブ人部族長が12日に行った仲介に基づき、ダーイシュ戦闘員をラッカ市から退去させるための車列が同地を出発したと発表した。

有志連合はこの仲介には関与していないという。

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一方、ラッカ県一帯で暮らすブライイジュ部族の長アミール・ハーブール氏は、ANHA(10月14日付)に対し、西クルディスタン移行期民政局の傘下で発足した自治組織であるラッカ文民評議会に参加する意向を表明した。

また、ラッカ県の部族長や名士らが共同声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して、ラッカ市からのダーイシュ(イスラーム国)の「傭兵」の掃討を改めて求めた。

AFP, October 14, 2017、ANHA, October 14, 2017、AP, October 14, 2017、ARA News, October 14, 2017、CENTCOM, October 14, 2017、Champress, October 14, 2017、al-Hayat, October 15, 2017、Kull-na Shuraka’, October 14, 2017、al-Mada Press, October 14, 2017、Naharnet, October 14, 2017、NNA, October 14, 2017、Reuters, October 14, 2017、SANA, October 14, 2017、UPI, October 14, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

戦車、装甲車を積んだトルコ軍の車列80輌がアル=カーイダの援護を受け、アレッポ県西部の緊張緩和地帯に進駐、ロジャヴァの支配地域を監視(2017年10月13日)

クッルナー・シュラカー(10月13日付)、『ハヤート』(10月14日付)などによると、トルコ軍の車列が12日深夜から13日未明にかけて、イドリブ県北部のバーブ・ハワー国境通行所(トルコ側はジルヴェギョズ国境通行所)からシリア領内(カフル・ルーサイン村)に入り、イドリブ県からアレッポ県北西部に拡がる「緊張緩和地帯」に展開した。

クッルナー・シュラカー、AFP(10月13日付)などによると、トルコ軍部隊が展開したのは、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアレッポ県アフリーン市一帯を見下ろすことができるサルワ村の丘の一つ(アキール山)一帯。

クッルナー・シュラカーによると、トルコ軍の車列は、装甲車や戦車を輸送する大型貨物車輌約80輌(『ハヤート』(10月14日付)によると30輌))からなり、車列の通過に合わせて、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構をはじめとする武装集団が街道沿いに展開し、護衛にあたったという。

一方、アナトリア通信(10月12日付)は、イドリブ県の緊張緩和地帯に派遣されるトルコ軍の増援部隊がハタイ県レインハル市に到着したと伝え、その写真を公開した。

Anadolu Ajansi, October 12, 2017
Anadolu Ajansi, October 12, 2017
Anadolu Ajansi, October 12, 2017

また、トルコ軍参謀本部は声明を出し、「我々は監視センターの設置作業を開始した」と発表した。

トルコの複数のメディアが伝えたところによると、アスタナ6会議では、トルコ軍がシリア領内の緊張緩和地帯に14の監視センターを設置し、約500人の兵員を駐留させる旨定められているという。

AFP, October 13, 2017、Anadolu Ajansı, October 13, 2017、ANHA, October 13, 2017、AP, October 13, 2017、ARA News, October 13, 2017、Champress, October 13, 2017、al-Hayat, October 14, 2017、Kull-na Shuraka’, October 13, 2017、al-Mada Press, October 13, 2017、Naharnet, October 13, 2017、NNA, October 13, 2017、Reuters, October 13, 2017、SANA, October 13, 2017、UPI, October 13, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部機動総局長「ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍はこの1ヶ月で5,841平方キロ、142カ村を解放」(2017年10月13日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長は、過去1ヶ月のシリア軍およびロシア軍の戦果を発表した。

それによると、過去1ヶ月間で、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍は5,841平方キロ、142カ村を解放した。

ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍はまた、米国が主導する有志連合が不法占拠し、拠点化しているヒムス県タンフ国境通行所一帯に出没したダーイシュ(イスラーム国)の拠点などに対して大規模な攻撃を行い、戦闘員450人を殲滅した。

ダイル・ザウル県では、米主導の有志連合が作戦を行っているイラク領内からダイル・ザウル県のブーカマール市方面にダーイシュ戦闘員1,000人以上が潜入したが、ロシア・シリア軍は、スフナ市(ヒムス県)とダイル・ザウル市を結ぶ街道一帯、カルヤタイン市(ヒムス県)一帯でこれを迎撃した。

一方、過去10日間で、スハイル・ハサン准将が率いる部隊がダイル・ザウル市南東部で37キロ進軍し、813平方キロメートルの地域を解放、マヤーディーン市に到達した。

これと並行して、ロシア軍は空爆を激化させ、先週1週間で383回の出撃を行い、シリア領内のダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆を実施、993の標的を破壊した。

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構に対する作戦に関しては、10月3日にイドリブ県での空爆で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に重傷を負わせた。

シリア中部では、シリア軍がウカイリバート町一帯からダーイシュを掃討するも、イドリブ県のシャーム解放機構が緊張緩和地帯からハマー県北部、北東部のシリア政府支配地域を攻撃した。

アレッポ県タッル・リフアト市一帯、ダマスカス郊外県東グータ地方の緊張緩和地帯では停戦が概ね遵守された。

このほか、ロシア軍は地雷爆発物処理要員171人を動員して、ダイル・ザウル市一帯で撤去作業を実施、838施設を浄化した。

ダーイシュはシリアの領土の8%、約1万4,800平方キロメートルを掌握しているのみ。

Ministry of Defence of Russia, October 13, 2017

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 13, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年10月13日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月13日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(クナイトラ県3件、スワイダー県2件、ダルアー県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

シリア政府との停戦に応じた自治体は現在、2,249市町村、武装組織の数は234組織。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 13, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は10月12日、ラッカ市などに対して27回の爆撃を実施(2017年10月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月12日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は27回で、ブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(25回)で実施された。

CENTCOM, October 13, 2017をもとに作成。

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エジプト政府の仲介でダマスカス県カダム地区で活動を続けてきたイスラーム軍など3組織がシリア軍との停戦に応じる(2017年10月12日)

『アフラーム』(10月12日付)、『ハヤート』(10月13日付)は、エジプト政府の仲介のもと、カイロで反体制活動家とシリア政府が代表が会合を開き、ロシアを保証国として、イスラーム軍をはじめとする反体制武装集団が活動を続けるダマスカス県南部のカダム区での停戦に合意したと伝えた。

停戦合意は首都カイロの総合情報部で交わされ、イスラーム軍、アバービール軍、アクナーフ・バイト・マクディス大隊とシリア軍の戦闘停止、緊張緩和地帯の設置、シリア軍の包囲を受けている同地とシリア政府支配地域を隔てる通行所の開放、住民の強制移住の禁止などを定めているという。

なお、『ハヤート』によると、合意に先立ち、アサド大統領のいとこのイマード・アサド氏一行が、ダマスカス国際空港からシリア航空の定期便でカイロに入っていた。

イマード・アサド氏はラタキア県アラブ・アカデミー運営評議会副議長としてカイロ入りしたが、複数の消息筋によると、この訪問はダマスカス県南部の停戦とは無関係だという。

syria.liveuamap.com, October 12, 2017

AFP, October 12, 2017、al-Ahram, October 12, 2017、ANHA, October 12, 2017、AP, October 12, 2017、ARA News, October 12, 2017、Champress, October 12, 2017、al-Hayat, October 13, 2017、Kull-na Shuraka’, October 12, 2017、al-Mada Press, October 12, 2017、Naharnet, October 12, 2017、NNA, October 12, 2017、Reuters, October 12, 2017、SANA, October 12, 2017、UPI, October 12, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍と「黒旗を掲げた傭兵」がロジャヴァ拠点都市のアフリーン市近郊に進駐(2017年10月12日)

アレッポ県では、ANHA(10月12日付)によると、8日と11日にアル=カーイダ系のシャーム解放機構やヌールッディーン・ザンキー運動の護衛を受けてアティマ国境通行所(イドリブ県)からシリア領内に偵察部隊を進入させたトルコ軍の「傭兵部隊」が、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市に近いラージュー町近郊に展開した。

ANHAが撮影した駐屯施設の写真には、トルコ国旗が描かれており、また同地を往来する貨物車輌には黒旗がかけられている。

ANHAによると、これに先立ち、アレッポ県北部のタッル・リフアト市一帯(シャフバー地区)に進駐していたトルコ軍部隊は、バーブ・ハワー国境通行所を経由してトルコ領内に撤退した。

ANHA, October 12, 2017
ANHA, October 12, 2017

 

AFP, October 12, 2017、ANHA, October 12, 2017、AP, October 12, 2017、ARA News, October 12, 2017、Champress, October 12, 2017、al-Hayat, October 13, 2017、Kull-na Shuraka’, October 12, 2017、al-Mada Press, October 12, 2017、Naharnet, October 12, 2017、NNA, October 12, 2017、Reuters, October 12, 2017、SANA, October 12, 2017、UPI, October 12, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2017年10月12日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(10月12日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,249市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 12, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は10月11日、ラッカ市などに対して27回の爆撃を実施(2017年10月12日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月11日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して31回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は27回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ラッカ市近郊(24回)で実施された。

CENTCOM, October 12, 2017をもとに作成。

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