米中央軍(CENTCOM)は、8月29日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。
それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して56回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は51回でブーカマール市近郊(4回)、ハウル町近郊(1回)、ラッカ市近郊(46回)で実施された。
CENTCOM, August 30, 2017をもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
『ハヤート』(9月1日付)は、複数の消息筋の話として、米主導の有志連合が30日に県西部で空挺作戦を実施したと伝えた。
作戦は、ムサッラブ村の南西約10キロの地点に位置するスーフ地区で、3機のヘリコプターが傘下、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に参加していた欧州出身者、シリア人、そのほかのアラブ諸国出身者を移送したという。
移送されたダーイシュ・メンバーは、有志連合が送り込んだ諜報員・工作員だという。
同様の作戦は8月26日にも行われている。
AFP, August 31, 2017、AP, August 31, 2017、ARA News, August 31, 2017、Champress, August 31, 2017、al-Hayat, September 1, 2017、Kull-na Shuraka’, August 31, 2017、al-Mada Press, August 31, 2017、Naharnet, August 31, 2017、NNA, August 31, 2017、Reuters, August 31, 2017、SANA, August 31, 2017、UPI, August 31, 2017などをもとに作成。
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イスラエル・トゥデイ(8月30日付)は、イスラエル治安機関の複数消息筋が、今後のシリア情勢に関する評価を修正し、2018年末までにアサド政権がシリアほぼ全土で支配を回復するだろうと見ている、と伝えた。
この評価の修正は、ドナルド・トランプ米政権がバラク・オバマ前米政権時代対シリア政策を変更し、「穏健な反体制派」として米国が武器を供与してきた過激派への支援を注視、ダーイシュ(イスラーム国)とイスラーム過激派との戦いに注力したことに主に起因し、イスラエル治安機関は、これが「実質的にアサドを救済する結果となった」と見ているという。
同消息筋によると、ロシア軍による過激派への空爆も、アサド政権の存続に寄与し、同政権がシリア国内で支配地域を回復することを可能としたとしている。
このほか、イランがアサド政権を前面支援するのとは対象的に、過激派を支援してきた「スンナ派アラブ諸国」が過激派支援を注視したことも大きく影響しているという。
また、アサド政権による勢力回復の結果として、イランの影響が増大するだろうとしている。
イスラエル・トゥデイは、2011年に「アラブの春」がシリアに波及した際、「年内に政権が崩壊し、シリアは地理やエスニシティに基づく小国家に分裂、そこで自治が行われるだろう」と予測していた。
AFP, August 30, 2017、AP, August 30, 2017、ARA News, August 30, 2017、Champress, August 30, 2017、al-Hayat, August 31, 2017、Israel Today, August 30, 2017、Kull-na Shuraka’, August 30, 2017、al-Mada Press, August 30, 2017、Naharnet, August 30, 2017、NNA, August 30, 2017、Reuters, August 30, 2017、SANA, August 30, 2017、UPI, August 30, 2017などをもとに作成。
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ヨルダン国王アブドゥッラー2世は、カナダのジャスティン・トルドー首相との会談後の共同記者会見で、シリア情勢について言及、そのなかで、シリア南西部での緊張緩和地帯の拡大によって、シリアでの紛争の政治的解決が促されることを期待していると述べた。
アブドゥッラー2世は「シリアに関して、我々は他の地域でも停戦の試みが実施され、シリアの領土の一体性を保障する政治的解決が促され、流血が止むことを希望していると述べた。
AFP, August 30, 2017、AP, August 30, 2017、ARA News, August 30, 2017、Champress, August 30, 2017、al-Hayat, August 31, 2017、Kull-na Shuraka’, August 30, 2017、al-Mada Press, August 30, 2017、Naharnet, August 30, 2017、NNA, August 30, 2017、Reuters, August 30, 2017、SANA, August 30, 2017、UPI, August 30, 2017などをもとに作成。
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スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、スイスの国連本部で記者会見を開き、ジュネーブ7会議(7月)以降、「ベイルート、アンマン、ガジアンテップで活動する120の反体制組織と会談した」ことを明らかにした。
デミストゥラ氏はまた、ロシアとの協力のもと、イドリブ県での緊張緩和地帯が設置されることを希望していると述べた。
『ハヤート』(8月31日付)が伝えた
AFP, August 30, 2017、AP, August 30, 2017、ARA News, August 30, 2017、Champress, August 30, 2017、al-Hayat, August 31, 2017、Kull-na Shuraka’, August 30, 2017、al-Mada Press, August 30, 2017、Naharnet, August 30, 2017、NNA, August 30, 2017、Reuters, August 30, 2017、SANA, August 30, 2017、UPI, August 30, 2017などをもとに作成。
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トルコ軍の支援を受け、アレッポ県北部で活動するハワール・キリス作戦司令室(「家の者たち」作戦司令室)に所属する反体制武装集団によって構成されるジャラーブルス治安機構は、同作戦司令室支配下地域への西クルディスタン移行期民政局のナンバー・プレートをつけた車輌の立ち入り、移動を禁じると警告した。

AFP, August 30, 2017、AP, August 30, 2017、ARA News, August 30, 2017、Champress, August 30, 2017、al-Hayat, August 31, 2017、Kull-na Shuraka’, August 30, 2017、al-Mada Press, August 30, 2017、Naharnet, August 30, 2017、NNA, August 30, 2017、Reuters, August 30, 2017、SANA, August 30, 2017、UPI, August 30, 2017などをもとに作成。
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西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の総司令部は声明を出し、28日のアレッポ県タッル・リフアト市へのロシア軍憲兵隊の進駐が、両者の合意に基づいており、同地を中心とするシャブバー地区、そしてアレッポ県北西部の西クルディスタン移行期民政局の最大の拠点都市であるアフリーン市一帯(アフリーン地区)での監視活動が目的であることを明らかにした。
クッルナー・シュラカー(8月30日付)が伝えた。

AFP, August 30, 2017、AP, August 30, 2017、ARA News, August 30, 2017、Champress, August 30, 2017、al-Hayat, August 31, 2017、Kull-na Shuraka’, August 30, 2017、al-Mada Press, August 30, 2017、Naharnet, August 30, 2017、NNA, August 30, 2017、Reuters, August 30, 2017、SANA, August 30, 2017、UPI, August 30, 2017などをもとに作成。
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ダマスカス郊外県では、SANA(8月30日付)によると、シリア軍が県南東部の砂漠地帯で活動を続ける反体制武装集団(米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)と交戦の末、ヨルダン国境沿いに位置する第165、166、167、168、169監視所を制圧した。
AFP, August 30, 2017、AP, August 30, 2017、ARA News, August 30, 2017、Champress, August 30, 2017、al-Hayat, August 31, 2017、Kull-na Shuraka’, August 30, 2017、al-Mada Press, August 30, 2017、Naharnet, August 30, 2017、NNA, August 30, 2017、Reuters, August 30, 2017、SANA, August 30, 2017、UPI, August 30, 2017などをもとに作成。
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アサド大統領は、イランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリー・アラブ・アフリカ担当外務副大臣と首都ダマスカスで会談、イランによる危機解決に向けた政治プロセスへの姿勢、シリア国内の戦況、欧米諸国のシリアに対する姿勢の変化などについて意見を交わした。
会談には、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、アドナーン・マフムード駐イラン・シリア大使、ガッサーン・アッバース外務在外居住者省アジア局長が同席した。
アンサーリー副大臣はまた、これに先立って、ワリード・ムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣と会談し、二国間関係などについて協議した。
SANA(8月30日付)が伝えた。

『ハヤート』(8月31日付)によると、イランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリーの訪問は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表がイランの首都テヘランでイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣らイラン政府高官と会談した3日後に行われ、アサド大統領らとの会談では、デミストゥラ氏との会談の結果などについて意見が交わされたものと思われる。
AFP, August 30, 2017、AP, August 30, 2017、ARA News, August 30, 2017、Champress, August 30, 2017、al-Hayat, August 31, 2017、Kull-na Shuraka’, August 30, 2017、al-Mada Press, August 30, 2017、Naharnet, August 30, 2017、NNA, August 30, 2017、Reuters, August 30, 2017、SANA, August 30, 2017、UPI, August 30, 2017などをもとに作成。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月30日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)確認したと発表した。
またトルコ側の監視チームも8件(ヒムス県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、ラタキア県3件)の停戦違反を確認したという。
ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
Ministry of Defence of the Russian Federation, August 30, 2017をもとに作成。
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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(8月30日付)によると、米国の支援を受ける殉教者アフマド・アブドゥー軍団と東部獅子軍(いずれも「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室に所属)が、東部砂漠地帯のマフルーサ揚水場、ワーディー・マフムードでシリア軍、親政権武装勢力と交戦した。
シリア人権監視団によると、シリア軍はこの戦闘で、ヨルダン国境に近い拠点5カ所を制圧した。
AFP, August 29, 2017、AP, August 29, 2017、ARA News, August 29, 2017、Champress, August 29, 2017、al-Hayat, August 30, 2017、Kull-na Shuraka’, August 29, 2017、al-Mada Press, August 29, 2017、Naharnet, August 29, 2017、NNA, August 29, 2017、Reuters, August 29, 2017、SANA, August 29, 2017、UPI, August 29, 2017などをもとに作成。
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有志連合のライアン・ディロン報道官(大佐)は、アレッポ県東部のユーフラテス川右岸(西岸)に位置する西クルディスタン移行期民政局支配下のマンビジュ市一帯に進駐している有志連合の地上部隊が、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(「家の者たち」作戦司令室)の発砲を受け、ただちに応戦したと発砲した。
ディロン報道官は「緊張緩和を維持するために我々が同地で行っているパトロール部隊がこの2週間で何度も発砲を受けている」と付言したうえで、有志連合が、トルコの支援を受ける反体制武装集団に、有志連合部隊への発砲は受け入れられない旨伝えるようトルコに申し入れたと強調した。
ロイター通信(8月29日付)が伝えた。
AFP, August 29, 2017、AP, August 29, 2017、ARA News, August 29, 2017、Champress, August 29, 2017、al-Hayat, August 30, 2017、Kull-na Shuraka’, August 29, 2017、al-Mada Press, August 29, 2017、Naharnet, August 29, 2017、NNA, August 29, 2017、Reuters, August 29, 2017、SANA, August 29, 2017、UPI, August 29, 2017などをもとに作成。
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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでUAEのシャイフ・シャイフ・アブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣と会談した。
会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、サウジアラビアが「リヤド・プラットフォーム」(最高交渉委員会)を通じて、ジュネーブ・プロセスに参加している反体制派の代表、すなわち「リヤド・プラットフォーム」、「カイロ・プラットフォーム」、「モスクワ・プラットフォーム」の統合を目指していることに関して「真に本質的な交渉を開始するのに資する必然的なステップだと考える」と高く評価した。
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トルコのイスタンブールで活動するシリア・イスラーム評議会は声明を出し、ジュネーブ・プロセスに代表を派遣しているいわゆる「モスクワ・プラットフォーム」(モスクワ・リスト、カドリー・ジャミール前副首相代表)に関して、「政権の一部をなす産物」としたうえで、その活動を「アサド政権を存続させようとする陰謀」と非難した。
AFP, August 29, 2017、AP, August 29, 2017、ARA News, August 29, 2017、Champress, August 29, 2017、al-Hayat, August 30, 2017、Kull-na Shuraka’, August 29, 2017、al-Mada Press, August 29, 2017、Naharnet, August 29, 2017、NNA, August 29, 2017、Reuters, August 29, 2017、SANA, August 29, 2017、UPI, August 29, 2017などをもとに作成。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月29日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)確認したと発表した。
またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。
ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
Ministry of Defence of the Russian Federation, August 29, 2017をもとに作成。
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アレッポ県では、ARA News(8月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局/北シリア民主連邦のアフリーン地域シャフバー地区の中心都市タッル・リフアト市および同市周辺にロシア軍憲兵隊が進駐した。
西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に近い複数の消息筋によると、ロシア軍憲兵隊の進駐は、トルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室の砲撃やシリア民主軍との戦闘が激化するなかで、同地に緊張緩和地帯を拡大する狙いで行われたという。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。
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アレッポ県では、ARA News(8月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるカスタル・ジンドゥー村(アアザーズ市近郊)がトルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室の激しい砲撃を受けた。
AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。
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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月28日付)、ARA News(8月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内東部のマンスール地区からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地区を制圧した。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月28日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(クナイトラ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)確認したと発表した。
またトルコ側の監視チームも4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ヒムス県1件、イドリブ県1件)の停戦違反を確認したという。
ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
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一方、過去24時間にハマー県、ヒムス県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。
これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,214市町村、武装組織の数は229組織に達したという。
Ministry of Defence of the Russian Federation, August 28, 2017をもとに作成。
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米中央軍(CENTCOM)は、8月25~27日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。
8月25日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し39回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は29回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(24回)に対して行われた。
8月26日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は20回で、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(18回)に対して攻撃が行われた。
8月27日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して35回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は34回で、ブーカマール市近郊(1回)、フール町近郊(4回)、ラッカ市近郊(29回)に対して攻撃が行われた。
CENTCOM, August 28, 2017をもとに作成。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月27日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)確認したと発表した。
またトルコ側の監視チームも6件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ヒムス県4件)の停戦違反を確認したという。
ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
Ministry of Defence of the Russian Federation, August 27, 2017をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
クッルナー・シュラカー(8月27日付)は、米国主導の有志連合はダイル・ザウル県西部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域で空挺作戦を実施したと伝えた。
ARA News(8月28日付)は複数の地元消息筋の話として、この空挺作戦には有志連合のヘリコプター3機が参加、ティブニー町郊外にある岩塩坑南部のハサースィー・アブー・ハミード地区に降下、ダーイシュに参加していた欧州出身者複数名を連行したと伝えた。
連行された欧州出身者は、「スパイ活動を目的にダーイシュの組織に植え付けられていた」要員だという。
また別の消息筋によると、作戦はダーイシュ司令官複数名の殺害を目的としていたが、ダーイシュの抵抗を受けて失敗に終わったという。

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 27, 2017、August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。
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英国のボリス・ジョンソン外務大臣は、BBCネットワークのラジオ4(8月26日付)のインタビューに応じ、そのなかで「アサドが去ることがシリア国民の利益になる」としつつ、「彼が去ることが前提条件にならねばならないと言ってきたが…、今は政治移行プロセスの一貫として去らねばならないと言いたい。彼(アサド大統領)は民主的な大統領選挙にいつでも参加できる」と述べた。
AFP, August 26, 2017、AP, August 26, 2017、ARA News, August 26, 2017、Champress, August 26, 2017、al-Hayat, August 27, 2017、Kull-na Shuraka’, August 26, 2017、al-Mada Press, August 26, 2017、Naharnet, August 26, 2017、NNA, August 26, 2017、Reuters, August 26, 2017、SANA, August 26, 2017、UPI, August 26, 2017などをもとに作成。
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フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外務大臣は、イラクのイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣と会談し、イラク・シリア情勢などについて意見を交わした。
会談にはフローレンス・パーリー国防大臣も同席した。
会談後、ル・ドリアン外務大臣は、シリア情勢に関して、フランス政府がアサド大統領の退陣を前提条件とせず、ダーイシュ(イスラーム国)に対する戦いを最優先だと見ている、と述べた。
AFP, August 26, 2017、AP, August 26, 2017、ARA News, August 26, 2017、Champress, August 26, 2017、al-Hayat, August 27, 2017、Kull-na Shuraka’, August 26, 2017、al-Mada Press, August 26, 2017、Naharnet, August 26, 2017、NNA, August 26, 2017、Reuters, August 26, 2017、SANA, August 26, 2017、UPI, August 26, 2017などをもとに作成。
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トルコの複数のメディアによると、トルコ軍の増援部隊がシリアとの国境に位置するキリス市を経て、アレッポ県北部アイン・アラブ(コバネ)市近郊のブーバーン村一帯に入った。
増援部隊は10輌の貨物トレーラーからなり、戦車、迫撃砲などを積載していたという。
AFP, August 26, 2017、AP, August 26, 2017、ARA News, August 26, 2017、Champress, August 26, 2017、al-Hayat, August 27, 2017、Kull-na Shuraka’, August 26, 2017、al-Mada Press, August 26, 2017、Naharnet, August 26, 2017、NNA, August 26, 2017、Reuters, August 26, 2017、SANA, August 26, 2017、UPI, August 26, 2017などをもとに作成。
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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターのヴィクトル・ショラク報道官は、「シリア政府と反体制武装集団の代表どうしが当事者和解調整センターに初めて同じテーブルに着いた」と発表した。
ショラク報道官によると、両者の初会合ではダルアー市の和解プロセスについて協議されたという。
AFP, August 26, 2017、AP, August 26, 2017、ARA News, August 26, 2017、Champress, August 26, 2017、al-Hayat, August 27, 2017、Kull-na Shuraka’, August 26, 2017、al-Mada Press, August 26, 2017、Naharnet, August 26, 2017、NNA, August 26, 2017、Reuters, August 26, 2017、SANA, August 26, 2017、UPI, August 26, 2017などをもとに作成。
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アレッポ県では、SANA(8月26日付)によると、地元和解プロセスの一環として、今年3月までにシリア軍によって解放されたマンビジュ市一帯の住民150人が、2016年政令第15号に従い、恩赦の対象となり、放免となった。

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一方、リヤ・ノーヴォスチ(8月26日付)によると、県内の緊張緩和地帯で活動を続けてきたアレッポ県の反体制武装集団のメンバー120人が、ロシア軍憲兵隊に随行されて同地を退去し、シリア政府支配地域に投降した。
AFP, August 26, 2017、AP, August 26, 2017、ARA News, August 26, 2017、Champress, August 26, 2017、al-Hayat, August 27, 2017、Kull-na Shuraka’, August 26, 2017、al-Mada Press, August 26, 2017、Naharnet, August 26, 2017、NNA, August 26, 2017、Reuters, August 26, 2017、RIA Novosti, August 26, 2017、SANA, August 26, 2017、UPI, August 26, 2017などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県)確認したと発表した。
またトルコ側の監視チームも1件(ヒムス県)の停戦違反を確認したという。
ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
Ministry of Defence of the Russian Federation, August 26, 2017をもとに作成。
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ヨルダンのムハンマド・ムーマニー内閣報道官(メディア担当大臣)は、テレビ向けの声明で「我々とシリアの政権、そして政権との関係は良い方向に向かっている」と述べた。
ムーマニー報道官は「我々はシリア南部の安定、我々と、シリアの国家、そして政権との間で良い方向に向かっている関係について話をしている。これは、みなにとって重要なメッセージだ」と述べる一方、「宗派主義的な民兵のシリア南部への接近は戦略的な脅威とみなされるもので、決して受け入れられない」と付言した。

AFP, August 26, 2017、AP, August 26, 2017、ARA News, August 26, 2017、Champress, August 26, 2017、al-Hayat, August 27, 2017、Kull-na Shuraka’, August 26, 2017、al-Mada Press, August 26, 2017、Naharnet, August 26, 2017、NNA, August 26, 2017、Reuters, August 26, 2017、SANA, August 26, 2017、UPI, August 26, 2017などをもとに作成。
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トルコ当局は、数ヶ月前に開始したシリア難民への国籍付与にかかる手続きを終了した。
トルコに逃れたシリア難民(推計300万人)のなかで国籍取得を申請したのは約12万人で、このうち約7,000人の技術者に国籍を与えられた。
国籍を与えられたシリア難民の多くが、大学院修了者で、技師、意思、教師など。
『ハヤート』(8月26日付)が伝えた。
AFP, August 25, 2017、AP, August 25, 2017、ARA News, August 25, 2017、Champress, August 25, 2017、al-Hayat, August 26, 2017、Kull-na Shuraka’, August 25, 2017、al-Mada Press, August 25, 2017、Naharnet, August 25, 2017、NNA, August 25, 2017、Reuters, August 25, 2017、SANA, August 25, 2017、UPI, August 25, 2017などをもとに作成。
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