ロシア軍はハマー県の秘密基地にS-400、イスカンダルなどの最新兵器を配備(2017年8月25日)

ザマーン・ワスル(8月25日付)は、シリア駐留ロシア軍が昨年にハマー県西部に「秘密基地」を建設し、今年初め頃から最新鋭の兵器を配備していると伝え、その航空写真を公開した。

基地は、ワーディー・ジャハンナムから15キロ、シャイフ・ガドバーン村から13キロの地点に位置する標高1,300メートルのダフル・ラーマト・アフマドに建設され、同地から地中海、ガーブ渓谷を見下ろすことができ、地対空ミサイル・システムS-400、イスカンダル短距離地対地ミサイルなどが配備されているという。

なお、ワーディー・ジャハンナムには、シリア軍の科学研究センターが建設され、ロシア人、北朝鮮人、イラン人などが常駐し、M-600長距離弾道ミサイルなどの製造が行われているという。

また、シャイフ・ガドバーンにも同様の施設が建設されているという。

Kull-na Shuraka’, August 25, 2017

AFP, August 25, 2017、AP, August 25, 2017、ARA News, August 25, 2017、Champress, August 25, 2017、al-Hayat, August 26, 2017、Kull-na Shuraka’, August 25, 2017、al-Mada Press, August 25, 2017、Naharnet, August 25, 2017、NNA, August 25, 2017、Reuters, August 25, 2017、SANA, August 25, 2017、UPI, August 25, 2017、Zaman al-Wasl, August 25, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアGRU長官:「シリア国内のダーイシュ戦闘員は9,000人、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)戦闘員は15,000人」(2017年8月25日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長は、ロシア国防省主催の国際軍事技術フォーラム「アールミヤ(軍)2017」で、2015年9月末のシリア領内での空爆開始以降、ロシア軍による出撃回数が2万8,000回に達し、9万回の空爆を実施したと述べた。

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また、イゴール・コロヴォフGRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)長官は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の戦闘員の数が1万5,000人と推計され、そのほとんどがシリア人であることを明らかにした。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)は依然として9,000人以上の戦闘員を擁していると述べた。

さらに、ロシア東部軍管区司令官のセルゲイ・スロヴィキン陸軍大将は、シリア軍が、ロシア空軍の航空支援を受けてこの1週間で、シリア砂漠(ヒムス県)の1,000平方キロメートルからダーイシュ(イスラーム国)を相当、同地を制圧したと発表した。

スロヴィキン司令官はまた、ハマー県イスリヤー村東部でシリア軍の包囲を受けていたダーイシュを殲滅したと付言した。

AFP, August 25, 2017、AP, August 25, 2017、ARA News, August 25, 2017、Champress, August 25, 2017、al-Hayat, August 26, 2017、Kull-na Shuraka’, August 25, 2017、al-Mada Press, August 25, 2017、Naharnet, August 25, 2017、NNA, August 25, 2017、Reuters, August 25, 2017、SANA, August 25, 2017、UPI, August 25, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2017年8月25日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月25日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県2件、ヒムス県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 25, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月24日、ラッカ市近郊などで19回の爆撃を実施(2017年8月25日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月24日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して13回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は10回でブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(5回)で実施された。

CENTCOM, August 25, 2017をもとに作成。

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日本はWHO経由でダマスカス大学付属小児科病院への1,000万ドルの寄付に合意(2017年8月24日)

ダマスカス大学付属小児科病院のマーズィン・ハッダード院長は、親政府系民間紙『ワタン』(8月23日付)に対して、日本から1,000万米ドル相当の寄付を受けることで合意したことを明らかにした。

同紙によると、この合意は、世界保健機関(WHO)の使節団が日本側の代理人2人を伴って小児科病院を訪問したことを受けたものだという。

ハッダード院長は、この寄付によって7階建ての救急診療棟の設備が完備されることになるという。

同院長によると、小児科病院はWHOに対して、共鳴装置、CTスキャン、人工透析器、アーカイブ・システム、モニター機器、内視鏡、救急車輌、手術台、医療用ベッドなどの提供を要請していたという。

SANA, November 29, 2015

AFP, August 24, 2017、AP, August 24, 2017、ARA News, August 24, 2017、Champress, August 24, 2017、al-Hayat, August 25, 2017、Kull-na Shuraka’, August 24, 2017、al-Mada Press, August 24, 2017、Naharnet, August 24, 2017、NNA, August 24, 2017、Reuters, August 24, 2017、SANA, August 24, 2017、UPI, August 24, 2017、al-Watan, August 24, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市内でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年8月24日)

ラッカ県では、ARA News(8月24日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市マンスール地区、ナフダ地区、ビーターニー地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 24, 2017、AP, August 24, 2017、ARA News, August 24, 2017、Champress, August 24, 2017、al-Hayat, August 25, 2017、Kull-na Shuraka’, August 24, 2017、al-Mada Press, August 24, 2017、Naharnet, August 24, 2017、NNA, August 24, 2017、Reuters, August 24, 2017、SANA, August 24, 2017、UPI, August 24, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍と「家の者たち」作戦司令室がアレッポ県北部のロジャヴァ支配地域を砲撃(2017年8月24日)

アレッポ県では、ARA News(8月24日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室が拠点都市であるマーリア市方面から西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるウンム・フーシュ村一帯を砲撃、住民2人が負傷した。

また、アフリーン市郊外のクワンディー・マーズィン村で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュが、アアザーズ市方面に向かっていた車のなかで、米国製TOW対戦車ミサイルを発見、これを押収するとともに、運転手を逮捕した。

ARA News, August 24, 2017

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一方、トルコ軍の支援を受け県北部で活動を続けるハワール・キリス作戦司令室(「家の者たち」作戦司令室)が声明を出し、アレッポ県北部の支配地域を管轄する最高軍事法廷を開設したと発表した。

Kull-na Shuraka’, August 24, 2017

AFP, August 24, 2017、AP, August 24, 2017、ARA News, August 24, 2017、Champress, August 24, 2017、al-Hayat, August 25, 2017、Kull-na Shuraka’, August 24, 2017、al-Mada Press, August 24, 2017、Naharnet, August 24, 2017、NNA, August 24, 2017、Reuters, August 24, 2017、SANA, August 24, 2017、UPI, August 24, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年8月24日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月24日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(ラタキア県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県2件、ヒムス県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にハマー県、ヒムス県の4カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,207市町村、武装組織の数は229組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 24, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月23日、ラッカ市近郊などで12回の爆撃を実施(2017年8月24日)

中央軍(CENTCOM)は、8月23日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回でダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(9回)で実施された。

CENTCOM, August 24, 2017をもとに作成。

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マティス米国防長官はアンカラでトルコのエルドアン大統領と会談、ロジャヴァへの支援の是非などについて協議(2017年8月23日)

米国のジェームズ・マティス国防長官はトルコの首都アンカラを訪問し、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、ヌレッティン・ジャニクリ国防大臣と会談し、シリア・イラク情勢などについて意見を交わした。

会談では、米国による西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への支援に対するトルコ側の懸念への対応、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」への対応などに議論が集中したという。

『ハヤート』(8月24日付)などが伝えた。

AFP, August 23, 2017、AP, August 23, 2017、ARA News, August 23, 2017、Champress, August 23, 2017、al-Hayat, August 24, 2017、Kull-na Shuraka’, August 23, 2017、al-Mada Press, August 23, 2017、Naharnet, August 23, 2017、NNA, August 23, 2017、Reuters, August 23, 2017、SANA, August 23, 2017、UPI, August 23, 2017などをもとに作成。

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ロシアと米国はシリア南西部の緊張緩和地帯での合同停戦監視センターをアンマンに開設(2017年8月23日)

ロシア国防省は声明を出し、シリア南西部(ダルアー県、クナイトラ県、スワイダー県)でのシリア軍と反体制武装集団の戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる米国とロシア(そしてヨルダン)の停戦合意を受け、両国は同地での停戦監視を行うための合同センターをヨルダンの首都アンマンに設置したと発表した。

ARA News(8月23日付)が伝えた。

AFP, August 23, 2017、AP, August 23, 2017、ARA News, August 23, 2017、Champress, August 23, 2017、al-Hayat, August 24, 2017、Kull-na Shuraka’, August 23, 2017、al-Mada Press, August 23, 2017、Naharnet, August 23, 2017、NNA, August 23, 2017、Reuters, August 23, 2017、SANA, August 23, 2017、UPI, August 23, 2017などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相はロシアのプーチン大統領との会談で「シリアでのイランの軍事的プレゼンスを阻止するため単独で行動する用意がある」と伝える(2017年8月23日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はソチでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談し、シリア情勢への対応などについて意見を交わした。

会談には、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣、イスラエルのヨスィ・コーヘン・モサド長官も同席した。

ネタニヤフ首相は3時間にわたる会談で「イスラエルは、シリアで大規模に軍部隊を駐留させようとしているイランの動きを阻止するため、単独で行動を行う用意がある」と、プーチン大統領に伝えた。

ネタニヤフ首相はまた、「イランはイラク、イエメンを支配する途上にある。またレバノンに対しては実際にかなりの支配を確立している…。我々は、イランが日々、イスラエルを抹殺しようとして、脅威を及ぼしていることを一瞬たりとも忘れることなどできない…。イスラエルはシリアでのプレゼンスを強めようとしているイランに対抗する。我々はこうした脅威であれ、それ以外の脅威であれ、自衛行動をとる」と強調した。

ARA News(8月23日付)、『ハヤート』(8月24日付)などが伝えた。

ARA News, August 23, 2017

AFP, August 23, 2017、AP, August 23, 2017、ARA News, August 23, 2017、Champress, August 23, 2017、al-Hayat, August 24, 2017、Kull-na Shuraka’, August 23, 2017、al-Mada Press, August 23, 2017、Naharnet, August 23, 2017、NNA, August 23, 2017、Reuters, August 23, 2017、SANA, August 23, 2017、UPI, August 23, 2017などをもとに作成。

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スワイダー県で軍事情報局とイラン当局が国防隊解体に向け圧力を強める(2017年8月23日)

クッルナー・シュラカー(8月23日付)は、スワイダー県内で軍事情報局と国防隊との間で対立が激化している、と伝えた。

同サイトによると、対立は、軍事情報局が同県で活動を続けてきた国防隊を解体しようとしていることに起因。

サーミー・アフマドを名乗る活動家によると、スワイダー県には1,000人を超える国防隊員がおり、同県の司令官を務めるラシード・サッルーム氏とイラン当局の合意のもと、彼らにはイランから給与が支払われていた。

だが、最近になってイラン当局は彼らへの給与支払いを停止したという。

アフマド氏によると、資金不足に陥った国防隊は身代金目当ての誘拐拉致といった犯罪に手を染めるようになっているという。

一方、ファイサル・ジブルを名乗る活動家によると、こうした動きと並行するかたちで、軍事情報局のスワイダー県支部は、SNSを通じて国防隊を貶めるようなキャンペーンを今年初め頃から行うようになっているという。

サイード・シャアラーニーを名乗る活動家によると、その結果として、スワイダー県の国防隊はロシアへの依存を強めようとしているという。

AFP, August 23, 2017、AP, August 23, 2017、ARA News, August 23, 2017、Champress, August 23, 2017、al-Hayat, August 24, 2017、Kull-na Shuraka’, August 23, 2017、al-Mada Press, August 23, 2017、Naharnet, August 23, 2017、NNA, August 23, 2017、Reuters, August 23, 2017、SANA, August 23, 2017、UPI, August 23, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2017年8月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月23日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ハマー県1件、ヒムス県2件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 23, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は8月22日、ラッカ市近郊などで16回の爆撃を実施(2017年8月23日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月22日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回でブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(14回)で実施された。

CENTCOM, August 23, 2017をもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「YPG、PYDのシリア北部での国家樹立を決して認めない」(2017年8月22日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、クルド民族主義政党の民主統一党(PYD)が北シリア民主連邦樹立に向けた動きを本格化させていることに関して、「我々は人民防衛隊(YPG)、民主統一党が、シリア北部にいわゆる国家を樹立しようとすることを決して認めない」と述べた。

エルドアン大統領は「一部の者たちがクルド国家を樹立したいと言っている。しかし、私はこうした発言がクルド人同胞への侮辱だと考えている…。なぜなら私は、クルド人同胞がシリア北部であれ、トルコ南部であれ、こうした政体が樹立される機会を与えようとはしないと信じているからだ…。PYDとYPGは地中海に至るテロの回廊をシリア北部に作りたいと考えている…。トルコはテロ組織がいるのならどこでも戦闘を続ける」と付言したうえで、クルド民族主義勢力に対するイランとの合同作戦の可能性について「常に提起されている」と強調した。

『ハヤート』(8月23日付)、ARA News(8月22日付)が伝えた。

AFP, August 22, 2017、AP, August 22, 2017、ARA News, August 22, 2017、Champress, August 22, 2017、al-Hayat, August 23, 2017、Kull-na Shuraka’, August 22, 2017、al-Mada Press, August 22, 2017、Naharnet, August 22, 2017、NNA, August 22, 2017、Reuters, August 22, 2017、SANA, August 22, 2017、UPI, August 22, 2017などをもとに作成。

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国連の専門家チームは、シリアでの化学兵器開発を統括するSSCRに北朝鮮の武器輸出会社KOMIDから貨物が送られようとしていたとする非公開報告書を安保理に提出(2017年8月22日)

北朝鮮による制裁違反についての調査を行う国連の専門家チームは、シリアで化学兵器開発に関与する政府系機関に対して北朝鮮から過去6ヶ月の間に2度にわたって貨物輸送が試みられていたとする非公開の報告書を安保理に提出した。

ロイター通信(8月22日付)が伝えた。

報告書は8月に入って、専門家チームが国連安保理に提出、ロイター通信はそのコピーを21日に入手した。

報告書は37ページからなり、化学兵器、弾道ミサイル、そして通常兵器の開発にかかわるシリアと北朝鮮の協力の実態に関する調査内容が記述されているという。

それによると、加盟国2カ国が、シリアに向かっていた北朝鮮の貨物の輸送を阻止、また別の加盟国1カ国から、KOMID社がシリアとの契約に基づいて納品しようとしていた物品だと信じるにたる理由があるとの報告があったという。

貨物の荷受人は、SSRC(シリア科学研究調査センター)で、1970年代以降、シリア国内での化学兵器開発を統括しているとされる機関だったという。

KOMID社とは朝鮮鉱業開発貿易会社で北朝鮮の主要な武器輸出企業の一つで、2009年に国連安保理のブラック・リストに記載、また2016年にはシリアに赴任している同企業の代表2人が追加記載されている。

Reuters, August 15, 2017

AFP, August 22, 2017、AP, August 22, 2017、ARA News, August 22, 2017、Champress, August 22, 2017、al-Hayat, August 23, 2017、Kull-na Shuraka’, August 22, 2017、al-Mada Press, August 22, 2017、Naharnet, August 22, 2017、NNA, August 22, 2017、Reuters, August 22, 2017、SANA, August 22, 2017、UPI, August 22, 2017などをもとに作成。

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米国の支援を受ける東部獅子軍の司令官がロシア軍によると思われる爆撃で死亡(2017年8月22日)

米国の支援を受ける東部獅子軍(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室、自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室所属組織)の広報局は声明を出し、シリア砂漠で「土地は我らのものだ」作戦に参加中のアフマド・ハサン・ジャッラード司令官が、空爆によって死亡したと発表した。

複数の活動家によると、空爆はロシア軍戦闘機によるものだという。

クッルナー・シュラカー(8月22日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka’, August 22, 2017

AFP, August 22, 2017、AP, August 22, 2017、ARA News, August 22, 2017、Champress, August 22, 2017、al-Hayat, August 23, 2017、Kull-na Shuraka’, August 22, 2017、al-Mada Press, August 22, 2017、Naharnet, August 22, 2017、NNA, August 22, 2017、Reuters, August 22, 2017、SANA, August 22, 2017、UPI, August 22, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダーイシュ支配下のラッカ市に対する爆撃で民間人78人を殺害(2017年8月22日)

ラッカ県では、SANA(8月22日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)が籠城を続けるラッカ市各所(サハーニー地区、バドウ地区、トゥースィーア地区)を空爆し、民間人78人を殺害した。

有志連合の報道官を務めるライアン・ディロン大佐は、AFP(8月22日付)に対して、この1週間で有志連合によるラッカ市およびその一帯への空爆で250人以上を殺害したことを認めつつ、それが民間人であることを否定した。

なお、シリア人権監視団によると、8月20日以降の有志連合によるラッカ市空爆で、子供60人を含む民間人170人が死亡したという。

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一方、ARA News(8月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市マンスール地区、ラシード地区、ムルール地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 22, 2017、AP, August 22, 2017、ARA News, August 22, 2017、Champress, August 22, 2017、al-Hayat, August 23, 2017、Kull-na Shuraka’, August 22, 2017、al-Mada Press, August 22, 2017、Naharnet, August 22, 2017、NNA, August 22, 2017、Reuters, August 22, 2017、SANA, August 22, 2017、UPI, August 22, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2017年8月22日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月22日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ラタキア県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(イドリブ県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 22, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月21日、ラッカ市近郊などで22回の爆撃を実施(2017年8月22日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月21日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して30回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は22回でブーカマール市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(20回)で実施された。

CENTCOM, August 22, 2017をもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「エジプト、サウジアラビアとともに反体制派の統一代表団設置に向けて協力し合っている」(2017年8月21日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでエジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣と会談し、シリア情勢などへの対応について協議した。

会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、ロシアがエジプトおよびサウジアラビアと次回のジュネーブでのシリア政府と反体制派の和平協議に向けて、反体制派の統一代表団設置に向けて協力し合っていることを明らかにした。

ジュネーブ・プロセスにおいて、ロシアは「モスクワ・プラットフォーム」(モスクワ・リスト)を後援、またエジプトは「カイロ・プラットフォーム」」(カイロ宣言グループ)を庇護している。

なお、ダマスカス郊外県東グータ地方、ヒムス県北部での戦闘停止、緊張緩和地帯設置、人道支援物資搬入にかかるロシアと反体制武装集団の停戦合意は、エジプトを拠点に活動しているアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏(シリア・ガド潮流代表、シリア・エリート部隊を指揮)が仲介している。

ARA News(8月21日付)が伝えた。

AFP, August 21, 2017、AP, August 21, 2017、ARA News, August 21, 2017、Champress, August 21, 2017、al-Hayat, August 22, 2017、Kull-na Shuraka’, August 21, 2017、al-Mada Press, August 21, 2017、Naharnet, August 21, 2017、NNA, August 21, 2017、Reuters, August 21, 2017、SANA, August 21, 2017、UPI, August 21, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受ける「家の者たち」作戦司令部がロジャバ支配下の村(アレッポ県)を砲撃(2017年8月21日)

アレッポ県では、ARA News(8月21日付)によると、トルコ軍の支援を受ける「家の者たち」作戦司令部が、西クルディスタン移行期民政局支配下のアフリーン市郊外に位置するイースカー村を砲撃した。

AFP, August 21, 2017、AP, August 21, 2017、ARA News, August 21, 2017、Champress, August 21, 2017、al-Hayat, August 22, 2017、Kull-na Shuraka’, August 21, 2017、al-Mada Press, August 21, 2017、Naharnet, August 21, 2017、NNA, August 21, 2017、Reuters, August 21, 2017、SANA, August 21, 2017、UPI, August 21, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年8月21日)

ラッカ県では、ARA News(8月21日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のマンスール地区、ラシード地区、旧市街、ムルール地区、ナフダ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, August 21, 2017、AP, August 21, 2017、ARA News, August 21, 2017、Champress, August 21, 2017、al-Hayat, August 22, 2017、Kull-na Shuraka’, August 21, 2017、al-Mada Press, August 21, 2017、Naharnet, August 21, 2017、NNA, August 21, 2017、Reuters, August 21, 2017、SANA, August 21, 2017、UPI, August 21, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部機動総局長「8月に入ってシリア中部に対してロシア軍航空部隊は990回出撃」(2017年8月21日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長は、8月に入ってからシリア駐留ロシア空軍の航空部隊がシリア中部(ハマー県東部ウカイリバート村一帯)に対して990回の出撃し、空爆を実施し、シリア軍を航空支援していることを明らかにした。

ARA News(8月21日付)が述べた。

AFP, August 21, 2017、AP, August 21, 2017、ARA News, August 21, 2017、Champress, August 21, 2017、al-Hayat, August 22, 2017、Kull-na Shuraka’, August 21, 2017、al-Mada Press, August 21, 2017、Naharnet, August 21, 2017、NNA, August 21, 2017、Reuters, August 21, 2017、SANA, August 21, 2017、UPI, August 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部のダーイシュへの事実上閉塞する一方、ダイル・ザウル県南部のT2に迫る(2017年8月21日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県東部のタイバ村およびその周辺の丘陵地帯からダーイシュ(イスラーム国)を掃討、同地を制圧した。

また、シリア軍はフマイマ村東部のドゥワイハイリーヤ地区に到達し、ダイル・ザウル県南部のT2(第2石油輸送ステーション)に迫った。

一方、SANA(8月21日付)によると、シリア軍は県東部のサルム・サワーナ、ラスム・バールード南部、東ハイル城一帯でダーイシュの拠点を空爆した。

Wikipedia, August 20, 2017

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ハマー県では、SANA(8月21日付)によると、シリア軍が県東部のジャニー・アルバーウィー村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

SANA, August 20, 2017

 

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月21日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部墓地地区、ハウィーカ地区、ウルフィー地区、ラサーファ地区、マアダーン・アティーク村、ティブニー町、アッルーシュ丘、サルダ交差点一帯を空爆、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

これに対して、ダーイシュはバクラス村にあるナーディー・バウラス、工業学校を爆破した。

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ラッカ県では、SANA(8月21日付)によると、シリア軍が県南東部のダイル・ザウル県との県境に位置するマアダーン町一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, August 21, 2017、AP, August 21, 2017、ARA News, August 21, 2017、Champress, August 21, 2017、al-Hayat, August 22, 2017、Kull-na Shuraka’, August 21, 2017、al-Mada Press, August 21, 2017、Naharnet, August 21, 2017、NNA, August 21, 2017、Reuters, August 21, 2017、SANA, August 21, 2017、UPI, August 21, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年8月21日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月21日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(アレッポ県1件、ヒムス県1)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間にイドリブ県の5カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,207市町村、武装組織の数は229組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 21, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は8月18日~20日の3日間でラッカ市近郊などに56回の爆撃を実施(2017年8月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、8月18~20日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

8月18日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し29回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は24回で、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)、ラッカ市近郊(19回)に対して行われた。

8月19日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して15回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は6回で、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

8月20日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して35回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は26回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(21回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, August 21, 2017をもとに作成。

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マクガーク米大統領特使はラッカ県北部各地を訪れ、アラブ人部族長らと会談(2017年8月20日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月20日付)によると、17日にシリア領内入りしたブレット・マクガーク米大統領特使、マイケル・ラトニー米国務省シリア問題担当特使、ロバート・ジョーンズ有志連合副司令官らからなる使節団が、県北部各所を訪れ、アラブ人部族長らと会談した。

マクガーク氏は19日、ツイッターの自身のアカウント(https://twitter.com/brett_mcgurk)で会談時の写真を公開し、会談の成果を強調した。

 

AFP, August 20, 2017、AP, August 20, 2017、ARA News, August 20, 2017、Champress, August 20, 2017、al-Hayat, August 21, 2017、Kull-na Shuraka’, August 20, 2017、al-Mada Press, August 20, 2017、Naharnet, August 20, 2017、NNA, August 20, 2017、Reuters, August 20, 2017、SANA, August 20, 2017、UPI, August 20, 2017などをもとに作成。

 

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米主導の有志連合がハサカ県南部を爆撃し、民間人20人以上を殺害(2017年8月20日)

ハサカ県では、SANA(8月20日付)、クッルナー・シュラカー(8月20日付)によると、米主導の有志連合がシャッダーディー市東部のジャザーア村一帯を激しく空爆し、民間人20人以上を殺害した。

AFP, August 20, 2017、AP, August 20, 2017、ARA News, August 20, 2017、Champress, August 20, 2017、al-Hayat, August 21, 2017、Kull-na Shuraka’, August 20, 2017、al-Mada Press, August 20, 2017、Naharnet, August 20, 2017、NNA, August 20, 2017、Reuters, August 20, 2017、SANA, August 20, 2017、UPI, August 20, 2017などをもとに作成。

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