米主導の有志連合は1月10日にシリア領内で15回の爆撃を実施(2017年1月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月10日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ラッカ市近郊(5回)、アイン・イーサー市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、タドムル市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 11, 2017、AP, January 11, 2017、ARA News, January 11, 2017、Champress, January 11, 2017、al-Hayat, January 12, 2017、Iraqi News, January 11, 2017、Kull-na Shuraka’, January 11, 2017、al-Mada Press, January 11, 2017、Naharnet, January 11, 2017、NNA, January 11, 2017、Reuters, January 11, 2017、SANA, January 11, 2017、UPI, January 11, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ県タブカ市郊外で1カ村を新たに制圧(2017年1月10日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が有志連合の航空支援を受け、タブカ市北部および北西部のユーフラテス河畔一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ARA News(1月10日付)によると、この戦闘でシリア民主軍は、ジュッブ・シャイール村および農場6カ所を新たに制圧したという。

AFP, January 10, 2017、AP, January 10, 2017、ARA News, January 10, 2017、Champress, January 10, 2017、al-Hayat, January 11, 2017、Iraqi News, January 10, 2017、Kull-na Shuraka’, January 10, 2017、al-Mada Press, January 10, 2017、Naharnet, January 10, 2017、NNA, January 10, 2017、Reuters, January 10, 2017、SANA, January 10, 2017、UPI, January 10, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍数千人がシリア北部に増派され、ダーイシュの拠点都市バーブ市への攻勢を強める(2017年1月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市およびその周辺一帯に対して、トルコ軍とハワール・キリス作戦司令室が砲撃を加える一方、トルコ軍ヘリコプター部隊が同地を爆撃し、多数の市民が負傷した。

同監視団によると、バーブ市一帯での戦闘では、トルコ軍兵士数千人が派遣され、同市での大規模な作戦を開始したという。

ARA News, January 10, 2017
ARA News, January 10, 2017

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一方、トルコの複数メディアは、トルコ当局がバーブ市一帯での戦闘でダーイシュによって捕捉され、その後処刑されたトルコ軍兵士2人の遺体を回収したと伝えた。

報道では、遺体回収の状況については報じられなかったが、ハワール・キリス作戦司令室に所属するハムザ旅団がアレッポ24(1月10日付)に明らかにしたところによると、トルコ軍兵士2人の遺体は、ダーイシュとの捕虜交換の結果として返還されたという。

捕虜交換で解放されたダーイシュの戦闘員の数は6人で、いずれもハムザ旅団がバーブ市一帯での戦闘で捕捉していたという。 

AFP, January 10, 2017、Aleppo 24, January 10, 2017、AP, January 10, 2017、ARA News, January 10, 2017、Champress, January 10, 2017、al-Hayat, January 11, 2017、Iraqi News, January 10, 2017、Kull-na Shuraka’, January 10, 2017、al-Mada Press, January 10, 2017、Naharnet, January 10, 2017、NNA, January 10, 2017、Reuters, January 10, 2017、SANA, January 10, 2017、UPI, January 10, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍参謀総長はバラダー渓谷(ダマスカス郊外県)でのシリア軍、ヒズブッラーとシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦闘について「解放作戦はまもなく終わる」と述べ、停戦違反とみなさず(2017年1月10日)

ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は、ロシア軍によるシリア領内での「テロとの戦い」に関して、「ハマー市、ヒムス市郊外で多数のテロ組織を殲滅し、ラタキア市郊外でも彼らを根絶した」と成果を強調するとともに、「ダマスカス郊外県の解放作戦はまもなく終わろうとしている。またダマスカスとシリア北部を結ぶ幹線道路は開放された。アレッポ市とカルヤタイン市は解放された」と述べた。

この発言に関して、『ハヤート』(1月11日付)は、ロシア政府が、ダマスカス郊外県バラダー渓谷でのシリア軍、ヒズブッラー戦闘員とシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘(そして東グータ地方でのシリア軍とイスラーム軍、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の戦闘)を、ロシアとトルコの仲介による停戦合意への違反にはあたらないとの姿勢を初めて示したと伝えた。

AFP, January 10, 2017、AP, January 10, 2017、ARA News, January 10, 2017、Champress, January 10, 2017、al-Hayat, January 11, 2017、Iraqi News, January 10, 2017、Kull-na Shuraka’, January 10, 2017、al-Mada Press, January 10, 2017、Naharnet, January 10, 2017、NNA, January 10, 2017、Reuters, January 10, 2017、SANA, January 10, 2017、UPI, January 10, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は1月9日にシリア領内で11回の爆撃を実施(2017年1月10日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月9日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して15回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は11回で、ラッカ市近郊(12回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、タドムル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 10, 2017、AP, January 10, 2017、ARA News, January 10, 2017、Champress, January 10, 2017、al-Hayat, January 11, 2017、Iraqi News, January 10, 2017、Kull-na Shuraka’, January 10, 2017、al-Mada Press, January 10, 2017、Naharnet, January 10, 2017、NNA, January 10, 2017、Reuters, January 10, 2017、SANA, January 10, 2017、UPI, January 10, 2017などをもとに作成。

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イラク・クルディスタン地域政府実効支配地域から飛来した所属不明のヘリコプターがYPG主体のシリア民主軍所属のサナーディード軍の検問所を爆撃(2017年1月9日)

ハサカ県では、ARA News(1月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するサナーディード軍が管理するタッル・アッルー村の検問所が所属不明のヘリコプターの爆撃を受けた。

西クルディスタン移行期民政局の防衛委員会(国防省に相当)によると、ヘリコプターは、イラク領内のイラク・クルディスタン地域政府実効支配地域から飛来したという。

AFP, January 10, 2017、AP, January 10, 2017、ARA News, January 9, 2017、January 10, 2017、Champress, January 10, 2017、al-Hayat, January 11, 2017、Iraqi News, January 10, 2017、Kull-na Shuraka’, January 10, 2017、al-Mada Press, January 10, 2017、Naharnet, January 10, 2017、NNA, January 10, 2017、Reuters, January 10, 2017、SANA, January 10, 2017、UPI, January 10, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍支配下のイドリブ県を米軍主導の有志連合と思われる戦闘機が爆撃(2017年1月9日)

イドリブ県では、ARA News(1月9日付)によると、米軍主導の有志連合に所属すると思われる戦闘機がダルクーシュ町のファトフ軍に所属するジハード主義武装集団の拠点を5回にわたって空爆した。

AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県のバーブ市ではトルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュとの一進一退の攻防を続ける(2017年1月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市およびその一帯で、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室とダーイシュが一進一退の攻防を続けた。

トルコ軍の発表によると、8日の空爆でトルコ軍航空部隊はダーイシュ戦闘員48人を殲滅、23の施設を破壊したという。


AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合は1月6日から空挺作戦を実施した8日にかけてラッカ県、ダイル・ザウル県を中心に過去最大規模の爆撃を実施(2017年1月9日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月6~8日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

1月6日はシリア、イラク領内のダーイシュ(ダーイシュ)拠点などに対して38回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は27回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(12回)、アイン・イーサー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(9回)、イドリブ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

1月7日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は28回で、ラッカ市近郊(15回)、アイン・イーサー市近郊(5回)、ダイル・ザウル市近郊(8回)に対して攻撃が行われた。

1月8日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回で、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(15回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、タドムル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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有志連合を主導する米軍空挺部隊がダイル・ザウル県・ラッカ県境で異例の空挺作戦を実施し、ダーイシュ戦闘員25人を殲滅(2017年1月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団や西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍消息筋によると、米軍主導の有志連合が空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員少なくとも25人を殲滅した。

有志連合が空挺作戦を行うのは極めて異例。

これに関して、有志連合はAFP(1月9日付)のEメールでの取材に対して「同地域において作戦は実施された」と回答したが、具体的な作戦決行日時、場所については明らかにしなかった。

だが、シリア人権監視団によると、空挺作戦は、1月8日の午後(午後2時45分頃から午後4時頃)に実施され、有志連合所属とみられるヘリコプター4機に分乗した空挺部隊がダイル・ザウル県西部、ラッカ県東部のマアダーン町郊外に降下、また作戦決行時には、戦闘機2機が航空支援を行い、同地一帯を爆撃したという。

空挺作戦は、ダーイシュのメンバーが乗った車輌1台を標的とし、作戦により乗っていたメンバー全員が死亡したという。

また降下した空挺部隊は、ダイル・ザウル県キバル地区と同地近くの水力発電所、キバル地区とジャズラ村を結ぶ街道の複数カ所に検問所を設置したという。

空挺部隊にはアラビア語を話す兵士が含まれており、作戦実施時もキバル地区一帯への民間人の往来が認められたという。

一方、降下部隊はキバル地区に近い水力発電所に対しても攻撃を加え、ダーイシュ戦闘員多数が殺害され、遺体は捕捉された戦闘員とともに降下部隊によって回収された。

この作戦で降下部隊が殲滅したダーイシュ戦闘員の数は少なくとも25人(うち11人が水力発電所一帯で殺害)にのぼり、捕捉された戦闘員の数は不明だという。

シリア民主軍の司令部筋もまた、AFP(1月9日付)に対して、米軍のアパッチ・ヘリコプター4機が、同じく米軍のヘリコプター2機の航空支援を受けて降下作戦を実施し、ラッカ市からダイル・ザウル県方面に移動中のダーイシュの車輌複数輌を攻撃し、戦闘員多数を殺害、捕捉したと述べた。

作戦は「ダーイシュの重要な司令官2人を狙ったもの」だったという。

このほか、シリア軍消息筋もAFP(1月9日付)に対して、軍のレーダーが降下作戦を捕捉していたことを明らかにした。

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AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市郊外の2カ村をダーイシュから新たに奪取(2017年1月8日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、スワイディーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ARA News(1月8日付)によると、シリア民主軍がラッカ市郊外のアブー・ジャッディー村、フサイニー村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

一方、ラッカ市南部郊外のキスラト・シャイフ・ムジュア村一帯では、有志連合と思われる戦闘機が空爆を行った。


AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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トルコの全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がバーブ市でダーイシュと市街戦(2017年1月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハワール・キリス作戦司令室が進軍を遂げ、バーブ市西部郊外のザンマール村、タッル・ウスフール村でダーイシュと交戦した他、バーブ市内でダーイシュ(イスラーム国)と市街戦を行った。

またトルコ軍はバーブ市およびその一帯を砲撃・空爆、ハワール・キリス作戦司令室を支援した。

一方、ラーイー村郊外でのダーイシュとの戦闘で、トルコ軍士官1人が死亡した。

ARA News, January 8, 2017
ARA News, January 8, 2017

AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はイランのシャムハーニー国家安全保障最高評議会事務局長と会談(2017年1月8日)

アサド大統領はシリアを訪問中のイランのアリー・シャムハーニー国家安全保障最高評議会事務局長と首都ダマスカスで会談し、二国間関係、シリア国内での「テロとの戦い」への対応などについて意見を交わした。

SANA(1月8日付)が伝えた。

SANA, January 8, 2017
SANA, January 8, 2017

AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はフランス議員使節団と会談し「政府側も複数の過ちを犯してしまった。このことは遺憾だし、非難する」と発言(2017年1月8日)

アサド大統領はシリア訪問中のフランスの国会議員・報道関係者からなる使節団(共和党のティエリー・マリアニ議員が団長)と首都ダマスカスで会談した。

会談後、マリアニ議長は、アサド大統領が、ロシア・トルコの仲介によるシリア政府との停戦に応じた91の反体制武装集団とカザフスタンのアスタナで和平協議を行う意思を示したうえで、「私は楽観的だ。私は、彼らが武器を放棄することを条件に和解に応じる用意がある」と述べたことを明らかにした。

1月20日に成立する米国のドナルド・トランプ新政権については、「現実主義的な対応をとるだろう」と述べたという。

しかし、トルコについては、アラブ諸国全体で収監されている以上の政治犯を投獄している「破綻国家」だと非難、「イスラーム主義者」であるレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を信用できないと述べたという。

このほか、アサド政権が犯した残虐行為については「すべての当時者が残虐行為を犯した」としつつ、「政府側も複数の過ちを犯してしまった。このことは遺憾だし、非難する」と述べたという。

使節団はまた、ハディーヤ・アッバース人民議会議長とも個別に会談した。

『ハヤート』(1月9日付)、SANA(1月8日付)などが伝えた。

SANA, January 8, 2017
SANA, January 8, 2017

AFP, January 8, 2017、AP, January 8, 2017、ARA News, January 8, 2017、Champress, January 8, 2017、al-Hayat, January 9, 2017、Iraqi News, January 8, 2017、Kull-na Shuraka’, January 8, 2017、al-Mada Press, January 8, 2017、Naharnet, January 8, 2017、NNA, January 8, 2017、Reuters, January 8, 2017、SANA, January 8, 2017、UPI, January 8, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍がバーブ市(アレッポ県)を爆撃し、民間人8人を殺害(2017年1月7日)

アレッポ県では、ARA News(1月7日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のバーブ市の北部および東部郊外に進軍、ダーイシュと交戦した。

またトルコ軍がバーブ市を空爆し、民間人8人が死亡、18人が負傷した。

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「一部の有能なシリア・イラク難民に国籍を付与する」(2017年1月7日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、テレビ演説でシリアおよびイラクからの難民の処遇について触れ、一部の「有能な人々」を受け入れるための準備を進めていると述べた。

エルドアン大統領は「内務省は現在、(難民受け入れに向けた)作業を実施しており、この作業の一環として、一部のシリア人・イラク人に対して、必要な調査の後に国籍を付与することになろう…。技師、弁護士、医師など高い能力を持った人々に違法労働させるより、活用すべきだと我々は主唱している。この国の市民として働く機会を我々は与えたい」と述べた。

AFP(1月7日付)が伝えた。

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合がラッカ市郊外、ダイル・ザウル市郊外での爆撃で民間人13人を殺害(2017年1月7日)

ラッカ県では、SANA(1月7日付)によると、米主導の有志連合の戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ市の北部郊外および西部郊外を空爆、ガドバーン村で住民2人が、スワイディーヤ村で子供5人を含む住民9人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(1月7日付)によると、米軍主導の有志連合は、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のヒシャーム村内の市場を空爆し、民間人2人が死亡、複数が負傷した。

ARA News, January 7, 2017
ARA News, January 7, 2017

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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ロシアの仲介によりダマスカス郊外県バラダー渓谷一帯で停戦が成立、シリア政府側の修復チームがアイン・フィージャ町の水源と揚水施設入り、また反体制武装集団戦闘員の投降ないしはイドリブ県への退去が決定(2017年1月7日)

ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(1月8日付)などによると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員など親政権武装勢力とシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団が、アイン・フィージャ町の水道施設にシリア政府側の修復作業チームを派遣することなどに合意、戦闘が停止された。

この停戦は、6日に同地に入ったロシア軍士官の代表団と武装集団代表者および「仲介者」との折衝によるもの。

ヒズブッラーの戦争広報局によると、停戦は1月7日午前9時に発効し、水道修復作業チームが現場に入ったという。

シリア人権監視団によると、この停戦合意は、①水源および揚水施設を修復する作業チームの派遣、②首都ダマスカスへのバラダー渓谷の水源の揚水施設の修復のほか、③投降した離反兵、兵役忌避者の恩赦、④バスィーマ町からバラダー渓谷市場にいたる地域から同地以外からの戦闘員の排除とイドリブ県への移送、⑤バラダー渓谷一帯出身の戦闘員のなかで同地からの退去を希望するもののイドリブ県への移送、⑥シリア軍の同地への展開と各町・村入口での検問所の設置、⑦投降した戦闘員、兵役忌避者の国防隊員としての復帰と同地への配属、などを骨子とするという。

ARA News, January 7, 2017
ARA News, January 7, 2017

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは声明を出し、過去24時間(1月6日)での反体制武装集団による停戦違反が10件にのぼったと発表した。

また1月5日の反体制武装集団の停戦違反は15件だったという。

AFP, January 7, 2017、AP, January 7, 2017、ARA News, January 7, 2017、Champress, January 7, 2017、al-Hayat, January 8, 2017、Iraqi News, January 7, 2017、Kull-na Shuraka’, January 7, 2017、al-Mada Press, January 7, 2017、Naharnet, January 7, 2017、NNA, January 7, 2017、Reuters, January 7, 2017、SANA, January 7, 2017、UPI, January 7, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県で有志連合と思われる無人戦闘機がシャーム・ファトフ戦線の幹部を新たに爆撃で殺害(2017年1月6日)

イドリブ県では、『ハヤート』(1月7日付)によると、シャーム・ファトフ戦線のシューラー評議会メンバーの一人ユーヌス・シュアイブ氏(アブー・ハサン・タフタナーズ)が、有志連合と思われる無人戦闘機によるタフタナーズ市への空爆で息子とともに死亡した。

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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ハワール・キリス作戦司令室を支援するトルコ軍はバーブ市のダーイシュ拠点を爆撃(2017年1月6日)

アレッポ県では、トルコ軍によると、ハワール・キリス作戦司令室を全面支援する同軍航空部隊が、バーブ市およびブザーア村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点21カ所を空爆した。

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「シリア政府はイドリブ市の制圧をめざしており、停戦を反故にし、新たに混乱をもたらそうとしている」(2017年1月6日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、国連のアントニオ・グテーレス新事務総長と米国ニューヨークで会談した。

会談に先立ち、チャヴシュオール外務大臣は、トルコ政府がロシア側に、シリア領内での停戦違反について報告したことを明らかにするとともに、「両国の合意に違反する者すべてを対象に科されるべき制裁の種類について検討がなされている」と述べた。

チャヴシュオール外務大臣はまた、「シリア政府はイドリブ市の制圧をめざしており、(ロシアとトルコの仲介による)停戦を反故にし、新たに混乱をもたらそうとしている」と批判、「停戦合意では、いかなる当時者に対しても他者を犠牲にして…新たな土地を制圧しようとすることを許していない」と警鐘を鳴らした。

そのうえで、チャヴシュオール外務大臣はまた、停戦違反が続く限り、「アスタナであれ、ジュネーブであれ政治的協議を行うことはできない」と付言する一方、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム・ファトフ戦線については停戦対象から除外されていると改めて述べた。

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トルコのフィクリ・イシク国防大臣は、トルコのハベル・チャンネル(1月6日付)に対し、トルコ軍の全面支援のもとアレッポ県バーブ市攻略に向けて戦闘を続ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)に関して、ダーイシュ(イスラーム国)との市街戦も辞さないだろうと述べた。


AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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有志連合の支援を受けるYPG主体のシリア民主軍はアサド湖畔(ラッカ県)の遺跡ジャアバル城を制圧(2017年1月6日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官がロイター通信(1月6日付)に述べたところによると、有志連合の航空支援を受けたシリア民主軍は、アサド湖畔に位置する遺跡ジャアバル城一帯からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧した。

サッルー報道官によると、シリア民主軍は「ユーフラテスの怒り」作戦を継続し、ジャアバル城東部に位置するタブカ・ダム方面への進軍を続ける予定だという。

ARA News(1月6日付)によると、シリア民主軍はまた、ナースィリーヤ村、ウンム・ヒジュラ村、ビール・アルダーリー村、タッラージュ村を新たに制圧した。

ARA News, January 6, 2017
ARA News, January 6, 2017

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シリア民主軍によるジャアバル城制圧に関して、マアムーン・アブドゥルカリーム遺跡局長はロイター通信に対して「シリア国民の勝利だ。なぜなら、ダーイシュからのジャアバル城の解放は、シリア国民への救済とみなしえるからだ」と述べた。


AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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シリア訪問中のフランス共和党使節団がアレッポ県知事と会談(2017年1月6日)

アレッポ県では、SANA(1月6日付)によると、12月にシリア軍によって解放されたアレッポ市東部を訪問中のフランスの国会議員・報道関係者からなる使節団(共和党のティエリー・マリアニ議員が団長)が、アレッポ市内でフサイン・ディヤーブ県知事と会見した。

SANA, January 6, 2017
SANA, January 6, 2017

 

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍参謀長はシリア沖に展開していた航空母艦ピョートル・ヴェリキーおよびアドミラル・クズネツォフなどを撤退させると発表(2017年1月6日)

ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は、地中海西部のシリア沖に2016年11月に展開していた航空母艦ピョートル・ヴェリキーおよびアドミラル・クズネツォフからなる艦隊を撤退させると発表した。

ゲラシモフ参謀総長によると、2ヶ月に及ぶ作戦で、両航空母艦に艦載されているロシア海軍戦闘機部隊は、420回出撃(うち117回が夜間出撃)し、テロリストの拠点1,252カ所を破壊したという。

RT(1月6日付)が伝えた。

SANA, January 6, 2017
SANA, January 6, 2017

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、RT, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は1月5日にラッカ市近郊などで23回の爆撃を実施(2017年1月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月5日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回で、ラッカ市近郊(17回)、ダイル・ザウル市近郊(6回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOMはまた、2016年12月31日のラッカ市近郊に対する有志連合の空爆で、ダーイシュの幹部の一人マフムード・イーサウィー氏を殺害したことを確認したと発表した。

AFP, January 6, 2017、AP, January 6, 2017、ARA News, January 6, 2017、Champress, January 6, 2017、al-Hayat, January 7, 2017、Iraqi News, January 6, 2017、Kull-na Shuraka’, January 6, 2017、al-Mada Press, January 6, 2017、Naharnet, January 6, 2017、NNA, January 6, 2017、Reuters, January 6, 2017、SANA, January 6, 2017、UPI, January 6, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はイラクのファイヤード国家安全保障担当顧問と会談(2017年1月5日)

アサド大統領は、イラクのハイダル・アバーディー内閣の国家安全保障担当顧問を務めるファーリフ・ファイヤード氏と首都ダマスカスで会談た。

ファイヤード氏は会談で、「テロとの戦い」においてシリアとイラクが協力調整を行うことが重要だとするアバーディー首相のメッセージを口頭で伝えた。

会談では、シリア(とりわけアレッポ)やイラクにおける「テロとの戦い」の成果などについて意見が交わされた。

SANA(1月5日付)が伝えた。

SANA, January 5, 2017
SANA, January 5, 2017

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国連人道問題緊急援助調整官はダマスカス郊外県バラダー渓谷の水源封鎖を戦争犯罪と非難(2017年1月5日)

国連のヤン・エグランド人道問題緊急援助調整官は、ダマスカス郊外県アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷でのシリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装勢力とシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の戦闘により、アイン・フィージャの水源から首都ダマスカス(人口約550万人)への水道供給が遮断されていることに関して「戦争犯罪」に相当すると警鐘を鳴らした。

エグランド人道問題緊急援助調整官は記者会見で「ダマスカスだけで550万人が水道水を奪われるか、微量の水道水しか入手できなくなっている…。バラダー渓谷の水源が戦闘、破壊行為によって利用できなくなっているからだ」と述べた。

また「我々は現地に赴き、何が起きているかを調査したい。しかし、それ以前に水道を復旧したい…。水利施設の破壊剥奪行為は戦争犯罪だ。なぜなら、民間人はそれを飲料水として利用し、水道が復旧せずに病弊に来るのは彼らだからだ」と強調した。

ARA News(1月5日付)が伝えた。

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は1月4日にラッカ市近郊などで15回の爆撃を実施する一方、米軍はイドリブ県にあるシャーム・ファトフ戦線の拠点への大規模爆撃への関与を認める(2017年1月5日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月4日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ラッカ市近郊(9回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

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有志連合のジョン・ドリアン報道官は、1月3日にイドリブ県サルマーダー市一帯の丘陵地帯にあるシャーム・ファトフ戦線の主要拠点が空爆を受け、戦闘員25人と同戦線に拘束されていた人質4人が死亡した件に関して、「空爆は米軍によるものだった」と述べ、関与を認めた。

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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シリア革命反体制勢力国民連立暫定内閣はトルコ・シリア間の国境通行所の所轄をめぐってトルコ政府と合意したと主張(2017年1月4日)

シリア革命反体制勢力国民連立の傘下組織である暫定内閣の首班を務めるジャワード・アブー・ハトブ氏はカタールの首都で記者会見を開き、暫定内閣がバーブ・サラーマ国境通行所(アレッポ県)などシリア・トルコ国境に設置されている国境通行所を所轄することでトルコ政府と合意したと発表した。

アブー・ハトブ氏は会見で、暫定内閣が国境通行所を監督すべく、その引き渡しを希望しており、また同地を掌握している武装集団との合意もトルコの仲介のもとに成立しているのだという。

Kull-na Shuraka', January 5, 2017
Kull-na Shuraka’, January 5, 2017

 

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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バーブ市(アレッポ県)でのダーイシュとの戦闘でトルコ軍兵士1人が死亡(2017年1月4日)

アレッポ県では、ARA News(1月4日付)によると、バーブ市一帯でトルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、トルコ軍兵士1人が死亡した。

ダーイシュ側も、トルコ軍の空爆で戦闘員14人が死亡した。

AFP, January 4, 2017、AP, January 4, 2017、ARA News, January 4, 2017、Champress, January 4, 2017、al-Hayat, January 5, 2017、Iraqi News, January 4, 2017、Kull-na Shuraka’, January 4, 2017、al-Mada Press, January 4, 2017、Naharnet, January 4, 2017、NNA, January 4, 2017、Reuters, January 4, 2017、SANA, January 4, 2017、UPI, January 4, 2017などをもとに作成。

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