カナダ政府は、公式サイトを通じて、アニタ・アナンド外務大臣が特別経済措置規則(シリア)(シリア規則)に基づく制裁をカナダが改正したと発表した。
改正により、2011年5月以来施行されてきたアサド前政権に関連する広範な経済的禁止措置が解除される。
これには、物品の輸出入、投資活動、金融およびその他のサービスの提供に関する制限の緩和が含まれる。これらのサービスには、通信監視や石油関連取引に関わるものも含まれる。
さらに24の団体および1人の個人が制裁リストから削除された。
その一方で、新たに2つの指定基準を導入、重大かつ組織的な人権侵害に関与している個人・団体、およびシリアの平和・安全・安定を損なう者を制裁対象に指定可能とした。
そして、新基準に基づき、6人の個人が新たに制裁対象に追加された。
6人のうち4人は、2025年3月に発生したアラウィー派に対する宗派的暴力(虐殺)への関与を理由、2人は、アサド前政権の化学兵器および弾道ミサイル計画の資金調達に責任を負っていたことを理由に指定された。
公式サイトによると、6人の氏名と略歴は以下の通り:
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- サイフ・ブーラード・アブー・バクル:ハムザ師団の元指導者
- ムハンマド・ジャースィム(アブー・アムシャ、アムシャート):スルターン・スライマーン・シャー師団の元指導者
- ガイス・スライマーン・ダッラ(ギヤース):旧シリア軍元准将、第42旅団ガイス部隊司令官、親アサド政権武装組織の元指導者
- ミクダード・ファティーハ:旧シリア軍共和国防衛隊元士官、沿岸の盾旅団指導者
- ムダッラル・フーリー:シリア系ロシア人実業家、アサド前政権の資金提供者
- イマード・フーリー:シリア系ロシア人実業家、アサド前政権の資金提供者
制裁リストから削除された個人、団体は以下の通り:
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- ムハンマド・ニダール・シャッアール
- シリア商業銀行
- 不動産銀行
- 工業銀行
- 大衆信用銀行
- 貯蓄銀行
- 農業協同銀行
- シリア中央銀行
- シリア国際イスラーム銀行
- ユーフラテス石油会社
- シリア石油取引会社
- ダイル・ザウル石油会社
- エブラ石油会社
- ティグリス石油会社
- シリア石油会社
- マフルーカート社(シリア石油製品貯蔵配給会社)
- たばこ公社
- 綿花販売機構
- ドゥンヤー・テレビ
- 『ワタン』
- シャーム・プレス・テレビ
- ラジオ・テレビ公社
- シリア・テル
- エル・テル
- シリア・アラブ航空
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