国民防衛部隊はフェイスブックを通じて声明を発表し、2日のヨルダン軍によるシリア南部への爆撃を、事前調整なくバシャン山(スワイダー県)を標的としたとして厳しく非難した。
また、麻薬を撲滅する揺るぎない原則的立場に立っていると強調、麻薬製造が移行期政権の支配地域および同地域に隣接する隣国に集中しており、スワイダー県を麻薬供給地として描こうとする試みは現実の歪曲だと主張した。
さらに、ヨルダン軍の爆撃で、麻薬撲滅と無関係で、移行期政権の支配に反対する民間人の住宅が標的となったことを確認したとしたうえで、攻撃が移行期政権とつながりがある信頼性のない人物からの情報に基づいていたと断じ、これを非難、情報源を特定するための調査、被害を受けた民間人への補償を求めた。
**
シリア人権監視団が住民からの情報として発表したところによると、ヨルダン軍が標的としたウルマーン村の建設中の住宅は、小麦、ヒヨコ豆、飼料を保管する倉庫として使用されており、密輸活動や麻薬物質の製造とはいかなる関係もなかった。
また、シリア人権監視団によると、シャフバー町に対する爆撃では、20年以上前からベネズエラに居住する民間人が所有する建設中の住宅が標的となったという。
(C)青山弘之 All rights reserved.