イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市で、住民ら数十人が抗議デモを行い、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者への拷問や市民監視に関与する総合治安機関メンバーの処罰などを要求した。
また、フーア市でも国内避難民(IDPs)数十人が同様のデモを行った。
イドリブ県などでの抗議デモは、数ヵ月前に拘束されたアフラール(自由人)軍のメンバーが拷問によって2月24日に死亡したことを契機に激化している。
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シャーム解放機構の司法委員会は声明を出し、外国勢力の内通者をめぐる問題について、逮捕者の無実が明らかになったことを受けて、同機構の司令部がこの不祥事の責任者を追求し、冤罪者に賠償するための司法委員会を設置したと発表した。
声明によると、委員会はすでに155人に聴取を行い、冤罪者の損害や、不当逮捕の責任者の特定を進めているという。
イナブ・バラディー(3月4日付)が伝えた。
AFP, March 4, 2024、ANHA, March 4, 2024、‘Inab Baladi, March 4, 2024、Reuters, March 4, 2024、SANA, March 4, 2024、SOHR, March 4, 2024などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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