アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月8日付)によると、米トルコが設置合意した「安全地帯」の西部に位置するシャワーリガ村に、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が進攻し、「革命家」(自由シリア軍マーリア作戦司令室)と交戦した。
シャワーリガ村一帯では、シリア民主軍(革命家軍)と、マーリア作戦司令室、シャームの民のヌスラ戦線などとの戦闘が激化しており、11月30日にマーリア作戦司令室側が同地を奪還、その後両者は停戦に合意していた。
これに関して、ARA News(12月8日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、自由シリア軍革命家軍がタナブ村、カシュタアール村、そしてマンナグ航空基地に隣接するマーリキーヤ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点に対して攻撃を加える一方、ヌスラ戦線側も、人民防衛隊、革命家軍の進攻を受けたシャワーリガ村を砲撃し応戦、最終的にはヌスラ戦線側がシャワーリガ村を再び掌握した、と伝えた。
またこの戦闘を合わせて、ロシア軍と思われる戦闘機が、マンナグ航空基地一帯、ダイル・ジャマール村、カシュタアール村、ガジアンテップ市(トルコ)にいたる街道一帯を空爆し、シャーム自由人イスラーム運動とシャーム戦線の戦闘員が複数が死亡した。
AFP, December 8, 2015、AP, December 8, 2015、ARA News, December 8, 2015、Champress, December 8, 2015、al-Hayat, December 9, 2015、Iraqi News, December 8, 2015、Kull-na Shuraka’, December 8, 2015、al-Mada Press, December 8, 2015、Naharnet, December 8, 2015、NNA, December 8, 2015、Reuters, December 8, 2015、SANA, December 8, 2015、UPI, December 8, 2015などをもとに作成。
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