アレッポ県で活動するファトフ軍がアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動に、またスルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団などがスルターン・ムラード師団にそれぞれ合流し、YPGに対する「穏健な反体制派」とアル=カーイダ系組織の糾合進む(2015年12月8日)

アレッポ県北部で活動するファトフ旅団が、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動への合流を宣言した。

また、アレッポ県北部で活動する複数の武装集団が「穏健な反体制派」と目されるスルターン・ムラード旅団と統合し、新たな武装集団「スルターン・ムラード師団」を結成すると発表した。

「スルターン・ムラード師団」に合流したのは、スルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団、殉教者ザキー・トゥルクマーニー旅団、アシュバール・アキーダ旅団。

なお、シャーム自由人イスラーム運動と「スルターン・ムラード師団」の母体となったスルターン・ムラード旅団は、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室に参加しており、同作戦司令室は自由シリア軍マーリア作戦司令室やアル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線とともに、米トルコが設置合意した「安全地帯」西部のアフリーン市郊外一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が革命家軍などの「穏健な反体制派」とともに結成したアラブ民主軍と交戦している。

AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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