ラーミー・マフルーフ氏に近いビジネスマンがレバノンの首都ベイルートで死亡(2021年2月3日)

オリエント・ニュース(2月3日付)など主要な反体制系サイトは、レバノンの首都ベイルートの病院で、シリア人ビジネスマンのナーディル・カルイー氏が死亡したと伝えた。

カルイー氏は、アサド大統領のいとこで、政府から汚職の追及を受けているラーミー・マフルーフ氏のパートナーの一人。

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これに関して、親政権のジャーナリストであるアイマン・カフフ氏はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/ayman.kahef)で、新型コロナウイルス感染症に感染して死亡したと綴った。

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一方、反体制活動家のアイマン・アブドゥンヌール氏が運営するクッルナー・シュラカー(2月3日付)は、カルイー氏が、カナダの司法当局に協力し、シリア政府についての情報を提供することを秘密裏に同意していたとしたうえで、政府が彼を粛正する人物を差し向けたと伝えた。

 

AFP, February 3, 2021、ANHA, February 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2021、Kull-na Shuraka’ (All4syria), February 3, 2021、Orient News, February 3, 2021、Reuters, February 3, 2021、SANA, February 3, 2021、SOHR, February 3, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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