沿岸部のアラウィー派住民が、東方暦4月4日(4月17日)の「4日の祭り」(イード・ラービア、あるいはズフーリーヤ)を祝う

イナブ・バラディーによると、沿岸部のアラウィー派住民が、東方暦4月4日(4月17日)の「4日の祭り」(イード・ラービア、あるいはズフーリーヤ)を祝った。

同サイトによると、「4日の祭り」は、もともとは豊穣と再生、春の始まりを祝うアラウィー派の社会的農耕的な季節祭で、後に宗教的性格を帯びるようになったが、近年は盛大に祝われることがなくなっていた。

クルド人が春分に祝うナウルーズ、ドゥルーズ派が4月25日に祝う「預言者シュアイブの祭り」とも同様の性格や意味を持っている。

この祭りで最も重要な儀礼は、太鼓とミズマール(管楽器)の伴奏によるダブケで、広場の中央に太鼓奏者とミズマール奏者が立ち、演奏が始まると、農作業からの解放と社会的交流の機会を象徴する踊りが展開される。

若者たちは手を取り合って踊りを始め、未婚の男女が互いに注目を引く場ともなり、多くの結婚のきっかけがこの場で生まれたとされる。

ダブケは単なる踊りではなく、山の精神やその響き、時間と場所との関係性を体現するものでもあったという。

また、祭りは宗教的聖所の近くや村の広場で行われ、子ども向けにブランコなどの遊具も設けられた。

タルトゥース県バニヤース市近郊のアナーザ町、タルトゥース市郊外のサフサーファ村、ラタキア県ジャブラ市近郊のスヌーバル村などが、祭りが行われることで知られている。

祝いの食事には、ゆで卵やジャガイモが用いられ、キリスト教の復活祭とも共通し、また菓子の配布も行われる。

宗教儀礼では、花を水に浸し、翌朝その水で身を清める行為が行われる。

これは、モーゼの逸話に由来し、自らを罪から浄化することを象徴、またフェニキア神話のタムーズとイシュタルの物語を想起させるものでもり、ここから「ズフーリーヤ(花の儀礼)」とも呼ばれる。

また、この行為は、アラウィー派の再生・転生観とも一致しており、魂がその行いに応じてより良い、あるいは悪い段階へ移行すると考えられている。

神への供犠や犠牲の捧げものが行われることもあり、これはイブラーヒームの犠牲の伝統を再確認し、創造主への祈願を表すものである。

祭りは1980年代以降、アラウィー派の密教的な宗教儀礼に変化し、アラウィー派にとっても馴染みのないものになっていた。

**

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)(フェイスブック)によると、タルトゥース県ミシャーフ郡のサルーキーヤ村で「4日の祭り」が盛大に祝われた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン沿岸沖、ベイルートの西55キロの海域を震源とするマグニチュード4.1、震源の深さ4.3キロの地震が発生

国立地震センターはフェイスブックを通じて、シリア時間10時52分、レバノン沿岸沖、ベイルートの西55キロの海域を震源とするマグニチュード(リヒター尺度)4.1、震源の深さ4.3キロの地震を観測したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア各地でイスラエルのクネセト第1読会でのパレスチナ人処刑法の可決に抗議するデモが続く

シリア人権監視団によると、前日に続いて、シリア各地でイスラエルのクネセト(国会)第1読会でのパレスチナ人処刑法の可決に抗議するデモが行われた。

抗議行動は、SNSなどで呼び掛けられたもの。

デモは、ダルアー県のタファス市、サナマイン市、インヒル市、ダーイル町、ジャースィム市、フラーク市、ブスラー・シャーム市、カルファー村、ジッリーン村、ハーッラ市、ナスィーブ村、ナワー市、シャイフ・マスキーン市、ナーミル村などで行われ、若者数百人が占領下のゴラン高原に向かって行進に参加した。

また、クナイトラ県のラフィード町、サアド村などでも、イスラエルによって拘束されているパレスチナ人やガザ地区との連帯を訴えるデモが行われた。

ダマスカス県では、カフルスーサ区にある国連施設前で抗議行動が行われたほか、旧市街ではウマイヤ大モスクを出発したデモ参加者がハミーディーヤ市場を行進した。

さらに、ダマスカス県ヤルムーク区、ダマスカス郊外県のスバイナ町、ハーン・ダヌーン村、ジャルマーナー市、フサイニーヤ町にあるパレスチナ難民キャンプ、ダマスカス県のウマウィーイーン広場、ルクンッディーン区、マッザ区、ダマスカス郊外県のザーキヤ村、カナーキル村でも集会や抗議行動が行われた。

イドリブ県では、イドリブ市のサブア・バフラート広場で大規模なデモが行われ、参加者はパレスチナ国旗とシリア国旗を掲げ、パレスチナ解放のためにジハードの門戸を開くよう求めた。

アレッポ県では、アレッポ市のサアドゥッラー・ジャービリー広場、アレッポ大学、ナイラブパレスチナ難民キャンプで、パレスチナ人処刑法の可決に反対し、ガザ地区との連帯継続を訴えるデモが行われた。

ハマー県でも、ハマー市および同県の複数の市町村で、抗議行動が行われた。

ラタキア県では、ラタキア市の殉教者広場、ジャブラ市で抗議デモが行われた。

タルトゥース県では、バーニヤース市でデモ行進が行われた。

ダイル・ザウル県では、マヤーディーン市で数十人が抗議行動を行った。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、1日深夜から2日未明にかけて、バーブ市で、イスラエルのクネセト(国会)第1読会でのパレスチナ人処刑法の可決に抗議するデモが行われ、参加者らはイスラエル国旗を踏みつけた。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にある県西部のダーラ村で、イスラエルのクネセト(国会)第1読会でのパレスチナ人処刑法の可決に抗議するデモが行われた。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャルア移行期の内務治安局部隊の検問所で、イスラエルとの戦いに向かおうとしていた部族系武装集団のメンバーらが通過を阻止された。

**

シリア人権監視団によると、アレッポ市内でシリア軍第60師団の兵士が行進を行い、ガザ地区への連帯を示すスローガンを連呼した。

シリア人権監視団の活動家は、シリア国防省第60師団の隊員らによる徒歩行進がアレッポ市内で行われたことを確認した。これは、イスラエルとの合意に反対する国家内部の一部勢力の指示によるものであり、参加者はガザ地区への連帯を示すスローガンを唱えた。

また、ラッカ県のラッカ市で、ガザ地区との連帯とパレスチナ人支持を訴えるデモが行われた。

**

シリア人権監視団によると、ダルアー県とクナイトラ県の複数地域上空で、イスラエル軍機が低高度で集中的に飛行し、住民のあいだに緊張と不安を引き起こした。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ギリシャ正教会アレッポ司教区および同管轄区はスカイラビーヤ市での襲撃事件を受けて枝の主日、聖金曜日、そして復活祭の祝祭行事を、教会内での祈りのみに限定

ギリシャ正教会アレッポ司教区および同管轄区はフェイスブックを通じて声明を発表し、キリスト教徒が多く暮らすハマー県スカイラビーヤ市での襲撃事件を受けて、ダマスカスの総主教庁(メルキト・ギリシャ典礼カトリック教会(ギリシャ・カトリック)アンティオキアおよび全東方総主教庁)の呼びかけに応えるかたちで、枝の主日、聖金曜日、そして復活祭の祝祭行事を、教会内での祈りのみに限定すると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのカフラマンマラシュ北方を震源とする地震が発生、震源に近い地域で揺れが感じられる

国立地震センターは、フェイスブックを通じて、26日20時17分に、トルコのカフラマンマラシュ北方を震源とする地震が発生したと発表した。
震源の深さは5キロ、マグニチュードは4.6で、震源に近い地域で揺れが感じられた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国立地震センター:シリア北西部の地中海沖で地震が発生(2026年1月19日)

シリア国立地震センターは、フェイスブックを通じて、16時40分に、シリア北西部の地中海沖でマグニチュード2.7、震源の深さ7.7kmの地震が発生したと発表した。

また17時16分にもマグニチュード3.0、震源の深さ10.2kmの地震が記録された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県西方28キロの地中海を震源とするマグニチュード3.9、震源の深さ6.6キロの自身が発生(2025年12月31日)

国立地震センターは、フェイスブックを通じて、12月30日(火)18時06分にラタキア県西方28キロの地中海を震源とするマグニチュード3.9、震源の深さ6.6キロの地震が発生したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会議長のガザール師は28日にアラウィー派の現状に抗議するための平和的デモを呼び掛ける(2025年12月27日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会はフェイスブックを通じて、議長であるガザール・ガザール師の声明を発表した。

声明は、ヒムス市ワーディー・ザハブ地区のイマーム・アリー・ビンブン・アビー・ターリブ・モスクでの爆破テロ事件を受けたもので、ガザール師はシリアのアラウィー派の現状について、一過性のものではなく、アイデンティティに基づく浄化と抹殺だとしたうえで、この現状に抗議するため、28日に平和的抗議デモを行うよう呼び掛けた。

**

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)もフェイスブックを通じて声明を発表し、抗議デモを呼び掛けた。

</@>

**

「アラウィー派と歴史:沿岸の山地」(フェイスブック)によると、アラウィー派のシャイフの1人のサーリフ・マンスール師もデモを呼び掛けた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス市ワーディー・ザハブ地区のイマーム・アリー・ブン・アビー・ターリブ・モスクで発生した爆破テロ事件の犠牲者の葬儀が行われ、数千人が参列(2025年12月27日)

ヒムス県では、SANAによると、ヒムス市ワーディー・ザハブ地区のイマーム・アリー・ブン・アビー・ターリブ・モスクで発生した爆破テロ事件の犠牲者の葬儀が行われ、犠牲者遺族、市民、地元当局の関係者らが参列した。

href=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fsana.gov%2Fposts%2Fpfbid033SnbU6uJsK2MYB9LKRtbwxYz7SNZEAhTgx1XMddh5rF5TNGxbC8yw7YtngHZLvA2l&show_text=true&width=500″ width=”500″ height=”728″ style=”border:none;overflow:hidden” scrolling=”no” frameborder=”0″ allowfullscreen=”true” allow=”autoplay; clipboard-write; encrypted-media; picture-in-picture; web-share”>

**

シリア人権監視団によると、葬儀には数千人の住民が参列した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会議長のガザール師がザ・クラドルのインタビューに応じる(2025年12月26日)

ザ・クラドルは、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会の議長であるガザール・ガザール師のインタビュー記事を掲載した。

ガザール師のインタビューでの主な発言は以下の通り:

我々に(シャルア移行期政権側から)提示されたのは政治対話ではなく、アラウィー派を彼らの命令に従順で服従させようとする使い古されたメディア・パフォーマンスと我々への命令であり、アラウィー派の完全な市民権を保証せずに、彼らのイメージを国際社会の前で改善しようとするためのものだった。
これは我々が受け入れることのできないことだ。我々の解決策は明確であり、それを実行したくない者たちは、何の価値もない見せかけの会合の陰に身を潜めている。政治的連邦制、刑務所にいる数千人の強制失踪被拘禁者の釈放、殺害と違反行為の終結に基づく国際的保証なくして、将来、政治的交渉はない。
連邦制は、血なまぐさい内戦に苦しんできた国々の解決策だ。このプロジェクトを支持する国際勢力は、シリアの問題に関心を持ち、民族自決権や自治権を支持し、国内の暴力的紛争の解決策を見つけ、その再発を防止しようとする者たちだ。
我々は政治目標が達成されるまで、平和的手段と民衆の動員を続ける。実効政権の拒否の姿勢は、民衆の意志をまったく顧みず、専制と独裁を再生産することしか望まないという独裁権力の本質を反映している。
今のところ、我々は政治解決と平和的手段による権利の獲得を求めている。理性を優先させ、流血を防ぐための路線だ。だが、実効政権はこの路線を支持しておらず、アラウィー派に対する挑発と違反行為は続いている。だから、誰の利益にもならない暴力的な道に向かって滑り落ちることを懸念し、実効政権に圧力をかける国際社会の役割を強調したい。
我々が外部関係者と持ついかなるコミュニケーションも、人々の利益に役立ち、その逆ではない。国の分割を企てているという非難については、継続的な違反行為と排除政策を通じて、シリアを内戦に追いやろうとしている者に向けられるべきだ。
我々は、連邦制がアメリカやUAEなどの成功した国々が示すように、安定と繁栄への道であると明らかにしてきた。
すべての問題に対処するには、政治体制を変え、権力と責任の公正な分配を確保し、地域コミュニティに自分たちの事柄を管理する能力を与える政治的連邦制への真の移行を通じて、根本的原因を扱うことから始めなければならない。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県で前政権の軍下士官ら69人(アラウィー派)が釈放される一方、ヒムス県ではアラウィー派2人が殺害される(2025年12月26日)

ラタキア県では、SANAによると、前政権崩壊後に拘束されていた69人がシリア国民に対する犯罪への関与が証明されなかったとして釈放された。

シリア人権監視団によると、釈放されたのは、推定9,000人以上に上るとされる前政権の軍関係者の一部で、ほとんどがアラウィー派の下士官や徴集兵で、シリア中部でのダーイシュ(イスラーム国)との戦いに従軍した者たちだという。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、以下の通りです。前政権時代に人民議会議員を務めていたマドルール・アズィーズ氏が約6ヵ月の拘束を経て釈放された。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市の住宅に何者かが手榴弾を投げ込み、爆発で若者1人が死亡、3人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、ダルアー市で60歳の男性が自宅前でオートバイに乗った2人の不審者の銃撃を受けて死亡した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県西部のアウスィーヤ村近くの養鶏場で、アラウィー派の若者2人が、オートバイに乗った2人の武装者による射撃を受け死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、何者かがザバダーニー市にある聖母教会の敷地内に複数の手榴弾を投げ込み、物的損害が発生した。

一方、シリア人権監視団によると、アドラー刑務所に収監中のスウェイダー県出身者(ドゥルーズ派)が恣意的な拘束に抗議して無期限ハンガーストライキを開始した。

**

ハマー県では、内務省(フェイスブック)によると、ハマー市バイヤーダ地区の住民の自宅で男性と妻、そして3人の娘が遺体で発見された。

予備調査によると、夫と妻が3人の娘を殺害した後、自殺したことが示唆されたが、事件の動機と全容については、捜査が続けられている。

(C)青山弘之 All rights reserved.

『ワシントン・ポスト』:イスラエルはシリア民主軍とともにドゥルーズ派の武装勢力をアサド政権期から支援(2025年12月23日)

『ワシントン・ポスト』は、イスラエルの現職・元高官やドゥルーズ派高官らの話として、イスラエルがドゥルーズ派に防弾チョッキや医療品などの非殺傷性の軍用装備を秘密裡に提供し続けていると伝えた。

イスラエルはまた、約3,000人のドゥルーズ派民兵に対し、月額100ドルから200ドルを支給した。

イスラエル元高官の1人によると、イスラエルは、アサド政権期にスワイダー県で軍務経験のある20人を選び、階級と任務を与え、スワイダー軍事評議会の設置に向けた取り組みを行い、軍事教練などをしばしば行ったほか、シリア民主軍を経由して、その司令官であるターリク・シューフィー司令官に24,000ドルを送金するなどの支援を行ったという。

また、ほぼ同時期、シリア民主軍は同評議会に最大50万ドルを送金したほか、ドゥルーズ派(女性を含む)に対してシリア北東部で訓練を行い、この関係は今も続いているという。
アサド政権が崩壊すると、イスラエルは支援を強化、ライフル、現金、人道的物資をドゥルーズ派に供与し、この支援は、4月下旬にピークに達したという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロイター通信:前政権時代に利用されていた少なくとも28の刑務所、収容所、拘禁施設がシャルア移行期政権のもとで再稼働、少なくとも800人以上を収監(2025年12月22日)

ロイター通信は、前政権時代に利用されていた少なくとも28の刑務所、収容所、拘禁施設は、アフマド・シャルア移行期政権のもとで稼働を続け、暴行、恐喝、その他の虐待が再発していると伝えた。

これらの施設に収容されているのは、旧シリア軍の将兵、アラウィー派、ドゥルーズ派、キリスト教徒、シーア派などで、同通信は、アサド政権崩壊後に拘束された829人の氏名を、家族や元拘禁者への取材、家族面会を組織した人々が作成した名簿などから確認しているという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「侵略抑止」の戦いを描いたドキュメンタリーが各地で上演(2025年12月22日)

SANAによると、ダマスカス郊外県にある外務在外居住者省政治問題総局の庁舎で、ドキュメンタリー映画「侵略抑止」が上映され、アーミル・シャイフ県知事ら要人、宗教関係者、有識者らが観覧した。

上映会は、他県でも同時並行で行われた。

2時間を超える本作は、放送テレビ制作公社が制作したもので、アサド前政権を崩壊へと追い込んだ「侵略抑止」の戦いの舞台裏を初めて明らかにしたもので、作戦実施に至る詳細、アレッポ市、ハマー市、首都ダマスカスの解放といった成果にいたる経過を追ったもので、SANAは「シリア史における偉大な国民的叙事詩」と形容している。

上映会では、シャイフ県知事が演説を行い、映画を絶賛、革命の価値感を定着させ、指導部のもとで結束するため、すべてのシリア人に本作を鑑賞し、子どもたちにも見せるよう呼びかけた。

上映会の最後には、「侵略抑止」の戦いに参加したシャイフ県知事、県内務治安司令官のアフマド・ダラーティー准将、第44師団参謀長のバッシャール・ハサン大佐、政治問題総局のムハンマド・ヤースィル・カハーラ長官が表彰された。

**

ヒムス県タドムル郡でクルド人2人が逮捕され、レバノン国境でシーア派1人が殺害される(2025年12月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ジュナイナ村の検問所付近で男性の遺体が発見された。遺体はアル=フラート病院に搬送されたが、すでに死亡していた。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市東の砂漠地帯に設置された内務治安部隊の検問所で、ハサカ県カーミシュリー市出身のクルド人2人が拘束された。

2人はクウェート人とヨルダン人らからなる狩猟グループに同行し、観光ガイドを務めていたという。

また、シリア人権監視団によると、アレッポ県ヌッブル市出身のシーア派男性1人が、レバノン領内に入ろうとしたところを、アフマド・シャルア移行期政権の国防隊兵士によって撃たれて死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、刑事捜査局がタッル郡の内務治安部隊と連携して、誘拐犯2人を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アラビーヤ・チャンネル:アサド前大統領が在任中にシブル大統領府特別顧問(政治報道局長)らと車内で交わした会話を録画した映像を独自に入手(2025年12月6日)

アラビーヤ・チャンネルは、アサド前大統領が在任中にルーナー・シブル大統領府特別顧問(政治報道局長)らと車でダマスカス郊外県のグータ地方を訪れた際に車内で交わされた会話を録画した映像を独自に入手したと発表、これを公開した。

映像には、アサド大統領がシリアの現実に対して辛辣な発言や嘲笑を行う内容が記録されている。

アラビーヤ・チャンネルの情報源によれば、社内にはシブル顧問のほか、同顧問の助手アムジャド・イーサー氏が同乗していたという。

ある映像では、シブル顧問が、破壊された軍用車輛を見て、「これはあの人たちの? それとも私たちの?」と尋ねると、アサド大統領は「若者たちはどこだ? 誰もいないのあ…奇妙だ…」などと答えている。

別の映像では、シブル顧問が、「私たち、グータを出るのね……出るときに何て言えばいい?」と尋ねると、アサド大統領は笑いながら「東グータなんてくそくらえだ」と応えている。

また、別の映像では、シブル顧問が、「ヒズブッラーはあれだけ得意げだったのに、最近は声すら耳にしなくなった」と語ると、アサド大統領は「サクバー市(ダマスカス郊外県)へ入るぞ。ここが解放されたなんて知らなかったよ」と嘲笑している。

さらに、別の映像では、アサド大統領の手にキスをした兵士たちを嘲り笑う場面も含まれおり、シブル顧問が「街中にある自分の写真を見てどう思うか」と尋ねると、アサド大統領は「何も感じない」と答えている。

映像では、アサド大統領とシブル顧問が警察や内務大臣を嘲笑する場面も収められている。

シブル顧問は、「内務大臣は自分の警察を見て喜んでるのよ。フェイスブックに毎回ニュースを載せさせて」と述べると、アサド大統領は「恥ずかしいだけじゃない、むしろ嫌悪を感じる」などと応えている。

さらに、また別の録音では、「写真のために戦車の上に立ちたい」というアサド大統領が発言、シブル顧問が、シリア軍第25特殊任務師団司令官のスハイル・ハサン准将について、「暇じゃないのよ。カシオン山に足を乗せて、ロシア人の随伴者たちと写真を撮ってるんだから」と皮肉ると、アサド大統領はハサン准将のことを「奇妙な理論の持ち主」と評し、別の場面では、アサド大統領が自身の苗字(「アサド」は「獅子」の意味)を揶揄して、「ニムル(トラ)」の愛称で知られていたハサン准将が「別の動物の名前に変えるべきだ」などと語っている。

別の映像では、アサド大統領が「シリア人はモスクに金を使うくせに、食う物もない」と国民を見下す発言、シブル顧問は、アサド大統領に対する軍の無線での呼びかけを嘲り、国民について「礼儀正しい」と馬鹿にしている。

またシブル顧問は、アサド大統領に対し、「我々の若者はジャウバル地区(ダマスカス県)を略奪して、何ひとつ残さなかった」と述べると、アサド大統領は、「街はもともと破壊されていたし、あの地域の問題は和解で解決できる」と答えている。

さらにシブル顧問は車で廃墟を通過する際、アサド大統領に向かって「あなたは人道問題の話をする気がない。でも軍事の話となると、「ヤー・ラティーフ」(なんて熱心なの)」と皮肉を述べている。


このほか、別の映像では、士官が兵士らの前でアサド大統領に「あなたの手と足をキスさせてください」と懇願する場面が記録されている。

アラビーヤ・チャンネルのマフムード・ワーウィー特派員によると、これらの映像は大統領府内で「極秘」と記された封筒に保管されており、そのなかにはシブル顧問の個人的文書も収められていたという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

12月8日の解放記念日(勝利解放記念日)に向けて各地で祝典や集会が開催される(2025年12月5日)

SANAによると、12月8日の解放記念日(勝利解放記念日)に向けて各地で祝典や集会が開催された。

祝典・集会が行われたのは以下の通り:

イドリブ県イドリブ市

イドリブ県サルキーン市

ハマー県ハマー市

ダマスカス県マイダーン区

ダマスカス県ハーリド・ビン・ワリード通り

ダマスカス県カーブーン区

ダマスカス県旧見本市会場

ダマスカス県ショッピング・フェスティバル

ダマスカス県ウマウィーイーン広場

ダマスカス県旧市街

ダマスカス県ドゥンマル区

ダマスカス郊外県クドスィーヤー市

ダマスカス郊外県ディーマース町(乗馬クラブ)

アレッポ県フライターン市

アレッポ県アレッポ市

ヒムス県ガルナータ村

ヒムス県ヒムス市

クナイトラ県クサイバ村

タルトゥース県タルトゥース市


ダルアー県ダルアー市

ラタキア県ラタキア市

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ドゥワイラア地区にあるキリスト教の教会の近くで、2人の子どもが「旗」を掲げて歩いているのを住民が目撃したことを契機に、一帯がパニック状態となった。

シリア人権監視団によると、ダマスカス旧市街のナウファラ喫茶前で、イスラーム過激派を象徴する旗が掲げられ、解放記念日が祝われた。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市では解放記念日前の祝賀行進 が実施され、数千人の市民が参加した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

法務省は前政権時代に重大な人権侵害や残虐な拷問を受けた人物に関する文書・写真・情報の断片がメディアやプラットフォームで公開され、恐喝や不当な取引に利用されていると警鐘を鳴らす(2025年12月5日)

法務省は、フェイスブックを通じて声明を出し、前政権時代に重大な人権侵害や残虐な拷問を受けた人物に関する文書・写真・情報の断片が、一部のメディアやプラットフォームで公開され、恐喝や不当な取引に利用されているとして、これらが必要な法的・倫理的基準を満たしておらず、被害者の権利に明確に反し、遺族の感情を傷つけるものであると非難、被害者に関する文書・写真・データを所持している者は、正式な所管当局に提出することが求められると表明した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:アサド政権崩壊以降、シリア国内で殺人、現場処刑、拷問、爆発、トルコ軍・イスラエル軍・武装勢力による攻撃によって少なくとも11,439人が死亡確認(2025年12月5日)

シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊した2024年12月8日以降、シリア国内で殺人、現場処刑、拷問、爆発、トルコ軍・イスラエル軍・武装勢力による攻撃によって少なくとも11,439人が死亡したのを確認したと発表した。

そのうち民間人は8,835人(子ども512人、女性676人)にのぼり、3,071件の現場処刑 が確認された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・アラブ赤新月社がダルアー県東ムライハ村に避難しているスワイダー県住民(ベドウィン系住民)に救援物資を配布(2025年12月5日)


ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア・アラブ赤新月社が、東ムライハ村に避難しているスワイダー県住民(ベドウィン系住民)に救援物資を配布した。

これに関連して、高等法務委員会の広報局はフェイスブックを通じて声明を出し、「12台のトラックが7,000枚の毛布と1,600台のストーブを運び込み、委員会に引き渡した」との情報が流布されているとしたうえで、この情報が完全な虚偽で、事実とは一切関係がないと強調した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県バイト・ジン村で各県から集まった市民らがイスラエル軍の違反行為を非難する抗議集会(2025年12月5日)

ダマスカス郊外県では、SANA(フェイスブック)によると、バイト・ジン村で各県から集まった市民らがイスラエル軍の違反行為を非難する抗議集会を開催した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民ブロックはバニー・ハーリド族の武装勢力によるヒムス市アラウィー派居住地区襲撃をめぐって、シャルア移行期政権の失敗を非難(2025年11月23日)

シリア国民ブロックは、公式サイトを通じて声明を出し、ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃について、「報復や集団的復讐は正当化し得ない」する一方、アフマド・シャルア移行期政権が沿岸部、スワイダー県に続いて失敗を繰り返したと非難、移行期政権から独立した透明な調査の開始、攻撃に関与した全ての者の処罰を求めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アブー・カスラ国防大臣は首都ダマスカスで、ロシア国防副大臣率いる高級代表団と会談(2025年11月16日)

国防省(フェイスブック)によると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は首都ダマスカスで、ロシアのユヌス=ベク・エフクロフ国防副大臣率いる高級代表団と会談、軍事協力の分野や、両国の共通の利益に資する協調メカニズムの強化などについて協議した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県クサイル市近郊のジュースィーヤ村で内務治安部隊が治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルを摘発(2025年11月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市近郊のジュースィーヤ村で内務治安部隊が治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを摘発した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

キプロス島の地下37.8kmを震源とするマグニチュード5.2の地震が発生、シリアとレバノンで揺れが確認される(2025年11月12日)

国立地震センターは、フェイスブックを通じて、午後12時31分にキプロス島の地下37.8kmを震源とするマグニチュード5.2の地震が発生、シリアとレバノンで揺れが確認されたと発表した。、
震源の深さ の地震を記録した。

同センターのフェイスブック)によると、この地震発生以降、マグニチュード2~5の地震が6回以上確認された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SOS子供の村シリアは活動停止を認める(2025年11月8日)

SOS子供の村シリアは、フェイスブックを通じて声明を出し、一部で同組織が活動停止を決定したとの情報が出回っているに関して、これを認めつつ、効率の向上と持続可能性の確保を目的とした運営上の調整を実施していると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

AP通信:シリアでの深刻な干ばつで小麦の生産量が大幅に現象(2025年9月4日)

AP通信は、過去十年で最悪の干ばつが東地中海および中東の広い地域を襲い、河川や湖を干上がらせ、農作物を枯死させ、大都市で断水が数日にわたり続いていると伝えた。

とくにシリアの状況は深刻で、専門家によれば降雨量は数十年にわたり減少しているという。

国連食糧農業機関(FAO)でシリアを担当するジャラール・ハンムード氏によれば、長年にわたる戦争に追い打ちをかけるかたちでの干ばつにより、すでに資金難の農家は対応の余地をほとんど持たないという。

農業省のサイード・イブラーヒーム計画局長によると、2011年以前は年間350万~450万トンの小麦を生産し、国内需要を満たしていた。しかし、戦争中は220万~260万トンに落ち込み、近年では人口約2300万人の食糧を賄うため、小麦の60~70%を輸入せざるを得なくなっている。今年の収穫はわずか100万トンにとどまる見通しで、輸入依存はさらに拡大する。

国内貿易消費者保護省(現在大臣不在)のムダール・ドゥユーブ報道官によると、今年の小麦は2~3ヵ月しか持たないとしたうえで、現在は海外からの輸入契約やイラクなどからの寄付に依存しているという。

シリア最大の河川はオロンテス川(アースィー川)で、イドリブ県では灌漑や漁業に重要な役割を果たしてきたが、今年は川底に死んだ魚が散乱するほど干上がったという。

イドリブ県水資源局のモスタファー・スマーク局長は、一部の井戸では地下水位が3ヵ月で10メートル以上低下したと指摘している。

(C)青山弘之 All rights reserved.