世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は空路でシリア入りし、シリアが必要としている医療危機などの支援を行う意思を表明した。
アレッポ国際空港に到着したテドロス事務局長は、今回の訪問で、簡単な手術で使用される抗生物質、機材などの保健医療物資35~37トンを搬入したことを明らかにするとともに、今後2日以内に第2便の貨物輸送機が、簡単な外科手術用の医療用品など30トンを届ける予定だと付言した。
テドロス事務局長を出迎えたハサン・ガッバーシュ保健大臣は、同局長の訪問が地震の被害や病院の現状、設備、医療機器、医薬品などの不足を見極めるうえで重要であり、WHOの今後の支援に資するものだと強調した。
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アダノム事務局長はまた、ガッバーシュ保健大臣、フサイン・ディヤーブ・アレッポ県知事とともに、アレッポ市のシャッアール地区、ハルワーニーヤ地区、ルーズ・ダム地区、ジャウラト・アウワード地区、旧ムワーサラート地区、ブスターン・バーシャー地区、マシャーリカ地区で行われている被災者の捜索・救出活動と瓦礫の撤去活動、サアド・イドリビー・モスク(ハラク地区)とテレ・サント修道院(カトリック)に設置されている避難所を視察した。
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SANA(2月11日付)が伝えた。
AFP, February 11, 2023、ANHA, February 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 11, 2023、Reuters, February 11, 2023、SANA, February 11, 2023、SOHR, February 11, 2023などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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