シリア人権ネットワークは、フェイスブックを通じて、1月10日にインターネットおよびソーシャルメディアを通じてアフマド・シャルア移行期政権の軍に所属する兵士が、アレッポ市内の一地区で建物の高層階から女性の遺体を投げ捨てる様子が映っている動画を公開したとしたうえで、国際人道法の規定に違反する行為だと非難した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ウクライナ・ニュースは、Xで以下の通り発表した。
The ‘Liutiy’ suicide drone that hit the #Aleppo Provincial building today is Ukrainian-made. Originally supplied to the current Syrian authorities to strike Russian military sites, it is now being used as a propaganda tool to blame the #Kurds and #SDF for the attack.#Syria pic.twitter.com/ioRmMJDWl4
— Ukraine News 🇺🇦 (@Ukrainene) January 10, 2026
本日、アレッポ県庁舎を攻撃したリューティ自爆ドローンは、ウクライナ製である。このドローンは当初、ロシア軍の軍事拠点を攻撃する目的で現在のシリア当局に供給されたものであったが、現在は当該攻撃の責任をクルド人およびシリア民主軍に転嫁するためのプロパガンダの道具として使用されている。
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米中央軍(CENTCOM)は、公式サイトを通じて、10日米東部時間午後12時30分頃、協力部隊とともに、シリア各地に存在するダーイシュ(イスラーム国)の複数の標的に対して大規模な攻撃を実施したとする声明を発表した。
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これに関連して、SANAは、米主導の有志連合が10日にダイル・ザウル県ティブニー町近郊で行った爆撃の標的となったダーイシュ(イスラーム国)の拠点の様子を示す映像を公開した。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、軍事・技術装備、武器、後方支援物資を搭載していると見られる米軍の輸送機がハッラーブ・ジール村の基地に着陸した。
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ハサカ県では、ANHAによると、ダルバースィーヤ市でアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権による犯罪行為を糾弾するためのゼネストとデモ行進が行われた。
ANHAによると、ハサカ県のタッル・ハミース市、マアバダ(カルキールキー)町、マーリキーヤ(ダイリーク)市、フール町、そしてアレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市で、シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での抵抗を称賛するデモが行われた。

ANHAによると、ラッカ県ラッカ市でも同様のデモが行われた。

ANHAによると、ハサカ県のカーミシュリー市では、シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での犠牲者を追悼する集会が開催された。

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スワイダー県では、スワイダー24によると、マズラア町が国民防衛部隊の砲撃を受け、これに対してアフマド・シャルア移行期政権の内務治安局が応戦し、国民防衛部隊が拠点として利用していた炭工場を攻撃、これにより4人が負傷した。
これに関して、国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、移行期政権所属の無人航空機1機をイラー村上空で撃墜し、マジュダル村方面への侵入を阻止、また重機関銃を搭載した車両1台を無力化したと発表した。
国民防衛部隊はまた、フェイスブックを通じて、移行期政権諸派が重機関銃および無人航空機によるスワイダー市西の戦線を攻撃、これにより4名が負傷したと発表した。
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SANAによると、県北部のムトゥーナ村の回廊を経由して小麦粉402トンを積載したトラック27台からなるシリア・アラブ赤新月社の人道支援車列がスワイダー市に入った。
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内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が対テロ対策課と協力のもと、旧シリア軍の第4師団の構成員であったニダール・アリー・スライマーン容疑者を逮捕した。
スライマーン容疑者は、ハマー県農村部での戦闘に参加していたほか、シリア民主軍への武器密輸、麻薬取引に関与していたという。
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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が、年末の抗議デモで暴力と混乱を扇動し、宗派主義的な扇動の呼びかけを行ったとされるハイダル・アリー・ウスマーン容疑者をカルダーハー郡で逮捕した。
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ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が、電力ケーブルを切断・溶解したうえで取引することを専門とする窃盗ネットワークのメンバー6人を摘発した。
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SANAによると、シリア軍作戦司令部は、シリア民主軍がダイル・ハーフィル郡の戦線に向けて、武装組織やおよび中・重火器を投入している様子を確認したと同軍の航空機が確認したと発表した。
これに対して、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて声明を出し、アレッポ県東部のダイル・ハーフィル郡の戦線で同軍部隊の移動・集結を行っているとするアフマド・シャルア移行期政権の国防省の主張について虚偽の主張だとして、これを否定した。
シリア民主軍はまた、フェイスブックを通じて、ティシュリーン・ダムおよびその周辺上空で、移行期政権諸派諸派に所属する自爆型無人航空機の集中的な飛行が確認されるとともに、ダム周辺を同派が激しく砲撃したと発表した。
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シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、マズルーム・アブディー総司令官の声明を発表した。
声明の内容は以下の通り:
アレッポの住民に対する攻撃および侵害行為を停止させるための国際的な仲介のもと、我々は停戦の実現と、殉教者、負傷者、足止めされている民間人、ならびに戦闘員を、アシュラフィーヤ地区およびシャイフ・マクスード地区から北・東シリア地域へ安全に退避させることを可能にする合意に到達した。
我々は、仲介者に対し、侵害行為の停止に関する約束を遵守し、避難を余儀なくされた人々が自宅へ安全に帰還できるよう取り組むことを求める。
シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤの抵抗者たち、その殉教者、仲間たち、家族、そして踏みとどまった住民と民間人に対し、深い敬意と称賛の挨拶を送る。
我々は、殉教者の家族と人民に哀悼の意を表すると同時に、負傷者の一日も早い回復を祈る。
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北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて声明を発表し、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区での内務治安部隊(アサーイシュ)と住民の抵抗を称賛、国際機関、人権機関、人道機関に対して、犯罪行為の再発を防止するための国際部隊の展開を求めた。
また、フェイスブックを通じて別の声明を発表し、同様の主張を行った。
さらに、同自治局の女性調整局もフェイスブックを通じて同様の声明を発表した。
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ANHAによると、民主イスラーム会議、スィタール大会、保健評議会は声明を発表し、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイドの各地区での移行期政権による犯罪と虐殺を糾弾した。

ANHAによると、ダイル・ザウル県の住民らも共同声明を発表し、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイドの各地区での移行期政権による虐殺を非難した。

ANHAによると、北・東シリア・アルメニア連合もシャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイドの各地区での移行期政権による虐殺を非難、加害者の処罰を要求した。
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北・東シリア地域民主自治局のシャイフ・マクスード内務治安部隊(アサーイシュ)は、シリア民主軍のフェイスブックを通じて声明を発表し、「虐殺の発生を防ぎ、負傷者、民間人、女性、子どもたちを病院から安全に退避させ、安全な地域へ移送するために部分的停戦が宣言された」としたうえで、同部隊が停戦に臨んだと発表、また今後もあらゆる手段と方法をもって抵抗と闘争を継続すると強調した。
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アサーイシュはまた、シリア民主軍(フェイスブック)を通じて、アシュラフィーヤ、シャイフ・マクスード両地区での抵抗にあたっていた総司令部のズィヤード・ハラブ氏が1月10日に殉死したと発表、哀悼の意を示した。
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一方、SANAは、シリア民主軍の自爆型無人航空機がアレッポ市上空を飛行していると伝えた。
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SANAによると、シャイフ・マクスード地区からシリア民主軍の最後の残留部隊を北・東シリア地域に輸送するバスが出発した。
ANHAによると、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイド各地区に対する移行期政権の部隊の攻撃で負傷したアサーイシュの隊員がラッカ県タブカ市に移送され、病院に収容された。

ANHAによると、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区に居住していたジャジーラ地区住民を乗せた車列がハサカ県のハサカ市に到着した。

ANHAによると、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区の負傷者35人がハサカ市に到着した。

ANHAによると、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区の負傷者46人がラッカ県ラッカ市に得着、病院に収容された。

ANHAによると、クルド赤新月社はシャイフ・マクスード地区から約100人の負傷者を避難させたと発表した。
ANHAによると、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区の住民数千人と両地区に居住していたアレッポ県アフリーン郡からの避難民やロジャヴァ大学の学生らがハサカ県のカーミシュリー市に到着した。

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アレッポ県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局がアレッポ市シャイフ・マクスード地区で大量の各種武器を保管した大規模なシリア民主軍の倉庫を押収した。
また、内務省(フェイスブック)によると、内務省に所属する工兵部隊がシャイフ・マクスード地区で複数の爆発物の解体に成功した。
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SANAは、シャイフ・マクスード地区においてシリア軍が標的とした「第12地点」(ハーリド・ファジュル病院)がシリア民主軍によって拠点としていたとして、その実態を示す画像を公開した。
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ANHAによると、移行期政権諸派が、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区の住民数百人を拉致した。
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