アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区で戦闘に参加していた元ダーイシュ・メンバーで移行期政権の軍に従軍していたイラク人が死亡(2026年1月13日)


ロジュ・ニュースは、アフマド・シャルア移行期政権に属する武装集団が、クルド系住民が多数暮らすアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区を攻撃した際、ダーイシュ(イスラーム国)に加わっていたイラク人1人が死亡していたことが明らかになったと伝えた。

ロジュ・ニュースが入手した情報によると、このイラク人は、ビラール・マフムードと呼ばれる人物で、イラクのアンバール県出身。

彼はダーイシュの元メンバーで、現在はチェチェン人やアフガニスタン人など、さまざまな国籍の戦闘員を包摂するシリア軍に従軍していたという。

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CENTCOMのクーパー総司令官はアレッポ県情勢を注視、すべての当事者に自制を求める(2026年1月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、Xを通じて、ブラッド・クーパー総司令官(海軍大将)の以下の発言を発表した。

我々は、アレッポおよびその周辺地域における情勢の進展を注意深く監視している。すべての当事者に対し、最大限の自制を行使し、緊張をさらにエスカレートさせかねない行動を避け、民間人および重要インフラの保護を最優先とするよう強く求める。また、関係するすべての主体に対し、誠意をもって交渉の場に戻り、対話を通じて持続的な外交的解決を追求するよう、引き続き呼びかける。以前から述べている通り、自国および隣国と平和に共存するシリアは、より平和で繁栄した中東につながり得る。米国とシリアは、地域全体における平和と安定を維持するという共通の利益を有している。

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ドゥルーズ派最高宗教指導者のヒジュリー師はYnetのインタビューに応じる:「完全独立が主要な要求だ。イスラエル監督下での暫定的な自治もあり得る」(2026年1月13日)


Ynet Globalは、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部の長でシリアのドゥルーズ派の最高宗教指導者であるヒクマト・ヒジュリー師に対するインタビューを行った。

インタビューでのヒジュリー師の発言は以下の通り。

引用部分
我々は重い代償を払っているが、尊厳と誇りをもって自らのアイデンティティを守り抜くために踏みとどまっている。
前政権も我々に敵対的な行動をとったが、現政権は最も残虐だ。彼らはドゥルーズ派だけでなく、自分たちと異なるあらゆる少数派を排除しようとしている。
我々が殺された唯一の罪は、ドゥルーズ派であるということだった…。これはダーイシュ型政府であり、アル=カーイダからの直接の延長上に成立したものだ。
今回の虐殺で、我々が自分たちの共同体を守るために頼れるのは自分たち自身しかいないことが明らかになった…。代償は極めて大きかったが、決して無駄にはならない。我々は、もはや犠牲者でなくなる未来を求めている。
2025年7月以降、我々は総動員状態にある…。若者も高齢者も、自分たちの家と存在そのものを守るために動員されている。彼らは我々を殲滅しようとしている…。人々は極めて過酷な現実と向き合っている。
イスラエルとの人道回廊は存在せず、支援の受け入れは非常に困難だ…。だが、イスラエルが唯一、軍事的に介入し、虐殺の最中に我々を救った国であることは周知の事実だ。爆撃によって、流血は実際に止まった。
アサド政権崩壊以前から、(イスラエルとシリアのドゥルーズ派の間には)血縁や家族的なつながりがあり、それは自然な結びつきだ。イスラエルは法と国際規範に基づく国家であり、それは我々が目指す理念だ。我々は平和を求め、独自性を守りたい。
我々を支援したアラブ国家は一つもなかった。彼らは被害者ではなく、殺人者の側に立った。アラブ世界のメディアは我々を悪魔のように描いた。トルコをはじめ、一部の国は政権を直接支援している。
ダマスカスの政権との接触は今や一切ない。そのイデオロギーはアル=カーイダに根差しており、ドゥルーズ派はその下では生きられない…。この体制に関わる者は、ジハード主義者を自分たちの国に容易に招き入れることだろう。
我々は、イスラエルの戦略的枠組みの不可分な一部として自らを位置づけている。その関係は国際的な広がりを持ち、きわめて重要だ。イスラエルこそが、将来の取り決めにおいて唯一責任と能力を持つ主体だ。
完全独立が主要な要求だ。アラブ以外のアクターの監督下での暫定的な自治もあり得る。私の考えでは、その役割を担うのはイスラエルだ。
シリアは分割と、自治的で独立した地域の創設へと向かっている。それが未来だ。そうしてこそ、少数派と中東全体の安定にとって、より良い未来が築かれる。

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北・東シリア地域民主自治局のアフマド渉外関係委員会共同委員長:「移行期政権側の攻撃には、ダーイシュのメンバー、ウイグル人戦闘員、トルコ系の武装勢力、その他の外国人戦闘員が参加していた」(2026年1月13日)

北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)女性部門は、北・東シリア地域民主自治局のフェイスブックを通じて声明を発表し、アレッポ市シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権による犯罪行為を非難、独立した国際調査の実施と責任者の処罰を呼び掛けた。

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北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックによると、イルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長の記者会見の内容を紹介した。

アフマド共同委員長は、会見のなかで、移行期政権が3月10日合意を履行していない最大の責任主体であると強調、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ両地区に対する情報戦をきっかけに戦闘が激化したとの見方を示した。

また、4月1日合意に基づき、シリア民主軍が両地区から撤退していたにもかかわらず、移行期政権が同地区にシリア民主軍が存在すると宣伝し、80両の戦車を投入し、48人の死者が出たと指摘した。

また、移行期政権側の攻撃には、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー、ウイグル人戦闘員、トルコ系の武装勢力、その他の外国人戦闘員が参加していたと断じだ。

アフマド共同委員長はさらに、米国に対して、移行期政権の虐殺行為に対する立場を明確にするよう求めた。

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アレッポ県、ハサカ県各所でアレッポ市シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ地区での戦闘で死亡したアサーイシュ総司令部のズィヤード・ハラブ氏らの追悼集会(2026年1月13日)

アレッポ県では、ANHAによると、アイン・アラブ(コバネ)市で、アレッポ市シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ地区での戦闘で死亡した北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)総司令部のズィヤード・ハラブ氏ら3人の埋葬が行われた。

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ハサカ県では、ANHAによると、マーリキーヤ(ダイリーク)市で数千人の住民が、ハラブ氏らを追悼する集会を開催、数千人が参加した。

ANHAによると、ハサカ市、ダルバースィーヤ市、タッル・タムル町、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町、シャッダーディー市、フール町でも同様の集会が開催された。

北・東シリア地域民主自治局(フェイスブック)によると、カーミシュリー市の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)前で抗議デモが行われ、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイドの各地区での移行期政権による虐殺と人権侵害に抗議するデモが行われた。

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ダイル・ザウル県では、ANHAによると、ゼノビア女性連合の呼びかけのもと、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権の虐殺に抗議するデモが行われた。

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アレッポ市アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区で避難民の帰宅が続く一方、両地区からの避難民がラッカ県に到着(2026年1月13日)

SANAによると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区では、治安と日常生活の回復に伴い、避難していた住民が帰宅を続け、仮設避難センターに滞在する世帯数が減少、12ヵ所のセンターのうちの3ヵ所が閉鎖された。

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ANHAによると、クルド赤新月社は、アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の住民49世帯と、負傷者118人(多くが民間人)が、ラッカ県タブカ市の避難民キャンプに到着した。

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北・東シリア地域民主自治局傘下のラッカ県執行評議会内務局はラッカ県で部分的な外出禁止令を発出(2026年1月13日)

北・東シリア地域民主自治局傘下のラッカ民生評議会は、フェイスブックを通じて、ラッカ県で午後10時00分から午前6時00分までの間、部分的な外出禁止令を発出するとしたラッカ県執行評議会内務局の決定を発表した。

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シリア軍がアレッポ県ダイル・ハーフィル市一帯、ティシュリーン・ダム一帯を攻撃、シリア民主軍が応戦(2026年1月13日)

SANAによると、シリア軍の作戦司令部は、アレッポ県ユーフラテス川西岸のダイル・ハーフィル郡、マスカナ区、バービーリー町、カウワース町一帯地域において、シリア民主軍が、クルディスタン労働者党(PKK)の民兵および「旧体制の残党」とともに部隊を集結させ続けており、同地域がアレッポ市を砲撃したイラン製の自爆型無人航空機の発進拠点となっていることを受け、13日付をもって軍事的閉鎖区域とみなすと発表、同地域に居住する民間人に対して、クルド民主軍の拠点から離れるよう呼びかけた。

また、同地域に存在するすべての武装集団に対して、ユーフラテス川東岸に撤退するよう警告、これらの集団が犯罪行為の起点として同地域を利用することを阻止するため、必要なあらゆる措置を講じると表明した。

SANAによると、シリア民主軍が無人航空機でハミーマ村周辺を攻撃した。

SANAによると、シリア軍は、シリア民主軍がダイル・ハーフィル市近郊のラスム・イマーム村とラスム・アル=クルーム村を結ぶ橋に地雷を設置し、これを爆破しようとしたのを阻止、ハミーマ村に対する無人航空機による攻撃への対抗措置として、ダイル・ハーフィル市周辺のシリア民主軍拠点を砲撃した。

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一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、アフマド・シャルア移行期政権の武装勢力がダイル・ハーフィル市を砲撃したと発表した。

シリア民主軍はまた、フェイスブックを通じて、移行期政権の武装勢力が自爆型無人航空機と重火器で、ティシュリーン・ダム周辺を2度にわたり攻撃、同時に、ダイル・ハーフィル市南のウンム・マッラ村をロケット弾で攻撃したと発表した。

ANHAも、移行期政権の武装勢力が、ダイル・ハーフィル市北のウンム・ティーナ橋を砲撃し、利用不能としたと伝えた。

また、ANHAは、移行期政権の武装勢力がダイル・ハーフィル市を砲撃した。

ANHAはさらに、移行期政権の武装勢力が、ダイル・ハーフィル市への砲撃を継続しつつ、重火器と自爆型無人航空機を用いて、アイン・アラブ(コバネ)市南のティシュリーン・ダム周辺を2度にわたって攻撃、と伝えた。

ANHAによると、ダイル・ハーフィル市南のウンム・まっら村の民家に砲弾が直撃した。

また、ANHAによると、移行期政権の武装勢力が自爆型無人航空機と重火器でティシュリーン・ダム近くのハーッジー・ハッサーン村を攻撃し、同時に重火器でも同村を攻撃した。

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SANAは、シリア民主軍が指名手配者や北・東シリア地域民主自治局の支配地に逃亡した者に対して、同地に留まることと引き換えに徴募していると伝えた。

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ダマスカス郊外県の内務治安局はジュダイダト・シャイバーニー町でダーイシュのメンバー2人を逮捕(2026年1月13日)

ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局は総合情報機関との協力のもと、バラダー渓谷のジュダイダト・シャイバーニー町で、ダーイシュ(イスラーム国)に属するセルに対する治安作戦を実施し、メンバー2人を逮捕、所持していた即席爆発装置や武器を押収した。

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ダマスカス県の刑事捜査局は、ダマスカス国立博物館から考古学的価値のある遺物を盗んだ容疑で2人を逮捕(2026年1月13日)

ダマスカス県では、内務省(フェイスブック)によると、刑事捜査局は、ダマスカス国立博物館から考古学的価値のある遺物を盗んだ容疑で2人を逮捕した。

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ダルアー県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局は対テロ対策課との協力のもと、前政権の軍事情報部カフル・ナースィジュ村分所で指導的地位にあったワスィーム・タルハーン・ハムダーン容疑者およびアーディル・ラシード・マルイー容疑者を逮捕した。

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