シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスは、テレグラムを通じて、シリア南部に対するイスラエル軍の攻撃を注視しているとしたうえで、イスラエルに対して、「お前は、戦場においても、恥辱と屈辱の取引においても、いわゆる「ダマスカスの実効政権との屈辱的合意を通じても、自らの現実を押し付けることはできない」と警告、占領地奪還に向けた抵抗の継続を表明した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
北・東シリア地域民主自治局は、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官とアフマド・シャルア暫定大統領との停戦合意に先立って、フェイスブックを通じて声明を発表し、総動員を発令、住民に対してシリア民主軍および女性防衛部隊(YPJ)とともに抵抗するよう呼び掛けた。
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ANHAによると、これを受けて、ティグリス文化芸術センターとジャウディー師団のメンバーが総動員への参加を表明した。
また、ANHAによると、ハサカ県アームーダ市およびその周辺に居住するダクーリー部族も総動員に応じると発表した。
さらに、ANHAによると、カーミシュリー市のヒラール・ザイリーン運動、マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のズハイリーヤ村の住民が総動員に応じると発表した。
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ロハネTVは、アフマド・シャルア暫定大統領との合意に先立って、18日にシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官を取材し、その内容を放映した。
このなかでアブディー総司令官、以下の通り述べた。
この戦争は1月6日以降、我々に押し付けられたものである。
この戦争により、多くの軍事・治安部隊の隊員が殉職した。
我々は抵抗する我が人民に敬意を表する。
明日、我々はダマスカスに向かい、合意の条項を協議する。
我々は攻撃を止めたかったが、複数の勢力がこれらの攻撃を計画していた。
これらの攻撃は、複数の国家によって我が人民と我が地域に対して計画された。
我々はダイル・ザウルおよびラッカからハサカへの撤退を受け入れた。
流血を止めるため、我々は合意を受け入れた。
ダマスカスから戻った後、合意の条項をより詳しく人民に説明する。
我々は人民の成果を守ることに固く決意している。
我々は地域の特性(固有性)を守る。
我々は抵抗と闘争を継続する。そのための力と信念を有している。
勝利は必ず我々の味方になるという確固たる信念があり、そのためにあらゆることを行う。**
アブディー総司令官はANHAの取材に応じ、以下の通り述べた。
緊張緩和と沈静化のためにあらゆる努力を行ってきたにもかかわらず、攻撃は現在も続いている。
国際的な当事者の支援を得ながら、停戦と緊張緩和に向けた努力を継続している。よって国民に対し、戦闘員である子どもたちの周囲に結集し、勇気と信念の精神を保つよう呼びかける。シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、Xで拡散している、投稿を呼び掛けるシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官名義とされる投稿は虚偽であり、捏造されたものだと発表した。
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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・アール・サウード皇太子兼首相と電話会談を行い、二国間関係と、さまざまな分野における関係強化の方策を検討、また、シリア情勢の最新動向および複数の共通関心事項について意見を交わし、シリアの統合と全領土における主権の重要性を確認した。
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SANAによると、シャルア暫定大統領はカタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長と電話会談を行い、シリアの統合、安全、主権、そして回復への歩みを強調した。
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SANAによると、シャルア暫定大統領は、イラク・クルディスタン民主党のマスウード・バールザーニー党首と電話会談を行い、シリアの統合、主権、安定の必要を改めて確認した。
また、バールザーニー党首は2026年大統領令第13号を高く評価した。
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SANAによると、シャルア暫定大統領は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と電話会談を行い、シリアにおける最新情勢について意見を交わし、シリアの統合と主権の重要性、ならびに分離主義的動向を拒否する立場を確認した。
これに関して、マクロン大統領はXで、移行期政権の攻勢が継続していることに対する我々の深い懸念を伝えたと綴った。
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SANAによると、シャルア暫定大統領は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談を行い、シリアの統合の重要性と、国家主権を全領土にわたって確立する必要性を強調した。
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ANHAによると、アフマド・シャルア暫定大統領とシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官が電話会談を行い、停戦プロセスについて協議した。
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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領とアブディー総司令官は、シリア軍とシリア民主軍の停戦および両者の完全統合に向けて合意、その内容を明らかにした。

調印された合意の全文は以下の通り:
・シリア政府軍とシリア民主軍との間における、すべての戦線および接触点での包括的かつ即時の停戦。併せて、シリア民主軍に属するすべての軍事編制が、再配置に向けた準備段階としてユーフラテス川以東地域へ撤退。
・ダイル・ザウル県およびラッカ県を、行政・軍事の両面において即時且つ完全にシリア政府へ引き渡す。これには、すべての民生機関および施設の引き継ぎが含まれ、併せて、現職職員を国家の所管省庁に正式に配置転換する即時決定を発出する。政府は、両県におけるシリア民主軍および民政自治局の職員・戦闘員に対し、いかなる危害も加えないことを約束する。
・ハサカ県におけるすべての民生機関を、シリア国家の諸機関および行政機構に統合する。
・同地域のすべての国境通行所ならびに石油・ガス田をシリア政府が引き継ぎ、国家資源が国家へ回帰することを保証するため、正規軍がその警護を担う。
・シリア民主軍のすべての軍・治安要員を、必要な安全審査を実施した上で、「個別に」シリア国防省および内務省の組織構造に統合する。これに際し、軍階級および金銭的・兵站的権利を正規の手続きに従って付与し、クルド地域の特性を保護する。
・シリア民主軍の司令部は、旧体制の残党を自らの隊列に編入しないことを約束し、また、北・東シリア地域に存在する旧体制の残党の士官の名簿を引き渡す。
・政治参加および地域代表性を担保するため、ハサカ県知事職に就く候補者を任命する大統領令を発出する。
・アイン・アラブ/コバネ市から軍事的重装備を撤去し、同市出身者による治安部隊を編成する。併せて、内務省に行政的に属するかたちで地元警察部隊を維持する。
・ダーイシュ(イスラーム国)関連の収容者およびキャンプの管理を担う行政機構、ならびにこれら施設の警護部隊をシリア政府に統合し、政府がそれらに対する法的・治安上の責任を全面的に引き受ける。
・国民的パートナーシップを保証するため、シリア民主軍司令部が提出した司令官候補名簿を承認し、中央国家機構における軍事・治安・民政の高位職に就任させる。
・クルド人の文化的・言語的権利の承認、ならびに無登録者の権利問題や過去数十年にわたり累積した財産権の回復を規定する、2026年大統領令第13号を歓迎する。
・シリア民主軍は、主権と近隣諸国の安定を確保するため、シリア国籍を有しないクルディスタン労働者党(PKK)のすべての指導者および構成員を、シリア領外へ退去させることを約束する。
・シリア国家は、有志連合の積極的な一員として、米国との共同調整のもと、ダーイシュのテロ対策を継続することを約束し、地域の安全と安定を確保する。
・アフリーンおよびシャイフ・マクスードの住民が、自らの地域へ安全かつ尊厳をもって帰還できるようにするための合意形成に向けて取り組む。




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外務在外居住者省もフェイスブックを通じて声明を出し、合意の内容を周知した。
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国防省は、フェイスブックを通じて、合意を受けて、すべての戦線における停戦および、各交戦地域における戦闘行為の全面停止を発表した。
また、国防省(フェイスブック)によると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、アリー・ナアサーン参謀総長、ハムザ・ハミーディー作戦局長とともに、合意を受けて、すべての戦闘軸における停戦の実施状況を視察した。
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内務省は、フェイスブックを通じてラッカ県およびダイル・ザウル県の住民に対して、両県が移行期政権の支配下に入ったことを祝う際、祝砲を撃つことを慎むよう強く要請した。
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トーマス・バッラク在トルコ米大使兼務シリア担当特使は、Xを通じて、アフマド・シャルア暫定大統領とシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官による新たな停戦合意を「統一されたシリアに向けた対話と協力の再開への道を切り開くもの」として歓迎の意を示し、両者の統合に改めて支持を表明した。
The United States commends the Syrian government and the Syrian Democratic Forces (SDF) for their constructive efforts in reaching today’s ceasefire agreement, paving the way for renewed dialogue and cooperation toward a unified Syria.
Two great Syrian leaders, driven by the…
— Ambassador Tom Barrack (@USAMBTurkiye) January 18, 2026
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イラク・クルディスタン民主党の渉外局は、Xを通じて、マスウード・バールザーニー党首のメッセージを発表した。
そのなかで、バールザーニー党首は、シリアで続く戦闘と緊張の停止の重要性、ならびにシリア諸勢力間の安定を実現するため、過去に締結された合意への回帰の必要性を強調した。
A Message from President Barzani
In the Name of God, the Most the most Gracious, the Most Merciful
Regarding the latest developments in Syria, and as part of ongoing efforts to resolve outstanding issues, yesterday we held an important joint meeting with the U.S. President… pic.twitter.com/q2qtB69ZVz
— KDP ForeignRelations (@kdpfro) January 18, 2026
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大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領が首都ダマスカスで、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣同席のもと、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使と会談した。
会談において、シャルア暫定大統領は、シリアの統合と全領土に対する主権を改めて強調するとともに、現段階における対話の重要性、すべてのシリア人が参加する形でのシリア建設の必要性、さらにテロ対策における努力の継続的な調整の重要性を確認した。
また、会談では、シリアと米国の間における経済協力を強化する方策についても議論され、あわせて地域情勢の最新の動向が検討された。
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シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、アフマド・シャルア移行期政権の武装勢力がダイル・ザウル県のガラーニージュ市、アブー・ハマーム市、カシュキーヤ村、ズィーバーン町、タヤーナ村の同軍の拠点を攻撃、激しい戦闘に発展していると発表した。
ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局のジャズィーラ地区内務委員会は、同地区の都市および町に外出禁止令を発令した。
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一方、SANAによると、シリア民主軍がマヤーディーン市近郊のタイバ村の住宅地区を自爆型無人航空機で攻撃した。
SANAによると、シリア民主軍が、ダイル・ザウル市内の住宅地区をロケット砲で攻撃した。
SANAによると、ダイル・ザウル県は、住民の安全確保のため、すべての公的機関および官庁を休止すると発表、緊急の場合を除き外出を控え、自宅待機を守るよう住民に呼びかけた。
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SANAは、シリア民主軍が撤退したハラビーヤ交差点、ハトラ村の検問所および吊り橋周辺、パノラマ交差点の写真を公開した。
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ANHAによると、移行期政権の武装勢力とダーイシュ(イスラーム国)の「傭兵」が、バーグーズ村、シャアファ村、スーサ町、ハジーン市、アブー・ハマーム市、ガラーニージュ市、ズィーバーン町、ダルナジュ村、タヤーナ村、シャンナーン村、CONOCOガス田、ウマル油田、タナク油田を攻撃していると伝えた。
シリア人権監視団によると、移行期政権の部隊は、県東部農村のすべての村落・町を掌握した。
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シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、ラッカ県のタブカ市で住宅に向けて発砲した3人を拘束、またマンスーラ町でアフマド・シャルア移行期政権の武装勢力との戦闘を継続していると発表した。
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、同軍が予防措置として16日にタブカ市の教会刑務所に収容されていたすべての被収容者を市外の安全な場所へ移送していたとして、移行期政権側が同地の映像を公開し、そこでシリア民主軍が捕虜らを殺害したとの情報を拡散していることを非難、これを否定した。
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一方、SANAによると、国防省報道広報局は、離反者受け入れの専用番号に連絡をしてきたシリア民主軍メンバーが483人に達し、うち181人の安全が確保されたと発表した。
SANAによると、シリア軍の作戦委員会はタブカ市を制圧したと発表した。
SANAによると、シリア軍の作戦委員会は、軍部隊がユーフラテス・ダム(タブカ・ダム)を制圧したと発表した。
SANAによると、シリア軍の作戦委員会はマンスーラ町でシリア民主軍の戦闘員64人(男女)が投降したと発表した。
SANAによると、シリア政府は、シリア民主軍とクルディスタン労働者党(PKK)のテロ集団がタブカ市から撤退する前に、同市で被収容者および捕虜を処刑した行為を、最も強い言葉で非難した。
SANAによると、シリア民主軍がユーフラテス川に架かるラッカ市旧橋を爆破した。
SANAによると、シリア民主軍はまた、ラッカ市の新橋(ラシード橋)も爆破した。
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内務省(フェイスブック)によると、内務治安局の部隊がタブカ市に展開を開始した。
また、内務省(フェイスブック)によると、内務省の専門工兵部隊がタブカ市の道路や公共サービス施設に設置していた多数の即席爆発装置および地雷の解体に成功した。
SANAによると、内務省のヌールッディーン・バーバー報道官はタブカ市を訪れ、現地を視察した。
SANAによると、ラッカ市でシリア民主軍の銃撃により、民間人2人が死亡した。
SANAによると、ラッカ市でシリア民主軍の狙撃による死者1人と負傷者10人が、ラッカ市の国立病院に搬送された。
SANAによると、シリア民主軍がラッカ市のサイフ・ダウラ地区をロケット砲で攻撃し、複数の民間人が負傷した。
内務省(フェイスブック)によると、内務治安局がラッカ市内のすべての地区における組織的な展開に向けて、同市への進入を開始した。
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ANHAによると、アレッポ県アフリーン郡、シャフバー地区(アレッポ市北)、タブカ市の住民や避難民ら約3,000世帯が移行期政権による攻撃を避けて、ユーフラテス川東岸に避難した。
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シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、同軍と女性防衛部隊(YPJ)が、ティシュリーン・ダム方面で、アフマド・シャルア移行期政権の武装勢力による3回の攻撃を阻止、戦車2両、装甲車1両、機関銃を搭載した軍用車両2両を破壊したと発表した。
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、ティシュリーン・ダムおよび周辺農村部を攻撃しようとした移行期政権の武装勢力に打撃を与え、多数の殺傷、複数の車両および装甲車両を破壊したと発表した。
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、ティシュリーン・ダムおよび周辺農村部の戦線で、移行期政権の武装勢力を攻撃、兵士らを殺害、装甲車2両および複数の装甲車両を破壊したと発表した。
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、同軍とYPJがティシュリーン・ダム近くのシリアテル丘で、移行期政権の武装勢力に対する2回の作戦を実施、無人航空機などで戦車、拠点を破壊、兵士らを殺傷した。
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一方、内務省(フェイスブック)によると、内務省所属の専門工兵部隊がダイル・ハーフィル市の主要道路の一つに駐車されていた車両爆弾を解体した。
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