北・東シリア地域民主自治局の高等選挙委員会は声明を出し、6月11日に投票が予定されている自治体選挙に立候補を擁立しているすべての政党、政治ブロック、そして無所属候補に対して、選挙宣伝を始めるにあたっての7項目からなる条件を発表、順守を求めた。
7項目は以下の通り:
1. 各地区の選挙監視委員会は、交通や買い物の妨げにならないよう、街頭演説を実施できる場所を設定する。
2. 公道、礼拝施設、公共サービスが行われる施設、各地区の選挙監視委員会が指定する場所以外の場所での街頭演説を禁止する。
3. 候補者は、選挙宣伝の開始日から選挙宣伝期間の終了日まで、選挙事務所に旗、横断幕、ポスターなどを掲げたり、貼り付けたりすることができる。
4. 選挙運動期間の開始から終了まで、候補者は、公開および非公開の会議を開催することができる。また、選挙宣伝において、旗、横断幕、ポスター、広告を使用し、パーティーを開催する権利を有する。
5. これ以外の場所においては、市・町の選挙管理委員会が指定する場所を除き、広告を掲示することはできず、違反した者には100万シリアポンドの罰金が科せられる。
6. すべての候補者の選挙宣伝は、投票日 (2024 年 6 月 10 日) の前日の午後 6 時に終了する。
7. 候補者は、選挙結果の発表日から14日以内に、選挙宣伝に関連するすべてのものを撤去しなければならない。これに違反した場合、委員会は自治体と連携し、候補者に費用を負担して撤去する。
AFP, May 25, 2024、ANHA, May 25, 2024、‘Inab Baladi, May 25, 2024、Reuters, May 25, 2024、SANA, May 25, 2024、SOHR, May 25, 2024などをもとに作成。
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