サウジアラビアはYPGとシャンマル族民兵による対イラク国境地帯での「国境警備隊」発足を支援(2018年5月25日)

ハーブール(5月25日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)による対イラク国境地帯での「国境警備隊」の発足に向けた動きを、サウジアラビアが支援していると伝えた。

同サイトによると、ロジャヴァを主導する民主統一党(PYD)は最近になって、ダッハーム・ハーディー氏が率いるシャンマル族の民兵組織「サナーディード軍」と協力し、イラク国境に近いハサカ県ヤアルビーヤ町で「国境警備隊」の名で新たな部隊を発足させたが、この際にサウジアラビアが資金を供与したという。

「国境警備隊」に入隊すると、200ドルの月収が得られるという。

al-Durar al-Shamiya, May 25, 2018

AFP, May 25, 2018、ANHA, May 25, 2018、AP, May 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2018、al-Hayat, May 25, 2018、al-Khabur, May 25, 2018、Reuters, May 25, 2018、SANA, May 25, 2018、UPI, May 25, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.