シリア外務省は米仏トルコがアレッポ県、イドリブ県、ハサカ県、ラッカ県で違法に遺跡を盗掘していると批判(2018年12月10日)

外務在外居住者省高官筋は、米国、フランス、トルコ、そしてその手先が、アレッポ県マンビジュ市一帯、アレッポ市一帯、イドリブ県、ハサカ県、ラッカ県で違法に遺跡の発掘作業を行い、シリアの文化遺産を破壊・略奪していると批判した。

マンビジュ市一帯、ハサカ県、ラッカ県は、米主導の有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)、およびロジャヴァ人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にある。

またアフリーン市一帯はトルコが実質占領しており、イドリブ県はトルコの庇護を受ける国民解放戦線や、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構などの支配下にある。

SANA(12月10日付)が伝えた。

AFP, December 10, 2018、ANHA, December 10, 2018、AP, December 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2018、al-Hayat, December 11, 2018、Reuters, December 10, 2018、SANA, December 10, 2018、UPI, December 10, 2018などをもとに作成。

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