反体制系サイトのザマーン・ワスル(6月11日付)は、フェイスブックが、ザマーン・ワスルTV、反体制活動家のマーヒル・シャラフッディーン氏、マーズィン・ナートゥール氏、在仏シリア人フォーラムなど多数のアカウントを凍結したと伝えた。
アカウント凍結は、ハマー県北部でのシリア軍との戦闘で死亡したアブドゥルバースィト・サールート氏についての書き込みを行ったことが利用規約の違反にあたるためだという。
サールート氏は「革命の守護者(ゴールキーパー)」、「革命のサヨナキドリ」として西側諸国で注目を浴びてきたが、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県一帯の反体制派支配地域で、同機構と共闘関係にあるイッザ軍の傘下に身を置いて武装闘争を継続していた。
AFP, June 11, 2019、ANHA, June 11, 2019、AP, June 11, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2019、al-Hayat, June 12, 2019、Reuters, June 11, 2019、SANA, June 11, 2019、SOHR, June 11, 2019、UPI, June 11, 2019などをもとに作成。
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