シリア人民議会は20世紀初頭にオスマン帝国でアルメニア人虐殺が行われた事実を認め、これを非難する決議を採択(2020年2月13日)

シリアの人民議会(第2期人民議会第12回通常会第10回会合)は、20世紀初頭にオスマン帝国でアルメニア人虐殺が行われた事実を認め、これを非難する決議を採択した。

決議ではまた、アルメニア人虐殺の事実を否定、ないしは歪めようとするいかなる試みを非難、この虐殺を人道に対するもっとも卑劣な犯罪と断じた。

また、アルメニア国民に同情の意を表明、アルメニア教徒、シリア正教徒、アッシリア教徒などもオスマン帝国による体系的な民族浄化と集団虐殺の犠牲者だったとしたうえで、世界各国の議会、そして世論、国際社会に、この虐殺を非難するために行動するよう呼びかけた。

AFP, February 13, 2020、ANHA, February 13, 2020、AP, February 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2020、Reuters, February 13, 2020、SANA, February 13, 2020、SOHR, February 13, 2020、UPI, February 13, 2020などをもとに作成。

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