米軍ヘリコプターの支援を受けたシリア民主軍がダイル・ザウル県スブハ村でダーイシュ元メンバーと思われる7人を拘束(2020年11月3日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月3日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるスブハ村でシリア民主軍が住民7人を拘束、連行した。

シリア人権監視団によると、拘束されたのはダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーと思われる7人、シリア民主軍は、米軍のヘリコプターの支援を受けてスブハ村にある国内避難民(IDPs)キャンプに突入し、摘発を行ったという。

一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハジュナ村でシリア民主軍の兵士1人が何者かに撃たれて死亡した。

このほか、シリア民主軍は、シリア政府支配地域からセメントを積んで北・東シリア自治局の支配下のシュハイル村に到着船舶一隻を水上通行所で拿捕し、積み荷を押収した。

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ハサカ県では、SANA(11月3日付)によると、シリア民主軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー東のカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊のマナーズィラ村の村庁舎を接収した。

シリア民主軍はまた、タッル・タムル町で若者3人を拘束した。

AFP, November 3, 2020、ANHA, November 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2020、Reuters, November 3, 2020、SANA, November 3, 2020、SOHR, November 3, 2020などをもとに作成。

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