シリア人権監視団は「信頼できる複数の医療筋の話」としてシリア政府支配地域での新型コロナウイルスの感染者、死者数が保健省発表の10倍以上と主張(2021年1月18日)

シリア人権監視団は、シリア政府支配地域での新型コロナウイルス感染症の感染者と死者の実際の数が、保健省の報告よりも10以上だと主張した。

同監視団が「信頼できる複数の医療筋」の話として発表したところによると、実際の感染者数は181,300人、うち完治したのは72,000人強、死者は10,685人にのぼるという。

同筋によると、新型コロナウイルス感染症で死亡したにもかかわらず「肺の病気」として処理されるケースが多く見られるのだという。

**

保健省は政府支配地域で新たに96人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者76人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、1月18日現在の同地での感染者数は計13,132人、うち死亡したのは841人、回復したのは6,624人となった。

SANA(1月18日付)が伝えた。

AFP, January 18, 2021、ANHA, January 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2021、Reuters, January 18, 2021、SANA, January 18, 2021、SOHR, January 18, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.