アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市一帯を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。
これに対して「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるカフルナブル市などを砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原一帯を砲撃した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタルフィーター村で共和国護衛隊の傘下にある自警団が住民2人(兄弟)と口論となり、殺害した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマハッジャ町近郊で、シリア軍第38航空旅団の士官(中尉)1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を44件(イドリブ県19件、ラタキア県16件、アレッポ県6件、ハマー県3件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は36件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を34件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, May 11, 2021、ANHA, May 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 11, 2021、Reuters, May 11, 2021、SANA, May 11, 2021、SOHR, May 11, 2021などをもとに作成。
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