アサド大統領は第32回アラブ連盟首脳会議開催に先だってチュニジアのサイード大統領と会談(2023年5月19日)

第32回アラブ連盟首脳会議に出席するためにサウジアラビアのジェッダを訪問中のアサド大統領は、会議開催に先だってチュニジアのカイス・サイード大統領と会談し、両国の協力関係について意見を交わした。

会談で、アサド大統領は、両国関係が正常化したことに歓迎の意を示し、政治、経済だけでなく、文化、思想、民衆レベルでの関係強化の必要性を強調、両国の高官や大使らには、アラブ世界、国際社会において共同行動計画を策定するために多くの仕事が待っていると述べた。

アサド大統領はまた、シリアとチュニジアがともに「暗黒潮流」に反対する立場をとり、諸外国が標的としている思想、意識、帰属にかかわる問題を共有しているとしたうえで、アラブ人が一つの帰属意識のもとに結びつけられた単一のウンマの成員であると強調した。




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0qXPYFVH1maLWjudnbqkgy3BRdcLTVju6s1NJb41FfQopULpqFGT37ejU3pTDv2YNl

https://www.facebook.com/watch/?v=1624914871339404

SANA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード1.7~3.3の地震が5回発生したと発表(2023年5月19日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間に、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、イドリブ県北西部、クナイトラ県西部、トルコを震源とするマグニチュード1.7~3.3の地震が5回発生したと発表した。

SANA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはシリア軍が米占領下のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する武装集団のテロ攻撃を阻止したと発表(2023年5月19日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に近いタッル・トゥワイド山で、シリア軍部隊がピックアップトラック3台に乗った武装グループを発見、砲撃を加えたたと発表した。

この武装グループは、テロ攻撃を試みようとしてシリア政府支配地に潜入したが、砲撃を受けた55キロ地帯に逃走したという。

RIAノーヴォスチ通信(5月19日付)が伝えた。

RIA Novosti, May 19, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構がイドリブ県ダルクーシュ町で1人を拘束(2023年5月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がダルクーシュ町のアイン・ザルカ(公園)の守衛を拘束、連行した。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

『ワシントン・ポスト』:米軍関係者は「我々がアル=カーイダの指導者を殺害したかもはや確信は持てない」と語る(2023年5月18日)

『ワシントン・ポスト』(5月18日付)は、米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)が5月3日に、シャーム解放機構の支配下にある県北部のクールカーニヤー村近くで、羊の放牧中のルトフィー・ハサン・マストゥー氏(60歳)を攻撃し、殺害した件に関して、軍関係者の1人が「我々がアル=カーイダの指導者を殺害したかもはや確信は持てない」と語ったと伝えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023、The Washington Post, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ペタル米国務省副報道官:「シリア政府にかかわる問題として、オースティン・タイス記者の消息の究明と解放、カプタゴン密輸への対応がある」(2023年5月18日)

米国務省のベダント・ペタル副報道官は記者会見で、19日にサウジアラビアのジェッダで開催されるアラブ連盟首脳会議にアサド大統領が出席することに関して、「シリアがアラブ連盟への復帰を許されるべきだとは考えていない…。アサド体制との関係正常化を指示しておらず、協力国がそうするのを指示していない」と述べた。

また、シリア政府にかかわる問題として、オースティン・タイス記者の消息の究明と解放、カプタゴン密輸への対応などがあると指摘した。

一方、オマーンの首都マスカットでシリアの代表団と米国高官が会見したことについては、「米国は米国人の解放に向けた事態の進展を支援してくれる者であれば、誰とでも喜んでかかわると昨日すでに述べている」と答えた。

AFP, May 19, 2023、ANHA, May 19, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2023、Reuters, May 19, 2023、SANA, May 19, 2023、SOHR, May 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ルクバーン・キャンプで暮らしていた女性とその子供が劣悪な生活環境を理由にシリア政府の支配地に脱出する一方、同地の地元評議会は、シリアのアラブ連盟復帰、キャンプ閉鎖、政府支配地への帰還を拒否(2023年5月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた女性とその子供が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出した。

一方、ルクバーン・キャンプの地元評議会はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/Local.Counsil/)を通じて声明を出し、シリアのアラブ連盟復帰に関して、「シリアの革命家たちはこの関係正常化、戦争犯罪人にしてカプタゴンの売人であるバッシャール・アサドがシリアの国家と国民を代表することを断固として拒否し、シリア革命の義務に基づき、シリアの体制の復帰にかかるアラブ世界、国際社会のすべての決議を拒否する」としたうえで、危機の根本的解決、国連安保理決議第2254号の履行、イランとロシアの民兵の完全撤退がなされるまで、キャンプを存続し、シリア政府支配地への国内避難民(IDPs)の帰還を拒否すると発表した。

https://www.facebook.com/Local.Counsil/posts/pfbid0pCwZR9gaEVbJCvZHsnUCTVPVSsCA6FWN56QYr8rqfDrXcGu5hGzec7x2wcjw3qpDl?locale=ar_AR

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県ムザイリーブ町で、正体不明の武装集団が反体制武装集団の元メンバー3人を殺傷(2023年5月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町で、正体不明の武装集団が、反体制武装集団の元メンバー2人を銃で撃ち殺害、1人を負傷させた。

また、ダルアー市でも、正体不明の武装集団が若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がドローンでアレッポ県マンビジュ市近郊を爆撃し、1人を殺害(2023年5月18日)

アレッポ県では、トルコ軍が無人航空機(ドローン)で、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市南を走行中の民間の車輌を爆撃し、ハールーフィーヤ村出身のアブドゥルワッハーブ・ハッジ・フマイディー氏を殺害した。

ANHA(5月18日付)が伝えた。

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)はダイル・ザウル県でダーイシュの司令官(アミール)ら3人を逮捕(2023年5月18日)

北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の広報センターは声明を出し、緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)がダイル・ザウル県で3回にわたって治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官(アミール)2人とスリーパーセルのメンバー1人を逮捕したと発表した。

ANHA(5月18日付)が伝えた。

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は19日に開催される第32回アラブ連盟首脳会議に出席するため、ダマスカス国際空港を発ち、サウジアラビアのジェッダに到着(2023年5月18日)

アサド大統領は、19日に開催される第32回アラブ連盟首脳会議に出席するため、ダマスカス国際空港を発ち、サウジアラビアのジェッダにあるキング・アブドゥルアズィーズ国際空港に到着した。

空港では、バドル・ビン・スルターン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・スウーディー王子(メッカ州副首長)、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長、サーリフ・ビン・アリー・トゥルキー・ジェッダ県書記、サルマーン・ビン・ハッザーア・ムタイリー全権大臣・名誉使節団長、サーリフ・アウワード・ジャービリー・メッカ州警察局長の出迎えを受けた。

https://youtu.be/zSs28jJDh-w







https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0SheqqiVfAQZBgudckDQ8LGunMkDyB7E4FJ9H2HGbTRaqw1xUM4EtWVLJrGvgzKXzl

SANA(5月18日付)が伝えた。

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード2.0~3.3の地震が9回発生したと発表(2023年5月18日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間に、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、トルコ、地中海を震源とするマグニチュード2.0~3.3の地震が9回発生したと発表した。

SANA(5月18日付)が伝えた。

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】シリア国民軍憲兵隊がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県カフル・カルビーン村近で被災した女性や子供多数を拘束(2023年5月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍の憲兵隊がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のカフル・カルビーン村近くの街道の民家を強襲し、女性や子供多数を拘束した。

拘束された女性と子供は2月6日に発生したトルコ・シリア大地震の被災者。

拘束は、シリア国民軍に所属するシャフバー連合の司令官の命令によるという。

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構がイドリブ県カフルナブル市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2023年5月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、スフーフン村、マジュダリヤー村一帯を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアブー・アリー山一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イズラア市で治安判事裁判所の判事と軽犯罪控訴裁判所の顧問を務める男性が自宅前で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, May 17, 2023、ANHA, May 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2023、Reuters, May 17, 2023、SANA, May 17, 2023、SOHR, May 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がラッカ県アイン・イーサー市近郊のジャディーダ村、M4高速道路沿線を砲撃し、子供1人を含む住民3人が負傷(2023年5月17日)

ラッカ県では、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のジャディーダ村、M4高速道路沿線を砲撃し、子供1人を含む住民3人が負傷した。


トルコ軍はまた、アイン・イーサー市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ(アイン・イーサー・キャンプ)一帯を砲撃した。

ANHA(5月17日付)が伝えた。

AFP, May 17, 2023、ANHA, May 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2023、Reuters, May 17, 2023、SANA, May 17, 2023、SOHR, May 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー42輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2023年5月17日)

ハサカ県では、SANA(5月17日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー42輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, May 17, 2023、ANHA, May 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2023、Reuters, May 17, 2023、SANA, May 17, 2023、SOHR, May 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア中央銀行は1米ドル=8,100シリア・ポンド、1ユーロ=8,799.84シリア・ポンドに引き下げと発表(2023年5月17日)

シリア中央銀行は、17日付の送金為替速報で、1米ドル=8,100シリア・ポンド、1ユーロ=8,799.84シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(5月17日付)が伝えた。

AFP, May 17, 2023、ANHA, May 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2023、Reuters, May 17, 2023、SANA, May 17, 2023、SOHR, May 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】国民地震センターは過去24時間にマグニチュード1.6~3.2の地震が6回発生したと発表(2023年5月17日)

国民地震センターは声明を出し、過去24時間に、ラタキア県西部、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、トルコを震源とするマグニチュード1.6~3.2の地震が6回発生したと発表した。

SANA(5月17日付)が伝えた。

AFP, May 17, 2023、ANHA, May 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2023、Reuters, May 17, 2023、SANA, May 17, 2023、SOHR, May 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ラタキア県はヨルダン国民と「世界中のイスラーム教徒」協会が提供した仮設住宅10棟を受け取る(2023年5月17日)

ラタキア県は、16日にヨルダン国民と「世界中のイスラーム教徒」協会からシリア開発信託に引き渡された仮設住宅10棟を受け取った。

SANA(5月17日付)が伝えた。

AFP, May 17, 2023、ANHA, May 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2023、Reuters, May 17, 2023、SANA, May 17, 2023、SOHR, May 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

第32回アラブ連盟首脳会議準備会合がサウジアラビアのジェッダで開催されシリアのミクダード外務在外居住者大臣が出席(2023年5月17日)

第32回アラブ連盟首脳会議準備会合がサウジアラビアのジェッダで開催され、シリアからはファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣が出席した。

**

ミクダード外務在外居住者大臣は会談後に記者らに対して、シリアが今後の課題に対処するためのアラブの共同行動の諸目的を実現するためのアラブ諸国のあらゆる役割を歓迎すると述べるとともに、準備会合で審議された首脳会議決議案がシリア危機を乗り越えようとするシリアの視点を反映し、地域と国際社会におけるシリアの役割を尊重したものだと指摘した。

https://youtu.be/tVd9-AyY35Y

**

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、サウジアラビアのファイサル・ビン・アブドゥッラー・アール・スウーディー外務大臣と個別に会談し、アラブの共同行動のにかかる諸問題、その発展の方途、二国間関係などについて意見を交わした。

https://youtu.be/Cj9e4YHlqB8

また、出席したアラブ諸国の外務大臣らからは、首脳会議で採択される決議がアラブ諸国の状況に良い影響を与えるとの意見が相次いだ。

**

ミクダード外務在外大臣はまた、同準備会合に出席するためにジェッダに参集しているアラブ諸国の外務大臣らと相次いで会談し、アラブの合同行動の強化の仕組みについて意見を交わした。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0MvFz5hq1GNJfREKiQM8et3gPjP4BKyzWweb9YLBxtc5vmLU2zdrEV1Uooaf8WRcml
ミクダード外務在外居住者大臣はさらに、ジェッダでロシアのウラジミール・サフロンコフ外務省中東問題特使と会談し、アラブ地域にかかる諸問題や同地の情勢の進捗について意見を交わした。

**

SANA(5月17日付)が伝えた。

AFP, May 17, 2023、ANHA, May 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2023、Reuters, May 17, 2023、SANA, May 17, 2023、SOHR, May 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国高官とシリア使節団がオマーンの首都マスカットで秘密裡に直接交渉:シリア側は米軍撤退を米国側は米国人記者の消息についての情報を開示を求める(2023年5月16日)

米国のオンライン・ニュース・マガジンのクラドル(5月16日付)は、アラブ連盟の幹部外交官筋の話として、米国高官とシリアの使節団がオマーンの首都マスカットで秘密裡に直接交渉を行っていると伝えた。

同筋によると、会議には、両国の治安関係者や外務省の代表らが参加しており、シリア側は違法駐留を続ける米軍の撤退を求めたのに対して、米国側は2012年に首都ダマスカス郊外で失踪した(当局に拘束されたとみられる)米国人記者のオースティン・タイス氏の消息についての情報を開示するよう求めたという。

会談において、シリア側はタイス氏についての情報は持っていないと答えたという。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、The Cradle, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアレッポ県ガザーウィヤ村近くで、同地の治安を掌握しているシャーム解放機構が住民1人を逮捕(2023年5月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のガザーウィヤ村(シーラーワー町近郊)近くで、同地の治安を掌握しているシャーム解放機構が検問所でイドリブ県ファルカヤー村出身の住民1人を逮捕した。

AFP, May 18, 2023、ANHA, May 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2023、Reuters, May 18, 2023、SANA, May 18, 2023、SOHR, May 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】日本の外務省はシリアでの被害に対して合計1,430万ドルの追加的な人道支援を実施すると発表(2023年5月16日)

日本の外務省は公式HP(https://www.mofa.go.jp/)を通じて報道発表を行い、トルコ・シリア大地震によるシリアでの被害に対して、合計1,430万ドルの追加的な人道支援を実施することを決定したことを明らかにした。

「シリアにおける地震被害に対する追加的人道支援」と題された報道発表の内容は以下の通り。

**

5月16日、日本政府は、2月に発生したトルコ南東部を震源とする地震によるシリアにおける被害に対して、合計約1,430万ドルの追加的な人道支援を実施することを決定したところ、詳細は以下のとおりです。

  1. 我が国政府は、750万ドルの追加的な緊急無償資金協力により、国連世界食糧計画(WFP)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)、国際移住機関(IOM)、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)を通じて、甚大な被害を受けたシリアの被災者に対し、生活必需品、食料、水・衛生、保健・医療等の分野において、人道支援を実施します。
  2. また、国際連合との連携により、国際連合人間居住計画(UN-Habitat)を通じて、約680万ドル(9億3,000万円)を供与額とする無償資金協力「アレッポ及びラタキアにおける震災後の早期復旧及びレジリエンス構築のための統合的な支援計画(UN連携/UN-Habitat実施)」を実施します。
    本事業は、アレッポ県及びラタキア県の被災者の多い地域に対し、被害状況アセスメント、住民参加による震災からの早期復旧計画策定、優先度の高い公共サービスの修復等を実施するもので、国内避難民を含む脆弱層に対して震災からの早期復旧支援を行い、同国の人道状況の改善に寄与するものです。
    本件について、16日(現地時間同日)、UN-Habitat本部のあるナイロビにおいて、北川裕久在ケニア共和国臨時代理大使と、エルファン・アリ国際連合人間居住計画事務局長室官房長(Mr. Erfan Ali, Chief of Staff, Office of the Executive Director, UN-Habitat)との間で、交換公文の署名が行われました。
  3. これらの支援により、2月に決定した約1,850万ドルの人道支援及び国際原子力機関(IAEA)を通じた約10万ドルの医療支援、3月に決定した約610万ドル(6億6,200万円)の無償資金協力「保健医療サービス強化計画(WHO連携)」及び約100万ドルのジャパン・プラットフォーム(JPF)経由の支援と合わせて、シリアにおける地震被害に対し、合計約4,000万ドルの人道支援を実施することとなります。日本政府として、引き続き被災者が必要とする人道支援、被災地域の1日も早い復旧に向けた支援を実施していきます。

(参考1)案件別支援額内訳

(1)緊急無償資金協力:750万ドル

  • 国連世界食糧計画(WFP):220万ドル
    食料
  • 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):150万ドル
    生活必需品
  • 赤十字国際委員会(ICRC):100万ドル
    保健・医療、保護
  • 国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC):100万ドル
    水・衛生
  • 国際移住機関(IOM):100万ドル
    生活必需品
  • 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA):80万ドル
    シェルター、生計支援

(2)無償資金協力(UN連携/UN-Habitat実施):9億3,000万円(約680万ドル)

  • 震災被害状況アセスメント、震災からの早期復旧計画策定、公共サービスの修復等

(参考2)シリアにおける地震被害

現地時間2月に発生したトルコ南東部を震源とする地震により、シリアにおいて生じた被害に関する正確な数字の把握は困難であるが、報道等によると、シリア国内の被害は、死者5,900人以上に上っている。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県ザーウィヤ山地方で、シャーム解放機構がシリア国民軍(国民解放戦線)に所属するハムザ師団の司令官を逮捕(2023年5月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方で、同機構の総合治安機関がシリア国民軍(国民解放戦線)に所属するハムザ師団の司令官を逮捕した。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー県とアレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2023年5月16日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室に所属するナスル軍の戦闘員がガーブ平原でシリア軍と交戦、兵士1人を狙撃し、負傷させた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるヒルバト・ナークース村、カーヒラ村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマクラビース村、カフル・アンマ村、カスル村、ワサータ村を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナスィーブ村で麻薬密売人とされる男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構がイドリブ県カッリー町でイスラーム解放党メンバーの若い男性1人を逮捕、同県アティマ・キャンプ、アレッポ県サッハーラ村で釈放を求めるデモ(2023年5月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がカッリー町でイスラーム解放党メンバーの若い男性1人を逮捕した。

一方、シャーム解放機構の支配下にあるアティマ村のアティマ国内避難民(IDPs)キャンプで、女性らが同機構が逮捕した住民、とりわけイスラーム解放党メンバーの釈放を求めて抗議デモを行った。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるサッハーラ村で、女性らが同機構が逮捕した住民、とりわけイスラーム解放党メンバーの釈放を求めて抗議デモを行った。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】ヨルダン国民と「世界中のイスラーム教徒」協会が用意した仮設住宅10棟を積んだ貨物車輌5輌がダルアー県のナスィーブ国境通行所を経由してシリアに(2023年5月16日)

ヨルダン国民と「世界中のイスラーム教徒」協会が在ヨルダン・シリア大使館と連携して用意した仮設住宅10棟を積んだ貨物車輌5輌がダルアー県のナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)を経由してシリアに入り、シリア開発信託に積み荷を引き渡した。

過越住宅はラタキア県の救援委員会に引き渡される。


SANA(5月16日付)が伝えた。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

第32回アラブ連盟首脳会議を準備するための高官級会合が開催:スーサーン外務在外居住者省次官は難民帰還の重要性を強調(2023年5月16日)

5月19日に開催される第32回アラブ連盟首脳会議を準備するための高官級会合が、2日前の経済社会理事会高官会議、前日の経済社会評議会閣僚級会合に続いて、サウジアラビアのジェッダで開催され、シリアからは、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官を代表とする使節団が参加した。

会合において、スーサーン外務在外居住者次官は、シリアがアラブの共同行動、アラブ諸国との二国間、多国間の関係強化に関心があると表明した。





シリアの使節団は、スーサーン外務在外居住者省次官、バッサーム・サッバーグ国連シリア代表、リヤード・アッバース外務在外居住者省アラブ問題局長、クサイ・ダッハーク同国際機関局長、ジャマール・ナジーブ同外務省局長、イーハーブ・ハーミド同局員、イフサーン・ルンマーン同省顧問から構成された。

**

スーサーン外務在外居住者省次官は会合後に記者団らに対して、首脳会議で審議される決議案について、真剣且つ透明性の高い雰囲気のなかで議論が行われたとしたうえで、首脳会議をアラブの共同行動の新たな段階の導入部とし、アラブ諸国への過去の影響を乗り越え、未来に向かう必要があるとの認識が確認されたと述べた。

スーサーン次官は会合のなかで、スーダン情勢、リビア情勢に加えて、シリア難民の帰還についての議論が行われたことを明らかにしたうえで、難民の帰還について以下の通り述べた。

国家(シリア)は、恩赦、国民和解、難民に帰還を促すためのすべての措置を実施した。だが、帰還には必要な要件がまだあり、そのなかでもっとも重要なのは、これらの市民が帰還する地域のサービスを充実させることだ。我々は、難民の帰還と復興を結び付けて、名誉ある帰還を実現する必要を理解している。だが、制裁は経済封鎖があるなかで復興は実現するだろうか。シリア国民に一方的な措置を講じている国々がシリア難民の帰国を妨げている。

**

SANA(5月16日付)が伝えた。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はアジア・サッカー連盟のサルマーン会長(バハレーン人)と会談(2023年5月16日)

アサド大統領はシリアを訪れたアジア・サッカー連盟のサルマーン・ビン・イブラーヒーム・アール・ハリーファ会長(バハレーン人)と会談し、サッカー界におけるシリアの地位向上、シリアでの競技開催に対する制裁解除に向けた取り組みなどについて意見を交わした。

会談には、フラース・マアッラー・スポーツ総連合総裁、サラーフッディーン・ラマダーン・シリア・サッカー連盟会長も同席した。

SANA(5月16日付)が伝えた。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】国民地震センターは過去24時間にマグニチュード1.4~3.1の地震が10回発生したと発表(2023年5月16日)

国民地震センターは声明を出し、過去24時間に、イドリブ県南西部、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)、トルコを震源とするマグニチュード1.4~3.1の地震が10回発生したと発表した。

SANA(5月16日付)が伝えた。

AFP, May 16, 2023、ANHA, May 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2023、Reuters, May 16, 2023、SANA, May 16, 2023、SOHR, May 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.