ヒムス県東部でダーイシュがシリア軍の兵舎を襲撃(2019年5月25日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(5月25日付)によると、ダーイシュが県東部砂漠地帯のウワイリド・ダム近くにあるシリア軍の兵舎を襲撃し、兵士多数を殺害した。

AFP, May 25, 2019、ANHA, May 25, 2019、AP, May 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2019、al-Hayat, May 26, 2019、Reuters, May 25, 2019、SANA, May 25, 2019、SOHR, May 25, 2019、UPI, May 25, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市内2カ所で爆弾が相次いで爆発(2019年5月25日)

ラッカ県では、ANHA(5月25日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市中心街にあるマシュハダーニー病院近くと市西部のジャズラ通りに仕掛けられていた爆弾が相次いで爆発し、住民1人が負傷した。

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スプートニク・ニュース(5月26日付)によると、爆発は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のパトロール部隊を狙ったもので、複数の隊員が死傷したという。

AFP, May 25, 2019、ANHA, May 25, 2019、AP, May 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2019、al-Hayat, May 26, 2019、Reuters, May 25, 2019、SANA, May 25, 2019、SOHR, May 25, 2019、Sputnik News, May 25, 2019、UPI, May 25, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍はイドリブ県などへの爆撃を休止する一方、シリア軍は同地への爆撃を継続(2019年5月25日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンでは、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから26日目となる5月25日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より21人(民間人9人、兵士・反体制武装集団戦闘員12人)増えて720人となった。

うち、224人が民間人(女性43人、子供46人を含む)、496人がシリア軍兵士(232人)および反体制武装集団戦闘員(264人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は93回、投下した「樽爆弾」の数は102発を記録した。

また、シリア軍地上部隊が発射した砲弾は550発以上にのぼった。

ロシア軍による爆撃は確認されなかった。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機で、カフルズィーター市に18回、ラターミナ町、カフルヌブーダ町にそれぞれ3回、サイヤード村、ムーリク市にそれぞれ2回の爆撃を実施する一方、ヘリコプターでカフルヌブーダ町に「樽爆弾」22発を投下した。

シリア軍はまた地上部隊が、ガーブ平原のタマース村一帯を砲撃した。

一方、SANA(5月25日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のスカイラビーヤ市の住宅街を砲撃した。

これに対し、シリア軍はラターミナ町、カフルズィーター市にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でフバイト村に13回、ハーン・シャイフーン市およびその一帯に12回、バーラ村に5回、イドリブ市に4回、トゥラムラー村に4回、カンスフラ村およびその一帯で4回、ヒーシュ村、カフルナブル市、アービディーン村、マアッラト・ハルマ村にそれぞれ3回、ジャバーラー村、アルマナーヤー村、イフスィム町、ハーッス村、バーティンタ村、カフル・ウワイド村にそれぞれ2回の爆撃を実施する一方、ヘリコプターでフバイト村に「樽爆弾」41発、タッルアース村に5発、ラカーヤー村に4発、アービディーン村に4発、ラターミナ町、マダーヤー村、ダービヤ村、カッサービーヤ村、ハーン・シャイフーン市一帯、ウライニバ村、カフルサジュナ村、シャイフ・ダーミス村、マガッル・ヒンタ村、ハーッス村にそれぞれ2発を投下した。

シリア軍はまた地上部隊が、シャフシャブー山一帯を砲撃した。

一方、SANA(5月25日付)によると、シリア軍がフバイト村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヘリコプターでカッバーナ村一帯に「樽爆弾」5発を投下した。

シリア軍はまた地上部隊が、カッバーナ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア軍はまた地上部隊が県西部郊外を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ハマー県3件、ラタキア県11件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(アレッポ県1件、ハマー県5件)確認した。

AFP, May 25, 2019、ANHA, May 25, 2019、AP, May 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2019、al-Hayat, May 26, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 25, 2019、Reuters, May 25, 2019、SANA, May 25, 2019、SOHR, May 25, 2019、UPI, May 25, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから359人、ヨルダンから578人の難民が帰国、避難民8人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月25日付)を公開し、5月24日に難民937人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは359人(うち女性240人、子供183人)、ヨルダンから帰国したのは578人(うち女性240人、子供295人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は233,646人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者81,787人(うち女性24,685人、子ども41,630人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者151,859人(うち女性45,587人、子ども77,436人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 462,962人(うち女性120,047人、子供203,908人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民8人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは8人(うち女性2人、子供4人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,199人(うち女性9,462人、子供13,864人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,795人(うち女性387,167人、子供649,490人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 25, 2019をもとに作成。

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SANAはシャーム解放機構がベルギー、フランス、モロッコの専門家の支援を受けて住民に対して塩素ガスを使用し、シリア軍の犯行と見せ掛ける作戦を準備していると伝える(2019年5月24日)

SANA(5月24日付)は、イドリブ県の複数の地元情報筋の話として、ハマー県北部とイドリブ県南部で活動を続けるシャーム解放機構が、ベルギー、フランス、モロッコの専門家の支援を受けて、住民に対して塩素ガスを使用し、シリア軍の犯行と見せ掛ける作戦を準備していると伝えた。

シャーム解放機構は、トルキスタン・イスラーム党、イッザ軍、そしてホワイト・ヘルメットと会合を重ねており、シリア軍がさらに進軍した場合、ハマー県、ラタキア県、イドリブ県のいずれかで作戦の実行を行おうとしているという。

AFP, May 24, 2019、ANHA, May 24, 2019、AP, May 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2019、al-Hayat, May 25, 2019、Reuters, May 24, 2019、SANA, May 24, 2019、SOHR, May 24, 2019、UPI, May 24, 2019などをもとに作成。

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トルコ与党AKP報道官「トルコとシリア政府の高官が会談をしたとしても何ら問題はない」(2019年5月24日)

トルコのオメル・チェリキ公正発展党(AKP)報道官は、「トルコとシリア政府の高官が会談をしたとしても何ら問題はない」と述べた。

チェリキ報道官は「公正発展党は、トルコの諜報機関とアサド政権の諜報機関が会合を開き、シリアでの戦闘を止めようとすることがいけないことだとは思っていない。たとえ、アンカラが政権と戦う反体制派を支援しているとしてもだ」と付言した。

AFP, May 24, 2019、ANHA, May 24, 2019、AP, May 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2019、al-Hayat, May 25, 2019、Reuters, May 24, 2019、SANA, May 24, 2019、SOHR, May 24, 2019、UPI, May 24, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はフワイズ村(ハマー県)の反体制派野戦病院で防毒マスクを押収、ホワイト・ヘルメットのセンターを発見(2019年5月24日)

ハマー県では、SANA(5月24日付)によると、フワイズ村を制圧したシリア軍部隊が、反体制武装集団の野戦病院で防毒マスクと大量の医薬品を押収するとともに、ホワイト・ヘルメットのセンターを発見、彼らが武装集団と行動を共にしていることが改めて確認された。

シリア軍部隊は、反体制武装集団の拠点で、「自由人の盾」を名のる組織のメンバーに関するデータを押収したという・

https://youtu.be/URWm9sjG138


AFP, May 24, 2019、ANHA, May 24, 2019、AP, May 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2019、al-Hayat, May 25, 2019、Reuters, May 24, 2019、SANA, May 24, 2019、SOHR, May 24, 2019、UPI, May 24, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のシリア北西部にシリア・ロシア軍が100回以上の爆撃を実施、「樽爆弾」67発を投下、砲弾680発以上を撃ち込む(2019年5月24日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンでは、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから25日目となる5月24日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より27人(民間人3人、兵士・反体制武装集団戦闘員24人)増えて699人となった。

うち、215人が民間人(女性43人、子供43人を含む)、484人がシリア軍兵士(225人)および反体制武装集団戦闘員(259人)。

なお、ノールス研究センター(5月24日付)によると、シリア軍側の死者は302人。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は66回、投下した「樽爆弾」の数は67発を記録、ロシア軍戦闘機も41回の爆撃を行った。

また、シリア軍地上部隊が発射した砲弾は680発以上にのぼった。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月24日付)によると、シリア・ロシア軍の攻撃を受けて、シャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣の宗教関係省は、金曜日の集団礼拝を中止したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でフバイト村に9回、ハーン・シャイフーン市およびその一帯に7回、カフルナブル市に4回、ハーッス村に4回、ムサイビーン丘およびその一帯、ヒーシュ村、スィフヤーン村、タフタナーズ航空基地、バザーブール村一帯にそれぞれ3回、サルジャ村、タッル・スルターン村、アービディーン村、サラーキブ市近郊の国際幹線道路にそれぞれ2回の爆撃を実施する一方、ヘリコプターでハーン・シャイフーン市およびその一帯に「樽爆弾」67発、フバイト村に8発、アルバイーン山に4発、ムーリク市に3発、ヒーシュ村、マアッラト・ハルマ村、ハーッス村、カフルナブル市、カッサービーヤ村、ウンム・ザイトゥーナ村、マダーヤー村にそれぞれ2発を投下した。

シリア軍はまた地上部隊が、シャフシャブー山一帯、県南部一帯を砲撃した。

ロシア軍戦闘機もフバイト村に7回、カフル・ウワイド村、ハウワーシュ村にそれぞれ2回の爆撃を実施した。

一方、SANA(5月24日付)によると、シリア軍がハーン・シャウフーン市、フバイト村、アービディーン村灌木地帯でシャーム解放機構の拠点、ハーッス村一帯、カフルナブル市一帯の兵站路に対して重点的に砲撃を行った。

こうしたなか、ドゥラル・シャーミーヤ(5月24日付)によると、トルコ軍部隊がイドリブ県のヒルバト・ジャウズ村に設置された通行所を経由してシリアに入り、シール・マガール村にある監視所に向かった。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルヌブーダ町に8回カフルズィーター市に2回の爆撃を実施する一方、ヘリコプターでカフルヌブーダ町に「樽爆弾」12発、ラターミナ町に10発、カフルズィーター市に2発を投下した。

シリア軍はまた地上部隊が、ガーブ平原一帯を砲撃した。

ロシア軍戦闘機もラターミナ町に12回、カフルヌブーダ町に7回、アムキーヤ町に5回、アンカーウィー村に4回、カルクール村に2回の爆撃を実施した。

これに対して、反体制武装集団は、ムガイル村一帯のシリア軍に向かって砲撃した。

一方、SANA(5月24日付)によると、シリア軍がカストゥーン村、ムガイル村、カフルヌブーダ町一帯、サイヤード村でシャーム解放機構と交戦、これを殲滅した。

他方、トルコの支援を受ける国民解放戦線はブライディージュ村のシリア軍検問所をグラッド地対地ミサイルで攻撃したと発表した。

国民解放戦線はまた、タッル・フワーシュ村でシリア軍戦車を撃破したと発表した。

イッザ軍もムガイル村でシリア軍の連装ロケット弾発射機を破壊したと発表した。

シャーム解放機構もカフルヌブーダ町でシリア軍兵士3人を殺害したと発表した。

さらに、ドゥラル・シャーミーヤ(5月24日付)によると、シャーム解放機構はシリア軍兵士に投降を呼びかけるビラを散布したと伝え、その画像を掲載した。

このほか、イバー・ネット(5月24日付)によると、シャーム解放機構はハマー市近郊のハマー航空基地を自作の地対地ロケット弾で攻撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に12回の爆撃を実施する一方、ヘリコプターでカッバーナ村一帯に「樽爆弾」12発を投下した。

シリア軍はまた地上部隊がクルド山一帯を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月24日付)によると、反体制武装集団はクバイナ丘一帯に進攻使用としたシリア軍を撃退し、複数の兵士を殺害した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月24日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市北のマアッルスィッタ村にあるシリア軍拠点複数カ所を襲撃し、兵士4人を殺害した。

これに対して、シリア軍は反体制派支配下のバヤーヌーン町を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ハマー県3件、ラタキア県11件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を15件(イドリブ県1件、ハマー県14件)確認した。

AFP, May 24, 2019、ANHA, May 24, 2019、AP, May 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2019、al-Hayat, May 25, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 24, 2019、Nors for Studies, May 24, 2019、Reuters, May 24, 2019、SANA, May 24, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 24, 2019、SOHR, May 24, 2019、UPI, May 24, 2019などをもとに作成。

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スカイ・ニュースの特派員は取材のために同行していた反体制武装集団への攻撃を取材クルーへの意図的攻撃だと伝える(2019年5月23日)

スカイ・ニュース(5月23日付)は、イドリブ県で反体制武装集団に取材を行う取材チームがシリア軍に意図的に狙われていると伝え、廃墟となった建物のなかで取材チームがシリア軍の攻撃に曝されている映像を配信した。

イドリブ県で取材中のスカイ・ニュースのアレックス・クローフォード特派員はレポートのナレーションで「軍用のドローンが我々を監視しており、12.5ミリ砲だと思うが、何度も狙われた。おそらくロシア製の戦車T-72から発射されたものだ…。我々は狙われ続けたので、その場から退去した」と述べ、狙われた時の様子を説明した。

また、同行していた「市民活動家」のビラール・アブドゥルカリーム氏が破片で負傷した様子も撮されている。

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ビラール・アブドゥルカリームは米国出身の自称ジャーナリストで、米軍の「Kill List」に登録されているとされ、これまでに5回、米軍の無人航空機の攻撃を受けているとされる人物。

また、米メディアも彼を「ジハード主義プロパガンディスト」と評している。

AFP, May 23, 2019、ANHA, May 23, 2019、AP, May 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 23, 2019、SANA, May 23, 2019、Sky News, May 23, 2019、SOHR, May 23, 2019、UPI, May 23, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ市でダーイシュ摘発に向け厳戒態勢を敷く(2019年5月23日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(5月24日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア・ロシア軍の攻撃に乗じて破壊工作を計画しているとの情報を受けて、シャーム解放機構の治安機関がイドリブ市内で厳戒態勢を敷き、住民に協力を呼びかけた。

AFP, May 23, 2019、ANHA, May 23, 2019、AP, May 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 23, 2019、SANA, May 23, 2019、SOHR, May 23, 2019、UPI, May 23, 2019などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「YPG主体のシリア民主軍は軍事的パートナーに過ぎず、彼らに借りはあるが、政治的未来を示すことはない」(2019年5月23日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は米下院外交委員会での公聴会で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との関係に関して、軍事的パートナーに過ぎず、政治的に協力する計画はないと述べた。

ジェフリー特使は以下のように述べた。

「我々はシリア民主軍をダーイシュ(イスラーム国)と戦い、この地域に安定をもたらすための軍事的パートナーとみなして関係を維持している…。我々には彼らが軍事、自治の面で支配している地域に我々が駐留することを除いて、彼らと何らの政治的アジェンダも共有していない…。それゆえ、我々は彼らと合理的な関係を維持し、彼らを支援するべきだ。我々はまた、彼らに借りがある。なぜなら、彼らは我々とともにダーイシュと戦ったからだ…。しかし、我々は彼らにいかなる政治的未来も示すことはない。シリアにいるすべての人に未来を提示することはあっても」。

RT(5月23日付)が伝えた。

AFP, May 23, 2019、ANHA, May 23, 2019、AP, May 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2019、al-Hayat, May 24, 2019、Reuters, May 23, 2019、RT, May 23, 2019、SANA, May 23, 2019、SOHR, May 23, 2019、UPI, May 23, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・タムル町の入口でオートバイに乗った男が自爆(2019年5月23日)

ハサカ県では、ANHA(5月23日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・タムル町の入口でオートバイに乗った男が自爆した。

住民が町に入るのを阻止したために、死傷者はなかったという。

AFP, May 23, 2019、ANHA, May 23, 2019、AP, May 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2019、al-Hayat, May 24, 2019、Reuters, May 23, 2019、SANA, May 23, 2019、SOHR, May 23, 2019、UPI, May 23, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア軍がイドリブ県、ハマー県を激しく爆撃、シャーム解放機構はザーラ火力発電所をドローンで爆撃(2019年5月23日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンでは、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから24日目となる5月23日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より42人(民間人8人、兵士・反体制武装集団戦闘員34人)増えて672人となった。

うち、212人が民間人(女性43人、子供41人を含む)、460人がシリア軍兵士(215人)および反体制武装集団戦闘員(245人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は74回、投下した「樽爆弾」の数は80発を記録、ロシア軍戦闘機も52回の爆撃を行った。

一連の攻撃で、反体制派支配地域の病院と医療センター8カ所が利用不能となった。

利用不能となったのはイドリブ県カフル・ウワイド村のカイワーン病院、カフルナブル市の聖ミリヤム病院とオリエント病院、ハーッス村のナブド・ハヤート病院、フバイト村の医療センター、ハマー県カルアト・マディーク町の第111病院、ラターミナ町のマガーラ病院、カフルヌブーダ町の医療センター。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がフバイト村に13回、トゥラムラー村に3回、ハザーリーン村に3回、ハーッス村一帯に3回、アービディーン村に4回、カフル・アイン村、カッサービーヤ村、マガッル・ハマーム村、カフルサジュナ村にそれぞれ2回の爆撃を行った。

シリア軍も戦闘機がマアッラト・ハルマ村に7回、ハザーリーン村に4回、マアッラト・スィーン村に4回、タフタナーズ航空基地に4回、カフル・ウワイド村に4回、マアッル・ハンタ村、カフルルーマー村、ウライニバ村、バアルブー村、ラカーヤー村、カフルサジュナ村、ヒーシュ村、トゥラムラー村、ジャバーラー村、マアッラト・ヌウマーン市一帯の灌木地帯、ハーン・シャイフーン市およびその一帯、スフーフン村にそれぞれ2回の爆撃を行う一方も、ヘリコプターがフバイト村に「樽爆弾」16発、カッサービーヤ村灌木地帯に11発、トゥラムラー村に7発、ナキール村、アービディーン村、マガッル・ヒンタ村、ハザーリーン村、ウライニバ村にそれぞれ2発を投下した。

一方、SANA(5月23日付)によると、シリア軍がフバイト村からハマー県のカフルヌブーダ町の間を移動するシャーム解放機構に対して集中的に攻撃を加え、複数の戦闘員を殺傷、武器装備を破壊した。

これに対し、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(5月23日付)は、カフルヌブーダ町の戦闘で、シリア軍が「集団逃亡」したと伝え、シャーム解放機構から入手したとする現地の映像を公開した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフルヌブーダ町およびその一帯に14回、カフルズィーター市に2回の爆撃を行った。

シリア軍も戦闘機がカフルヌブーダ町に10回の爆撃を行う一方、ヘリコプターがカフルヌブーダ町に「樽爆弾」16発、ラターミナ町に2発を投下した。

一方、ロシア外務省の声明によると、シャーム解放機構が無人航空機(ドローン)でザーラ火力発電所一帯を爆撃した。

ドローンは5発の爆弾を投下したが、物的被害はなかったという。

また、SANA(5月23日付)によると、シリア軍がタッル・フワーシュ村一帯を砲撃した。

これに対して、トルコの支援を受ける国民解放戦線は、タッル・フワーシュ村北部でシリア軍の拠点や戦車を破壊したと発表し、その映像を公開した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の戦闘機がカッバーナ村に7回の爆撃を行う一方が、ヘリコプターが同地に「樽爆弾」14発を投下した。

一方、ロシア外務省の声明によると、イドリブ県の緊張緩和地帯で活動を続ける反体制武装集団が、シリア駐留ロシア軍司令部のあるフマイミーム航空基地に向けてロケット弾4発を発射、ロシア軍がこれを迎撃、4発すべてを撃破した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ラタキア県10件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を9件(ハマー県)確認した。

AFP, May 23, 2019、ANHA, May 23, 2019、AP, May 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2019、al-Hayat, May 24, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 23, 2019、Reuters, May 23, 2019、SANA, May 23, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 23, 2019、SOHR, May 23, 2019、UPI, May 23, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから405人、ヨルダンから540人の難民が帰国、避難民384人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者370人)が帰宅(2019年5月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月23日付)を公開し、5月22日に難民945人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは405人(うち女性122人、子供207人)、ヨルダンから帰国したのは540人(うち女性162人、子供275人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は231,883人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者81,112人(うち女性24,360人、子ども41,286人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者150,771人(うち女性45,261人、子ども76,881人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 461,163人(うち女性120,047人、子供203,908人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民384人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは7人(うち女性3人、子供1人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは7人(うち女性1人、子供3人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは370人(うち女性102人、女性168人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,175人(うち女性5,190人、子供6,546人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,771人(うち女性392,013人、子供657,621人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した370人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は370人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 23, 2019をもとに作成。

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米国務省報道官はラタキア県でのシリア軍による化学兵器攻撃疑惑に関して「もしアサド政権が化学兵器を使用したら、米国とその同盟国は即座にそして適切に対応する」と警告(2019年5月22日)

米国務省のモーガン・オータガス報道官は、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に近いイバー・ネットが19日にラタキア県クルド山地方カッバーナ村近郊のクナイバ丘をシリア軍が塩素ガスを装填した砲弾で攻撃したと伝えたことに関して、「もしアサド政権が化学兵器をしようしたら、米国とその同盟国は即座にそして適切に対応する」と警告した。

オータガス報道官は、19日の事件について「情報を収集している」としたうえで、「アサド政権が化学兵器を再び使用する兆候に目を向け続けている」と強調、「もしアサド政権が化学兵器をしようしたら、米国とその同盟国は即座にそして適切に対応する」と警告した。

一方、ホワイト・ヘルメットなどが、シリア軍やロシア軍による化学兵器使用を捏造としているとのロシアの発表について、作り話だと一蹴、シリアとロシアが2018年11月24日にアレッポ市近郊で反体制派による化学兵器使用を捏造したと反論、OPCWや国連の調査でも、アサド政権による化学兵器使用が証明されていると主張した。

AFP, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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フランス外務省はラタキア県でシリア軍が化学兵器を使用したとの反体制派情報に関して、OPCWが調査すべきと発表(2019年5月22日)

フランス外務省は声明を出し、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に近いイバー・ネットが19日にラタキア県クルド山地方カッバーナ村近郊のクナイバ丘をシリア軍が塩素ガスを装填した砲弾で攻撃したと伝えたことに関して、「シリアで化学兵器による攻撃が行われたとする最近の発言が調査されるべきだ…。我々はOPCWに全幅の信頼を置いている」と発表した。

AFP, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣「シリア軍がイドリブ県を攻撃しても、トルコ軍監視所は撤退させない」(2019年5月22日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、シリア・ロシア軍がイドリブ県を中心とする緊張緩和地帯への攻撃を激化させていることに関して、同地に設置されているトルコ軍の監視所を撤収することはないと述べた。

アカル国防大臣は「(アサド)政権の攻撃を受けてイドリブ県の監視所を撤収することは絶対にない。どの場所でもそのようなことは起こらない…。トルコ軍部隊は展開地から撤退することはない」と述べた。

また「アサド政権は県南部での支配を拡大し、アスタナでの合意に違反しようとしている…。政権は「樽爆弾」、地上部隊の攻撃、爆撃を駆使して現状を覆すためにできるあらゆることを行っている」と批判した。

アナトリア通信(5月22日付)が伝えた。

AFP, May 22, 2019、Anadolu Ajansı, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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ロシア国防省は反体制派がフマイミーム航空基地を砲撃したと発表(2019年5月22日)

ロシア国防省は声明を出し、イドリブ県の緊張緩和地帯で活動する「テロリスト」がラタキア県のフマイミーム航空基地に向けてロケット弾8発を発射、ロシア軍がこれを撃破したと発表した。

AFP, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がカフルヌブーダ町(ハマー県)で反体制武装集団戦闘員30人以上殲滅する一方、マアッラト・ヌウマーン市(イドリブ県)を爆撃、民間人12人が死亡(2019年5月22日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンでは、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから23日目となる5月22日、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より114人(民間人23人、兵士・反体制武装集団戦闘員91人)増えて630人となった。

うち、204人が民間人(女性41人、子供39人を含む)、390人がシリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は80回、投下した「樽爆弾」の数は57発を記録、ロシア軍戦闘機も爆撃を行った。
また、シリア軍地上部隊が発射した砲弾は530発以上にのぼった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でフバイト村に5回、ハーン・シャイフーン市およびその一帯に5回、サラーキブ市に4回、マアッラト・ハルマ村とその一帯に3回、カフルサジュナ村に3回、ジスル・シュグール市、アービディーン村、スフーフン村、バーラ村、イシュタブリク村、シャイフ・ムスタファー村、アイン・ラールーズ村一帯、マガッル・ハマーム村、アリーハー市、カフルルーマー村一帯、アミーカ村、トゥラムラー村にそれぞれ2回の爆撃を行う一方、ヘリコプターがフバイト村に「樽爆弾」12発、アービディーン村、バアルブー村、スフーフン村にそれぞれ2発を投下した。

ロシア軍もマアッラト・ヌウマーン市に対して爆撃を行った。

シリア軍はまた、地上部隊がハーン・シャイフーン市、マアッラト・マーティル村、マアッラト・ハルマ村、アルマナーヤー村、ダイル・サンバル村を砲撃した。

同監視団によると、シリア軍戦闘機によるマアッラト・ヌウマーン市への爆撃で子供1人を含む民間人12人が、サラーキブ市への爆撃で民間人5人が、ジスル・シュグール市への爆撃で子供1人が、マアッラト・ハルマ村への爆撃で民間人2人が、シリア軍ヘリコプターによるスフーフン村への「樽爆弾」での爆撃で民間人1人が死亡した。

一方、SANA(5月22日付)によると、シリア軍がシリア政府支配下の県北部への攻撃を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルヌブーダ町およびシャフシャブー山一帯に30回、ムーリク市、シール・マガール村、ハウワーシュ村にそれぞれ2回の爆撃を行う一方、ヘリコプターがカフルヌブーダ町とその一帯(シャフシャブー山一帯)に「樽爆弾」27発、アンカーウィー村、フワイジャ村にそれぞれ3発、マイダーン・ガザール村に2発を投下した。

シリア軍はまた地上部隊がカフルズィーター市、ラターミナ町、アルバイーン村、ザカート村、シャフルナーズ村、サフリーヤ村、マイダーン・ガザール村、フワイジャ村、アンカーウィー村、ザクーム村を砲撃、反体制武装集団もスカイラビーヤ市各所を砲撃した。

同監視団によると、シリア軍戦闘機によるハウワーシュ村への爆撃で民間人1人が死亡した。

また、カフルヌブーダ町では、シリア軍が敷設した地雷の爆発により、イッザ軍などの反体制武装集団の戦闘員17人が死亡した。

さらにシャフシャブー山に面するガーブ平原、カフルヌブーダ町などでのシリア軍との戦闘で反体制武装集団の戦闘員18人が死亡した。

戦闘ではシリア軍側も15人が死亡した。

一方、SANA(5月22日付)によると、シリア軍がシリア政府支配下の県北部への攻撃を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団と交戦した。

他方、イッザ軍司令官のムスタバー・バックール大佐はドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)に対して、カフルヌブーダ町内の複数拠点を解放することに成功し、シリア軍戦車、装甲車などを破壊したと主張した。

国民解放戦線報道官のムスタファー・ナージー大尉も、ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)に対して、カフルヌブーダ町での戦闘でシリア軍戦車複数輌を破壊したと主張した。

シャーム解放機構も同地でシリア軍装甲車を破壊したと主張している。

なお、シャーム解放機構は、カフルヌブーダ町を制圧したと発表したが、ロシア国防省はこれをただちに否定した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村に2回の爆撃を行う一方、ヘリコプターも同地に「樽爆弾」4発を投下した。

また、同地ではシリア軍と反体制武装集団が交戦、シリア軍兵士4人が死亡した。

シャーム解放機構に近いイバー・ネット(5月22日付)によると、シリア軍はカッバーナ村近郊のクナイバ丘の攻略を試みたが、シャーム解放機構が撃退、多数の兵士を殺傷したという。

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アレッポ県、シリア人権監視団によると、シリア軍がダクマーク村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(アレッポ県1件、ラタキア県11件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(アレッポ県1件、ラタキア県2件、ハマー県9件)確認した。

AFP, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 22, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人がハマー市にある義肢センターを訪問(2019年5月22日)

大統領府は、アスマー・アフラス大統領夫人が、ハマー市にある義肢センターを訪問したと発表、その映像や写真をフェイスブックの公式アカウントで公開した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/2414896615220823?__xts__%5B0%5D=68.ARB8Vu528G-rI_A9LPjL3jZ5gDYuIGe9ATL2j7VXiQKhaIzl8NrNPkwN6X9mQe8JNlkVqqq-VAikkGd2VerjLIgW_CSsmB3A0RWaWIovQM5SugUaPux_Ey7DYQphwKyqD68wh8ewTGGc5lWYEXa59-zn7P2EqYOt059OBYk2yEyiWAYShBjXCuShEOZ6wx00hD8rxPlS5i8pngY94LE8rXv6CAmosFO-HRb976sCKJyygyBl270mFOta51llGu7CZLLi8a0MEgWg_rgUfBvcgQavQK5Nez0ElKOVxcx8PqxOlh4-1a_5iZrx7s1Vbfgg3wLOBb9bEuMpelOW_F5A4qIzlg&__tn__=-R

https://www.youtube.com/watch?v=6eScPGxBmMY&feature=youtu.be&fbclid=IwAR24C9XrfcVK9UgHe8BpadYdbFV05A-legeSezZD9vTlMA8osAv4ImAz4iE

AFP, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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UNHCR報道官:シリア政府の支配下に復帰した2018年7月以降、ダルアー県で少なくとも380人が逮捕・拘束されている(2019年5月22日)

UNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)のマルタ・フルタド報道官は、ダルアー県がシリア政府の支配下に復帰した2018年7月以降、同地で少なくとも380人が逮捕・拘束されていると発表した。

このうちの150人は拘束から数日で釈放されたが、少なくとも230人は依然として拘束されているという。

フルタド報道官は「ダルアー県では多くの家族が失踪、ないしは拘束された親族について限られた情報しか得ておらず、まったく情報が掴めていない者もいる」と述べた。

AFP, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団がアレッポ県北部でバーブ軍事評議会の拠点を砲撃(2019年5月22日)

アレッポ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコの支援を受ける反体制武装集団が、バーブ市近郊のウーラーシュリーヤ村にあるバーブ軍事評議会(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属)の拠点を重火器・中火器で攻撃、バーブ軍事評議会がただちに応戦、武装集団と交戦した。

AFP, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシアは、米軍駐留によって帰国が阻まれているルクバーン・キャンプの難民が1日に7人から10人死亡していると発表(2019年5月22日)

国外難民帰還調整委員会はロシア当事者和解調整センターは共同声明を出し、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接するヨルダン国境のルクバーン・キャンプの難民の状況に関して、深刻な水、食糧不足が続き、劣悪な衛生環境のなかで、子供を中心に1日に7人から10人が死亡していると発表した。

4~5万人が収容されていたとされるキャンプの難民のうち、1万2967人は、両調整委員会の活動の甲斐あって、シリア政府支配地域への帰還を果たしているが、帰還を希望する難民は今も、米軍の支援を受ける「テロ集団」からキャンプを去るために金銭を要求されているという。

両調整委員会は米国に、ルクバーン・キャンプ、そして北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県のフール・キャンプに収容されている避難民の帰還を妨害しないよう呼びかけている。

AFP, May 22, 2019、ANHA, May 22, 2019、AP, May 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2019、al-Hayat, May 23, 2019、Reuters, May 22, 2019、SANA, May 22, 2019、SOHR, May 22, 2019、UPI, May 22, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから314人、ヨルダンから707人の難民が帰国、避難民11人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月22日付)を公開し、5月21日に難民1,021人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは314人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは707人(うち女性253人、子供429人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は230,938人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者80,707人(うち女性24,360人、子ども41,079人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者150,231人(うち女性44,099人、子ども76,606人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 460,218人(うち女性135,688人、子供230,481人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民11人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは11人(うち女性5人、子供4人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は29,791人(うち女性8,674人、子供12,715人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,387人(うち女性391,233人、子供656,481人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 22, 2019をもとに作成。

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アフリーン解放軍団はトルコ占領下のアレッポ県北西部で反体制武装集団戦闘員9人を殺害(2019年5月21日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡シャッラー村近郊のマシュアラ村で19日、反体制武装集団と交戦し、戦闘員8人を殺害、また20日にシーラーワー町近郊のバースータ村で東部自由人連合の拠点を爆破し、戦闘員1人を殺害したと発表した。

ANHA(5月21日付)が伝えた。

AFP, May 21, 2019、ANHA, May 21, 2019、AP, May 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2019、al-Hayat, May 22, 2019、Reuters, May 21, 2019、SANA, May 21, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 21, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はイドリブ県などへの爆撃を再開、シリアのアル=カーイダとトルコの支援を受ける反体制派はハマー県北部で大規模攻撃(2019年5月21日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンでは、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから22日目となる5月21日、シリア・ロシア軍の爆撃が再開され、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の戦闘も続いた。

シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機による爆撃回数は26回、投下した「樽爆弾」の数は14発を記録、ロシア軍戦闘機も8回の爆撃を行った。

また、シリア軍地上部隊が発射した砲弾は400発以上にのぼった。

これにより、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より6人(民間人0人、兵士・反体制武装集団戦闘員6人)増えて516人となった。

うち、180人が民間人(女性41人、子供38人を含む)、336人がシリア軍兵士および反体制武装集団戦闘員。

一方、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)に近いANHA(5月21日付)は、複数の活動家の話として、トルコ軍がシャーム解放機構を教練するために緊張緩和地帯第1ゾーンに設置されているイドリブ県に増援部隊を派遣したと伝えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がサフリーヤ村を2回爆撃した。

また地上部隊が、カフルズィーター市、ラターミナ町、ザカート村、シャフルナーズ村、サフリーヤ村、マイダーン・ガザール村、フワイジャ村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団はスカイラビーヤ市一帯を砲撃した。

両者は、カフルヌブーダ町一帯、ムガイル村、ハミーラート村、タッル・フワーシュ村、フワイズ村で、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団で激しく交戦した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(5月21日付)などは、シャーム解放機構とトルコの支援を受ける国民解放戦線が、5月8日にシリア軍によって制圧されたカフルヌブーダ町に対して大規模攻撃を行ったと伝えた。

攻撃では、シャーム解放機構が爆弾を積んだ車を特攻させ、シリア軍兵士多数を殺傷し、タッル・フワーシュ村、ハミーラート村などを奪還したという。

ただし、RT(5月21日付)によると、シリア軍はこの攻撃を撃破したという。

一方、SANA(5月21日付)によると、シリア軍がシャフシャブー山(イドリブ県)に面するガーブ平原のサフリーヤ村、カルーティーヤ村を通るシャーム解放機構の兵站戦を砲撃した。

このほか、国民解放戦線はジューリーン村にあるシリア軍の基地を砲撃したと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がフバイト村を8回、ハーン・シャイフーン市を6回、ウライニバ村、アービディーン村、ヒーシュ村、ナキール村をそれぞれ2回爆撃し、ヘリコプターがアービディーン村、フバイト村、カッサービーヤ村に「樽爆弾」をそれぞれ4発、マガッル・ハマーム村に2発を投下した。

ロシア軍戦闘機もカッサービーヤ村、マガッル・ハマーム村をそれぞれ2回爆撃した。

シリア軍地上部隊はさらに、ハーン・シャイフーン市やダイル・サンバル村を砲撃した。

一方、SANA(5月21日付)によると、シリア軍がバアルブー村、アービディーン村、フバイト村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃、これを破壊した。

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アレッポ県では、SANA(5月21日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、アレッポ市のマサーキン・サビール地区、シャイハーン交差点地区に着弾し、住民6人が負傷した。

これに対して、シリア軍は直ちにアレッポ市南部郊外の砲撃地点を砲撃し、反体制武装集団の戦闘員複数人を負傷させたという。

ANHA(5月21日付)によると、砲撃を行ったのはシャーム解放機構。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市ラーシディーン地区、ICARDA地区をそれぞれ2回爆撃した。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月21日付)によると、シャーム解放機構がクルド山地方のクナイカ丘一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(アレッポ県1件、ラタキア県8件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を19件(アレッポ県6件、イドリブ県4件、ラタキア県2件、ハマー県7件)確認した。

AFP, May 21, 2019、ANHA, May 21, 2019、AP, May 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2019、al-Hayat, May 22, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 21, 2019、Reuters, May 21, 2019、RT, May 21, 2019、SANA, May 21, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 21, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがハサカ県南部で米主導の有志連合の車列を攻撃、8人が死傷か(2019年5月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月21日付)を公開し、5月20日に難民1,020人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは381人(うち女性122人、子供207人)、ヨルダンから帰国したのは639人(うち女性192人、子供326人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は229,917人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者80,393人(うち女性24,026人、子ども40,511人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者149,524人(うち女性44,070人、子ども76,245人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 459,197人(うち女性136,864人、子供232,479人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民20人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは6人(うち女性3人、子供2人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは6人(うち女性1人、子供4人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは8人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は29,780人(うち女性9,343人、子供13,677人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,376人(うち女性391,902人、子供657,000人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した8人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 21, 2019をもとに作成。

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アサド大統領はシャーム・イスラーム国際テロ過激派撲滅センターの開設式に出席「我々は戦争が起きたことで、宗教に専心することと宗教を狂信することの違いを区別するようになった」(2019年5月20日)

アサド大統領は、シャーム・イスラーム国際テロ過激派撲滅センターの開設式に出席、ムハンマド・ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、共和国ムフティーのアフマド・バドルッディーン・ハッスーン師、ダマスカスおよび同郊外県ムフティーのアドナーン・アフフーニー師、ビラード・シャーム・ウラマー連合のムハンマド・タウフィーク・ラマダーン・ブーティー氏らと会談した。

シャーム・イスラーム国際テロ過激派撲滅センターは、宗教関係省所轄の国立研究所で、ウラマーやハティーブの育成、イスラーム法学やアラビア語学の研究、過激思想撲滅に向けた対策の研究などを目的とする。

アサド大統領は開幕式に参加したウラマーらを前に演説を行った。

演説の骨子は以下の通り:

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「このセンターの活動の本質と関連するいくつかの点について話したい。私がウラマーの前に座って、どのように過激思想やテロと戦うかをあなた方と話すことを予想していなかっただろう。あなた方は数年前からこうした活動を始めてきたからだ。シリア国民はみな、不屈の精神を通じてテロや過激思想と戦っている。勇敢な我が軍も過激思想がもたらすテロと戦ってきた。我が国のウラマーもテロをもたらす過激思想と戦ってきた。だから、私があなた方とここに座って、過激思想の撲滅は、中庸をもって始めらられるとあなた方に言うとは考えてもみなかったと予想している。なぜなら、こうしたことは自明の理だからだ。イスラームは(過激だとの)嫌疑とは無念で、シャームのくにぐには、宗教、社会といった点で歴史的に穏健だ。あるいはこう言いたい。アッラーは我々が中庸のウンマであることを望まれていた。使徒は我々に狂信的にならないよう警告されていた。もちろん、ここでムスリム同胞団の話、そして彼らがイスラームをいかに歪め、そのイメージを破壊したのかを話すつもりはない…」。

「こうしたことは、ほとんどのシリアの市民、アラブ・イスラーム世界の市民やウラマーにとっても自明のことで…、あなた方や我々が知っている情報に留まらない。それ以上のもの、我々が日々暮らすなかで得た真実、詳細、そしてデータなのだ。我々はその結果としてもたらされた負の影響に日々、いやおそらく毎時間苦しんでいる」。

「テロとの戦い、過激思想との戦いはこのセンター発足とともに始まったわけではない。シリアでテロが発生した最初の数ヶ月で既に開始されていたので」。

「我々はシリアで今日、過激思想やテロといった問題をめぐってどのような立ち位置にあるのだろう? センター発足にあたってこのような問いが浮かんだ…。なぜなら、このセンターはテロとの戦いの文脈において拠点をなしているからだ…。我々が拠点にいて、未来に向かって進む場合、我々はどこにいるのかを考えねばならない…。なぜなら未来に向かって計画を立てる場合、現在から出発しなければならないからだ」。

「我々は理論から出発することはできない。今我々が暮らしている現実から出発すべきだ…。ほとんどのシリア人がおそらくこう答えるだろう…。社会における過激思想の兆候は何よりもまず宗派主義的な状況として表れており、こうした過激思想は、かつてないほどに宗派主義的な状況を強めた、と」。

「だが、私は大いなる信頼をもってこう言える。私はこうした意見を尊重はするが、異なった意見を持っている、と…。戦争の当初から宗派主義が利用されてきたことを踏まえると、宗派主義的な反応をするのも至極当然だ。しかし、こうした反応と実際の行動との間には大きな隔たりがある…。こうした意見は不正確で、現実に即していないのだ…。シリア社会の現状は、戦争当初より良くなっているだけでなく、戦争前よりも良くなっている」。

「この戦争は対外戦争だが、そこには国内的要因もあった…。このように考えることで、我々はさまざまな階層からなるシリア人として自らを見つめ直し、これまで以上に互いにコミュニケーションを行い、知り合えるようになった。あなた方はこうした動きのただ中にいたのだ」。

「このような話をするのは、我々が「テロとの戦い」の枠組みのなかでこのセンターが重要なステップを踏み出すにあたって、ゼロから始める訳でも、マイナスから始める訳でもないと言いたいからだ…。現状は戦争前よりも改善されているのだ」。

「我々はまた、戦争を通じて「区別する」ことを学んだ…。「区別する」という言葉で私が意図していることは何か…? 戦争が始まるまで、我々は「宗教に専心すること」(タダイユン)と「宗教を狂信すること」(タアッスブ)を区別できなかった」。

「戦争が起こったことで、我々はその結果を目にした。結果に着目し始めたことで、我々は宗教に専心する人と宗教を狂信する人の違いを区別するようになった。宗教に専心することは建設で、宗教を狂信することが破壊であることを区別し始めた」。

「私は世俗主義を「宗教に専心すること」と対置したことなどない…。信仰と無神論を対置しているのだ…。理由は簡単だ。世俗主義と「宗教に専心すること」は(対立)関係にはなく、また世俗主義と無神論も無関係だからだ…。信仰と無神論は信仰(の有無)に関係がある…。これに対して、世俗主義は行為であり、世俗主義的な教義などというものはないのだ」。

「宗教的過激思想は宗教の産物ではなく、社会の産物だ。過激思想は社会で育まれる社会的産物なのだ…。宗教とは過激思想に与えられる呼称の一つに過ぎず、現象の一つに過ぎない…。過激思想にはさまざまなかたちがあり、その一つが宗教的過激思想なのだ」。

「テロとの戦い、過激思想との戦いは正しい宗教において始められる。我々はそれが自明の理であると考えている…。正しい宗教とは、健全な社会のなかにした見ることはできない…。私は理論化が好きではないので、実際の例をあげると、それがワッハーブ主義だ…。彼ら(ワッハーブ主義者)は宗教を無知によって変貌させ…、宗教を後進性と無知、異常な理解、異常な行為へと変えてしまった」。

「これに対して、シャームのくにぐにの社会は中庸の社会だ…。過去14世紀にわたり、正しいイスラームがもたされてきた」。

「どの社会にも道徳は存在する…。だが、道徳には宗教が必要で、宗教がそれを高めていく…。宗教は道徳を充足させるうえで必要であり、道徳は我々が社会のなかで宗教を維持するために必要なのだ…。正しい宗教にはバランスのとれた社会が必要だ」。

「宗教にはまた、開かれた知性が必要だ…。宗教は広大で深淵であり、閉ざされた知性はシャリーアの表層しか捉えられない。これに対して開かれた知性があれば、その本質、芯を捉えることができる」。

「多くの人が気に留めない重要な点として、宗教と社会におけるそれ以外の帰属の関係がある。どんな人間でも、自分の村、年、家族、宗派、祖国、そして宗教に帰属している。こうした帰属意識のすべてが人間の本質的特性だ…。すべての帰属意識が一つのものなのだ。宗教を裏切る者は、祖国を裏切るし、その逆も然りだ…。宗教に献身することは、祖国に献身することにつながるし、その逆も然りだ。愛国心を高めることは、宗教的帰属を強めることにつながる。宗教だけとうことはあり得ない」。

「最後に意志だ…。意志こそが、あらゆる社会、あらゆる個人を過ちや逸脱から守る唯一のものだ」。

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SANA(5月20日付)が伝えた。

AFP, May 20, 2019、ANHA, May 20, 2019、AP, May 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2019、al-Hayat, May 21, 2019、Reuters, May 20, 2019、SANA, May 20, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 20, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍がシリア領内に「トリプル・タップ」:クナイトラ県各所をミサイル攻撃(2019年5月20日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月20日付)は複数の現地消息筋の話として、イスラエル軍がクナイトラ県のハドル村、ナブア・サフル村、アイン・ヌーリーヤ村、ダマスカス郊外県のタッル・シャフム村、ダルアー県のハーッラ丘一帯をミサイル攻撃したと伝えた。

攻撃は、イランの民兵やヒズブッラーの拠点を狙ったもの。

イスラエル軍による攻撃は18、19日に続き、5月に入って3度目。

一方、スプートニク・ニュース(5月20日付)は、シリア軍筋の話として、シリア軍防空部隊がシルカ自走式高射機関砲や高射砲で、占領下のゴラン高原から飛来した敵の標的を迎撃したと伝えた。

同情報筋によると、ミサイル攻撃は、クナイトラ県のハドル村とダマスカス郊外県のバイト・ジン村の間、ダルアー県ハーッラ丘に隣接するクナイトラ県西部に対して行われたという。

AFP, May 20, 2019、ANHA, May 20, 2019、AP, May 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2019、al-Hayat, May 21, 2019、Reuters, May 20, 2019、SANA, May 20, 2019、Sputnik News, May 20, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 20, 2019などをもとに作成。

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イドリブ市で新たな反体制武装組織「人民抵抗連隊」結成(2019年5月20日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月20日付)によると、イドリブ市で新たな反体制武装組織「人民抵抗連隊」が結成された。

イドリブ県では、トルコとの国境に面するバーブ・ハワー国境通行所で12日、シューラー評議会を名のる新たな組織が緊急会合を開き、ロシア・シリア軍の反体制派支配地域への攻撃に対処するため「人民抵抗連隊」なる新たな武装集団を結成することを決定していた。

シャイフ・ハルドゥーンを名のる司令官によると、人民抵抗連隊は「シリアの解放区における人民革命的義勇運動」で、イドリブ県サラーキブ市を拠点とし、住民を動員し、活動を拡大していく予定だという。

AFP, May 20, 2019、ANHA, May 20, 2019、AP, May 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2019、al-Hayat, May 21, 2019、Reuters, May 20, 2019、SANA, May 20, 2019、SOHR, May 21, 2019、UPI, May 20, 2019などをもとに作成。

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