シリア外務省はトランプ米政権によるイラン・イスラーム革命防衛隊の外国テロ組織への指定を「イスラエル占領政体と中東地域における覇権を確立しようとする西側植民地主義の計略に資する」と指弾(2019年4月8日)

シリアの外務在外居住者省の公式筋は声明を出し、ドナルド・トランプ米政権が8日にイラン・イスラーム革命防衛隊を外国テロ組織(FTO)に指定したことに関して、「イランの主権へのあからさまな侵害」で、「イスラエル占領政体と中東地域における覇権を確立しようとする西側植民地主義の計略に資する」ものと厳しく非難した。

SANA(4月8日付)が伝えた。

AFP, April 8, 2019、ANHA, April 8, 2019、AP, April 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2019、al-Hayat, April 9, 2019、Reuters, April 8, 2019、SANA, April 8, 2019、UPI, April 8, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県、イドリブ県でシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党と交戦(2019年4月8日)

ハマー県では、SANA(4月8日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、サイヤード村、ムーリク市東部一帯、ムハーリジーン村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(4月8日付)によると、シリア軍がジスル・シュグール市で特殊作戦を行い、トルキスタン・イスラーム党の幹部5人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(ラタキア県11件、イドリブ県4件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(イドリブ県6件、アレッポ県5件、ハマー県1件)確認した。

AFP, April 8, 2019、ANHA, April 8, 2019、AP, April 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2019、al-Hayat, April 9, 2019、Reuters, April 8, 2019、SANA, April 8, 2019、UPI, April 8, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから314人、ヨルダンから657人の難民が帰国、避難民501人が帰宅(2019年4月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月8日付)を公開し、4月7日に難民971人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは314人(うち女性94人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは657人(うち女性197人、子供335人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は181,670人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者64,662人(うち女性19,542人、子ども32,898人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者117,008人(うち女性35,129人、子ども59,662人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 410,950人(うち女性123,329人、子供209,482人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

一方、国内避難民501人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは26人(うち女性9人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは16人(うち女性4人、子供10人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは458人(うち女性140人、子供214人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は16,996人(うち女性5,671人、子供7,281人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,285,592人(うち女性388,230人、子供651,047人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 8, 2019をもとに作成。

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4月6日に全面移転作業が完了したトルコのイスタンブール新国際空港で、ロシア、イラン国旗と並んで「シリア革命旗」がなびく(2019年4月7日)

ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)は、4月6日に全面移転作業が完了したトルコのイスタンブール新国際空港で、「シリア革命旗」が掲揚されていると伝え、その写真を公開した。

「シリア革命期」(フランス委任統治領シリアの国旗)は、日本、レバノン、イラン、ロシアなどの国旗と並んで掲揚されている。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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トルコの監督のもと、アレッポ県北部の反体制武装集団が北・東シリア自治局の支配地域侵攻を想定して空挺作戦の訓練を開始(2019年4月7日)

ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)は、アレッポ県北部で活動する「自由シリア軍」がトルコ軍の監督のもと、空挺作戦の訓練を開始したと伝え、ビデオ映像を公開した。

「自由シリア軍」とは、トルコの支援を受ける国民軍のことで、訓練は、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ県マンビジュ市一帯地域やユーフラテス川以東地域への軍事作戦を想定したものだという。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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トルコ国防省はYPGの砲撃でトルコ軍兵士1人が死亡したと発表(2019年4月7日)

トルコ国防省は声明を出し、6日晩にハタイ県のヤイラダウ市近郊の国境地帯を警備していたトルコ軍兵士が、人民防衛隊(YPG)の発砲を受けて死亡したと発表した。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はコバネ(アイン・アラブ)市にダーイシュ・メンバーを裁く国際法廷を設置するよう呼びかける(2019年4月7日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のヌーリー・マフムード報道官はルダウ・チャンネル(4月7日付)の番組に出演し、そのなかで、アレッポ県コバネ(アイン・アラブ)市に、シリア民主軍が拘束したダーイシュ(イスラーム国)のメンバーを裁くための国際法廷を設置するよう国際社会に呼びかけた。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、Rudaw, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のスーラーン町地元評議会がトルコからの電力供給を受けることを定めた覚書に調印(2019年4月7日)

トルコの占領下にあるアレッポ県北部のスーラーン町(スーラーン・アアザーズ町)地元評議会の議長だというアリー・シャイフを名のる人物は、同市を中心とする20カ村がトルコから電力供給を受けることを定めた覚書に調印したことを明らかにした。

覚書では、トルコ側が4月7日から4ヶ月の期限付きで電力を供給することが定めらているという。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)が伝えた。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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オリーブの怒り作戦司令室がトルコ占領下のアフリーン市にある東部自由人連合の拠点を爆破(2019年4月7日)

アレッポ県では、ANHA(4月7日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市中心のヴィーラート通りで大きな爆発が発生した。

爆発直後、シャーム戦線と東部自由人連合の戦闘員どうしが交戦した。

交戦の理由は不明だという。

その後、人民防衛隊(YPG)に近いオリーブの怒り作戦司令室は声明を出し、東部自由人連合の拠点に対して爆弾を使用した特殊作戦を実施し、戦闘員4人を殺害、5人を負傷させたと発表、爆発への関与を認めた。

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また、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコの占領下にあるシーラーワー町近郊のジャルバラ村にあるスルターン・ムラード師団の拠点を攻撃し、戦闘員3人を殺害した。

ANHA(4月7日付)が伝えた。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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ヨルダン北東部のルクバーン・キャンプで避難生活から米占領下のタンフ国境通行所一帯地域を経由し、シリア難民数十人が帰国(2019年4月7日)

SANA(4月7日付)は、米国が占領するヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプで避難生活を送ってきたシリア難民数十人がヒムス県スフナ市南部のジュライギーム通行所を通じて、シリア政府支配地域に帰還したと伝え、その写真を公開した。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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シリア各地でゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認したトランプ大統領の決定に抗議するデモ(2019年4月7日)

クナイトラ県バアス市、ハマー県ハマー市、スワイダー県スワイダー市で、県議会議員、メディア関係者、人民諸組織、組合諸組合の呼びかけで、ドナルド・トランプ米大統領が3月25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認める大統領令に署名したことに抗議するデモが行われ、多くの住民が参加した。

SANA(4月7日付)が伝えた。

バアス市
ハマー市
スワイダー市

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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反体制派がハマー県ミスヤーフ市の国立病院を砲撃し、5人が死亡、シリア軍は対抗措置としてイドリブ県ナイラブ村を砲撃し、7人が死亡(2019年4月7日)

ハマー県では、SANA(4月7日付)によると、反体制武装集団がミスヤーフ市にある国立病院を砲撃し、5人が死亡、15人が負傷した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)によると、反体制武装集団がラスィーフ村を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡したという。

これに対して、シリア軍はカフルズィーター市、ムーリク市、ザカート村を砲撃したという。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)によると、ナイラブ村へのシリア軍の砲撃で、女性と子供を含む住民7人が死亡、17人が負傷した。

またサラーキブ市への砲撃でも、住民3人が死亡、10人以上が負傷した。

さらにフワイン村への砲撃でも、国内避難民1人が死亡した。

砲撃にはクラスター弾などが使用されたという。

シリア人権監視団も、シリア軍がナイラブ村、サラーキブ市、フワイン村を砲撃し、9人が死亡したと発表した。

一方、SANA(4月7日付)によると、シリア軍がマアッラト・ハルマ村、アービディーン村近郊の灌木地帯、カッサービーヤ村、フバイト村、カフルルーマー村、カフルナブル市にあるシャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党の拠点を重点的に砲撃した。

砲撃は、ハマー県ミスヤーフ市の国立病院が砲撃を受けたことへの対抗措置だという。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)によると、シリア軍がハラサ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ラタキア県6件、イドリブ県5件、ハマー県1件、アレッポ県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を28件(ハマー県19件、イドリブ県5件、アレッポ県3件、ラタキア県1件)確認した。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから276人、ヨルダンから964人の難民が帰国、避難民55人が帰宅(2019年4月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月7日付)を公開し、4月6日に難民1,240人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは276人(うち女性83人、子供141人)、ヨルダンから帰国したのは964人(うち女性289人、子供496人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は180,699人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者64,348人(うち女性17,073人、子ども28,717人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者116,351人(うち女性34,932人、子ども59,327人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 409,979人(うち女性123,038人、子供208,987人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

一方、国内避難民55人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは34人(うち女性16人、子供6人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは21人(うち女性4人、子供12人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は16,495人(うち女性5,518人、子供7,045人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,285,091人(うち女性386,806人、子供649,074人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 7, 2019をもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県でのダーイシュ残党による自爆攻撃を阻止(2019年4月6日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(4月7日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍制圧下のヒサーン村でダーイシュ(イスラーム国)の残党が内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所に対して自爆攻撃を試みたが、内務治安部隊がこれを阻止した。

AFP, April 7, 2019、ANHA, April 7, 2019、AP, April 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2019、al-Hayat, April 8, 2019、Reuters, April 7, 2019、SANA, April 7, 2019、UPI, April 7, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍「イランは一部アラブ部族を懐柔し、シリア民主軍支配地域にスリーパー・セルを養成している」(2019年4月6日)

アラビーヤ・チャンネル(4月6日付)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の複数の情報筋の話として、シリア民主軍が制圧したシリア北部および東部(ユーフラテス川以東地域)で、イランの支援を受けたスリーパー・セルが活動をしていると伝えた。

同情報筋によると、「ダーイシュ(イスラーム国)や、トルコ政府の支援を受ける「ユーフラテスの盾」作戦司令室に所属しないスリーパー・セルが存在し、その背後には域内の複数の勢力がいる」としたうえで、「イランは一部のアラブ系部族のなかにスリーパー・セルを作り、彼らを部族長などを通じて動員しようとしている」と述べ、イランの支援を受けたスリーパー・セルの勢力拡大に警戒感を示した。

同消息筋によると、イランが支援しようとしているのは、ダイル・ザウル県、ラッカ県で暮らすバカーラ部族、シャッラービーン部族、ワルダ部族といった部族だという。

AFP, April 6, 2019、Alarabia, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するカーミシュリー市でシリア初となるクルド語教員養成機関が開校(2019年4月6日)

ANHA(4月6日付)は、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ県のカーミシュリー市で、北・東シリア自治局の教育委員会(教育省に相当)がクルド語の初等・中東教育と教員養成を目的とした「殉教者アカイド・ジールー学校」を開校したと伝えた。

シリア領内でクルド語教員養成機関が開校されるのはこれが初めて。

AFP, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団は声明を出し、トルコ占領下のアレッポ県北部でハムザ師団の戦闘員3人を殺害したと発表(2019年4月6日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、5日にトルコの占領下にあるシーラーワー町近郊のキーマール村とバッラーダ村を結ぶ街道とバッラーダ村で、ハムザ師団の車輌と拠点を攻撃し、戦闘員3人を殺害したと発表した。

ANHA(4月6日付)が伝えた。

AFP, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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シリア軍と反体制武装集団がハマー県北部で砲撃戦を行い、住民4人が死亡(2019年4月6日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月6日付)によると、シリア軍がシャリーア村を砲撃し、住民3人が死亡した。

シリア軍はまた、フワイズ村、ハミーラート村、カルアト・マディーク町、カフルヌブーダ町、ハウワーシュ村、フワイジャ村などを砲撃、これに対して反体制武装集団はラスィーフ村を砲撃した。

一方、SANA(4月6日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のラスィーフ村、アズィーズィーヤ村、カリーム村を砲撃し、住民1人が死亡した。

これに対して、シリア軍は、ジャナービラ村、カフルズィーター市一帯を移動するシャーム解放機構に対して砲撃を加えた。

シリア軍はまた、ジスル・バイト・ラース村、シャリーア村、フワイジャ村、フワイズ村、サフル丘、アンカーウィー村一帯にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(4月6日付)によると、シリア軍がジャルジャナーズ町、カッサービーヤ村、アービディーン村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県2件、イドリブ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(ハマー県4件、アレッポ県7件、ラタキア県1件)確認した。

AFP, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 6, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから342人、ヨルダンから1,262人の難民が帰国、避難民60人が帰宅(2019年4月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月6日付)を公開し、4月5日に難民1,604人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは342人(うち女性103人、子供175人)、ヨルダンから帰国したのは1,262人(うち女性379人、子供644人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は179,459人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者64,072人(うち女性19,365人、子ども32,597人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者115,387人(うち女性34,643人、子ども58,835人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 408,739人(うち女性122,666人、子供208,354人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

一方、国内避難民60人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは26人(うち女性11人、子供7人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは21人(うち女性10人、子供6人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは13人(うち女性2人、子供5人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は16,440人(うち女性5,498人、子供7,027人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,285,036人(うち女性388,057人、子供650,793人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 6, 2019をもとに作成。

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トルコ軍が密入国しようとしたシリア人女性1人とその子供2人に発砲(2019年4月5日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月6日付)によると、トルコ国境警備隊がハーリム市近郊からトルコ領内に密入国しようとした女性1人とその子供2人に発砲した。

また3人を救出しようとした男性らも撃たれて負傷した。

AFP, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県でトルコ軍とその支援を受ける反体制派がバーブ軍事評議会拠点を砲撃(2019年4月5日)

アレッポ県では、ANHA(4月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室)が、バーブ市近郊のブーガーズ村にあるバーブ軍事評議会(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属)の拠点を砲撃した。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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YPG:ダイル・ザウル県バーグーズ村で拘束したダーイシュ戦闘員の数は1,554人(2019年4月5日)

人民防衛隊(YPG)は声明を出し、2月から3月にかけてダイル・ザウル県南東部ユーフラテス川以東にあるダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地だったバーグーズ村一帯で拘束した「傭兵」(ダーイシュ戦闘員)の数が1,554人にのぼったと発表した。

また、この期間に戦闘などで死亡したYPG戦闘員の数が24人だったことを明らかにした。

24人のうち、16人が戦闘で、5人が交通事故などで死亡したという。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、クナイトラ県でゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認したトランプ大統領の決定に抗議するデモ続く(2019年4月5日)

ダマスカス郊外県のスバイナ町にあるパレスチナ・キャンプとクナイトラ県バアス市で、パレスチナ人関連団体、人民諸組織、組合諸組合などの呼びかけで、ドナルド・トランプ米大統領が3月25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認める大統領令に署名したことに抗議するデモが行われ、多くの住民が参加した。

スバイナ町
バアス市

SANA(4月5日付)が伝えた。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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スプートニク・ニュース:ベルギーの専門家の立ち合いのもと、シャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党、ホワイト・ヘルメットがロケット弾に化学兵器を装填し、各地に配備(2019年4月5日)

スプートニク・ニュース(4月5日付)は、複数の地元情報筋の話として、シリアのシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党が、イドリブ県西部のルージュ平原にあるシャーム解放機構の拠点でロケット弾約120発を改良し、化学物質を装填したと伝えた。

ロケット弾はホワイト・ヘルメットが4月1日(月曜日)に、特殊機器とともに5台の救急車輌に積んでシャーム解放機構の拠点に持ち込み、改造はベルギーの専門家の立ち会いのもとに行われたという。

また、改造されたロケット弾は、3度に分けてハマー県北部とラタキア県北東部に移送され、イッザ軍、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構、アンサール・タウヒード、トルキスタン・イスラーム党に引き渡されたというと伝えた。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、Sputnik News , April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県ハーン・シャイフーン市北部一帯を爆撃(2019年4月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が4日深夜から5日未明にかけて、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るハーン・シャイフーン市北部一帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が4日深夜から5日未明にかけて、シャリーア村、フワイズ村、カルアト・マディーク町を砲撃した。

一方、SANA(4月5日付)によると、シリア軍がアンカーウィー村、フワイズ村のシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県2件、イドリブ県2件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を29件(ハマー県15件、イドリブ県7件、アレッポ県5件、ラタキア県2件)確認した。

AFP, April 5, 2019、ANHA, April 5, 2019、AP, April 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 5, 2019、al-Hayat, April 6, 2019、Reuters, April 5, 2019、SANA, April 5, 2019、UPI, April 5, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから225人、ヨルダンから591人の難民が帰国、避難民1,115人が帰宅(2019年4月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月5日付)を公開し、4月4日に難民816人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは225人(うち女性68人、子供115人)、ヨルダンから帰国したのは591人(うち女性177人、子供301人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は177,855人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者63,730人(うち女性19,262人、子ども32,422人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者114,125人(うち女性34,264人、子ども58,191人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 407,135人(うち女性122,184人、子供207,535人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

一方、国内避難民1,115人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは35人(うち女性15人、子供13人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは24人(うち女性9人、子供8人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは1,056人(うち女性261人、子供442人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は16,380人(うち女性5,475人、子供7,009人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,284,976人(うち女性388,034人、子供660,775人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 5, 2019をもとに作成。

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フランス軍参謀本部報道官「ダーイシュ掃討のためにシリアに派遣していた砲兵大隊は任務を終えた」(2019年4月4日)

フランス軍参謀本部のパトリーク・スティーガー報道官は記者会見で、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」の一環としてフランス軍がシリアに派遣していた砲兵大隊の任務が完了したと発表した。

スティーガー報道官は「砲兵大隊は、ダーイシュに対する有志連合の枠内で実施してきた任務を終えた」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月4日付)が伝えた。

AFP, April 4, 2019、ANHA, April 4, 2019、AP, April 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2019、al-Hayat, April 5, 2019、Reuters, April 4, 2019、SANA, April 4, 2019、UPI, April 4, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県とアレッポ県西部でシャーム軍団司令官を狙った爆発事件が相次ぐ(2019年4月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県北部のタッルアーダ村で、トルコの支援を受けるシャーム軍団の司令官の車輌に仕掛けられた爆弾が爆発した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月4日付)によると、爆発はシャーム軍団の本部前で発生、1人が死亡した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月4日付)によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県西部のアブザムー町で、シャーム軍団の司令官の1人ザイド・ハルースィー氏の車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

車は大破したが、ハルースィー氏は無事だった。

AFP, April 4, 2019、ANHA, April 4, 2019、AP, April 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2019、al-Hayat, April 5, 2019、Reuters, April 4, 2019、SANA, April 4, 2019、UPI, April 4, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団がアレッポ県でトルコの支援を受けるシャーム戦線や第55師団を攻撃(2019年4月4日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、2日と3日にマーリア市近郊とアアザーズ市近郊(カフル・カルビーン村)でトルコの支援を受けるシャーム戦線と第55師団の車輌や拠点を攻撃し、1人を殺害、4人を負傷させたと発表した

ANHA(4月4日付)が伝えた。

AFP, April 4, 2019、ANHA, April 4, 2019、AP, April 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2019、al-Hayat, April 5, 2019、Reuters, April 4, 2019、SANA, April 4, 2019、UPI, April 4, 2019などをもとに作成。

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サーラ情報大臣「シリアはそもそも、領内のどの場所であれ、イスラエル兵の遺体があるなどということは承知していない」(2019年4月4日)

イマード・サーラ情報大臣は、1982年のスルターン・ヤアクーブの戦い(レバノン)で行方不明になっていたイスラエル軍兵士ザハリア・バウメル(Zacharia Bawmel)氏の遺体をイスラエル軍・諜報機関が特殊作戦でシリア領内から奪還したことに関して、シリア・アラブ・テレビ(4月4日付)に対して「シリアはそもそも、領内のどの場所であれ、イスラエル兵の遺体があるなどということは承知していない」と述べた。

サーラ情報大臣はまた、「もし承知していたら、国益が求めることを行っていた。それがこれまで行ってきたことだ」と付言し、イスラエル軍が遺体を奪った事実はそもそもないと主張した。

AFP, April 4, 2019、ANHA, April 4, 2019、AP, April 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2019、al-Hayat, April 5, 2019、Reuters, April 4, 2019、SANA, April 4, 2019、UPI, April 4, 2019などをもとに作成。

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