トルコ軍はイドリブ県ザーウィヤ山地方に新たな拠点を設置(2020年11月22日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから262日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のサルジャ村とルワイハ村の間に位置するマルカブ丘に新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は74カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村(第1監視所)、サルマーン村(第7監視所)、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)(第11監視所)、タッル・トゥーカーン村(第8監視所)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡(第2監視所)、シャイフ・アキール山(第4監視所、撤退)、アナダーン山(第3監視所)、アレッポ市ラーシディーン地区(南)(第5監視所)、アイス村(アイス丘)(第6監視所)
ハマー県:ムーリク市(第9監視所、撤退完了)、シール・マガール村(第10監視所、撤退)
ラタキア県:ザイトゥーナ村(第12監視所)

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村(撤退)、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村(2カ所)、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ村(バアス前衛キャンプ)、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市、マンタフ村、ムハムバル村(2カ所)、ラーキム丘、バイルーン村、クークフィーン村、ダイル・サンバル村・イフスィム町間、バーラ村、バイルーン村、マルカブ丘
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、バーラ村一帯、スフーフン村、ハルーバ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタファス市で元反体制武装集団の司令官だった男性1人が何者かの襲撃を受けて、死亡した。

また、ジッリーン村でも、空軍情報部の協力者1人が何者かによって殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県16件、ラタキア県12件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 22, 2020、ANHA, November 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 22, 2020、Reuters, November 22, 2020、SANA, November 22, 2020、SOHR, November 22, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と国民軍はラッカ県、アレッポ県北部を砲撃(2020年11月21日)

ラッカ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市と同市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(11月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のブルブル町で、国民軍の拠点が襲撃を受け、戦闘員3人が死亡、複数が負傷した。

AFP, November 21, 2020、ANHA, November 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2020、Reuters, November 21, 2020、SANA, November 21, 2020、SOHR, November 21, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で75人、北・東シリア自治局支配地域で113人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で112人(2020年11月21日)

保健省は政府支配地域で新たに75人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者57人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月21日現在の同地での感染者数は計7,154人、うち死亡したのは372人、回復したのは3,043人となった。

SANA(11月21日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに113人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者25人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、11月21日現在の同地での感染者数は計6,591人、うち死亡したのは178人、回復したのは957人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市25人、カーミシュリー市9人、マーリキーヤ(ダイリーク)市16人、アームーダー市2人、マアバダ(カルキールキー)町1人、ダルバースィーヤ市2人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市17人、マンビジュ市1人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)5人、ラッカ県のラッカ市9人、タブカ市24人、ダイル・ザウル県2人。

ANHA(11月21日付)が伝えた。

北・東シリア自治局の執行評議会は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者の増加を受け、11月26日から10日間、食品店、学校などを除く商店・機関の午後3時以降の閉鎖を決定した。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月21日に新たに112人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、207人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡4人、イドリブ郡21人、ハーリム郡20人、アリーハー郡7人、アレッポ県スィムアーン山郡4人、ジャラーブルス郡3人、バーブ郡1人、アフリーン郡21人、アアザーズ郡31人。

これにより、同地での感染者数は計13,960人、うち回復したのは5,551人、死亡したのは117人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1448377815367105/

AFP, November 21, 2020、ACU, November 21, 2020、ANHA, November 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2020、Reuters, November 21, 2020、SANA, November 21, 2020、SOHR, November 21, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍は兵站物資を積んだ車輌約60輌をイドリブ県内に新たに進入(2020年11月21日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから261日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村、バーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また同地ではシリア軍と「決戦」司令室が交戦、双方に死傷者が出た。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約60輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県18件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 21, 2020、ANHA, November 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 21, 2020、Reuters, November 21, 2020、SANA, November 21, 2020、SOHR, November 21, 2020などをもとに作成。

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シリア国民連合は2021年の大統領選挙を見据えて「国民選挙弁務官事務所」を新たに設置(2020年11月20日)

トルコのイスタンブールを拠点に活動するシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)は、2021年半ばに予定されている大統領選挙への参加を想定した「国民選挙弁務官事務所」を新たに設置した。

シリア国民連合が発表した声明によると、この事務所は、2012年6月末のジュネーブ1会議での決定、国連安保理決議第2254号の規定に基づき、移行期において、国連監視下で選挙を実施するための安全かつ中立的な環境を確保することをめざす。

AFP, November 22, 2020、ANHA, November 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2020、Reuters, November 22, 2020、SANA, November 22, 2020、SOHR, November 22, 2020などをもとに作成。

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米主導の有志連合の車輌35輌がイラクからシリア領内に新たに進入(2020年11月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約35輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所に設置されている基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ウマル油田に米軍が違法に設置している基地で、米主導の有志連合、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、同軍傘下のダイル・ザウル軍事評議会、北・東シリア自治局傘下のダイル・ザウル民政評議会の代表が会合を開き、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」の進捗、北・東シリア自治局の支配地域のインフラ整備などについて意見を交わした。

会合では、米軍および有志連合が、シリア民主軍への軍事、兵站支援を継続することを確認した。

AFP, November 20, 2020、ANHA, November 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2020、Reuters, November 20, 2020、SANA, November 20, 2020、SOHR, November 20, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でイスラーム解放党がカリフ制再興とシリアの紛争の平和的解決の拒否を訴えてデモ(2020年11月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るカーフ村で、イスラーム解放党のメンバーおよび支持者数十人がデモを行い、カリフ制再興とシリアの紛争の平和的解決の拒否を訴えた。

AFP, November 20, 2020、ANHA, November 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2020、Reuters, November 20, 2020、SANA, November 20, 2020、SOHR, November 20, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がアレッポ市北部を砲撃(2020年11月20日)

アレッポ県では、ANHA(11月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、マルアナーズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

AFP, November 20, 2020、ANHA, November 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2020、Reuters, November 20, 2020、SANA, November 20, 2020、SOHR, November 20, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県でシリア民主軍が襲撃を受け兵士死亡(2020年11月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月20日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町でシリア民主軍が正体不明の武装集団の発砲を受け、兵士1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、死亡した兵士は5人。

一方、シリア民主軍は米主導の有志連合のヘリコプターの支援を受けて、フシャーム町、ジュダイド・アカイダート村、アズバ村、マイーズィーラ村で家宅捜査を行い、ダイル・ザウル軍事評議会司令官の兄弟、北・東シリア自治局の職員ら数名を拘束した。

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ラッカ県では、SANA(11月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタブカ市西で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

AFP, November 20, 2020、ANHA, November 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2020、Reuters, November 20, 2020、SANA, November 20, 2020、SOHR, November 20, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県バイルーン村に新たな拠点を設置(2020年11月20日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから260日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイルーン村に新たな拠点を設置した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は73カ所となった。

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村(第1監視所)、サルマーン村(第7監視所)、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)(第11監視所)、タッル・トゥーカーン村(第8監視所)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡(第2監視所)、シャイフ・アキール山(第4監視所、撤退)、アナダーン山(第3監視所)、アレッポ市ラーシディーン地区(南)(第5監視所)、アイス村(アイス丘)(第6監視所)
ハマー県:ムーリク市(第9監視所、撤退完了)、シール・マガール村(第10監視所、撤退)
ラタキア県:ザイトゥーナ村(第12監視所)

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村(撤退)、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村(2カ所)、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ村(バアス前衛キャンプ)、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市、マンタフ村、ムハムバル村(2カ所)、ラーキム丘、バイルーン村、クークフィーン村、ダイル・サンバル村・イフスィム町間、バーラ村、バイルーン村
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

トルコ軍はまた、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、トルコの支援を受ける「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるカフルルーマー村、ハーッス村を砲撃した。

また、カドゥーラ村一帯ではシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のザーウィヤ山地方ファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村、カフル・ウワイド村、スフーフン村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県19件、ラタキア県6件、アレッポ県1件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は29件。

一方、トルコ側の監視チームはトルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, November 20, 2020、ANHA, November 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 20, 2020、Reuters, November 20, 2020、SANA, November 20, 2020、SOHR, November 20, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュと思われる武装集団が北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県ジャンマ村で村長を射殺(2020年11月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のセルと思われる武装集団が、北・東シリア自治局の支配下にあるジャンマ村の市場で村長を射殺した。

AFP, November 19, 2020、ANHA, November 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2020、Reuters, November 19, 2020、SANA, November 19, 2020、SOHR, November 19, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊に軍事基地を建設(2020年11月19日)

ANHA(11月19日付)は、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯を占領下に置くトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市北のサイダー村近郊に軍事基地を建設していると伝え、写真や映像を公開した。

トルコ軍が国民軍とともに新たに建設している基地は、アイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線に位置する国内避難民(IDPs)キャンプから100メートルほどの距離に位置し、アリーダ村近郊に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍やシリア軍が設置している塹壕や土塁に沿って拡がっているという。

ANHA(11月19日付)によると、トルコ軍と国民軍はまた、アイン・イーサー市一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(11月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

AFP, November 19, 2020、ANHA, November 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2020、Reuters, November 19, 2020、SANA, November 19, 2020、SOHR, November 19, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県西部へのシリア軍の砲撃で「決戦」作戦司令室の戦闘員1人死亡(2020年11月18日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから258日目を迎えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のタディール村を砲撃し、戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、カフル・ウワイド村、マウザラ村を砲撃した。

イッザ軍は、カフルルーマー村でロシア軍兵士1人を殺害したと発表した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のヒルバト・ナークース村一帯で砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県19件、ラタキア県8件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を17件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 18, 2020、ANHA, November 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 18, 2020、Reuters, November 18, 2020、SANA, November 18, 2020、SOHR, November 18, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で72人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で362人(2020年11月19日)

保健省は政府支配地域で新たに72人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者56人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月19日現在の同地での感染者数は計6,991人、うち死亡したのは363人、回復したのは2,924人となった。

SANA(11月19日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月19日に新たに362人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、186人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡23人、イドリブ郡42人、ハーリム郡79人、アリーハー郡9人、アレッポ県スィムアーン山郡37人、ジャラーブルス郡11人、バーブ郡19人、アフリーン郡110人、アアザーズ郡32人。

これにより、同地での感染者数は計13,541人、うち回復したのは5,092人、死亡したのは110人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1446592912212262/

AFP, November 19, 2020、ACU, November 19, 2020、ANHA, November 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2020、Reuters, November 19, 2020、SANA, November 19, 2020、SOHR, November 19, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍とアル=カーイダ主導の反体制派はシリア政府支配下のイドリブ県サラーキブ市などを砲撃(2020年11月19日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから259日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるマストゥーマ村のバアス前衛キャンプに駐留するトルコ軍部隊が、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また「決戦」作戦司令室は、カフルルーマー村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村、バイルーン村、イフスィム町、バイニーン村、ファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を32件(イドリブ県25件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 19, 2020、ANHA, November 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 19, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 19, 2020、Reuters, November 19, 2020、SANA, November 19, 2020、SOHR, November 19, 2020などをもとに作成。

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シリア政府支配下のダルアー県ジャースィム市で「アサド退陣なくして帰還なし」と書かれた落書きが見つかる(2020年11月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジャースィム市内の建物の壁に、「革命は死ぬことのない思想。帰還はアサド退陣から始まる。革命を続く。アサド退陣なくして帰還なし」と書かれた落書きが見つかった。

AFP, November 18, 2020、ANHA, November 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2020、Reuters, November 18, 2020、SANA, November 18, 2020、SOHR, November 18, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のマヤーディーン市近郊でダーイシュがシリア軍を要撃し、30人あまり死傷(2020年11月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍と親政権民兵の車列を要撃し、11人(第137中隊司令官の准将1人を含む)が死亡、17人以上が負傷した。

AFP, November 18, 2020、ANHA, November 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2020、Reuters, November 18, 2020、SANA, November 18, 2020、SOHR, November 18, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県シャッダーディー市で、シリア民主軍が武装集団の発砲を受け、兵士1人死亡(2020年11月18日)

ハサカ県では、SANA(11月17日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市で、シリア民主軍が正体不明の武装集団の発砲を受け、兵士1人が死亡した。

AFP, November 18, 2020、ANHA, November 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2020、Reuters, November 18, 2020、SANA, November 18, 2020、SOHR, November 18, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県アイン・イーサー市一帯への砲撃を続ける(2020年11月18日)

ラッカ県では、SANA(11月17日付)によると、トルコ軍とその国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市西のハズワーン村でトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアブー・ラースィーン丘、ルバイアート村、タッル・ムハンマド村を砲撃した。

AFP, November 18, 2020、ANHA, November 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2020、Reuters, November 18, 2020、SANA, November 18, 2020、SOHR, November 18, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で83人、北・東シリア自治局支配地域で190人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で395人(2020年11月18日)

保健省は政府支配地域で新たに83人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者51人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月18日現在の同地での感染者数は計6,919人、うち死亡したのは358人、回復したのは2,868人となった。

SANA(11月18日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに190人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者19人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月18日現在の同地での感染者数は計6,420人、うち死亡したのは168人、回復したのは905人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市25人、カーミシュリー市17人、マーリキーヤ(ダイリーク)市14人、アームーダー市8人、マアバダ(カルキールキー)町7人、タッル・タムル町2人、ダルバースィーヤ市1人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、フール・キャンプ2人、ラッカ県のラッカ市22人、タブカ市40人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市25人、マンビジュ市18人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)4人、ダイル・ザウル県5人。

ANHA(11月18日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月18日に新たに395人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、178人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡4人、イドリブ郡21人、ハーリム郡136人、アリーハー郡2人、アレッポ県スィムアーン山郡40人、ジャラーブルス郡20人、バーブ郡30人、アフリーン郡64人、アアザーズ郡79人。

これにより、同地での感染者数は計13,179人、うち回復したのは4,906人、死亡したのは95人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1446179498920270/

AFP, November 18, 2020、ACU, November 18, 2020、ANHA, November 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 18, 2020、Reuters, November 18, 2020、SANA, November 18, 2020、SOHR, November 18, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配地でダーイシュのセルが住民に「ザカート」を強要(2020年11月17日)

シリア人権監視団は、ダイル・ザウル県では、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で、ダーイシュ(イスラーム国)のセルが最近になって、「ザカート」(喜捨)を支払ることを強要する脅迫メッセージをWhatAppなどを通じて住民に送っている、と発表した。

AFP, November 17, 2020、ANHA, November 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2020、Reuters, November 17, 2020、SANA, November 17, 2020、SOHR, November 17, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたIDPsのうち、ダイル・ザウル県出身275世帯以上が、前日に続いて、地元部族の身元引き受け保証を受けて帰還(2020年11月17日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていた国内避難民(IDPs)のうち、ダイル・ザウル県出身の275世帯以上が、前日に続いて、地元部族の身元引き受け保証を受けて、キャンプを出所し、帰還した。

キャンプを出所したのは1,270人。

なお、フール・キャンプには、約23,000人のシリア人IDPsが収容されているという。

AFP, November 17, 2020、ANHA, November 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2020、Reuters, November 17, 2020、SANA, November 17, 2020、SOHR, November 17, 2020などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県で「決戦」作戦司令室と交戦(2020年11月17日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから257日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ裏、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、ハルーバ村、バイニーン村、カフル・ウワイド村を砲撃、フライフィル村一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある東ムライハ村で麻薬密輸業者2人が何者かによって撃たれて死亡した。

AFP, November 17, 2020、ANHA, November 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2020、Reuters, November 17, 2020、SANA, November 17, 2020、SOHR, November 17, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県北部、ラッカ県北部への砲撃を続け、住民3人負傷(2020年11月17日)

アレッポ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、アイン・ダクナ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市を砲撃、これにより住民3人が負傷した。

AFP, November 17, 2020、ANHA, November 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2020、Reuters, November 17, 2020、SANA, November 17, 2020、SOHR, November 17, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で77人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で430人(2020年11月17日)

保健省は政府支配地域で新たに77人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者58人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月17日現在の同地での感染者数は計6,836人、うち死亡したのは354人、回復したのは2,817人となった。

SANA(11月17日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月17日に新たに430人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、152人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡2人、イドリブ郡75人、ハーリム郡111人、アリーハー郡14人、アレッポ県スィムアーン山郡30人、ジャラーブルス郡19人、バーブ郡29人、アフリーン郡71人、アアザーズ郡79人。

これにより、同地での感染者数は計12,784人、うち回復したのは4,728人、死亡したのは95人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1445425182329035/

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一方、

シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者424人が新たに確認され、医療崩壊の危機に直面していると発表した。

なお、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計11,852人、うち死亡したのは95人、完治したのは4,455人となった。

AFP, November 17, 2020 、ACU, November 17, 2020、ANHA, November 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 17, 2020、Reuters, November 17, 2020、SANA, November 17, 2020、SOHR, November 17, 2020などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていたダイル・ザウル県住民515人が部族長の身元保証を受けて帰還(2020年11月16日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていた国内避難民(IDPs)のうち、ダイル・ザウル県出身の約120世帯が、地元部族の身元引き受け保証を受けて、キャンプを出所し、帰還した。

キャンプを出所したのは515人。

フール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)に協力していたシリア人男性(IDPs)が何者かによって殺害された。

AFP, November 16, 2020、ANHA, November 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2020、Reuters, November 16, 2020、SANA, November 16, 2020、SOHR, November 16, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構は、政府支配地域に逃れたイドリブ市内の住居に身を寄せているIDPsに立ち退きを要請(2020年11月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、スンマーク山地方のマアーッラト・イフワーン村にあるドゥルーズ派住民の住居を接収し、幹部メンバーに譲渡した。

また、イドリブ市でも、住居1戸が「シャッビーハの所有物」だとして、住んでいた国内避難民(IDPs)を強制立ち退きさせた。

同監視団によると、シャーム解放機構は、シリア政府支配地域に避難した住民の住居を占拠しているIDPsらに対して立ち退きを要請しているという。

AFP, November 16, 2020、ANHA, November 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2020、Reuters, November 16, 2020、SANA, November 16, 2020、SOHR, November 16, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ハマー県で「決戦」作戦司令室と交戦(2020年11月16日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから256日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、ハザーリーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村、ファッティーラ村、カンスフラ村、カドゥーラ村、サーン村一帯、ルワイハ村、バイニーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、カストゥーン村を砲撃した。

AFP, November 16, 2020、ANHA, November 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2020、Reuters, November 16, 2020、SANA, November 16, 2020、SOHR, November 16, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県、アレッポ県を砲撃、シリア民主軍兵士1人死亡(2020年11月16日)

ラッカ県では、ANHA(11月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が占領下のタッル・アブヤド市に近いシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のカズアリー村、カズアリー穀物サイロ、ヒルバト・バカル村、アリーダ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人が死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(11月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、アイン・ダクナ村を砲撃した。

AFP, November 16, 2020、ANHA, November 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2020、Reuters, November 16, 2020、SANA, November 16, 2020、SOHR, November 16, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県とダイル・ザウル県でシリア民主軍が狙われ兵士2人死亡(2020年11月16日)

ラッカ県では、SANA(11月16日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ市西のハイヤーラ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点の近くに何者かが設置した爆弾が爆発し、兵士2人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月16日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャアファ村で、シリア民主軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士多数が負傷した。

AFP, November 16, 2020、ANHA, November 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2020、Reuters, November 16, 2020、SANA, November 16, 2020、SOHR, November 16, 2020などをもとに作成。

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