新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で75人、北・東シリア自治局支配地域で111人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で502人(2020年11月16日)

保健省は政府支配地域で新たに75人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者45人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月16日現在の同地での感染者数は計6,759人、うち死亡したのは350人、回復したのは2,759人となった。

SANA(11月16日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに111人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者19人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月16日現在の同地での感染者数は計6,230人、うち死亡したのは163人、回復したのは888人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市14人、カーミシュリー市15人、マーリキーヤ(ダイリーク)市12人、アームーダー市1人、マアバダ(カルキールキー)町2人、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市1人、ダルバースィーヤ市1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市14人、マンビジュ市6人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)11人、ラッカ県のラッカ市13人、タブカ市21人。

ANHA(11月16日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月16日に新たに502人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、121人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡20人、イドリブ郡61人、ハーリム郡146人、アリーハー郡7人、アレッポ県スィムアーン山郡68人、ジャラーブルス郡11人、バーブ郡21人、アフリーン郡118人、アアザーズ郡49人。

これにより、同地での感染者数は計12,354人、うち回復したのは4,576人、死亡したのは95人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1444731015731785/

AFP, November 16, 2020、ACU, November 16, 2020、ANHA, November 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 16, 2020、Reuters, November 16, 2020、SANA, November 16, 2020、SOHR, November 16, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー総司令官がデヴィッド・ブラウンタイン米国務省シリア問題担当副特使と会談(2020年11月15日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は、ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使の退任とジョウェル・ライバーン氏の特使就任に伴い、副特使に就任したデヴィッド・ブラウンタイン氏と会談した。

アブディー総司令官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/MazloumAbdi/)で以下のように綴った。

デヴィッド・ブラウンタイン副特使をお迎えできて光栄です。我々は、すべてのシリア人が平和と自由を享受する未来についてのヴィジョンを共有している。我々は、我々すべてのシリア人同胞とともに活動し、共通の課題を克服し、この目的を達成することを心待ちにしている。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:トルコはナゴルノ・カラバフ地方に派遣したシリア人傭兵(国民軍戦闘員)の一部を残留させようとしている(2020年11月15日)

シリア人権監視団は、トルコがナゴルノ・カラバフ地方に派遣したシリア人傭兵(国民軍戦闘員)の一部を、ロシアに仲介によるアゼルバイジャンとアルメニアの停戦合意以降も、カフカス地方出身者だと偽って同地に残留させようとしていると発表した。

トルコがアゼルバイジャンに派遣したシリア人傭兵は約2,580人、うち293人が死亡(シリアに移送された遺体数は225体)、342人がすべてを放棄して帰国したという。

派遣された傭兵のなかには、トルコマン系シリア人が多く含まれている。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県カーミシュリー市近郊でアラブ系部族のタイ部族国民会合を開催、米国とトルコの放逐を主唱(2020年11月15日)

ハサカ県では、SANA(11月15日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のジャルマズ村でアラブ系部族のタイ部族国民会合が開催され、地元名士、部族長、住民多数が参加、米国とトルコによる占領に反対、その放逐を主唱した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のスィヤール村に展開するシリア軍部隊が、北・東シリア自治局の支配下にある東岸のバーグーズ村の漁師に向けて発砲した。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と国民軍がアレッポ県、ラッカ県を砲撃(2020年11月15日)

アレッポ県では、SANA(11月15日付)やANHA(11月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はマルアナーズ村で女性1人を狙撃、殺害した。

また、国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカルジャブリーン村一帯に潜入し、シリア民主軍の拠点複数カ所を奇襲、兵士多数を殺傷し、2人を捕捉した。

**

ラッカ県では、ANHA(11月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線に位置するフーシャーン村、ハーリディーヤ村、クール・ハサン村、サクル休憩所を砲撃した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のアズィーズィーヤ村で、国民軍憲兵隊が民家1棟に突入し、若い住民1人を射殺した。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で71人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で424人(2020年11月15日)

保健省は政府支配地域で新たに71人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者49人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月15日現在の同地での感染者数は計6,684人、うち死亡したのは345人、回復したのは2,714人となった。

SANA(11月15日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月15日に新たに424人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、241人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡93人、ハーリム郡118人、アリーハー郡18人、アレッポ県スィムアーン山郡23人、ジャラーブルス郡35人、バーブ郡30人、アフリーン郡63人、アアザーズ郡43人。

これにより、同地での感染者数は計11,852人、うち回復したのは4,455人、死亡したのは95人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1443779609160259/

AFP, November 15, 2020、ACU, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県西部でシャーム解放機構がシリア軍兵士1人を狙撃し射殺(2020年11月15日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから255日目を迎えた。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室を主導するシャーム解放戦線が、シリア政府の支配下にあるカフルタアール村に展開するシリア軍部隊を狙撃、1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村、ファッティーラ村、カンスフラ村、カドゥーラ村、サーン村、ルワイハ村、バイニーン村を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県15件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 15, 2020、ANHA, November 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 15, 2020、Reuters, November 15, 2020、SANA, November 15, 2020、SOHR, November 15, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局支配地産の原油をシリア政府支配地に移送し、米国の制裁対象となっているカーテシルジー・グループ社の民兵5人がダーイシュによって捕捉、殺害される(2020年11月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市の南を走る街道で、シリア政府に近いカーティルジー・インターナショナル・グループ社の民兵5人を処刑した。

カーティルジー・インターナショナル・グループ社は、北・東シリア自治局の支配地域で採掘された原油のシリア政府支配地域への移送などを請け負っており、米国が制裁対象としている。

また、ラッカ市近郊の街道上では、カーティルジー・インターナショナル・グループ社のタンクローリーを狙って仕掛けられていた爆弾が爆発した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機複数機が、シリア政府の支配下にあるムーハサン市近郊の砂漠地帯に飛来、シリア軍や「イランの民兵」の展開地域に対して爆撃を行った。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で守衛として働いていたイラク人難民1人が何者かによって殺害された。

AFP, November 14, 2020、ANHA, November 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2020、Reuters, November 14, 2020、SANA, November 14, 2020、SOHR, November 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:北・東シリア自治局は2020年に入ってダーイシュ外国人戦闘員の妻と子供129人を各国当局に引き渡した(2020年11月14日)

シリア人権監視団は、北・東シリア自治局が2020年に入って、支配地内のキャンプで収容しているダーイシュ(イスラーム国)の外国人戦闘員の家族(女性や子供)のうち129人の身柄を、同自治局渉外関係局を通じて出身国当局に引き渡した、と発表した。

129人の内訳は、女性(未亡人)4人、子供(孤児)125人。

身柄引き渡しは以下の通り行われたという:

  • 1月14日 ノルウェー国籍の未亡人1人と孤児2人がハサカ県カーミシュリー市でノルウェー政府当局に引き渡される。
  • 1月22日 イラク国籍の未亡人2人と孤児1人がイラク・クルディスターン自治政府当局に引き渡される。
  • 2月6日 ロシア国籍の孤児35人がハサカ県ハサカ市でロシア政府当局に引き渡される。
  • 6月21日 フランス国籍の孤児10人がハサカ市でフランス政府当局に引き渡される。
  • 9月8日 ロシア国籍の孤児15人がハサカ市でロシア政府当局に引き渡される。
  • 9月15日 英国籍の孤児1人がハサカ市で英政府当局に引き渡される。
  • 10月4日 カナダ国籍の孤児1人がハサカ市でカナダ政府当局に引き渡される。
  • 10月14日 ロシア国籍の孤児14人がハサカ市でロシア政府当局に引き渡される。
  • 10月25日 アルバニア国籍の孤児3人がハサカ市でアルバニア政府当局に引き渡される。
  • 11月14日 ロシア国籍の孤児30人がハサカ市でロシア政府当局に引き渡される。

AFP, November 14, 2020、ANHA, November 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2020、Reuters, November 14, 2020、SANA, November 14, 2020、SOHR, November 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と国民軍がアレッポ県、ラッカ県各所を砲撃(2020年11月14日)

アレッポ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、マンナグ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市近郊のラージュー町で生活状況の改善を求めて住民が抗議デモを行った。

これに対して、トルコの支援を受ける国民軍が介入し、デモ参加者多数を逮捕した。

**

ラッカ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線に位置するフーシャーン村とハーリディーヤ村を砲撃した。

AFP, November 14, 2020、ANHA, November 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2020、Reuters, November 14, 2020、SANA, November 14, 2020、SOHR, November 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県とダイル・ザウル県でシリア民主軍が襲撃を受け4人死亡(2020年11月14日)

ハサカ県では、SANA(11月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊のジャブサ油田近くで人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が何者かによって襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

また、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊では、シリア民主軍兵士1人が何者かによって敷設された地雷に触れて、爆死した。

一方、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊では、トルコの支援を受ける国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員1人が地雷に触れて爆死した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(11月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるアズバ村でシリア民主軍の兵士1人が何者かの発砲を受けて死亡した。

AFP, November 14, 2020、ANHA, November 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2020、Reuters, November 14, 2020、SANA, November 14, 2020、SOHR, November 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で61人、北・東シリア自治局支配地域で190人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で270人(2020年11月14日)

保健省は政府支配地域で新たに61人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者56人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月14日現在の同地での感染者数は計6,613人、うち死亡したのは341人、回復したのは2,665人となった。

SANA(11月14日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに190人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月14日現在の同地での感染者数は計6,119人、うち死亡したのは158人、回復したのは869人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市25人、タッル・タムル町2人、カーミシュリー市17人、マーリキーヤ(ダイリーク)市14人、マアバダ(カルキールキー)町7人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、アームーダー市8人、ダルバースィーヤ市1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市25人、マンビジュ市18人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)4人、ラッカ県のラッカ市22人、タブカ市40人、ダイル・ザウル県5人。

ANHA(11月14日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月14日に新たに270人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、221人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡5人、イドリブ郡74人、ハーリム郡61人、アリーハー郡5人、アレッポ県スィムアーン山郡2人、ジャラーブルス郡15人、バーブ郡10人、アフリーン郡40人、アアザーズ郡58人。

これにより、同地での感染者数は計11,428人、うち回復したのは4,215人、死亡したのは90人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1442499695954917/

AFP, November 14, 2020、ACU, November 14, 2020、ANHA, November 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2020、Reuters, November 14, 2020、SANA, November 14, 2020、SOHR, November 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はイドリブ県イフスィム町のトルコ軍拠点一帯を砲撃(2020年11月14日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから254日目を迎えた。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイフスィム町のトルコ軍拠点一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、バイニーン村を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町でシリア軍への協力者1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

また、タッル・シハーブ町では、シリア軍第4師団の兵士2人が何者かよって銃で撃たれて死亡した。

さらに、ジャースィム市では、軍事治安局の隊員1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県21件、ラタキア県2件、アレッポ県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, November 14, 2020、ANHA, November 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 14, 2020、Reuters, November 14, 2020、SANA, November 14, 2020、SOHR, November 14, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県タッル・タムル町北でトルコ軍が敷設しようとしていた地雷が爆発、兵士2人が死亡(2020年11月13日)

ハサカ県では、SANA(11月13日付)やANHA(11月13日によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町北で、トルコ軍が敷設しようとしていた地雷が爆発、兵士2人が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特殊部隊がトルコ占領下のラアス・アイン市近郊のタッル・シャイール村一帯に潜入し、国民軍の拠点を襲撃、戦闘員7人を殺害、5人を負傷させた。

**

ラッカ県では、ANHA(11月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアニーク・ハワー村を砲撃した。

**

アレッポ県では、ANHA(11月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のシャイフ・ハディード(シーヤ)村で正体不明の武装集団が国民軍に所属するスライマーン・シャー師団の拠点を襲撃し、双方に複数の死傷者が出た。

AFP, November 13, 2020、ANHA, November 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2020、Reuters, November 13, 2020、SANA, November 13, 2020、SOHR, November 13, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で66人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で525人(2020年11月13日)

保健省は政府支配地域で新たに66人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者51人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月13日現在の同地での感染者数は計6,552人、うち死亡したのは337人、回復したのは2,609人となった。

SANA(11月13日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月13日に新たに525人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、147人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡20人、イドリブ郡101人、ハーリム郡183人、アリーハー郡25人、アレッポ県スィムアーン山郡54人、ジャラーブルス郡11人、バーブ郡13人、アフリーン郡58人、アアザーズ郡60人。

これにより、同地での感染者数は計11,158人、うち回復したのは3,994人、死亡したのは90人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1441621682709385/

AFP, November 13, 2020、ACU, November 13, 2020、ANHA, November 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2020、Reuters, November 13, 2020、SANA, November 13, 2020、SOHR, November 13, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がイドリブ市近郊のシャーム解放機構の軍事教練キャンプなどを爆撃(2020年11月13日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから253日目を迎えた。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県フマイミーム航空基地から、イドリブ市西の森林地帯にあるシャーム解放機構の教練キャンプに向けて地対地ミサイルが発射され、イドリブ中央刑務所近くに着弾した。

また、その数分後、ロシア軍戦闘機4機が、同キャンプ一帯を爆撃した。

被害状況は不明だが、シャーム解放機構は現場に救急チームが入るのを阻止したという。

ロシア軍戦闘機はまた、これに先だって「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、イフスィム町を爆撃した。

シリア軍も、ザーウィヤ山地方のサルジャ村、バイニーン村、ダイル・サンバル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県18件、ラタキア県5件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 13, 2020、ANHA, November 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 13, 2020、Reuters, November 13, 2020、SANA, November 13, 2020、SOHR, November 13, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局はロシア大統領府子供の権利のための弁務官補にダーイシュのロシア人戦闘員の孤児30人の身柄を引き渡す(2020年11月12日)

ロシア大統領府子供の権利のための弁務官補のアリサ・ニコラエヴィナ氏とウィリーナ・アレクサンドロヴナ氏とがハサカ県カーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)本舎を訪問し、アブドゥルカリーム・ウマル渉外関係局共同局長、ダルヤー・ラマダーン・ジャズィーラ地方女性委員会副委員長と会談した。

会談では、シリア北東部でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が保護し、北・東シリア自治局支配地域内のフール・キャンプ(ハサカ県)に収容されていたロシア国籍の戦闘員の子供の身柄引き渡しにかかる合意への調印が行われた。

会談後の記者会見で、ウマル渉外関係局共同局長は、保護・収容中のロシア人戦闘員の家族ののうち、2歳から16歳の孤児30人の身柄をロシア側に引き渡したと発表した。

ロシア側に引き渡された孤児は、カーミシュリー国際空港からダマスカス国際空港を経由してモスクワに向かった。

ANHA(11月12日付)、北部通信(11月12日付)などが伝えた。

北部通信によると、北・東シリア自治局渉外関係局はまた、2月にロシア国籍の戦闘員の孤児35人、3月に3人をロシア側に引き渡している。

なお、北・東シリア自治局は2019年3月以降、ダーイシュの外国人戦闘員の妻170人と子供173人を出身国に引き渡している。

AFP, November 12, 2020、ANHA, November 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2020、North Press Agency, November 12, 2020、Reuters, November 12, 2020、SANA, November 12, 2020、SOHR, November 12, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ライバーン米国務省シリア問題担当特使はアサド政権制裁に向けた反体制派の行動の支援を約束(2020年11月12日)

駐シリア米国大使館はフェイスブックの公式アカウント(https://twitter.com/usembassysyria)を通じて、辞意を表明したジェームズ・ジェフリー国務省シリア問題担当特使の後任としてシリア問題担当特使に就任したジョウェル・ライバーン氏が最高交渉委員会のウンス・アブダ代表と電話会談を行い、アサド政権制裁に向けた反体制派の行動と、国連安保理決議第2254号に沿った政治的解決を支持すると伝えたことを明らかにした。

AFP, November 12, 2020、ANHA, November 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2020、Reuters, November 12, 2020、SANA, November 12, 2020、SOHR, November 12, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イランの民兵が展開し、ダーイシュ残党が潜伏活動を続けるラッカ県マアダーン町近郊に所属不明の戦闘機複数機が飛来し、爆撃を実施(2020年11月12日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機複数機がシリア政府の支配下にあるマアダーン町近郊の砂漠地帯に上空に飛来し、爆撃を実施した。

同地には、シリア人と外国人からなる「イランの民兵」が展開しているほか、ダーイシュ(イスラーム国)の残党も潜伏活動を続けている。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市東の砂漠地帯にあるアブー・ファイヤード・ダムに展開するシリア軍の拠点複数カ所をダーイシュ(イスラーム国)が襲撃した。

この戦闘でシリア軍兵士15人が死亡したという。

AFP, November 12, 2020、ANHA, November 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2020、Reuters, November 12, 2020、SANA, November 12, 2020、SOHR, November 12, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と国民軍がラッカ県のM4高速道路沿線を砲撃、シリア軍兵士1人負傷(2020年11月12日)

ラッカ県では、ANHA(11月12日付)によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市の近郊に位置し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるM4高速道路沿線のカズアリー村、カズアリー穀物サイロ、アリーダ村、クール・ハサン村、スライブ村をトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が砲撃した。

この砲撃でシリア軍兵士1人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、同地一帯で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ軍、国民軍と交戦した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市内を走行中のトルコ軍の車列を狙って、道路脇に爆弾が爆発し、兵士複数人が負傷した。

また、トルコの占領下にあるバーブ市に何者かがロケット弾を撃ち込んだ。

AFP, November 12, 2020、ANHA, November 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2020、Reuters, November 12, 2020、SANA, November 12, 2020、SOHR, November 12, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で65人、北・東シリア自治局支配地域で88人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で493人(2020年11月12日)

保健省は政府支配地域で新たに65人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者54人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月12日現在の同地での感染者数は計6,486人、うち死亡したのは333人、回復したのは2,558人となった。

SANA(11月12日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに88人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者13人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月12日現在の同地での感染者数は計5,929人、うち死亡したのは153人、回復したのは852人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市36人、マーリキーヤ(ダイリーク)市20人、カーミシュリー市14人、アームーダー市6人、マアバダ(カルキールキー)町5人、ルマイラーン町3人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市1人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)3人。

ANHA(11月12日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月12日に新たに493人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、324人が完治し、4人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡2人、イドリブ郡112人、ハーリム郡155人、アリーハー郡9人、アレッポ県スィムアーン山郡17人、ジャラーブルス郡21人、バーブ郡24人、アフリーン郡92人、アアザーズ郡12人。

これにより、同地での感染者数は計10,633人、うち回復したのは3,847人、死亡したのは89人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1440812702790283/

AFP, November 12, 2020、ACU, November 12, 2020、ANHA, November 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2020、Reuters, November 12, 2020、SANA, November 12, 2020、SOHR, November 12, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県で交戦(2020年11月12日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから252日目を迎えた。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯に進攻を試み、「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるハザーリーン村、ミラージャ村、ダール・カビーラ村一帯を砲撃、シリア軍も、ファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、ハルーバ村砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルマダー市とラアス・ヒスン村を結ぶ街道で住民1人が正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県20件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, November 12, 2020、ANHA, November 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 12, 2020、Reuters, November 12, 2020、SANA, November 12, 2020、SOHR, November 12, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県ハワーイジュ村での抗議デモをシリア民主軍が強制排除(2020年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下のハワーイジュ村で住民数十人が、生活状況の悪化や自治当局の汚職、灯油不足に抗議するデモを行った。

これに対して、シリア民主軍が介入し、実弾を発砲するなどして、デモを強制解除した。

AFP, November 11, 2020、ANHA, November 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2020、Reuters, November 11, 2020、SANA, November 11, 2020、SOHR, November 11, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュ・メンバーらが北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県トゥジャイキー村で男性の首を切断して殺害(2020年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるトゥジャイキー村で、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー複数人が、住民の前でハジュナ村出身の男性1人を首を切断し、処刑した。

AFP, November 11, 2020、ANHA, November 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2020、Reuters, November 11, 2020、SANA, November 11, 2020、SOHR, November 11, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍第4師団がダルアー県東カラク村に突入、地元名士やロシアの支援を受ける第5軍団と村内で家宅捜査を実施することで合意(2020年11月11日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、10日に東カラク村を包囲したシリア軍第4機甲師団が村内に突入した。

これを受けて、同地の名士およびロシアの支援を受けるシリア軍第5軍団の代表が第4機甲師団の代表が会合を開き、同村内の民家19件の家宅捜査を行うことで合意した。

家宅捜査は11月9日に同村の空軍情報部検問所で兵士3人が殺害された事件の捜査が目的。

東カラク村では、地元の若者らがシリア軍の包囲に対抗して、路上でタイヤを燃やすなどして、道路を封鎖していた。

一方、シリア政府の支配下にあるダーイル町で、空軍情報部の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、1人が死亡した。

また、ティブナ村とマハッジャ町間の街道で、シリア政府との和解に応じた地元武装集団の司令官1人が何者かによって殺害された。

AFP, November 11, 2020、ANHA, November 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2020、Reuters, November 11, 2020、SANA, November 11, 2020、SOHR, November 11, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アフリーン解放軍団は11月6日のアフリーン市でのシャーム戦線を狙った爆破への関与を認める(2020年11月11日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するアフリーン解放軍団は声明を出し、11月6日にトルコ占領下のアレッポ県アフリーン市で発生した爆破事件に関して、国民軍所属のシャーム戦線の「傭兵」2人を殺害、4人を負傷させ、車輌を大破させたと発表、関与を認めた。

AFP, November 11, 2020、ANHA, November 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2020、Reuters, November 11, 2020、SANA, November 11, 2020、SOHR, November 11, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者は北・東シリア自治局支配地域で131人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で455人(2020年11月11日)

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに131人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者9人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、11月11日現在の同地での感染者数は計5,841人、うち死亡したのは149人、回復したのは839人となった。

新規感染者の内訳は、ラッカ県のラッカ市57人、タブカ市28人、ダイル・ザウル県15人、アレッポ県のマンビジュ市14人、アイン・アラブ(コバネ)市12人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)3人、ハサカ県のカーミシュリー市2人。

ANHA(11月11日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月11日に新たに455人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、62人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡10人、イドリブ郡83人、ハーリム郡125人、アリーハー郡29人、アレッポ県スィムアーン山郡30人、ジャラーブルス郡9人、バーブ郡27人、アフリーン郡100人、アアザーズ郡42人。

これにより、同地での感染者数は計10,140人、うち回復したのは3,523人、死亡したのは82人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1439901986214688/

AFP, November 11, 2020、ACU, November 11, 2020、ANHA, November 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2020、Reuters, November 11, 2020、SANA, November 11, 2020、SOHR, November 11, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

所属不明のドローンがイドリブ県で「穏健な反体制派」として知られた自由イドリブ軍の車輌を攻撃(2020年11月11日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから251日目を迎えた。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線のアリーハー市に近いマアッルバリート村で、バラク・オバマ前米政権の支援を受けていた「穏健な反体制派」の一つ自由イドリブ軍の戦闘員が乗った車輌を攻撃した。

死傷者はなかった。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、カンスフラ村、バーラ村一帯、バイルーン村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室を主導するシャーム解放機構は、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市などにグラード・ロケット弾約25発を打ち込んだ。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県22件、ラタキア県3件、アレッポ県1件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, November 11, 2020、ANHA, November 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 11, 2020、Reuters, November 11, 2020、SANA, November 11, 2020、SOHR, November 11, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコで活動するシリア・ムスリム同胞団は声明でアル=カーイダ、ダーイシュ、イランに「免罪」を言い渡す(2020年11月10日)

トルコで活動するシリア・ムスリム同胞団は「無罪」と題した声明を出し、アル=カーイダ、ダーイシュ(イスラーム)、イラン、そしてこれらとつながりのあるグループや運動を免罪としたと発表した。

声明の骨子は以下の通り:

我々シリア・ムスリム同胞団は、イスラーム世界に地理的に拡がるタクフィール思想に対して免罪を言い渡したい…。

我々は、アル=カーイダ、イスラーム国(ダーイシュ)、これらに付随するあらゆる呼称の組織…を免罪とする。

我々はまた同じく、サファヴィー朝的計略、ウィラーヤテ・ファキーフ理論、テヘランにおけるムッラーたちの国(我々の国を占領し、腐敗、犯罪、破壊をもたらしている国)、そしてこうした計略や国家に忠誠の手を差し伸べているすべての組織と運動に対しても免罪を言い渡したい。

AFP, November 10, 2020、ANHA, November 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2020、Reuters, November 10, 2020、SANA, November 10, 2020、SOHR, November 10, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で68人、北・東シリア自治局支配地域で65人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で354人(2020年11月10日)

保健省は政府支配地域で新たに68人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者49人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月10日現在の同地での感染者数は計6,352人、うち死亡したのは325人、回復したのは2,454人となった。

SANA(11月10日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに65人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者16人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月10日現在の同地での感染者数は計5,710人、うち死亡したのは147人、回復したのは830人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市13人、カーミシュリー市26人、マーリキーヤ(ダイリーク)市13人、アームーダー市1人、ダルバースィーヤ市3人、マアバダ(カルキールキー)町3人、タッル・タムル町1人、アレッポ県のマンビジュ市1人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)4人。

ANHA(11月10日付)が伝えた。

**

反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月10日に新たに354人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、11人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡1人、イドリブ郡68人、ハーリム郡46人、アリーハー郡11人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡11人、バーブ郡33人、アフリーン郡96人、アアザーズ郡61人。

これにより、同地での感染者数は計9,685人、うち回復したのは3,461人、死亡したのは77人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1438723422999211/

AFP, November 10, 2020、ACU, November 10, 2020、ANHA, November 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2020、Reuters, November 10, 2020、SANA, November 10, 2020、SOHR, November 10, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.