イスラエル軍戦車がクナイトラ県ビイル・アジャム村にあるシリア軍の拠点1ヵ所を砲撃(2023年3月2日)

クナイトラ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月2日付)、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦車がビイル・アジャム村にあるシリア軍の拠点1ヵ所を砲撃した。

AFP, March 2, 2023、ANHA, March 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2023、Reuters, March 2, 2023、SANA, March 2, 2023、SOHR, March 2, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2023年3月2日)

ラッカ県では、ANHA(3月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, March 2, 2023、ANHA, March 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2023、Reuters, March 2, 2023、SANA, March 2, 2023、SOHR, March 2, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ラッセルUNICEF事務局長を代表とする使節団がミクダード外務在外居住者大臣と会談(2023年3月2日)

国際連合児童基金(UNICEF)のキャサリン・ラッセル事務局長を代表とする使節団がファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談し、トルコ・シリア大地震の被害への対応について意見を交わした。

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国連人道問題調整事務所(OCHA)のジョージ・ペトロプロス・シリア事務所所長がラタキア市を訪問し、アーミル・ヒラール県知事と会談、トルコ・シリア大地震の被害への対応について意見を交わした。

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シリアを訪問中のイラン・シリア友好議員協会の副会長を務めるアッバース・カルロー・イラン・イスラーム議会議員を代表とする議員使節団がアレッポ市を訪れ、フサイン・アフマド・ディヤーブ県知事と会談、トルコ・シリア大地震の被害者への哀悼の意を示すとともに、シリア国民との連帯の意思を表明した。

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ギリシャ正教アンティオキアおよび全東方総主教区のヨハネ10世ヤーズジーがアレッポ市を訪れ、フサイン・アフマド・ディヤーブ県知事と会談、トルコ・シリア大地震の被害への対応について意見を交わした。

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SANA(3月2日付)が伝えた。

AFP, March 2, 2023、ANHA, March 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2023、Reuters, March 2, 2023、SANA, March 2, 2023、SOHR, March 2, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】中国、セルビア、UAE、イラク、ヨルダンからの支援続く(2023年3月2日)

教育省は、中国の複数の企業と、非母語話者のためのアラビア語教育学院に在籍する中国人学生らから、アレッポ県でのオンライン授業4クラスを開設するための機器一式の寄贈を受けた。

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セルビアからの医薬品や救援物資(7トン)を積んだ航空機がダマスカス国際空港に到着した。

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アラブ首長国連邦(UAE)からの救援物資を積んだ航空機1機がダマスカス国際空港に、殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に1機、アレッポ国際空港に1機到着した。

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イラクからの救援物資を積んだ航空機1機が殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に到着した。

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ルーマニア在住のシリア人からの支援物資を積んだ貨物船がタルトゥース港に到着した。

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ヨルダン政府、ヨルダン・ハシミテ慈善機構からの支援物資を積んだ貨物車輌9輌と、バハレーン国民から寄せられた支援物資を積んだ貨物車輌2輌が、ナスィーブ国境通行所(ダルアー県)に到着し、シリア・アラブ赤新月社に物資が引き渡された。

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SANA(3月2日付)が伝えた。

AFP, March 2, 2023、ANHA, March 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2023、Reuters, March 2, 2023、SANA, March 2, 2023、SOHR, March 2, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米占領下のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプの住民がテロ集団内に閉じ込められていると非難、反体制派は反論(2023年3月2日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、米国(有志連合)の占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のルクバーン・キャンプからの複数情報によるとして、米国が支援する複数のテロ集団(シリア自由軍(旧革命特殊任務軍)のこと)が、食料、水、医療などの深刻な不足に苦しむキャンプの住民少なくとも2000人をキャンプ内に閉じ込め、安全が保障されないなか人道支援を行うことができない状態にあると発表した。

RIAノーヴォスチ通信(3月2日付)が伝えた。

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これに対して、ルクバーン・キャンプ地元評議会は声明を出し、エゴロフ副センター長の発表に反論、シリアの体制、ロシア、「イランの民兵」がキャンプを包囲し続け、物資の搬入を阻止していると批判した。

https://www.facebook.com/Local.Counsil/posts/pfbid0UyKPzcjnpTkk6tJ5g1g8hoXeqtJr5FrbM54xs3X4XRKditR6PMykmgL3rwaGiZpHl

タドムル・シリア砂漠諸部族評議会も声明を出し、国際的な調査監視機関にキャンプに対する包囲の実態や活動家の逮捕の状況を調査するよう求めた。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid096AhXQrQKuLkuXHvfkcyorZo1f5qWwuZS8r88259fCArTtSyJwxTngWBLauoAHXCl&id=100064778913449

AFP, March 2, 2023、ANHA, March 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2023、Reuters, March 2, 2023、RIA Novosti, March 2, 2023、SANA, March 2, 2023、SOHR, March 2, 2023などをもとに作成。

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カタール外務省報道官は、シリアへの対応に変わりはない、と述べる(2023年3月1日)

カタール外務省のマージド・アンサーリー報道官は、シリアへの対応に変わりはない、と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月1日付)などによると、アンサーリー報道官は、アラブ連盟においてシリアの資格が停止となった理由は今も存在しており、真の政治的解決には至っていないとして、カタールがシリアとの断交状態を改めることはないと述べた。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域でトルコの災害緊急事態管理局(AFAD)が食料や医療関連物資の輸送を禁じているとして抗議デモが発生(2023年3月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市アアザーズ市の東に位置するヤフムーム村近郊のスルール集合住宅で、トルコ・シリア大地震で被害が大きかったジンディールス町などから避難してきた住民ら800人あまりが、トルコの災害緊急事態管理局(AFAD)が、食料や医療関連物資の輸送を禁じているとして抗議デモを行い、支援物資を届けるよう要求した。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】サウジアラビアからの支援物資150トン分を積んだ貨物車輌6輌からなる車列が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入る(2023年3月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サウジアラビアからの支援物資150トン分を積んだ貨物車輌6輌からなる車列が、バーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った。

これにより、トルコ・シリア大地震発生以降にトルコからバーブ・ハワー国境通行所を経由してシャーム解放機構の支配地に入った車輌の数は432輌、バーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村北の通行所、ハマーム村西の通行所(いずれもアレッポ県)を経由してトルコ占領地に入った車輌は308輌、合計で740輌となった。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のアレッポ県クワンディー・マーズィン村、アイン・アラブ(コバネ)市近郊の村を砲撃(2023年3月1日)

アレッポ県では、ANHA(3月1日付)によると、トルコ軍が占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域に近いシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のクワンディー・マーズィン村を砲撃した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のハルビーサーン村、クーラーニー村一帯を砲撃した。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターは声明を出し、トルコ軍によるシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市一帯への前日の砲撃によって、シリア民主軍の兵士1人が死亡したと発表した。

ANHA(3月1日付)が伝えた。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣は、UNTSOのゴウシャ代表と会談(2023年3月1日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、国連休戦監視機構(UNTSO)のパトリック・ゴウシャ代表(少将、スイス)を代表とする使節団と会談した。

会談で、ミクダード外務在外居住者大臣は、イスラエルのシリアやパレスチナの民間人を狙った非人道的な攻撃の実態などについて話をした。

SANA(3月1日付)が伝えた。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領は史駐シリア中国大使、ロドリゲス駐シリア・キューバ大使から信任状を受け取る(2023年3月1日)

アサド大統領は新たに着任した史宏微駐シリア中国大使、ルイス・マリアノ・フェルナンデス・ロドリゲス駐シリア・キューバ大使のそれぞれから信任状を受け取った。


SANA(3月1日付)が伝えた。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】イラン・シリア友好議員協会の使節団がシリアを訪問し、ミクダード外務在外居住者大臣、サッバーグ人民議会議長と会談(2023年3月1日)

イラン・シリア友好議員協会の副会長を務めるアッバース・カルロー・イラン・イスラーム議会議員を代表とする議員使節団がシリアを訪れ、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談した。

会談でミクダード外務在外居住者大臣は、トルコ・シリア大地震発生直後からイランが救援物資を提供するなどして支援を続けることに謝意を示す一方、「テロとの戦い」によって被った被害や欧米諸国の制裁が地震の被害に対応する能力を奪っていることを説明した。

これに対して、カルロー議員は、犠牲者に対して弔意を示すとともに、シリアに寄り添って被害の克服を支援する意思を示した。

イランの議員使節団はまた、ハンムーダ・サッバーグ議長ら人民議会議員と会談し、地震の被害を克服しようとするシリア国民と連帯し、これを支援すると表明した。

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ヤースィーン・シャリーフ・フジャイミー駐シリア・イラク大使が情報省を訪れ、ブトルス・ハッラーク情報大臣と会談、トルコ・シリア大地震の犠牲者に弔意を示すとともに、イラクの政府と国民が被害を克服しようとするシリアの取り組みを支援し続けることを確認した。

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SANA(3月1日付)が伝えた。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ラッカ県知事がUNHCRシリア事務所次長と会談、地震の被害への対応などについて意見を交わす(2023年3月1日)

ラッカ県のアブドゥッラッザーク・ハリーファ県知事は、サブハ町で国連難民高等弁務官事務所のシリア事務所のマリア・スタヴロポロ事務次長を代表とする使節団と会談し、トルコ・シリア大地震の被害への対応などについて意見を交わした。

会談で、ハリーファ県知事は、シリア政府支配下の県内各所で倒壊の恐れがある建物14棟から住民が避難したことを報告、UNHCRからの更なる支援を求めた。

SANA(3月1日付)が伝えた。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはシャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党がイドリブ県とラタキア県内の安全地帯やシリア軍の拠点複数ヵ所に対して迫撃砲による砲撃やドローンで爆撃を行ったこと発表(2023年3月1日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原内のシリア軍の拠点複数ヵ所を砲撃し、兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、ナーウール・ジューリーン村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村一帯を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構は、シリア政府の支配下にあるマアッラト・ニウマーン市にあるシリア軍の拠点を攻撃した。

また、「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるブライジュ村一帯、カフルナブル市近郊の森林地帯を攻撃、シリア軍兵士2人が負傷した。

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これに関して、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党がイドリブ県とラタキア県内の安全地帯やシリア軍の拠点複数ヵ所に対して迫撃砲による砲撃や無人航空機(ドローン)での爆撃を行ったことを確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(3月1日付)が伝えた。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月1日付)によると、スフナ市にあるシリア軍のカーズィヤト・バニー・アッラーウィー検問所の兵士が若い男性らと口論になり、発砲、1人を殺害、1人を負傷させた。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、RIA Novosti, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ロシア、ヨルダン、UAEからの支援物資の送付が続く(2023年3月1日)

ロシアからの食料物資がハマー県ムハルダ市にある聖ゲオルギオス修道院に設置されている避難所に届けられた。

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ロシア連邦ダゲスタン共和国からの人道支援物資5トンが、ラタキア市のスポーツ・シティや県立競技場に設置されている避難所に届けられた。

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スロバキア在住のシリア人学生(シリア学生国民連合スロバキア支部)がスロバキア社会主義者党と協力して、支援物資や義援金を募集した。

寄せられた毛布、衣服などの物資や義援金はは、ウィーンを経由して、ラタキア県(ラタキア港)に届けられる予定。

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ヨルダンからの支援物資を積んだ貨物車輌8輌がナスィーブ国境通行所(ダルアー県)を通じて、シリアに入り、シリア・アラブ赤新月社が物資を引き取った。

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アラブ首長国連邦(UAE)からの支援物資を積んだ貨物輸送機1機がダマスカス国際空港に、2機が殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に、2機がアレッポ国際空港に到着した。

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SANA(3月1日付)が伝えた。

AFP, March 1, 2023、ANHA, March 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2023、Reuters, March 1, 2023、SANA, March 1, 2023、SOHR, March 1, 2023などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣とトルコのチャヴシュオール外務大臣が会談、トルコとシリア政府の関係正常化などについて意見を交わす(2023年3月1日)

ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣とトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣が、G20閣僚会議に出席するために訪問中インドのニューデリーで会談した。

ロシア外務省の発表によると、会談では、トルコとシリア政府の関係正常化などについて意見が交わされた。

RIAノーヴォスチ通信(3月1日付)が伝えた。

RIA Novosti, March 1, 2023をもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】プライス米国務省報道官:「アサド体制との関係を改善することなく、世界がシリアの人々の人道的ニーズに対処できると信じている」(2023年2月28日)

米国務省のネッド・プライス報道官は記者会見で、シリア政府への対応に変化はないと改めて述べた。

プライス報道官の発言は以下の通り。

アサド体制に対する我々の姿勢は変わっていない。今は関係正常化の時ではない。アサド体制との関係をアップグレードさせる時でもない。我々は、世界中の国々がアサド体制との関係を変更または改善することなく、トルコの人々の人道的ニーズ、そしてシリアの人々の人道的ニーズに対処するという義務を果たすことができると信じている。

AFP, February 28, 2023、ANHA, February 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2023、Reuters, February 28, 2023、SANA, February 28, 2023、SOHR, February 28, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】米下院はシリア政府が地震に乗じて国際社会から支援を受けていることを非難する決議を採択(2023年2月28日)

米下院は米東部時間の27日、シリアのアサド政権が地震に乗じて、国際社会の圧力と説明責任を回避し、同政権が内戦での数々の違反行為にもかかわらず国際社会からの支援を受けていることを非難する決議を、賛成412、反対2(いずれも共和党議員)の圧倒的多数で承認した。

決議はトルコ・シリア大地震の犠牲者を追悼するのが本来の目的。

AFP, February 28, 2023、ANHA, February 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2023、Reuters, February 28, 2023、SANA, February 28, 2023、SOHR, February 28, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国連使節団がトルコ占領地内の暫定内閣(シリア革命反体制勢力国民連立傘下組織)本部を訪れる(2023年2月28日)

国連人道問題調整事務所(OCHA)のキャスパー・エングボーグ副所長とアンドレア・レッシア調整ユニット長らかる使節団が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」内のアアザーズ市(アレッポ県)にある暫定内閣(シリア革命反体制勢力国民連立傘下組織)の本部を訪れ、同内閣の財務経済大臣、防衛大臣、地方行政サービス大臣、保健大臣、教育大臣、法務大臣、農業副大臣、渉外関係担当者、アレッポ県議会議長、マーリア市、スーラーン町(スーラーン・アアザーズ町)、バーブ市、アアザーズ市、ジンディールス町の地元評議会の議長が対応した。

会談では、現時点で必要とされている緊急支援、今後必要とされる支援、被害を受けた建物の修復、水利、代替エネルギー、教育、穀物の確保、パン製造所の建設などについて意見が交わされた。

イナブ・バラディー(2月28日付)などが伝えた。

AFP, February 28, 2023、ANHA, February 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2023、‘Inab Baladi, February 28, 2023、Reuters, February 28, 2023、SANA, February 28, 2023、SOHR, February 28, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市一帯を砲撃(2023年2月28日)

ラッカ県では、ANHA(3月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市東のサイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, February 28, 2023、ANHA, February 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2023、Reuters, February 28, 2023、SANA, February 28, 2023、SOHR, February 28, 2023などをもとに作成。

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シャアバーン大統領府特別顧問がモスクワで開幕したヴァルダイ国際討論クラブの第12回中東会議の開会セッションに参加(2023年2月28日)

ヴァルダイ国際討論クラブの第12回中東会議「新中東と欧州安全保障危機」がロシアの首都モスクワで開幕し、ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問が開会セッションに参加した。

シャアバーン大統領府特別顧問は、米国や西欧諸国の中東への介入は総じて減少してはおらず、同地域における覇権を維持するために方法やツールを変化させていると述べた。

また、ベトナム、アフガニスタン、イラクに対する戦争の後、西側は他国を占領するために大規模に軍を利用することができなくなったため、地元の勢力、テロリスト、傭兵を利用して目的を実現しようとするようになり、シリアで数千というテロリストを駆使して国を破壊しようとした、と述べた。

一方、ウクライナ情勢については、ロシア、中国、イラン、インド、BRICS諸国、上海協力機構など、西側の覇権に苦しんできたすべての勢力が多極的な世界を作り出そうとする試みに対抗するため、アフリカ、中東、太平洋地域で地域ブロックを作ろうとしたと指摘した。

シャアバーン大統領府特別顧問はまた、ミハエル・ボグダノフ外務副大臣と会談し、ウクライナでのロシアの特別軍事作戦への支持を改めて表明した。

SANA(2月28日付)が伝えた。

AFP, February 28, 2023、ANHA, February 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2023、Reuters, February 28, 2023、SANA, February 28, 2023、SOHR, February 28, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国連安保理でシリアの人道状況や政治情勢にかかる月例会合が開催される(2023年2月28日)

国連安保理では、シリアの人道状況や政治情勢にかかる月例会合が開催された。

マーティン・グリフィス国連人道問題担当事務次長、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表、NGOのセーブ・ザ・チルドレンのラシャー・マフリズ対応担当官らがブリーフィングを行い、その後各国代表が発言した。

グリフィス事務次長は、トルコ・シリア大地震によって少なくとも5万人が死亡、5万人以上が負傷、数万人が行方不明、数十万人が家を失ったとしたうえで、シリア全土の被害に対応するため、2023年の対応計画においては、現在行わている要請のなかで最大規模となる48億米ドルが必要だと述べた。

グレイス事務次長によると、国民の70%に相当する1530万人が人道支援を必要としているという。

トルコからの越境(クロスボーダー)支援については、シリア政府が2ヵ所の通行所の開放に合意したことで、これまでに423輌の貨物車輌が100万人分の支援物資を搬入したと報告した。

合わせて、国連の中央緊急対応基金から4000万米ドルを拠出、今後3ヵ月間のニーズに対応するために3億9760万米ドルが必要だとの緊急要請を行ったことを改めて明らかにした。

ペデルセン特別代表は、現状が前例のないもので、指導力、大胆な発想、協調精神が求められているとしたうえで、今は、シリアを迅速且つ寛大に支援し、救援物資がシリアの被災者に届くのを妨げているすべての障害を取り除くべき時だと述べ、支援を政治利用することなく、シリアの被災者を支援するよう呼びかけた。

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ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連第一副代表は、シリア政府が地震発生直後にトルコとの国境通行所2ヵ所を開放したことを評価、国連安保理決議に人道支援にかかる措置を規程する必要がはなくなったと述べた。

また、シリア政府の支配下になり北西部への物資の輸送についても、国連安保理決議第2672号が定める境界(クロスライン)支援が行われるべきだとする一方、シャーム解放機構が同地への支配を掌握し、住民に物資を売却していると非難した。

さらに、欧米諸国によるシリアへの制裁については、国連でその悪影響について検討すべきだと呼びかけた。

このほか、19日にイスラエルによる首都ダマスカスへのミサイル攻撃を国際法へのあからさま違反だとして厳しく非難、シリアへの武力による挑発を止めるよう求めた。

米国のロバート・A・ウッド代表は、越境支援が諸外国の干渉なく行われるべきだとしたうえで、米国が占領するタンフ国境通行所(ヒムス県)一帯地域(55キロ地帯)内のタンフ国境通行所に対して、シリア政府とロシアが支援を行うべきだと主張した。

UAEのムハンマド・アブー・シハーブ国連副代表は、トルコ・シリア大地震の被災者を支援するため、国際社会による緊急支援をあらゆる方法で拡大させる必要があると発言、UAEとしてはシリアや国連の要請に応じるかたちで救援支援、人道支援を行ってきたと強調した。

英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は、アサド体制がシリア北西部への支援物資の配給に干渉し続けているという懸念を踏まえて、国連安保理が状況を注意深く監視し続ける必要があると強調した。

シリアのバッサーム・サッバーグ国連代表は、トルコ・シリア大地震でシリアが被った被害に対処する取り組みは、国際社会の支援が必要だとしたうえで、そのためには人道的配慮を政治的配慮よりも優先させ、違法な一方的制裁を完全かつ無条件で撤廃し、シリアおよびその国民に真摯な真の支援を行うことで可能になると述べた。

イランのエミール・サイード・エルワーニー国連大使は、シリアに対する欧米諸国の制裁を無条件で全廃し、シリアへの人道支援を強化すべきと発言した。

トルコのセダト・オナル代表は、バーブ・ハワー国境通行所を経由したシリア国民への人道支援を続けるとともに、バーブ・サラーマ国境通行所、ラーイー村北の通行所の利便性を高め、国連による迅速且つ大規模な支援を可能とていると述べた。

AFP, February 28, 2023、ANHA, February 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2023、Reuters, February 28, 2023、SANA, February 28, 2023、SOHR, February 28, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ヒズブッラー、UAE、ロシアなどからの支援物資が届く(2023年2月28日)

レバノンのヒズブッラーが組織した人道支援車列団がハマー県の被災地に到着した。

車列は貨物車輌23輌からなり、食料、医薬品、子供用ミルク、救援物資など400トンを輸送した。

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駐シリア・パキスタン大使と首都ダマスカスにあるパキスタン人学校は、ハマー県で被災し、避難所に身を寄せている住民のために支援物資を送った。

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ロシアの純心基金からの食料品、衣服、家庭用品、児童用品などの救援物資52トンを積んだ貨物船が、タルトゥース港に到着し、シリア開発信託に引き渡された。

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ヨルダン政府とヨルダン・ハシミテ慈善機構からの支援物資を積んだ貨物車輌の車列がナスィーブ国境通行所(ダルアー県)を通じて、シリアに入った。

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クウェートに在住するシリア人とクウェート人らから寄せられた毛布、洋服、医薬品、医療機器、テントなど救援物資(貨物車輌5輌分)が在クウェート・シリア大使館に届けられた。

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イラクのアリー・シースターニー事務所の使節団がラタキア県内の被災地を訪れ、支援物資を提供した。

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ハサン・ガッバーシュ保健大臣は、インドネシアの緊急医療救援機構の使節団と会談し、インドネシアからの医療機器、医薬品を受け取った。

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アラブ首長国連邦(UAE)からの救援物資を積んだ貨物輸送機1機がダマスカス国際空港に、2機が殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に、1機がアレッポ国際空港に到着した。

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SANA(2月28日付)が伝えた。

AFP, February 28, 2023、ANHA, February 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2023、Reuters, February 28, 2023、SANA, February 28, 2023、SOHR, February 28, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国連の支援物資を積んだ貨物車輌30輌がバーブ・ハワー国境所を通じてシャーム解放機構の支配地に入る(2023年2月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、国連の支援物資を積んだ貨物車輌30輌が、バーブ・ハワー国境所を通じて、シャーム解放機構の支配地に入った。

これにより、トルコ・シリア大地震発生以降にトルコからシャーム解放機構の支配地に入った車輌の数は383輌、トルコ占領地に入った車輌は308輌、合計で691輌となった。

AFP, February 27, 2023、ANHA, February 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2023、Reuters, February 27, 2023、SANA, February 27, 2023、SOHR, February 27, 2023などをもとに作成。

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ハサカ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、70歳代の女性1人を含む住民2人とシリア民主軍戦闘員1人が負傷(2023年2月27日)

ハサカ県では、ANHA(2月27日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市内のカッラーサ地区(北・東シリア自治局の支配地区)にあるラフィーダ・アスラミーヤ学校近くで、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、70歳代の女性1人を含む住民2人と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍戦闘員1人が負傷した。

また、タッル・タムル町近郊のダルダーラ村では、トルコ軍とシリア国民軍が女性を狙撃し、負傷させた。

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ラッカ県では、ANHA(2月27日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のアイン・イーサー市近郊のアイン・イーサー・キャンプ、サイダー村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

AFP, February 27, 2023、ANHA, February 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2023、Reuters, February 27, 2023、SANA, February 27, 2023、SOHR, February 27, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー34輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2023年2月27日)

ハサカ県では、SANA(2月27日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー34輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, February 27, 2023、ANHA, February 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2023、Reuters, February 27, 2023、SANA, February 27, 2023、SOHR, February 27, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】保健省は糖尿病治療のためのインスリンを保存するための冷蔵庫を含む医療機器や医薬品などをUAEから受け取る(2023年2月27日)

保健省は、糖尿病治療のためのインスリンを保存するための冷蔵庫を含む医療機器や医薬品などアラブ首長国連邦(UAE)からの救援物資(貨物車輌5輌分)を受け取った。

物資の引き渡しには、ハサン・ガッバーシュ保健大臣、アブドゥルハキーム・ヌアイミー駐シリアUAE臨時代理大使、ハーリド・フブーバーティー・シリア・アラブ赤新月社総裁らが立ち会った。

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ヨルダン政府とヨルダン・ハシミテ慈善機構からの救援物資を積んだ貨物車輌5輌からなる車列が、ナスィーブ国境通行所(ダルアー県)を経由してシリアに入った。

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UAEからの支援物資を積んだ航空機1機がダマスカス国際空港に、1機が殉教者バースィル・アサド国際空港(ラタキア県)に、1機がアレッポ国際空港に到着した。

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イランからの支援物資を積んだ航空機1機がアレッポ国際空港に到着した。

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ハンマーダ・サッバーグ人民議会議長は、スイスの全州議会のブリギッテ・ヘベルリ=コラー議長、国民議会のマルティン・カンディナス議長から弔電を受け取ったと発表した。

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SANA(2月27日付)が伝えた。

AFP, February 27, 2023、ANHA, February 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2023、Reuters, February 27, 2023、SANA, February 27, 2023、SOHR, February 27, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】エジプトのシュクリー外務大臣が「アラブの春」発生以降初めてシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2023年2月27日)

エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣がシリアを訪問し、アサド大統領と会談した。

エジプトの要人のシリア訪問は2011年の「アラブの春」発生以降初めて。

会談で、シュクリー外務大臣は、シリアとの連帯と震災対応支援の継続の意思を記したアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領の親書を手渡した。

これに対して、アサド大統領は、エジプトによる震災対応支援に謝意を伝えるとともに、エジプトとの関係を強く望んでおり、両国関係を大局的に、そして歴史や自然といった文脈のもとで捕えねばならないと述べた。

そのうえで、アラブ諸国との関係改善に向けた二国間での取り組みがアラブ世界の状況全般を改善する基礎をなすとの見方を示した。

アサド大統領はまた、シリアに対する戦争によって、エジプトに住むことを余儀なくされたシリア人を難民として扱うのではなく、エジプト国民があらゆる地域で彼らを受入れてくれたことを評価、このことが両国民のつながりと、エジプト国民が本来の姿を再認識させたと述べた。

これに対して、シュクリー外務大臣は、シリアとエジプトの関係がアラブ地域防衛の礎石をなしていると応え、エジプトとしてシリアに可能な限りの支援を行い、シリア国民の利益に資するすべてを提供すると述べた。

また、シリア国民とエジプト国民の絆に言及し、エジプトに住むシリア人はエジプト社会に適応する能力が高く、様々な分野で大きな成功を収めたと指摘した。




https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0iV7jCfR2L5RFoHambR2NFwxcPfQ6VL16AUBSW8Zk6RvHPSLufu3ybi2QLD6Prc5Vl

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シュクリー外務大臣は続いて、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談し、両国関係強化の方途について意見を交わした。

会談でミクダード外務在外居住者大臣は、エジプトからの震災対応支援に謝意を伝える一方、シュクリー外務大臣は、両国の歴史的関係の深さに言及、姉妹国であるシリアとの連帯を表明した。

会談後の共同記者会見でミクダード外務在外居住者大臣は、シュクリー外務大臣の訪問に改めて謝意を示すとともに、アサド大統領との会談では、地震の影響への対応を中心に協議が行われたと述べた。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、エジプトの震災対応支援が両国の一体性を示すものだとする一方、シリアでの「テロとの戦い」によって国外への避難を余儀なくされているシリア人をエジプトの指導部、そして国民が受入れてくれていることを無視することはできない、と高く評価した。

これに対して、シュクリー外務大臣は、アサド大統領との会談で、シリアとの連帯と支援継続の意思を示したスィースィー大統領の親書を手渡したことを明らかにする一方、エジプトの指導部、政府、そして国民から地震の被害者への哀悼の意と、負傷者の一刻も早い回復への願いを表明した。

また、エジプトがこれまでに1500トンの支援を行ったとしたうえで、引きつづき可能な人道支援を行うと強調、地震発生当初からシリア政府と連携して問題に対処してきたと付言した。

そのうえで、シリアとの関係は強力で確固たるもので、エジプトはシリアと連帯し、地震の被害を克服するために支援を続けると改めて表明した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0JKjRco1uebaKTihxMrt3tw3n7DcHxVKrsYedAgAqE7sK4DYGLMxvwNTTBVEQwyvzl

https://www.facebook.com/Mofaexsy/videos/511947187784151

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SANA(2月27日付)が伝えた。

AFP, February 27, 2023、ANHA, February 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2023、Reuters, February 27, 2023、SANA, February 27, 2023、SOHR, February 27, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】WHOとUNICEFの使節団と支援物資がロシア軍の護衛とシリア民主軍の護衛を受けて、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地からトルコ占領下の「平和の泉」地域に初めて入る(2023年2月26日)

シリア人権監視団によると、世界保健機関(WHO)とUNICEFの使節団を乗せた車1台が医療物資を積んだ貨物車輌2輌とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地からトルコの占領下にある「平和の泉」地域に入った。

使節団は、ロシア軍の装甲車4輌、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の調整局の車輌1輌、ロシア軍ヘリコプター2機の護衛を伴い、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町北のアサディーヤ村を経由して、「平和の泉」地域の拠点都市であるラアス・アイン市に向かった。

AFP, February 26, 2023、ANHA, February 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 26, 2023、Reuters, February 26, 2023、SANA, February 26, 2023、SOHR, February 26, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】サウジアラビアからの支援物資がイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に搬入される(2023年2月24日)

シリア人権監視団によると、サウジアラビアのアビー・トゥルキー(シャイフ・アブドゥルアズィーズ・ブン・ファフド・アール・スウーディー)・キャンペーンで集められた食料、テント、救援物資などの人道支援物資を積んだ貨物車輌40輌が、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を経由して、シャーム解放機構の支配地に搬入された。

これにより、トルコ・シリア大地震発生以降にトルコからシャーム解放機構の支配地に入った車輌の数は341輌、トルコ占領地に入った車輌は308輌、合計で649輌となった。

AFP, February 24, 2023、ANHA, February 24, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2023、Reuters, February 24, 2023、SANA, February 24, 2023、SOHR, February 24, 2023などをもとに作成。

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