トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市一帯を砲撃(2022年11月10日)

アレッポ県では、ANHA(11月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯および同市近郊のシャイフ・イーサー村、スーガーニーカ村、バイナ村を砲撃した。

AFP, November 10, 2022、ANHA, November 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2022、Reuters, November 10, 2022、SANA, November 10, 2022、SOHR, November 10, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による3回の砲撃を確認したと発表(2022年11月10日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による3回(イドリブ県1回、ラタキア県1回、ハマー県1回)の砲撃を確認したと発表した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 10, 2022をもとに作成。

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ミドル・イースト・アイ:ロシア軍を支援するためにウクライナに派遣されたシリア人将兵500人強のうち、これまでに少なくとも50人が戦闘で死亡(2022年11月9日)

ミドル・イースト・アイ(11月9日付)は、ロシア軍を支援するためにウクライナに派遣された500人以上のシリア人将兵のうち、これまでに少なくとも50人が戦闘で死亡したと発表した。

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同サイトは、複数筋から得た情報として、ロシアの支援や教練を受け、反体制派やダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で経験を積んだ親政権の複数の部隊、具体的には、シリア軍第25師団特殊部隊(スハイル・ハサン准将指揮)、第5軍団、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団が、ウクライナに派遣されおり、その数は500人以上に達している。

ロシアは、シリアに駐留している特殊部隊やワグネル・グループ社を介して、元反体制武装集団のメンバーを募集し、ウクライナに送り込んでいるという。

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シリア政府高官が同サイトに明らかにしたところによると、約1,000人の戦闘員がロシアに派遣され、教練を受けたが、そのうちウクライナに送られたのは約半数の500人強で、ルハンスク(ルガンスク)州やドネスク州でワグネル・グループ社などが管理する地域で治安任務にあたっており、緊急事態、あるいは必要が生じた場合に、前線に派遣される可能性があるとされていた。

理由として、派遣されたシリア軍将兵がロシア語を介さないため、前線でロシア軍の攻撃を受けかねないためだとされた。

しかし、その後、シリア人権監視団が彼らがヘルソン州やドネスク州の前線に派遣され、死者が出たと発表していた。

また、シリア政府高官も同サイトに対して、これまでの戦闘で少なくとも50人が死亡していることを認めた。

AFP, November 10, 2022、ANHA, November 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2022、Miiddle East Eye, November 9, 2022、Reuters, November 10, 2022、SANA, November 10, 2022、SOHR, November 10, 2022などをもとに作成。

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シリア政府支配下のダイル・ザウル県ブーカマール市近郊で、所属不明のドローンの攻撃によると思われる大きな爆発が複数回発生(2022年11月9日)

ダイル・ザウル県では、スーマリーヤ・テレビ(11月9日付)によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊で、所属不明の無人航空機(ドローン)の攻撃によると思われる大きな爆発が複数回発生した。

爆発は、イランの石油トレーラー多数がイラクからシリア領内に入った直後に発生した。

トレーラーはレバノンに向かう途中で、爆発により25人が死亡、多数が負傷したという。

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ナフル・メディア(11月9日付)は、所属不明の無人航空機(ドローン)が午後11時45分頃、ブーカマール・カーイム国境通行所近くで石油トレーラーや貨物トレーラーからなる車列を複数回にわたって爆撃したと伝えた。

車列の積み荷は不明。

爆撃はブーカマール市近くに設置されている「イランの軍用ゲート」に対して最初に3回、続いて4回行われ、その後2回、レバノンのヒズブッラーの車輌複数輌の護衛を受けていた石油トレーラーと貨物トレーラーからなる車列が爆撃を受けた。

ナフル・メディアはまた、シリア領内に入る直前の車列の映像を公開した。

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イランのプレスTV(11月10日付)は、米軍所属と見られる無人航空機(ドローン)が燃料を積んでレバノンに向かっていた22輌のトレーラーからなる車列をシリア・イラク国境で爆撃した。

爆撃は車列がシリア領内に入ったのを狙って行われたという。

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『ウォール・ストリート・ジャーナル』(11月10日付)は、爆撃に関して、イスラエル軍がイラン製の武器を密輸しようとしていた車列を狙って行ったと伝えた。

同誌によると、この爆撃で、イラン・イスラーム革命防衛隊とつながりがある民兵のメンバー少なくとも10人が死亡、車輌複数輌が破壊され、死者のなかにはイラン人も含まれているという。

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シリア人権監視団によると、この爆撃でブーカマール・カーイム国境通行所は一時閉鎖されたが、10日に再開された。

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『シャルク・アウサト』(11月11日付)は、イスラエルの複数の軍事筋の話として、標的となった車列は武器弾薬を積んでいたと伝えた。

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なお、米軍、イスラエル軍はともに爆撃への関与を認めていない。

また、「イランの民兵」も死者が発生したことを認めていない。

AFP, November 9, 2022、ANHA, November 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2022、Nahermedia, November 9, 2022、Press TV, November 10, 2022、Reuters, November 9, 2022、SANA, November 9, 2022、al-Sharq al-Awsat, November 11, 2022、SOHR, November 9, 2022、November 10, 2022、al-Sumariya TV, November 9, 2022、The Wall Street Journal, November 10, 2022などをもとに作成。

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自由シリア軍(旧革命特殊任務軍)のカースィム司令官がルクバーン・キャンプ内の学校を視察(2022年11月9日)

ヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する自由シリア軍(Jaysh Suriya al-Hurra、旧革命特殊任務軍)のムハンマド・ファリード・カースィム司令官が、ルクバーン・キャンプを訪れ、キャンプ内の学校を視察、児童らにプレゼントを送った。

AFP, November 9, 2022、ANHA, November 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2022、Reuters, November 9, 2022、SANA, November 9, 2022、SOHR, November 9, 2022などをもとに作成。

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米軍の車列がシリア民主軍の護衛を受けてアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市に入る(2022年11月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米軍の車輌8輌からなる車列が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の護衛を受け、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県から、ラッカ県を経由してアイン・アラブ(コバネ)市に入った。

同地の情勢を協議するための会合を行うのが目的と見られる。

AFP, November 9, 2022、ANHA, November 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2022、Reuters, November 9, 2022、SANA, November 9, 2022、SOHR, November 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠のダーイシュの潜伏先などを狙って爆撃(2022年11月9日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、ラサーファ砂漠の洞窟に設置されているダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの潜伏先などを狙って爆撃を実施した。

AFP, November 9, 2022、ANHA, November 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2022、Reuters, November 9, 2022、SANA, November 9, 2022、SOHR, November 9, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会はPYD、YPGを支援する意思がないとするスウェーデンのビルストロム外務大臣の発言を非難(2022年11月9日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は声明を出し、スウェーデンのトビアス・ビルストロム外務大臣が5日に、民主統一党(PYD)や人民防衛隊(YPG)を支援する意思がないと発言したことに関して、驚きと不満を示したうえで、スウェーデン国民と同国のすべての民主的な政党、勢力に対して、こうした姿勢に抵抗し、これを頓挫させるよう要請した。

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スウェーデンのトビアス・ビルストロム外務大臣は、スウェーデン・ラジオ(11月5日付)のインタビューのなかで、PYDやYPGが「トルコのクルディスタン労働者党(PKK)とあまりに密接に関係している…。それは我々とトルコの関係にとって良いことではない…。スウェーデンがNATOに加盟するのが主要な目的だ」などと述べていた。

AFP, November 9, 2022、ANHA, November 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2022、Reuters, November 9, 2022、SANA, November 9, 2022、SOHR, November 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン町一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人を含む2人が負傷、シリア国民軍戦闘員2人もシリア民主軍の攻撃で死亡(2022年11月9日)

ハサカ県では、SANA(11月9日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を砲撃した。

ANHA(11月9日付)によると、砲撃はアブー・ラースィーン町南のアラブ・ハーン村に及び、シリア軍兵士1人が負傷した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、アブー・ラースィーン町近郊のルバイアート村、シュール村に対しても砲撃を行ったほか、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村、タッル・シャンナーン村、ウンム・ハイル村、タッル・カラービート村、タッル・ジュムア村、ダルダーラ村、アッブーシュ村、マスラタ村、シャイフ・アリー村を砲撃し、65歳の男性1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍もタッル・タムル町近郊のアリーシャ村一帯に設置されているシリア国民軍の拠点を砲撃、戦闘員2人を殺害、3人を負傷させた。

AFP, November 9, 2022、ANHA, November 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2022、Reuters, November 9, 2022、SANA, November 9, 2022、SOHR, November 9, 2022などをもとに作成。

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外務在外居住者省公式筋は6日にシリア・ロシア軍がイドリブ県で行ったシャーム解放機構に対する大規模攻撃を非難したフランス外務省の声明に反論(2022年11月9日)

外務在外居住者省公式筋は声明を出し、6日にシリア・ロシア軍がイドリブ県で行ったシャーム解放機構に対する大規模攻撃を非難したフランス外務省の声明を「嘘と誹謗中傷」に満ちており、「フランス政府の破壊的役割」と「シリアのテロ集団への支援」を暴露するものだと非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid02txb8kYiQqf29xZUZ6r3RDFt7k7RtE1ZK2gKKDGH5hTqhoq7m6K5B1b4RLtMZqr5Gl

SANA(11月9日付)が伝えた。

AFP, November 9, 2022、ANHA, November 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2022、Reuters, November 9, 2022、SANA, November 9, 2022、SOHR, November 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米占領下の55キロ地帯のルクバーン・キャンプで革命特殊任務軍(現自由シリア軍)が2,000人以上のIDPsを人間の盾として拘束していると主張(2022年11月9日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する革命特殊任務軍(現在の組織名は自由シリア軍)が、2,000人以上の国内避難民(IDPs)を人間の盾としてルクバーン・キャンプに拘束し続けている、と発表、米主導の有志連合が国連安保理決議第2254号に違反して、ロシアの専門家や国際機関の代表らが、ルクバーン・キャンプに対する人道支援の準備と実施を妨害し続けていると批判した。

RIAノーヴォスチ通信(11月9日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 9, 2022をもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣:「シリア政府との関係を諜報レベルから外交レベルに引き上げることを検討する」(2022年11月8日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、シリア政府との関係について、諜報部門間の関係から外交関係に引き上げることを検討すると述べた。

チャヴシュオール外務大臣は「トルコはシリア政府との連絡のレベルを諜報部門の連絡レベルから引き上げるにふさわしい環境があれば、それを外交レベルに引き上げることを検討することになる」と述べた。

また「トルコ政府はシリアで四つの戦略的目標を確固として追求している。それは、祖国統一の保全と領土保全、政治的解決に基づいた持続的安定、さらに対トルコ国境からのテロ根絶、シリア難民の安全な帰国だ」と付言した。

『スズジュ』(11月8日付)が伝えた。

AFP, November 8, 2022、ANHA, November 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2022、Reuters, November 8, 2022、SANA, November 8, 2022、SOHR, November 8, 2022、Sozcu, November 8, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン市で、トルコの諜報機関が地元の警察当局と連携して、ダーイシュ・メンバーと思われるダマスカス郊外県東グータ地方出身者2人を逮捕(2022年11月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあり、シャーム解放機構によって制圧されているいわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市であるアフリーン市で、トルコの諜報機関が地元の警察当局と連携して、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われるダマスカス郊外県東グータ地方出身者2人を逮捕した。

AFP, November 8, 2022、ANHA, November 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2022、Reuters, November 8, 2022、SANA, November 8, 2022、SOHR, November 8, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊を砲撃(2022年11月8日)

ハサカ県では、ANHA(11月8日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のダーダー・アブダール村とタッル・ワルド村を砲撃した。

AFP, November 8, 2022、ANHA, November 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2022、Reuters, November 8, 2022、SANA, November 8, 2022、SOHR, November 8, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町近郊のクブール・ガラージナ村の入口に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車列の通行を阻止(2022年11月8日)

ハサカ県では、SANA(11月8日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のクブール・ガラージナ村の入口に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌8輌からなる車列の通行を阻止、これを退却させた。

シリア人権監視団によると、米軍部隊は装甲車5輌からなり、ヘリコプター2機の護衛を受けていた。

AFP, November 8, 2022、ANHA, November 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2022、Reuters, November 8, 2022、SANA, November 8, 2022、SOHR, November 8, 2022などをもとに作成。

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プライス米国務省報道官はすべての国に対してダーイシュ・メンバーの本国送還を行うよう呼びかける(2022年11月8日)

米国務省のネッド・プライス報道官は記者会見で、米国の使節団がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの家族らが収容されているハサカ県のフール・キャンプを訪れたことに関して、すべての国に彼らの受入れるよう呼びかけた。

プライス報道官は、以下の通り述べた。

国務省職員などからなる米国の省庁合同代表団がフール(・キャンプ)を訪れ、地元当局や現地のパートナーと、シリア北東部における本国送還への支援や治安面での必要事項について話し合った。我々は、シリア北東部に国民がいるすべての国に対し、恒久的な解決に向けて、我々と協力することを奨励し続けている。ダーイシュの再興を阻止するため、出身国が自国民をシリア北東部から本国に送還し、援助を提供することが重要だと考えている。 我々の政策は依然として明確だ。我々は、本国送還がシリア北東部における人道状況、治安状況、そして避難民キャンプに対する唯一の恒久的な解決策だと信じている。我々は世界中のパートナーと協力を続け、悪化する危機を緩和するために彼らが本国送還を実行できるよう支援してきた。

AFP, November 8, 2022、ANHA, November 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2022、Reuters, November 8, 2022、SANA, November 8, 2022、SOHR, November 8, 2022などをもとに作成。

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ロシアのボグダノフ外務副大臣は11月22日と23日にアスタナ19会議を開催すると発表(2022年11月8日)

ロシアのミハエル・ボグダノフ外務副大臣(兼中東・北アフリカ問題担当大統領特別代表)は11月22日と23日にカザフスタンの首都アスタナで、シリアでの停戦の保障国であるロシア、トルコ、イラン、シリア政府、反体制派の代表によるアスタナ19会議を開催すると発表した。

スプートニク(11月8日付)が伝えた。

AFP, November 8, 2022、ANHA, November 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2022、Reuters, November 8, 2022、SANA, November 8, 2022、SOHR, November 8, 2022、Sputnik News, November 8, 2022などをもとに作成。

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アフガニスタン人民兵組織のファーティミーユーン旅団がダイル・ザウル県で偵察用のドローンを初めて飛行させる(2022年11月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受けるアフガニスタン人民兵組織のファーティミーユーン旅団が、シリア政府の支配下にあるアイヤーシュ村にある倉庫群で、偵察用の無人航空機(ドローン)を初めて離陸させた。

倉庫群は、ファーティミーユーン旅団が指揮所、教練センターとして利用している施設。

AFP, November 7, 2022、ANHA, November 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2022、Reuters, November 7, 2022、SANA, November 7, 2022、SOHR, November 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県アブー・ラースィーン町一帯、タッル・タムル町一帯を砲撃(2022年11月7日)

ハサカ県では、ANHA(11月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯、タッル・タムル町近郊のウンム・ハイル村、クーザリーヤ村を砲撃した。

AFP, November 7, 2022、ANHA, November 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2022、Reuters, November 7, 2022、SANA, November 7, 2022、SOHR, November 7, 2022などをもとに作成。

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カザフスタン外務省報道官はアスタナ19会議を11月末に首都アスタナで開催すると発表(2022年11月7日)

カザフスタン外務省のアイベク・スマディヤロフ報道官は記者会見で、アスタナ19会議を11月末に首都アスタナで開催すると述べた。

RIA Novosti, November 7, 2022をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による5回の砲撃を確認したと発表(2022年11月7日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による5回(いずれもイドリブ県)の砲撃を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 7, 2022をもとに作成。

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シリア人権監視団:ロシア軍とともに戦闘に参加するためウクライナに渡ったパレスチナ人民兵組織のクドス旅団のメンバー1人が戦死(2022年11月6日)

シリア人権監視団は、ロシア軍とともに戦闘に参加するためウクライナに渡ったパレスチナ人民兵組織のクドス旅団のメンバー1人が、戦死したことを確認したと発表した。

同監視団が複数筋から得た情報によると、10月末から11月初めにかけてシリア人戦闘員4人が戦死しており、ロシア軍とともにウクライナでの戦闘に参加していたシリア人戦闘員の死者総数は9人になったという。

AFP, November 6, 2022、ANHA, November 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2022、Reuters, November 6, 2022、SANA, November 6, 2022、SOHR, November 6, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がカーミシュリー市、アイン・イーサー市近郊をドローンで爆撃し、シリア民主軍司令官ら3人死亡(2022年11月6日)

ハサカ県では、ANHA(11月5日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市の南部環状道路沿線のサアーダ私立学校近くで車1台が爆発し、少なくとも複数の負傷者が出た。

シリア人権監視団によると、爆発はトルコ軍の無人航空機(ドローン)によるもので、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令官が乗った車が狙われ、この司令官と護衛の運転手の2人が死亡、車の近くにいた子ども2人を含む住民3人が負傷した。

トルコ軍によるドローン攻撃は今年に入って63回目だという。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊の自噴井戸に設置されているシリア民主軍の検問所を爆撃し、シリア民主軍の兵士1人が死亡、2人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(11月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるシーラーワー町近郊のカールーティーヤ村を砲撃した。

AFP, November 6, 2022、ANHA, November 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2022、Reuters, November 6, 2022、SANA, November 6, 2022、SOHR, November 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはシリア軍がヌスラ戦線のドローン攻撃への報復としてイドリブ県を爆撃、93人を殲滅、135人を負傷させ、教練キャンプ、地下シェルターなどを破壊したと発表(2022年11月6日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、シリア空軍が、アシュハーニー・タフターニー入植地の近くに設置されているシャームの民のヌスラ戦線(旧シャーム解放機構)の教練キャンプ、地下シェルターを爆撃し、これを破壊、野戦司令官のサッダーム・ダダーリー、アブドゥッラー・アフマドの2名を含む93人を殲滅、135人を負傷させたと発表した。

また、この攻撃で、無人航空機(ドローン)組立工場、移動式発電所、攻撃用ドローン40機を破壊した。

爆撃は、ラタキア県サルマー町一帯のシリア軍の拠点複数ヵ所に対してシャーム解放機構がドローンで爆撃を行い、兵士5人が死亡したことへの報復だという。

RIAノーヴォスチ通信(11月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 6, 2022をもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県のIDPsキャンプなどを激しく攻撃し、少なくとも9人が死亡、ロシア軍も同地を爆撃(2022年11月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市西の森林地帯がロシア軍による爆撃を受けた。

爆撃は4回行われたが、死傷者はなかった。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid0275Ttmxta4VSWPVR3CYaJj2VTbXGmceejzwxKu3BKwQgy3isNGwxvLMbTF7VPLSbyl

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/pfbid02ENSDp8coUUm1UvXfN7oDTwdr3hyHSQjPUUJJg2UzKpq9HMQePkHDCZSVdYEcCNcCl

https://www.facebook.com/watch/?v=848415843238688

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/pfbid0j3bc1nNm3jSYHWdppMMybPCkmLcNWfbhVZ7jpXQmuux59TFavh9ZLTQJfXWKoVYtl





また、シリア軍も、イドリブ市西の国内避難民(IDPs)キャンプ6カ所を砲撃した。

砲撃を受けたのは、マラーム・キャンプ(カフル・ジャーリス村)、ワタン・キャンプ、ワーディー・ハッジ・ハーリド・キャンプ、カフルルーヒーン村給水所キャンプ、ムーリーン村キャンプ、ブアイビア村キャンプ。

ナイラブ航空基地一帯に展開するシリア軍部隊は、クラスター弾数百発を装填したミサイル6発、ロケット弾多数で攻撃を行った。

これにより、8人(うち女性1人、子ども3人)が死亡、77人が負傷した。

ホワイト・ヘルメットによると、子供3人を含む9人が死亡、70人以上が負傷した。

反体制組織のシリア対応調整者は声明を出し、9ヵ所のキャンプが狙われ、2,183世帯が避難、3,621世帯が居住していたテント、簡易住居63棟が被害を受けたと発表した。

https://www.facebook.com/humanitarianresponse1/posts/pfbid0JsZNSQNJKNHGbtTkfQRS9u335dSyMg5QSBsTz1pEiNaymM4PgBUjcMsykXubmcRUl

また、これに先立ち、シリア対応調整者は、女性1人と子ども2人を含む民間人6人が死亡、75人(ほとんどが女性と子ども)が負傷、22のテントや簡易住居が被害を受けたなどとする初期被害状況報告を発表していた。

https://www.facebook.com/humanitarianresponse1/posts/pfbid08NGvLV4Z71TRDMvGbyb33jmnDLRfJstqCdsYzBFifY7oMdRr51JQGuSmSYkcx78jl

 

シリア軍はさらに、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフルラーター村、カンスフラ村、バイニーン村、スフーフン村、ファッティーラ村、カフル・ウワイド村、ルワイハ村、シャンナーン村、アリーハー市、アウラム・ジャウズ村、サルミーン市を砲撃し、カフルラーター村ではオリーブの収穫作業をしていた農夫1人が死亡、複数が負傷、カンスフラ村では女性3人が負傷、アリーハー市では女性1人を含む多数が負傷した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市およびその周辺、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・スブル村、ジャウバース村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、カルクール村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるジューリーン村、シャトハ町、バフサ村、バラカ村を砲撃した。

SANA(11月6日付)によると、この砲撃により、シャトハ町で女児1人が負傷し、民家複数棟などが物的被害を受けた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるブルカーン丘を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村、カフルタアール村を砲撃した。

AFP, November 6, 2022、ANHA, November 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2022、Reuters, November 6, 2022、SANA, November 6, 2022、SOHR, November 6, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー43輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2022年11月6日)

ハサカ県では、SANA(11月6日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー43輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, November 6, 2022、ANHA, November 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2022、Reuters, November 6, 2022、SANA, November 6, 2022、SOHR, November 6, 2022などをもとに作成。

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スウェーデンのビルストロム外務大臣は、YPG、PYDを支援する意思はないと発言(2022年11月5日)

スウェーデンのトビアス・ビルストロム外務大臣は、シリアのクルド民族主義民兵の人民防衛隊(YPG)とその政治部門である民主統一党(PYD)を支援する意思はないと述べた。

外務大臣は、スウェーデン・ラジオ(11月5日付)のインタビューのなかで、PYDやYPGが「トルコのクルディスタン労働者党(PKK)とあまりに密接に関係している…。それは我々とトルコの関係にとって良いことではない…。スウェーデンがNATOに加盟するのが主要な目的だ」などと述べていた。

意思表明は、ウルフ・クリステション・スウェーデン首相のトルコ訪問に先立って行われたものだという。

トルコは、ウクライナ侵攻の発生を受けて北欧のスウェーデンとフィンランドがNATOへの加盟を求めたのに対して、両国がクルディスタン労働者党(PKK)の活動家らを支援しているとして、加盟に難色を示していた経緯がある。

ロイター通信(11月5日付)、スウェーデン・テレビ(SVT、11月6日付)などが伝えた。

AFP, November 6, 2022、ANHA, November 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 6, 2022、Reuters, November 5, 2022、November 6, 2022、SANA, November 6, 2022、SOHR, November 6, 2022、SVT, November 6, 2022、Sweden Radio, November 5, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍はダーイシュのイラク人メンバー50人を、米国が違法に設置しているワリード国境通行所でイラクのテロ撲滅機構に引き渡す(2022年11月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、北・東シリア自治局の支配地内で収容していたダーイシュ(イスラーム国)のイラク人メンバー50人を、米国が違法に設置しているワリード国境通行所でイラクのテロ撲滅機構に引き渡した。

一方、米主導の有志連合の貨物車輌など約50輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

AFP, November 5, 2022、ANHA, November 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2022、Reuters, November 5, 2022、SANA, November 5, 2022、SOHR, November 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍憲兵隊が過去1週間で、トルコに不法入国しようとしたIDPs約200人を拘束(2022年11月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍憲兵隊が過去1週間で、占領下のいわゆる「平和の泉」地域の中心都市ラアス・アイン市で、シリア政府支配地からの国内避難民(IDPs)約200人を拘束した。

拘束された200人のなかには、女性、子ども、老人も含まれており、ラアス・アイン市やラッカ県のタッル・アブヤド市の地元評議会によって発行された身分証明書を携帯、密輸ルートを通じてトルコ領内への不法入国を試みたところを摘発されたという。

AFP, November 5, 2022、ANHA, November 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2022、Reuters, November 5, 2022、SANA, November 5, 2022、SOHR, November 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはヌスラ戦線(シャーム解放機構)とホワイト・ヘルメットがイドリブ県のIDPsキャンプへのロシア軍の攻撃を偽装する偽旗作戦を準備していると発表(2022年11月5日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、シリアのアル=カーイダとして知られるシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)がホワイト・ヘルメットとともに、イドリブ県のカフルダルヤーン村とカフル・ジャーリス村にある国内避難民(IDPs)キャンプへのロシア軍の攻撃を偽装する偽旗作戦を準備しているとの情報を入手したと発表した。

エゴロフ副センター長はまた、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)による9回(イドリブ県3件、アレッポ県1件、ラタキア県5件)の砲撃を確認したと発表し、イドリブ県でシリア軍兵士7人が負傷したことを明らかにした。

RIAノーヴォスチ通信(11月5日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 5, 2022をもとに作成。

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