米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた6家族38人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、政府の支配地に脱出(2022年9月9日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた6家族38人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

6家族のうち3家族はバニー・ハーリド部族、3家族はアムール部族。

AFP, September 9, 2022、ANHA, September 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2022、Reuters, September 9, 2022、SANA, September 9, 2022、SOHR, September 9, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県北部を砲撃(2022年9月9日)

ハサカ県では、ANHA(9月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・ハイル村、シャイフ・アリー村、タウィーラ村、M4高速道路沿線、クーザリーヤ村、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町、同町近郊のアサディーヤ村、ヌワイハート村、ダーダー・アブダール村、ブービー村(ハーッジ・ブービー村)、ヒルバト・シャイール村、タッル・ワルド村、ルバイアート村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタッル・タムル町に近いトルコ占領地(アーリヤー村一帯)に潜入し、シリア国民軍の戦闘員2人を殺害した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県出身の住民1人がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線のハーリディーヤ村近郊の路上で故障した車を修理していたところをトルコ軍部隊に狙撃され、死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市とビイル・クーサー村を結ぶ街道でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発、乗っていた2人が死亡した。

AFP, September 9, 2022、ANHA, September 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2022、Reuters, September 9, 2022、SANA, September 9, 2022、SOHR, September 9, 2022などをもとに作成。

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シリア国内で盗奪した石油を積んだタンクローリー88輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2022年9月9日)

ハサカ県では、SANA(9月9日付)によると、シリア国内で盗奪した石油を積んだタンクローリー88輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, September 9, 2022、ANHA, September 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 9, 2022、Reuters, September 9, 2022、SANA, September 9, 2022、SOHR, September 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは8日のロシア軍によるイドリブ県への爆撃でタウヒード・ワ・ジハード大隊の指導者のムフタロフ・スィロズィッディーン・ズィヤヴディノビッチやシャーム解放機構の幹部20人が死亡したことを確認したと発表(2022年9月9日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、8日にロシア軍戦闘機がシャイフ・ユースフ村一帯に対して行った爆撃で、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)幹部メンバー20人以上に加えて、タウヒード・ワ・ジハード大隊の指導者のムフタロフ・スィロズィッディーン・ズィヤヴディノビッチ(アブー・サロフ)(Мухтаров Сирожиддин Зиявутдинович (Абу Салох)の死亡を確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月9日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 9, 2022をもとに作成。

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ロシア軍使節団が、ラッカ県アイン・イーサー市にある北・東シリア自治局ギレ・スピ(タッル・アブヤド)地区評議会本舎を訪問(2022年9月8日)

ラッカ県では、ANHA(9月8日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市一帯地域に展開するロシア軍の使節団が、同市にある北・東シリア自治局ギレ・スピ(タッル・アブヤド)地区評議会本舎を訪問し、ハミード・アブド共同議長、ファディーラ・ムハンマド共同議長、ハザーア・ムハンマド共同副議長と会談した。

会談では、アイン・イーサー市一帯地域の軍事情勢、とりわけトルコ軍による断続的な砲撃について議論が及び、ギレ・スピ地区側は、攻撃による地域の不安定化、死傷者の発生、揚水所、変電所、学校など生活インフラへの被害の状況について説明、ロシア側に2019年10月に発効したトルコとの停戦合意を遵守し、攻撃を停止させるよう求めた。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県シャイフ・ユースフ村一帯を爆撃、多数が死傷(2022年9月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が正午前にシリアのアル=カーイダである国際テロ組織のシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の支配下にあるいわゆる「解放区」内のシャイフ・ユースフ村とハフサルジャ村の一帯、サイジャル村、ルージュ平原のガファル村などに対して14回の爆撃を実施した。

このうちシャイフ・ユース村とハフサルジャ村の一帯に対する爆撃は、両村に近い石材加工と住宅1棟を狙ったもので、市民7人が死亡、15人が負傷した。

爆撃と合わせて、クラスター弾を装填した地対地ミサイルによる攻撃も行われた。

ロシア軍はまた、この爆撃の約10時間後にも、同地に対して爆撃を実施した。

この爆撃に報復するかたちで、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるタッル・マルディーフ村、ハントゥーティーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍も反撃、「決戦」作戦司令室の支配下にあるダイル・サンバル村一帯を砲撃し、女性1人が負傷した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のバイニーン村、シャンナーン村、アーフィス村一帯に対しても砲撃を行った。

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ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、ロシア航空宇宙軍がイドリブ県シャイフ・ユースフ村近郊にあるシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)の教練キャンプを爆撃し、テロリスト120人以上を殺害したと発表した。

エゴロフ副センター長によると、この爆撃で、駐シリア・ロシア軍部隊の施設を攻撃するために準備していた無人航空機(ドローン)制御拠点4カ所、ドローン発射装置数ヵ所、自作ドローン約20機を無力化した。

エゴロフ副センター長はまた、シャーム解放機構が、イドリブ市、タフタナーズ市、ビンニシュ市、ジスル・シュグール市、ナイラブ村、アリーハー市で活動するホワイト・ヘルメットの代表らとともに、ロシア軍とシリア軍が民間人や民間インフラを攻撃していると見せかけるためのビデオを撮影している、と付言した。

RIAノーヴォスチ通信(9月8日付)が伝えた。

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イドリブ県内で活動する「第80監視団アブー・アミーン」はツイッターのアカウント(https://twitter.com/najdat567)を通じて、戦闘機4機が16回にわたって爆撃を行ったと発表した。

爆撃に参加したのは、Su-24戦闘機2機、Su-34戦闘機1機、Su-35戦闘機1機。

午前10時22分頃にラタキア県のフマイミーム航空航空基地を離陸、爆撃を実施した。

また、これと合わせて、シリア軍がザーウィヤ山地方の村々を砲撃したという。

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ホワイト・ヘルメットは、ロシア軍戦闘機がハフサルジャ村、ルージュ平原のガファルを爆撃し、新たな「虐殺」を行ったと非難、子ども1人を含む市民7人が死亡し、10人以上が負傷したと発表した。

https://www.facebook.com/watch/?ref=external&v=484264216886537

死傷者のほとんどは、製材加工所の労働者で、爆撃時に作業に従事していたという。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/pfbid02DURF6Z7KviKrvaCtrZX4SBqbdBcWTAvodzGnwcLFLh9N36F5P5ntnMdNdeC6KjjFl

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このほか、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のマクラビース村を砲撃した。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、RIA Novosti, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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武器装備を積んだ米軍の大型トレーラーがイラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入(2022年9月8日)

ハサカ県では、SANA(9月8日付)によると、武器装備を積んだ米軍の大型トレーラー6輌が、装甲車2輌の護衛を受けて、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

シリア人権監視団によると、車輌数は55輌に達した。

AFP, September 8, 2022、ANHA, September 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2022、Reuters, September 8, 2022、SANA, September 8, 2022、SOHR, September 8, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍は2007年9月のダイル・ザウル県の核開発疑惑施設に対する爆撃から15年が経ったのに合わせて、シリアでの核開発にかかる文書を公開(2022年9月7日)

イスラエル軍は、2007年9月のダイル・ザウル県キバル地区の核開発疑惑施設に対する爆撃から15年が経ったのに合わせて、シリアでの核開発にかかる2002年の文書の機密を解除し、公開した。

Ynet News(イェディオト・アハロノト、9月7日付)によると、この文書はイスラエル軍の軍事情報局(アマン)が作成したもので、以下のような指摘がなされていた。

最近になって、シリア原子力委員会が以前は知られていなかった機密プロジェクトを実行している(または実行したことがある)ことが知られるようになった。
この情報は、シリアで軍事核開発計画が活発に行われていることを示しているわけではない。だが、こうした計画の開発を支援し得る地域で活動が行われていることを示しており、こうした計画の開発が始まったとの疑いを引き起こしている。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022、Ynet News, September 7, 2022などをもとに作成。

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フランスの破毀院はリフアト・アサド元副大統領の再審請求を棄却(2022年9月7日)

フランスの破毀院は、リフアト・アサド元副大統領の再審請求を棄却した。

アサド元副大統領は、フランスに在住時の1996年から2016年にかけて、シリアの公的資金のマネーロンダリングに関与したとして、昨年禁固4年の有罪判決を受けていた。

アサド元副大統領はフランス国内での処罰を避けるかたちで、その後シリアに帰国している。

フランス24(9月7日付)などが伝えた。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、France 24, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合とシリア民主軍がハサカ県マーリキーヤ市近郊で初の合同演習(2022年9月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマーリキーヤ市近郊のタカル・バカル村で初となる合同演習を実施した。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県タッル・タムル町一帯を砲撃し、送電線を破壊し、変電所への電力供給が停止(2022年9月7日)

ハサカ県では、SANA(9月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊を砲撃し、送電線を破壊し、同町の変電所への電力供給が停止した。

ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍が砲撃したのは、タッル・タムル町の変電所一帯、アッブーシュ村、タッル・シャンナーン村、ムジャイビラ村、ダルダーラ村、タッル・タウィール村、タッル・ジュムア村、ジールカー村、シャイフ・アリー村。

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アレッポ県では、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、シャイフ・イーサー村、スーガーニカ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市近郊に設置されていた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍ムウタスィム旅団のミサイル発射用の陣地が地対地ミサイルによって破壊され、戦闘員2人が死亡、2人が負傷した。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは6日のイスラエル軍のアレッポ国際空港攻撃に関して、F-16戦闘機4機が空港に併設されているナイラブ航空基地にミサイル5発を発射し、軽微な損傷を与えたと発表(2022年9月7日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、9月6日のイスラエル軍戦闘機によるアレッポ国際空港のミサイル攻撃に関して、F-16戦闘機4機が空港に併設されているナイラブ航空基地にミサイル5発を発射し、軽微な損傷を与えたと発表した。

エゴロフ副センター長によると、シリア軍防空部隊はミサイル複数発を撃破したという。

RIAノーヴォスチ通信(9月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 7, 2022をもとに作成。

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シリア軍は前日のシリア国民軍の攻撃に対抗し、アレッポ県ターディフ市内のトルコ占領地を砲撃(2022年9月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がターディフ市内のシリア政府の支配地から、トルコの占領下にある同市内の住宅街に対して砲撃を行った。

砲撃は、前日にシリア国民軍が同市内のシリア軍の施設の地下にトンネルを掘削し、爆弾を仕掛けて爆破させ、シリア軍兵士3人が死亡、多数が負傷したのを受けたもの。

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ハサカ県では、ANHA(9月6日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村を砲撃した。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍がアレッポ国際空港を再び爆撃、滑走路が被弾し利用不能に(2022年9月6日)

シリア軍筋は報道声明を出し、イスラエル軍が午後8時16分頃、ラタキア県西の地中海沖上空からアレッポ国際空港(アレッポ県)に対してミサイル多数を発射、滑走路が物的被害を受け、利用不能となった、と発表した。

SANA(9月6日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/mod.gov.sy/posts/pfbid02LpEAM3uJ7vwk3Az1HKeQBvoszbZKwHjSewsWa4exU2jHqPBq9L38gFXQc2ou8cvrl?__cft__%5B0%5D=AZXDt4fk1eEwh3qNVdoerUuIzMwRvbxKj6qP79J_EBUVyxMsnsxzu1PCHpFz57-Z_jyTC1HD5OV67kiUfzTL0EyDw7AO4KMiWfTUP4XLnKSKS2iMIjeBKIL2_04vyzB_rSYDfSyoUeMzBA9CmgIfkhRaSV05qAwn1hOgn0_gipb1voxAbXgIHYonLhxk8CCTZ-mtRWd-ILIFOvF272wo5qSu&__tn__=%2CO%2CP-R

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内務省は声明を出し、イスラエル軍の爆撃を受けて、アレッポ国際空港が復旧するまでの期間、同空港発着便をダマスカス国際空港発着便に振り返ることを決定したと発表した。

また、シャーム・ウィング社は、すべてのアレッポ国際空港発着便をダマスカス国際空港発着便に振り返え、両空港間の移動については無料で送迎バスを運航すると発表した。

SANA(9月6日付)が伝えた。

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ANHA(9月6日付)やシリア人権監視団などによると、アレッポ国際空港や隣接するナイラブ航空基地近くで複数回にわたって爆発音が聞こえ、空港近くの倉庫から煙が立ち上がるのが目撃された。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は空港の滑走路や周辺地域に対して少なくともミサイル2発を発射した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃を受けて、ヒムス県のタンフ国境通行所とダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地で、「イランの民兵」の報復に備えて警戒態勢が強化された。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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朝鮮民主主義アラブ協会は、米国に対してシリア領内に違法に駐留する部隊の撤退と、資源の略奪を停止するよう求める(2022年9月6日)

朝鮮民主主義アラブ協会(ヤン・ミュンスン事務局長)は、北朝鮮外務省の公式ホームページを通じて声明を出し、米国に対してシリア領内に違法に駐留する部隊の撤退と、資源の略奪を停止するよう求めた。

SANA(9月6日付)が伝えた。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県ではタッル・アルウ村穀物サイロに配備されていた米軍装甲車がイラクに移動する一方、米軍の貨物車輌約50輌からなる車列が新たにシリア入り(2022年9月6日)

ハサカ県では、SANA(9月6日付)によると、タッル・アルウ村の穀物サイロに基地を設置し違法に駐留を続ける米軍が、同地に配備していた装甲車複数輌をイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動させた。

複数の地元筋によると、前日にも装甲車複数輌が同地からイラクに移動しており、その数は20輌以上に達しているという。


一方、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌約50輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、県内各所に違法に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, September 6, 2022、ANHA, September 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2022、Reuters, September 6, 2022、SANA, September 6, 2022、SOHR, September 6, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県とアレッポ県を砲撃(2022年9月4日)

ハサカ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・タウィール村、タッル・ジュムア村、タッル・カイフジー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、ダイル・ザウル県のスィジャル村出身の国内避難民(IDPs)がオートバイに乗った2人組に銃で撃たれて死亡した。

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アレッポ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のマイヤーサ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, September 4, 2022、ANHA, September 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2022、Reuters, September 4, 2022、SANA, September 4, 2022、SOHR, September 4, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県、アレッポ県を砲撃(2022年9月5日)

ラッカ県では、ANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、ヒーシャ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市と同市近郊のハルバシャー村を砲撃した。

AFP, September 5, 2022、ANHA, September 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2022、Reuters, September 5, 2022、SANA, September 5, 2022、SOHR, September 5, 2022などをもとに作成。

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シリア国内で盗奪した石油を積んだタンクローリー31輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2022年9月5日)

ハサカ県では、SANA(9月5日付)によると、シリア国内の油田から不正に採掘し、盗奪した石油を積んだタンクローリー31輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, September 5, 2022、ANHA, September 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2022、Reuters, September 5, 2022、SANA, September 5, 2022、SOHR, September 5, 2022などをもとに作成。

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シリア国内で盗奪した石油を積んだタンクローリー64輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2022年9月4日)

ハサカ県では、SANA(9月5日付)によると、シリア国内の油田から不正に採掘し、盗奪した石油を積んだタンクローリー64輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, September 5, 2022、ANHA, September 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2022、Reuters, September 5, 2022、SANA, September 5, 2022、SOHR, September 5, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた4家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に政府の支配地に脱出(2022年9月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた4家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

4家族のうち2家族はヒムス県カルヤタイン市出身者、1家族はアムール部族、1家族はナイーム部族。

AFP, September 4, 2022、ANHA, September 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2022、Reuters, September 4, 2022、SANA, September 4, 2022、SOHR, September 4, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはトルコ占領下のアレッポ県アフリーン市近くで、武装勢力が遺跡や歴史的遺構を違法に発掘し、トルコで密売していると発表(2022年9月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市近くで、同国の支援を受ける武装勢力が遺跡や歴史的遺構を違法に発掘し、トルコに密輸して闇市場で密売していると発表した。

RIAノーヴォスチ通信(9月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 4, 2022をもとに作成。

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米軍はカーミシュリー市の南西3キロの距離に位置するナッカーラ村に新たな軍事基地を建設(2022年9月3日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌20輌以上からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入し、マーリキーヤ市近郊に違法に設置されている米軍基地に向かった。

また、米軍はカーミシュリー市の南西3キロの距離に位置するナッカーラ村に新たな軍事基地を建設した。

AFP, September 3, 2022、ANHA, September 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2022、Reuters, September 3, 2022、SANA, September 3, 2022、SOHR, September 3, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のラッカ県タッル・アブヤド市などから1,470人が北・東シリア自治局支配地域への強制退去を余儀なくされる(2022年9月3日)

ANHA(9月3日付)は、トルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域に居住していた国内避難民(IDPs)1,470人が、新たに北・東シリア自治局ギレ・スピ(タッル・アブヤド)地区の支配下にあるラッカ県のアイン・イーサー市一帯地域への強制退去を余儀なくされたと伝えた。

ANHAによると、強制退去させられたIDPsは、アレッポ県、ダマスカス郊外県東グータ地方、ダイル・ザウル県、イドリブ県の出身者。

トルコ占領下のタッル・アブヤド市、スルーク町、ハマーム・トゥルクマーン村などから強制的に退去させられた。

8月にも4回にわたって4,181人のIDPsがトルコ占領地から北・東シリア自治局支配地へと強制退去させられているという。

AFP, September 3, 2022、ANHA, September 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2022、Reuters, September 3, 2022、SANA, September 3, 2022、SOHR, September 3, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県、アレッポ県、ラッカ県各所を砲撃(2022年9月3日)

ハサカ県では、ANHA(9月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村、シャイフ・アリー村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(9月3日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村、イルシャーディーヤ村、ハルバル村、スムーキーヤ村、ウンム・フーシュ村、シャフバー・ダムを砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のダービク村にあるトルコ軍基地一帯に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地域から発射されたロケット弾4発が着弾した。

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ラッカ県では、ANHA(9月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ(アイン・イーサー・キャンプ)、マアラク村を砲撃した。

AFP, September 3, 2022、ANHA, September 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2022、Reuters, September 3, 2022、SANA, September 3, 2022、SOHR, September 3, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがダーイシュのスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続する一方、米主導の有志連合は空挺作戦でダーイシュ・メンバーと思われる2人を逮捕(2022年9月3日)

ハサカ県では、ANHA(9月3日付)によると、北・東シリア自治局の共同支配下にあるフール・キャンプで、内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル摘発を目的とする「人道と治安」作戦第2段階を継続した。

10日目となる9月3日には、シリア人国内避難民(IDPs)が居住する第5区で、捜査・摘発活動が開始された。

 

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支援を受け、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村で空挺作戦を実施、民家1棟を強襲し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーと思われる2人を逮捕した。

AFP, September 3, 2022、ANHA, September 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2022、Reuters, September 3, 2022、SANA, September 3, 2022、SOHR, September 3, 2022などをもとに作成。

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ウマル油田に違法に設置されている米軍(有志連合)が違法に基地で複数回にわたって爆発が発生(2022年9月3日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月3日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシリア最大の油田のウマル油田に違法に設置されている米軍(有志連合)が違法に基地(グリーン・ヴィレッジ基地)で複数回にわたって爆発が発生し、基地内から煙が立ち上がった。

爆発発生後、米軍の航空機が上空に飛来し、旋回を続けた。

 

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これに関して、シリア人権監視団は、「イランの民兵」による砲撃、無人航空機(ドローン)による攻撃は確認されず、爆発は有志連合の軍事演習によるものと思われると発表した。

AFP, September 3, 2022、ANHA, September 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2022、Reuters, September 3, 2022、SANA, September 3, 2022、SOHR, September 3, 2022などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による4回の砲撃を確認、シリア軍兵士3人が死亡、1人が負傷したと発表(2022年9月3日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・エゴロフ副センター長は、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県)を確認したと発表した。

攻撃がダイル・ザウル県ダイル・サンバル村一帯からハントゥーティーン村一帯に対して行われ、シリア軍兵士3人が死亡、1人が負傷した。

RIAノーヴォスチ通信(9月3日付)が伝えた。

RIA Novosti, September 3, 2022をもとに作成。

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『ハアレツ』はイスラエル軍戦闘機がミサイル攻撃を行ったアレッポ国際空港とハマー県ミスヤーフ市一帯の衛星画像を掲載(2022年9月2日)

『ハアレツ』(9月2日付)は、8月31日にイスラエル軍戦闘機がミサイル攻撃を行ったアレッポ国際空港と8月25日に攻撃を行ったハマー県のミスヤーフ市一帯の衛星画像を掲載した。

衛星画像はイスラエルの民間衛星画像企業イメージサット・インターナショナルが撮影したもので、損傷を受けた滑走路などがはっきりと確認できる。

AFP, September 2, 2022、ANHA, September 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2022、Haaretz, September 2, 2022、Reuters, September 2, 2022、SANA, September 2, 2022、SOHR, September 2, 2022などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた2家族、若い男性多数と女性3人が、キャンプ内の劣悪な生活環境や健康不良を理由に、政府の支配地に脱出する一方、有志連合使節団がキャンプを初めて視察(2022年9月2日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていたバニー・ハーリド部族の2家族、若い男性多数と女性3人が、キャンプ内の劣悪な生活環境や健康不良を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

一方、米主導の有志連合の使節団がルクバーン・キャンプを初めて訪問し、キャンプ内の状況を視察した。

なお、革命特殊任務軍は9月1日、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MaghaweirThowra/)で同軍と有志連合がルクバーン・キャンプの病人たちを受入れ、診察、投薬を行ったと宣伝していた。

AFP, September 2, 2022、ANHA, September 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2022、Reuters, September 2, 2022、SANA, September 2, 2022、SOHR, September 2, 2022などをもとに作成。

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