イスラエルはロシアの説得を受け「条件付き」でシリア南部へのシリア軍の展開に同意(2018年5月29日)

イスラエルの民放テレビ局チャンネル2(5月29日付)は、同国高官筋の話として、ベンヤミン・ネタニヤフ内閣が、「条件付き」で占領下ゴラン高原に隣接するシリア南部(ダルアー県、クナイトラ県)へのシリア軍の展開に同意したと伝えた。

同消息筋によると、同意はロシアの説得を受けたもので、イスラエルはシリア軍がイスラエルとの境界一帯に展開する一方、ロシアはイラン人とヒズブッラーが同地に進駐しないことを約束したという。

AFP, May 29, 2018、ANHA, May 29, 2018、AP, May 29, 2018、Channel 2, May 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2018、al-Hayat, May 30, 2018、Reuters, May 29, 2018、SANA, May 29, 2018、UPI, May 29, 2018などをもとに作成。

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イスラエルの複数メディアはイスラエル軍戦闘機がヒムス県のヒズブッラーの拠点を爆撃、これに対してロシア軍戦闘機がレバノン上空でイスラエル軍機を迎撃したと伝える(2018年5月29日)

イスラエルの複数メディアやアナトリア通信(5月29日付)は、イスラエル軍戦闘機が28日午前2時頃、レバノン国境に近いヒムス県西部にあるヒズブッラーの拠点複数カ所を爆撃し、複数人が死傷したと伝えた。

同サイトによると、イスラエル軍戦闘機はミサイル4発を発射し、クサイル市に近いガッサーニーヤ村近郊にあるヒズブッラーの武器弾薬庫複数カ所を攻撃し、火災が発生したという。

一方、ロシア国防省は、ロシア軍のSu-34がレバノン領空でイスラエル空軍のF-16戦闘機2機を迎撃したとのイスラエル・メディアの報道を否定した。

AFP, May 29, 2018、Anadolu Ajansı, May 29, 2018、ANHA, May 29, 2018、AP, May 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2018、al-Hayat, May 30, 2018、Reuters, May 29, 2018、SANA, May 29, 2018、UPI, May 29, 2018などをもとに作成。

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イラン外務省報道官「イランとイスラエルが秘密交渉を行っているとのサウジの報道はウソでフェイク」(2018年5月29日)

イラン外務省のブラハーム・カーセミー報道官は、ヨルダンでイランとイスラエルがシリア南部での戦闘への対応をめぐって秘密交渉を行っているとしたサウジアラビア日刊紙『イーラーフ』(5月28日付)の報道に関して、「ウソでフェイク」と一蹴、「イランはシオニスト・テロ政体をそもそも承認していない」」と述べた。

IRNA(5月29日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, May 30, 2018

AFP, May 29, 2018、ANHA, May 29, 2018、AP, May 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2018、al-Hayat, May 30, 2018、IRNA, May 29, 2018、Reuters, May 29, 2018、SANA, May 29, 2018、UPI, May 29, 2018などをもとに作成。

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シリアが議長国を務めるUNIDIR軍事フォーラムから米国が退席(2018年5月29日)

国連軍縮研究所(UNIDIR)の軍縮フォーラムで、シリアが議長国を務める初会合が開かれ、フサームッディーン・アーラー駐ジュネーブ・シリア大使が議事進行を務めた。

だが、アーラー大使が議事を開始すると、米国の代表を務めるロバート・ウッド駐ジュネーブ米大使は、「シリアが議長を務めることは受け入れられない…。シリアには道義的権威も信頼もない…。茶番だ」として、退席した。

AFP, May 29, 2018、ANHA, May 29, 2018、AP, May 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2018、al-Hayat, May 30, 2018、Reuters, May 29, 2018、SANA, May 29, 2018、UPI, May 29, 2018などをもとに作成。

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ジョージア(グルジア)がシリア政府と外交関係停止に向けた措置を始動(2018年5月29日)

ジョージア(グルジア)外務省は声明を出し、シリアとの外交関係停止に向けて必要な措置を開始したと発表した。

この措置は、ジョージアが自国への帰属を主張しているアブバシアや南オセチアの独立をシリアが承認したのを受けたものだという。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月29日付)が伝えた。

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SANA(5月29日付)によると、シリアの外務在外居住者省は、アブバシア、南オセチアと、両国を承認し、外交関係を樹立、大使館を交換する、と発表した。

AFP, May 29, 2018、ANHA, May 29, 2018、AP, May 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2018、al-Hayat, May 30, 2018、Reuters, May 29, 2018、SANA, May 29, 2018、UPI, May 29, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは2件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年5月29日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月29日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(アレッポ県1件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(アレッポ県4件、ハマー県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 29, 2018をもとに作成。

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欧州理事会は対シリア制裁を2019年6月まで延長(2018年5月28日)

欧州理事会は、シリアのアサド政権の首脳や関係者・機関に対する資産凍結や渡航禁止といった制裁を2019年6月1日まで延長することを決定した。

欧州理事会また、制裁対象となっている個人・機関のデータを更新、死去した2名を制裁リストから削除した。

これにより、制裁対象は259人、67機関となった。

AFP, May 29, 2018、ANHA, May 29, 2018、AP, May 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2018、al-Hayat, May 30, 2018、Reuters, May 29, 2018、SANA, May 29, 2018、UPI, May 29, 2018などをもとに作成。

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ロシア紙:ダイル・ザウル県でのロシア軍顧問4人の殺害に米国が支援する「穏健な反体制派」が関与(2018年5月28日)

ロシア日刊紙『コメルサント』(5月28日付)は、ダイル・ザウル県南東部のシリア軍拠点に対するテロ集団の攻撃によって、ロシア軍顧問4人が死亡した事件(27日にロシア国防省が発表)に関して、ロシア軍消息筋の話として、「ロシアの複数の軍関係者が「穏健な反体制派」が攻撃に参加していたという話を証言している」と伝えた。

「穏健な反体制派」は、米国などが違法に占領を続けるヒムス県のタンフ国境通行所に設置された有志連合の基地一帯から、事件発生の2日前にダイル・ザウル県に移送されてきた、という。

ロシア軍顧問が犠牲となった戦闘は先週、マヤーディーン市で発生した。

マヤーディーン市では、ロシア軍顧問10人が、シリア軍兵士を教練する任務にあたっており、フマイミーム航空基地を経て、まもなくロシアに帰国する予定だったという。

AFP, May 28, 2018、ANHA, May 28, 2018、AP, May 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2018、al-Hayat, May 29, 2018、Kommersant, May 28, 2018、Reuters, May 28, 2018、SANA, May 28, 2018、UPI, May 28, 2018などをもとに作成。

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ロシア、米国、ヨルダンはシリア南部での戦闘に備え、イラン排除に向けて協力(2018年5月28日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は「シリア軍のみがシリア南部国境地帯に駐留すべきだ」と述べ、シリア南部(ダルアー県、占領下ゴラン高原一帯)で活動を続けるイラン・イスラーム革命防衛隊を撤退させたいとの意向を示した。

発言は、米主導の有志連合が違法占拠を続けるヒムス県のタンフ国境地帯一帯からの撤退を決定したとの報道が一部でなされたことを受けたもので、ロシア・シリア両軍がダルアー県の解放に向けた軍事攻勢の準備を進めているとされるなか、米国、ヨルダンは同地へのシリア軍の進攻に警戒感を示すとともに、イラン・イスラーム革命防衛隊やその支援を受けるヒズブッラーなどの同地での活動への批判を強めていた。

スプートニク・ニュース(5月28日付)が伝えた。

なお『ハアレツ』(5月28日付)は、ロシアが占領下ゴラン高原に面する地域からイラン・イスラーム革命防衛隊を撤退させようとしていると伝えた。

この動きは、シリア領内のイラン・イスラーム革命防衛隊拠点に対するイスラエル軍の再三にわたる爆撃・ミサイル攻撃を受けたものだという。

イスラエルは2017年半ば頃から、首都ダマスカスとスワイダー市を結ぶ幹線道路の西側(占領したゴラン高原から60~70キロ)からイラン・イスラーム革命防衛隊やその支援を受ける民兵を撤退させるようロシアに要請してきた。

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ロイター通信(5月28日付)は、ヨルダンの匿名高官の話として、米国、ロシア、そしてヨルダンの三カ国がシリア南部での緊張緩和地帯を維持することで合意したと伝えた。

この匿名高官は合意内容の詳細については言及しなかったが、これにより同地での停戦は維持されるという。

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反体制系のザマーン・ワスル(5月28日付)は、シリア空軍(アフマド・バッルール司令官)が、イラン・イスラーム革命防衛隊とヒズブッラーによるシリア軍航空基地内の格納庫の使用を禁止することを決定したと伝えた。

この決定は、ロシアの要請に応えるとともに、イスラエル軍戦闘機による爆撃を回避するための措置だという。

AFP, May 28, 2018、ANHA, May 28, 2018、AP, May 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2018、Haaretz, May 28, 2018、al-Hayat, May 29, 2018、Reuters, May 28, 2018、SANA, May 28, 2018、Sputnik News, May 28, 2018、UPI, May 28, 2018、Zaman al-Wasl, May 28, 2018などをもとに作成。

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サウジ日刊紙:イランとイスラエルが秘密交渉、シリア南部での戦争が発生した場合、イラン・イスラーム革命防衛隊やヒズブッラーを参戦させないことで合意(2018年5月28日)

サウジアラビア日刊紙『イーラーフ』(5月28日付)は、イランとイスラエルがシリア南部での戦闘発生時の対応について秘密交渉を行っていたと伝えた。

同紙によると、秘密交渉はヨルダンの首都アンマンにあるホテルで行われ、ホテル内の一室に在ヨルダン・イラン大使が、別の一室にイスラエル治安関係者が待機、仲介者となるヨルダン政府関係者が、両室を往復し、文書でやりとりを行ったという。

その結果、シリア南部のダルアー県やクナイトラ県で(シリア軍と反体制派の)戦闘が発生した場合、イラン・イスラーム革命防衛隊とその支援を受ける民兵、さらにレバノンのヒズブッラーを参戦させないことで合意がなされたという。

なお、ロシア政府もこの交渉を注視、合意の保障国となったという。

AFP, May 28, 2018、ANHA, May 28, 2018、AP, May 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2018、al-Hayat, May 29, 2018、Ilaf, May 28, 2018、Reuters, May 28, 2018、SANA, May 28, 2018、UPI, May 28, 2018などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はシリア政府から制憲委員会メンバー候補名簿を受け取る(2018年5月28日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表の事務所は、国連がシリア政府から制憲委員会メンバー候補名簿を受け取ったと発表した。

スプートニク・ニュース(5月28日付)が伝えた。

AFP, May 28, 2018、ANHA, May 28, 2018、AP, May 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2018、al-Hayat, May 29, 2018、Reuters, May 28, 2018、SANA, May 28, 2018、Sputnik News, May 28, 2018、UPI, May 28, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年5月28日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月28日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(アレッポ県2件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 28, 2018をもとに作成。

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ラッカ市内でYPGとラッカ革命家旅団が交戦、米軍が介入しYPGを市外に撤退させる(2018年5月27日)

ラッカ県では、DPA(5月28日付)、『ハヤート』(5月29日付)、ロイター通信(5月28日付)などによると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)とラッカ革命家旅団が27日晩、ラッカ市内で交戦し、民家などが巻き添えとなり被弾した。

ロジャヴァの治安部隊であるアサーイシュがラッカ市ラムラ地区バザーリー交差点近くにあるラッカ革命家旅団司令官のアブー・アウワード氏の自宅に対して強制捜査を行ったことに、同地区の若者が反発、アサーイシュとYPGが増援部隊を派遣し、ラッカ革命家旅団の本部を包囲し、ラッカ市からの退去を迫ったことで、戦闘に発展したという。

事態を受けて、有志連合を主導する米軍が介入し、YPGをラッカ市西の本営に撤退させた。

YPGとラッカ革命家旅団はこれまでにもラッカ市内で度々小競り合いを繰り返してきた。

YPGとラッカ革命家旅団はともにシリア民主軍に参加しており、ラッカ革命家旅団はシリア民主軍における最大のアラブ人民兵と目されている。

al-Hayat, May 29, 2018

AFP, May 28, 2018、ANHA, May 28, 2018、AP, May 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2018、al-Hayat, May 29, 2018、Reuters, May 28, 2018、SANA, May 28, 2018、UPI, May 28, 2018などをもとに作成。

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イランのシャムハーニー国家安全保障最高評議会事務局長はシリア駐留継続を改めて強調(2018年5月27日)

イランのアリー・シャムハーニー国家安全保障最高評議会事務局長は「シリアの治安がテロによって脅かされ、シリア政府が要請を続ける限り、イラン・イスラーム革命防衛隊のシリア進駐を続ける意思を示した。

IRNA(5月27日付)が伝えた。

AFP, May 27, 2018、ANHA, May 27, 2018、AP, May 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018、al-Hayat, May 28, 2018、IRNA, May 27, 2018、Reuters, May 27, 2018、SANA, May 27, 2018、UPI, May 27, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのネタニヤフ首相はイランによるレバノンへの武器供与、シリア進駐を改めて拒否(2018年5月27日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は定例閣議で「レバノンに殺戮兵器を持ち込んだり、同地で生産しようとするイランのいかなる試みにも対抗する…。我々はイランによる核兵器保有を阻止するために行動するとともに、テヘランがシリア国内で我々に対する軍事拠点することに対抗する…。イランの敵対行為に対する戦いは終わっていないどころか、いまだに戦いの最中にある」と述べた。

AFP, May 27, 2018、ANHA, May 27, 2018、AP, May 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018、al-Hayat, May 28, 2018、Reuters, May 27, 2018、SANA, May 27, 2018、UPI, May 27, 2018などをもとに作成。

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ドゥラル・シャーミーヤ:シリア北部とトルコ領内にシリア軍の「自爆無人偵察機」2機が墜落か?(2018年5月27日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月27日付)は、シリア軍の「自爆無人偵察機」2機が、イドリブ県西部のハムブーシーヤ村近郊と、トルコ領内で自爆したと伝え、その破片を写したとされる写真を掲載した。

2機の自爆による被害はなかったという。

複数の地元消息筋によると、「イランの民兵が、この手の「自爆航空機」で解放区を狙うようになっている」のだという。

al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018

AFP, May 27, 2018、ANHA, May 27, 2018、AP, May 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018、al-Hayat, May 28, 2018、Reuters, May 27, 2018、SANA, May 27, 2018、UPI, May 27, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍ヘリコプターはイドリブ県北部に投降と和解を呼びかけるビラを散布(2018年5月27日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月27日付)によると、ロシア軍ヘリコプター複数機が、県北部のサルマダー市近郊にある避難民キャンプ一帯に、投降とシリア政府との和解を呼びかけるビラを散布した。

al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018

AFP, May 27, 2018、ANHA, May 27, 2018、AP, May 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2018、al-Hayat, May 28, 2018、Reuters, May 27, 2018、SANA, May 27, 2018、UPI, May 27, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省はダイル・ザウル県でロシア軍顧問4人がテロ集団に襲撃され死亡したと発表(2018年5月27日)

ロシア国防省は声明を出し、ダイル・ザウル県南東部にあるシリア軍の拠点が「テロ集団」によって襲撃され、同拠点にいたロシア軍の顧問4人が死亡、3人が負傷した。

死亡した4人のうち2人は即死し、2人は搬送先の病院で死亡した。

殺害された日時は明らかにされなかったが、シリア軍拠点を襲撃した「テロ集団」も、戦闘で43人が死亡、重火器を装備した車輌6台を破壊されたという。

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一方、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(5月26日付)は、ダイル・ザウル県のシリア軍とロシア軍の車列をダーイシュが奇襲し、ロシア軍兵士を含む23人を殺害したと伝えた。

AFP, May 27, 2018、ANHA, May 27, 2018、AP, May 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018、May 27, 2018、al-Hayat, May 28, 2018、Reuters, May 27, 2018、SANA, May 27, 2018、UPI, May 27, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2018年5月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月27日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県3件、ハマー県1件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(ハマー県3件、ダルアー県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 27, 2018をもとに作成。

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レバノンのバースィール外務大臣は法律第10号に関して「一部の難民の帰還しかもたらさない」との懸念をムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣と国連のグテーレス事務総長に書簡で伝える(2018年5月26日)

レバノンのジュブラーン・バースィール外務大臣(自由国民潮流)は、3年半ばに施行された法律第10号に関して、シリアのワリード・ムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣および国連のアントニオ・グテーレス事務総長に、「レバノンは、(この法律)の実施条件が、一部の難民の帰還しかもたらさないのではと懸念している」と書簡で伝えた。

法律第10号(都市再開発法)は、開発地域内の私有地を接収し、同地域での新規プロジェクトにかかる収益の一部を配当金として所有者に支払い、補償を行うことなどを定めている。

同法では、シリア政府による開発地域設定後、1ヶ月以内に当局が域内の土地所有者に配当金補償についての告知を行い、これを受諾した所有者は配当金を受け取る一方、この申し出を拒否する所有者は30日以内に土地の所有権を証明する必要がある。

バースィール外務大臣の書簡では、「30日以内」という規定が、国外で非難生活を送る難民には不充分だと指摘している。

NNA(5月26日付)が伝えた。

AFP, May 26, 2018、ANHA, May 26, 2018、AP, May 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018、al-Hayat, May 27, 2018、NNA, May 26, 2018、Reuters, May 26, 2018、SANA, May 26, 2018、UPI, May 26, 2018などをもとに作成。

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米・トルコは米軍などが駐留するロジャヴァ支配下のマンビジュ市の治安と安定を確保するための行程の概要を確定(2018年5月26日)

トルコ外務省と在アンカラ米国大使館は共同声明を出し、米・トルコ両国が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャバ)の支配下にあるアレッポ県東部(ユーフラテス川西岸)にある「マンビジュ市の治安と安定を確保するための協力にかかる行程の概要を確定した」と発表した。

合意は、25日にトルコ入りした米使節団とトルコ政府側の折衝を受けたもの。

AFP, May 26, 2018、ANHA, May 26, 2018、AP, May 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018、al-Hayat, May 27, 2018、NNA, May 26, 2018、Reuters, May 26, 2018、SANA, May 26, 2018、UPI, May 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊がダマスカス郊外県バッビーラー町内の空き家で窃盗・略奪を行うシリア軍兵士を取り抑えた写真がSNSで拡散(2018年5月26日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月26日付)は、ロシア軍憲兵隊が、ダマスカス郊外県バービッラー市の空き家で窃盗・略奪を行っていたシリア軍兵士複数人を取り抑えた瞬間を捉えたとされる写真を、複数の活動家がSNSを通じて拡散していると伝え、その写真を掲載した。

 

al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018
al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018

AFP, May 26, 2018、ANHA, May 26, 2018、AP, May 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018、al-Hayat, May 27, 2018、NNA, May 26, 2018、Reuters, May 26, 2018、SANA, May 26, 2018、UPI, May 26, 2018などをもとに作成。

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シリア政府はロシアと中国に制憲委員会メンバー候補名簿を回付(2018年5月26日)

外務在外居住者省の公式筋は、SANA(5月26日付)に対して、1月のロシアのソチでのシリア国民対話大会で設置合意された制憲委員会のメンバー候補名簿を、外務在外居住者省が駐シリア・ロシア大使館と中国大使館に回付した述べた。

AFP, May 26, 2018、ANHA, May 26, 2018、AP, May 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018、al-Hayat, May 27, 2018、Reuters, May 26, 2018、SANA, May 26, 2018、UPI, May 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは1件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年5月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(アレッポ県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも5件(アレッポ県1件、ハマー県3件、ダルアー県1件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 26, 2018をもとに作成。

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米国務省長官「米国はダルアー県でのアサド政権の停戦違反に対して適切且つ断固たる措置を講じるだろう」(2018年5月25日)

米国務省のヘザー・ナウアート報道官は、シリア軍がダルアー県制圧に向けた準備が進めているとの情報に関して、「我々は、紛争を拡大し、停戦を反故とする恐れのあるいかなる行動もとらないようシリア政府に警告している」としたうえで、「ロシア、ヨルダンとともに、この緊張緩和地域(ダルアー県)の保障国を務める米国は、アサド政権の違反に対して適切且つ断固たる措置を講じるだろう」と述べた。

ダルアー県は、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構やシャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)が主導する「堅固な建造物」作戦司令室などの反体制武装集団の支配下にある。

al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018

AFP, May 26, 2018、ANHA, May 26, 2018、AP, May 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018、al-Hayat, May 27, 2018、Reuters, May 26, 2018、SANA, May 26, 2018、UPI, May 26, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合のヘリコプターがハサカ県南部のシャダーディー市近郊の米軍基地からロジャヴァ支配下のハサカ中央刑務所に米軍顧問を移送(2018年5月25日)

ハサカ県では、ハーブール(5月26日付)によると、米主導の有志連合所属の軍用ヘリコプター複数機がハサカ市に飛来、グワイラーン地区上空を通過し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が拠点として使用しているハサカ中央刑務所に着陸した。

同サイトによると、ヘリコプターには、ハサカ県南部のシャッダーディー市近郊にある米軍基地に進駐していた米軍顧問複数人が乗っていたという。

米軍顧問はハサカ市でのテロ対策のために派遣されたという。

AFP, May 26, 2018、ANHA, May 26, 2018、AP, May 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2018、al-Hayat, May 27, 2018、al-Khabur, May 26, 2018、NNA, May 26, 2018、Reuters, May 26, 2018、SANA, May 26, 2018、UPI, May 26, 2018などをもとに作成。

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ラタキア県の殉教者バースィル・アサド国際空港とUAEのシャールジャを結ぶ定期旅客便が運行再開(2018年5月25日)

アリー・ハンムード運輸大臣は、ラタキア県の殉教者バースィル・アサド国際空港とUAEのシャールジャを結ぶ定期旅客便が25日に運行再開したと発表した。

『ハヤート』(5月26日)などが伝えた。

AFP, May 25, 2018、ANHA, May 25, 2018、AP, May 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2018、al-Hayat, May 25, 2018、Reuters, May 25, 2018、SANA, May 25, 2018、UPI, May 25, 2018などをもとに作成。

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イラク軍戦闘機がシリア領内のダーイシュ拠点を越境爆撃(2018年5月25日)

イラク軍合同作戦司令室は声明を出し、イラク空軍のF16戦闘機複数機が、シリア領内のダイル・ザウル県ハジーン市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の司令拠点と武器弾薬庫に対して爆撃を行い、これを完全に破壊したと発表した。

ハジーン市一帯では、米主導の有志連合と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ掃討に向けた「ジャズィーラの嵐」作戦を続行中で、イラク軍がシリア民主軍と連携し、シリア領内を越境爆撃するのは5月4、16日に続いて3回目。

AFP, May 25, 2018、ANHA, May 25, 2018、AP, May 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2018、al-Hayat, May 25, 2018、Reuters, May 25, 2018、SANA, May 25, 2018、UPI, May 25, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「選挙に勝ったらシリア国内でのテロリストに対する軍事作戦を強化する」(2018年5月25日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、6月に予定されている大統領選挙に向けた与党公正発展党(AKP)の選挙綱領を発表、そのなかで対シリア政策に関して、自身が選挙で勝利したら、シリア国内での「テロリスト」に対する軍事作戦を強化すると表明した。

アナトリア通信(5月25日付)が伝えた。

AFP, May 25, 2018、Anadolu Ajansı, May 25, 2018、ANHA, May 25, 2018、AP, May 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2018、al-Hayat, May 25, 2018、Reuters, May 25, 2018、SANA, May 25, 2018、UPI, May 25, 2018などをもとに作成。

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サウジアラビアはYPGとシャンマル族民兵による対イラク国境地帯での「国境警備隊」発足を支援(2018年5月25日)

ハーブール(5月25日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)による対イラク国境地帯での「国境警備隊」の発足に向けた動きを、サウジアラビアが支援していると伝えた。

同サイトによると、ロジャヴァを主導する民主統一党(PYD)は最近になって、ダッハーム・ハーディー氏が率いるシャンマル族の民兵組織「サナーディード軍」と協力し、イラク国境に近いハサカ県ヤアルビーヤ町で「国境警備隊」の名で新たな部隊を発足させたが、この際にサウジアラビアが資金を供与したという。

「国境警備隊」に入隊すると、200ドルの月収が得られるという。

al-Durar al-Shamiya, May 25, 2018

AFP, May 25, 2018、ANHA, May 25, 2018、AP, May 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 25, 2018、al-Hayat, May 25, 2018、al-Khabur, May 25, 2018、Reuters, May 25, 2018、SANA, May 25, 2018、UPI, May 25, 2018などをもとに作成。

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