ロシアのラヴロフ外務大臣は、トランプ米大統領によるシリアからの撤退意思表明に懐疑的(2018年4月2日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は記者会見で、ドナルド・トランプ米大統領が3月29日に、中西部オハイオ州リッチフィールドでの集会で支持者を前に演説し、米国が「シリアからすぐに出て行くだろう」と述べたことに関して、「米国がダーイシュ(イスラーム国)との戦いに勝利したらシリアから撤退するとしていた彼の前言と合致している」と述べた。

ラブロフ外務大臣はまた「しかし、我々はここ数ヶ月、米国がユーフラテス川東岸、そしてイラク国境に至る広大なシリア領内での進駐を強化していることを注視してきた…。米政府はこれらの地域で軍事的な施設を増強しているだけでなく、親米勢力を育成し…、シリア領内の他の地域から切り離そうとしている」と付言した。
RT(4月2日付)が伝えた。

AFP, April 2, 2018、ANHA, April 2, 2018、AP, April 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2018、al-Hayat, April 3, 2018、Reuters, April 2, 2018、RT, April 2, 2018、SANA, April 2, 2018、UPI, April 2, 2018などをもとに作成。

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ハマー県東部からの避難民とイドリブ県東部の部族がトルコ軍の監視所前でデモ(2018年4月2日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月2日付)によると、ハマー県東部からの避難民やイドリブ県東部の部族子息ら数百人が、スルマーン村にあるトルコ軍の監視所前でデモを行い、シリア軍をヒジャーズ鉄道線路以東に撤退させるためにロシア政府に圧力をかけるよう訴えた。

デモは、トルコ軍の偵察部隊が新たな監視所の建設地を確定するため、ハマー県北部のガーブ平原(アンカーウィー村、カストゥーン村、ズィヤーラ村、カルクール丘)に入ったのに合わせて行われた。

al-Durar al-Shamiya, April 2, 2018

AFP, April 2, 2018、ANHA, April 2, 2018、AP, April 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2018、al-Hayat, April 3, 2018、Reuters, April 2, 2018、SANA, April 2, 2018、UPI, April 2, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍機がアフリーン郡ラージュー町近郊のYPGの地下トンネルを爆撃(2018年4月2日)

アレッポ県では、アナトリア通信(4月2日付)によると、トルコ軍戦闘機部隊が、ラージュー町近郊の山岳地帯に西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)が建設していた地下トンネルを爆撃した。

この地下トンネルには、YPGの戦闘員が潜んでいたという。

AFP, April 2, 2018、Anadolu Ajansı, April 2, 2018、ANHA, April 2, 2018、AP, April 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2018、al-Hayat, April 3, 2018、Reuters, April 2, 2018、SANA, April 2, 2018、UPI, April 2, 2018などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は「オリーブの枝」作戦を遂行中のトルコ軍部隊を軍服で視察(2018年4月2日)

トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(4月2日付)は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が、ハタイ県を電撃訪問し、「オリーブの枝」作戦遂行中のトルコ軍部隊を軍服で視察したと伝えた。

al-Durar al-Shamiya, April 2, 2018

AFP, April 2, 2018、ANHA, April 2, 2018、AP, April 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2018、al-Hayat, April 3, 2018、Reuters, April 2, 2018、SANA, April 2, 2018、UPI, April 2, 2018、Yeni Safak, Apri 2, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは12件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2018年4月2日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(4月2日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(ラタキア県6件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、ヒムス県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも4件(イドリブ県3件、ヒムス県1件)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にハマー県の10カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,494市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 2, 2018をもとに作成。

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有志連合のディロン報道官「トランプ米大統領の発言によっても米国防総省の任務に変化はない」(2018年4月1日)

有志連合の報道官を務める米軍のライアン・ディロン大佐は、ドナルド・トランプ米大統領が中西部オハイオ州リッチフィールドでの集会で支持者を前に演説し、「米国がシリアからすぐに出て行くだろう」と述べたことに関して、「ダーイシュ(イスラーム国)と戦うというシリアでの国防総省の任務にいかなる変化もない…。将来の作戦を妨げるものではない」と述べ、駐留継続の意思を示した。

ロイター通信(4月1日付)、ANHA(4月1日付)などが伝えた。

AFP, April 1, 2018、ANHA, April 1, 2018、AP, April 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2018、al-Hayat, April 2, 2018、Reuters, April 1, 2018、SANA, April 1, 2018、UPI, April 1, 2018などをもとに作成。

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アナトリア通信「米軍はマンビジュ市一帯に増援部隊300人を派遣した」(2018年4月1日)

アナトリア通信(4月1日付)は、米軍がアレッポ県マンビジュ市一帯に増援部隊約300人を派遣したと伝えた。

増援部隊は重火器を装備し、スィッリーン町の基地に展開したという。

AFP, April 1, 2018、Anadolu Ajansı, April 1, 2018、ANHA, April 1, 2018、AP, April 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2018、al-Hayat, April 2, 2018、Reuters, April 1, 2018、SANA, April 1, 2018、UPI, April 1, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団はシリア国内での3月の死者数が3,673人を記録したと発表し、その内訳を明らかにする(2018年4月1日)

英国で活動する反体制系NGOのシリア人権監視団は、2018年3月のシリア国内での死者数が3,673人を記録した発表した。

それによると、民間人の死者総数は1,460人(うち子供295人、女性174人)。

このうち、ロシア軍の爆撃による死者は938人(うち子供179人、女性101人)、シリア軍の爆撃による死者は229人(うち子供76人、女性45人)、シリア軍の砲撃による死者は43人(うち子供5人、女性3人)、シリア治安当局の拷問による死者は1人、反体制武装集団およびイスラーム過激派の砲撃による死者は66人(うち子供13人、女性10人)、トルコ軍の爆撃・砲撃による死者は133人(うち子供16人、女性12人)、トルコ国境警備隊の狙撃による死者は1人、ダーイシュ(イスラーム国)の処刑による死者は3人(うち子供1人)、米主導の有志連合の爆撃による死者は5人、爆弾をしかけた車の爆発に巻き込まれた死者は6人、シャーム解放機構などのイスラーム過激派によって殺害された死者は8人(うち子供1人)、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって殺害された死者は4人、地雷の爆発による死者は4人(うち女性1人)、死因不明の死者は14人(うち子供2人)、イスラーム国の砲撃による死者は15人(うち子供1人、女性1人)だという。

一方、戦闘員の死者は、反体制武装集団、イスラーム過激派、シリア民主軍が1,026人、シリア軍が391人、人民諸委員会、国防隊、シリア民兵が489人、レバノンのヒズブッラーが8人、親政権外国人民兵が47人、身元不明が28人、ダーイシュ、シャーム解放戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、トルキスタン・イスラーム党など外国人戦闘員が224人。

AFP, April 1, 2018、ANHA, April 1, 2018、AP, April 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2018、al-Hayat, April 2, 2018、Reuters, April 1, 2018、SANA, April 1, 2018、UPI, April 1, 2018などをもとに作成。

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アフリーン郡(アレッポ県)でYPG、YPJがトルコ軍、反体制武装集団への抗戦を続ける(2018年4月1日)

アレッポ県では、ANHA(4月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)がアフリーン市内でトルコ軍の車輌を攻撃し、兵士多数を殺傷した。

YPGとYPJはまた、市内のムハンマディーヤ地区にあるリワー・ファトフ大隊の拠点と、カーワー・ハッダード交差点一帯の武装集団に対して攻撃を加え、戦闘員12人を殺害した。

AFP, April 1, 2018、ANHA, April 1, 2018、AP, April 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2018、al-Hayat, April 2, 2018、Reuters, April 1, 2018、SANA, April 1, 2018、UPI, April 1, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは12件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年4月1日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(4月1日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(ラタキア県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件、アレッポ県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ラタキア県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 1, 2018をもとに作成。

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バーレーン国王の孫がツイッターで東グータ地方でのシリア軍の勝利に祝意(2018年3月31日)

バーレーンのハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王の孫にあたるアブドゥッラー・ビン・ムハンマド・アール・ハリーファ王子は、ツイッターの自身のアカウント(https://twitter.com/a_m_alkalifa/)で、シリア軍によるダマスカス郊外県東グータ地方の制圧に対して「シリア軍が勝利を収め、テロと共謀者たちから領土を回復したことに対して、シリアとその国民におめでとうと言いたい」などと祝意を示した。

AFP, March 31, 2018、ANHA, March 31, 2018、AP, March 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2018、al-Hayat, April 1, 2018、Reuters, March 31, 2018、SANA, March 31, 2018、UPI, March 31, 2018などをもとに作成。

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アナトリア通信「フランスはロジャヴァ支配地域内の5カ所に部隊を進駐させている」(2018年3月31日)

アナトリア通信(3月31日付)は、複数の匿名消息筋の話として、フランスが、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を遂行する有志連合の名のもと、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配下の5地域にさまざまな部隊を進駐させていると伝えた。

同消息筋によると、フランス軍特殊部隊70人以上が2016年6月から、アレッポ県のミーシュターヌール丘、スィッリーン町、ハッラーブ・ウシュク村にあるラファージュホルシム(LafargeHolcim)社のセメント工場、ラッカ県のアイン・イーサー市に進駐しているほか、ラッカ市にも約30人が進駐しているという。

AFP, March 31, 2018、ANHA, March 31, 2018、AP, March 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2018、al-Hayat, April 1, 2018、Reuters, March 31, 2018、SANA, March 31, 2018、UPI, March 31, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュが油田地帯のシリア軍、シリア民主軍の拠点を攻撃するなか、シリア軍とシリア民主軍が交戦(2018年3月31日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(4月1日付)は複数の活動家の話として、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市西のアカシュ村の油田地帯一帯(ムターラダ村、スッカリーヤ村、ワーディー・バキーア)にあるシリア軍拠点を攻撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(3月31日付)によると、ダーイシュが30日深夜、ハリージー村の油田地帯に近い西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を襲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤによると、ブガイリーヤ村に展開するシリア軍とヒサーン村に展開するシリア民主軍が交戦した。

AFP, March 31, 2018、ANHA, March 31, 2018、AP, March 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2018、al-Hayat, April 1, 2018、Reuters, March 31, 2018、SANA, March 31, 2018、UPI, March 31, 2018などをもとに作成。

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武装したイスラエル軍無人航空機がレバノン領内に墜落する一方、SANAはダルアー県に対するイスラエル軍の爆撃に関する報道を否定(2018年3月31日)

『ハヤート』(4月1日付)などによると、31日深夜から1日未明にかけて、レバノンの南部県ビント・ジュバイル郡のバイト・ヤーフーン村に飛来したイスラエル軍の無人航空機2機のうち1機が操縦不能となり墜落、もう1機は空中で爆発した。

空中で爆発した無人航空機はミサイル4発を装備していたという。

al-Hayat, March 31, 2018

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SANA(3月31日付)は、イスラエル軍戦闘機がダルアー県北部のシリア軍拠点複数カ所に対して爆撃を行ったとの報道に関して、爆撃は実施されていないことを確認したと伝えた。

AFP, March 31, 2018、ANHA, March 31, 2018、AP, March 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2018、al-Hayat, April 1, 2018、Reuters, March 31, 2018、SANA, March 31, 2018、UPI, March 31, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年3月31日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(3月31日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ラタキア県5件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、アレッポ県3件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(アレッポ県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 31, 2018をもとに作成。

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トランプ米大統領は国務省に対してシリア復興支援予算2億米ドルの拠出中止を指示(2018年3月30日)

『ウォール・ストリート・ジャーナル』(3月30日付)は、ドナルド・トランプ米大統領が国務省に対し、シリア復興のための予算2億米ドルの拠出を中止する旨指示したと伝えた。

トランプ大統領は29日、中西部オハイオ州リッチフィールドでの集会で支持者を前に演説し、米国が「シリアからすぐに出て行くだろう」と述べていた。

al-Hayat, March 31, 2018

AFP, March 31, 2018、ANHA, March 31, 2018、AP, March 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2018、al-Hayat, April 1, 2018、Reuters, March 31, 2018、SANA, March 31, 2018、UPI, March 31, 2018、The Wall Street Journal, March 30, 2018などをもとに作成。

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サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子「アサド大統領は残留するだろう…。米国はシリア撤退すべきでない」(2018年3月30日)

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子兼第一副首相兼国防大臣兼経済開発評議会議長は、米『タイムズ』誌(3月30日付)のインタビューのなかで、シリア情勢に関して「バッシャール(・アサド大統領)は残留するだろう。だが、私は、イラン人に好き放題やらせないのがバッシャールのためだと思っている」と述べた。

その一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配地域やヒムス県タンフ国境通行所一帯に進駐を続ける米軍については、「米軍は長期的とは言わないまでも、少なくとも中期的には留まるべきだ」と述べたうえで、米軍がシリア・イラク国境から撤退すれば、「シーア派回廊」が確立し、イランを利すると警鐘をならした。

CNN, March 30, 2018

AFP, March 31, 2018、ANHA, March 31, 2018、AP, March 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2018、al-Hayat, April 1, 2018、Reuters, March 31, 2018、SANA, March 31, 2018、Time, March 30, 2018、UPI, March 31, 2018などをもとに作成。

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シリア民主軍のための増派を約束したフランス大統領にトルコのエルドアン大統領は「あからさまな敵対行為」と厳しく非難(2018年3月30日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のための支援増大をフランスのエマニュエル・マクロン大統領が確認したことに関して、「トルコとテロ組織を仲介したいなどというあなた方はいったい何者なのか? あなた方の歴史は今も血塗られている…。テロ組織のメンバーからなる使節団を招聘することはトルコへのあからさまな敵対行為だ」と非難した。

アナトリア通信(3月30日付)が伝えた。

またバクル・ブズダー副首相兼内閣報道官は「トルコを攻撃するテロ組織へのあからさまな支援、連帯とみなし得る」と非難した。
TRT(3月30日付)が伝えた。

イブラヒム・カリン大統領府報道官もツイッターのアカウントで、「民主統一党(PYD)、クルディスタン労働者党(PKK)といったテロ組織との対話、仲介、連絡などという真剣さを欠いたイニシアチブを拒否する」と綴った。

AFP, March 30, 2018、Anadolu Ajansı, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、TRT, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡でYPGがトルコ軍、反体制武装集団を攻撃(2018年3月30日)

アレッポ県では、ANHA(3月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)がブルブル町近郊のマーミー・グール丘でトルコ軍と反体制武装集団を攻撃した。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部機動総局のルドスコイ局長「ドゥーマー市からの戦闘員と家族の退去に関して、イスラーム軍と合意に達した」(2018年3月30日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長はモスクワの国防省で、ダマスカス郊外県東グータ地方での住民の脱出と戦闘員の退去の進捗状況についての報告を行い、ドゥーマー市からの戦闘員と家族の退去に関して、イスラーム軍と合意に達したと発表した。

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住民の脱出と戦闘員の退去に関して、ルドスコイ局長は、ドゥーマー市北のワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに人道回廊が設置された2月27日以降、東グータ地方各所の人道回廊を経由してシリア政府支配地域に脱出した住民とイドリブ県方面に退去した戦闘員と家族の数が14万3,194人で、内訳は、民間人10万5,857人、戦闘員1万3,793人、戦闘員の家族2万3,544人だと発表した。

また、シリア政府支配地域に退去した民間人のうち約4万人が、サクバー市、カフルバトナー町、バイト・サワー村、ミスラーバー市、マディーラー市、ハッザ町に帰宅したと」付言した。

なお、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが東グータ地方の住民に提供した人道支援物資は、食糧品427トン、飲料水5万リットル、寝具7,200枚、食糧パック10万8,000個に及ぶという。

Ministry of Defense of Russia, March 30, 2018

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戦闘員の退去に関しては、東グータ地方のハラスター市で活動していた戦闘員(シャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線))1,872人が家族3,107人とともに、イドリブ県の緊張緩和地帯に退去、また4,979人が同地に留まった(シリア政府に投降した)ことを明らかにした。

また、アルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、ダマスカス県ジャウバル区で活動していた戦闘員(ラフマーン軍団など)1万1,478人が家族2万437人とともにイドリブ県に退去したと付言した。

退去に際して、ロシア軍が移送に使用されたバスをチェック、爆弾ベルト56本、手榴弾357個を押収したという。

なお、アルバイン市一帯には、現在3万1,915人が留まっているという。

一方、ドゥーマー市では、民間人2万8,495人がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプの人道回廊を通じて、シリア政府支配地域に退去した。

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このほか、3,870人がアレッポ県に(シリア軍によって解放されたイドリブ県の緊張緩和地帯から)帰還、3万1,171人がダイル・ザウル県東岸に帰還した。

ラッカ県では、9万5,000人がラッカ市に帰還したが、インフラなどが完全に破壊されており、社会福祉も提供されていない状態が続いている。

Ministry of Defense of Russia, March 30, 2018

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 30, 2018をもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは12件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年3月30日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(3月30日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(ラタキア県6件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(イドリブ県1件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の1カ村とヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,484市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 30, 2018をもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のマンビジュ市での爆発物処理中に有志連合兵士2人が死亡、5人が負傷(2018年3月30日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、3月29日にシリア国内で爆発物処理を行っていた有志連合兵士7人が爆発に巻き込まれ、2人が死亡、5人が負傷したと発表した。

CENTCOMは、兵士7人が死傷した場所を明らかにしなかったが、ドゥラル・シャーミーヤ(3月30日付)は複数の活動家の話として、西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ県マンビジュ市内と伝えた。

CENTCOM, March 30, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合は3月23日~3月29日までの7日間でシリア領内で7回の爆撃を実施(2018年3月30日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月23日~3月29日の7日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

3月23日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は2回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月24日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月25日は空爆は実施されなかった。

3月26日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し2回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月27日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し2回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月28日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

3月29日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

CENTCOM, March 30, 2018をもとに作成。

マクロン仏大統領「シリア民主軍を支援するため部隊を増派する」(2018年3月29日)

フランス大統領府は声明を出し、エマニュエル・マクロン大統領が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の使節団との会談で、シリア北東部の安定回復とダーイシュ(イスラーム国)の再台頭阻止に向けて支援を行うと明言したことを明らかにした。

マクロン大統領はまた、フランスと国際社会の支援のもとにシリア民主軍とトルコの対話が可能になることを望んでいる旨、伝えたという。

これに関連して、シリア民主軍使節団に参加している人民防衛部隊幹部の一人ハーリド・イーサー氏は、マクロン大統領との会談後、大統領がシリアへの部隊増派、人道支援物資、さらにはシリア国内の紛争解決に向けた圧力を約束したと述べた。

イーサー氏によると、フランス軍部隊の増派は、ダーイシュの攻撃だけでなく、外国、すなわちトルコの攻撃を阻止するためのメッセージだという。

AFP(3月29日付)、ロイター通信(3月29日付)などが伝えた。

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だが、フランス大統領府はその後(30日)、新たな声明を出し、「フランスは、ダーイシュに対する有志連合の枠組から外れて、シリア北部で新たな軍事作戦を行う意思はない」と発表した。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表がロシア外相・国防相と会談(2018年3月29日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、ロシアのモスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、セルゲイ・ショイグ国防大臣と会談し、1月末にソチで開催されたシリア国民対話大会の成果とジュネーブ会議、アスタナ会議の今後の活動をどのように結びつけるかについて意見を交わした。

『ハヤート』(3月30日付)によると、会談でショイグ国防大臣はデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表に対して、ダマスカス郊外県東グータ地方から避難・脱出している住民が数日中に自宅に戻れるとの見込みを示す一方、ロシア軍が民間人を移送するバスに対して行おうとしていたテロ攻撃を阻止したと述べた。

このテロ攻撃は、SANAが報じた自爆戦闘員による攻撃未遂を指す。

またラブロフ外務大臣は会談後の会見で、東グータ地方への人道支援を国連との協力のもとで行うとの意思を表明するとともに、ダマスカス郊外県の90%がシリア政府の支配地域に復帰、「東グータ地方でのテロリストの浄化はほぼ完了した」と述べた。

また、ラッカ市の状況を評価するための国際使節団を派遣することでデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と合意したことを明らかにした。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ドゥーマー市の処遇をめぐってロシアとイスラーム軍の交渉続き、イスラーム軍は同市残留に固執(2018年3月29日)

『ハヤート』(3月30日付)は、イスラーム軍の支配下にあるダマスカス郊外県東グータ地方の処遇をめぐって、ロシアとドゥーマー市の「文民委員会」が停戦に向けた交渉を続けたと伝えた。

同紙などによると、交渉では、ドゥーマー市および同市一帯での停戦、投降を拒否するイスラーム国戦闘員の退去、イスラーム軍が保有している重火器の取り扱い、負傷者・病人の搬出、捕虜・人質の解放などについて協議がなされているが、イスラーム軍はドゥーマー市への残留とに固執する一方、ロシアは同地一帯での停戦について、交渉を委任されている「文民委員会」には対処できないとの姿勢をとっているという。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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『ル・モンド』:マムルーク国民安全保障会議議長がシリア・イタリア関係正常化をめざしイタリア諜報機関トップと会談(2018年3月29日)

フランス日刊紙『ル・モンド』(3月29日付)は、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長(シリアの諜報機関のトップ)がローマを訪問し、イタリアの国内情報保安庁(AISE)長と会談したと伝えた。

同紙によると、マムルーク国民安全保障会議議長はAISEの招聘を受け、ローマを訪問し、EUの一員としてシリアへの経済制裁を発動中のイタリアとの関係政情化に向けて協議したという、

なお、マムルーク国民安全保障会議議長のイタリア訪問は、シリアの近隣諸国の諜報機関など三つの消息筋の取材を通じて確認されたという。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Le Monde, March 29, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ANHAはトルコがダーイシュ戦闘員を傭兵として利用していることを示す写真を公開(2018年3月29日)

ANHA(3月29日付)は、アレッポ県アフリーン郡に侵攻したトルコ軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を傭兵として利用していると伝え、そのことを示す証拠としてジンディールス市近郊のバーフルール村の住居の壁に書かれた「イスラーム国は存続している」という落書きの画像を公開した。

ANHA, March 29, 2018

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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トルコのテレビ局は「自由シリア軍はテロリスト」と批判するアフリーン市住民の証言を「YPGがいることを望まない」と「意訳」(2018年3月29日)

トルコのハベル・トゥルク(3月29日付)は、アレッポ県アフリーン市内での特派員のインタビューに応え、「自由シリア軍はテロリスト」と批判する住民の発言を、「人民防衛部隊(YPG)がいることを望まない」意図的に「意訳」したレポートを放映した。

Youtube, March 29, 2018

ANHA(3月29日付)がユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=4-MJAyRqd-o&feature=youtu.be)を通じて公開した映像において、地元住民がレポーターの質問に対して、「私たちは、アフリーン市に武装集団がいる光景など目にしたくありません。なぜなら、自由シリア軍は自由のための軍隊などではないからです。自由シリア軍は、盗み、略奪、強盗をする集団です。テロリストです。連中は私たちの家で略奪を行い、女性達を連れ去りました。昨晩も15歳の少女3人が強姦されました」と述べた。

しかし、同行していた通訳は「私たちは、アフリーン市の外から来た彼らがアフリーン市にいることを望まない。彼らは我々の財産や持ち物を略奪した。YPGは我々の尊厳を傷つけた。我々は彼らがここにいることを望まない。彼らはこの土地の本当の持ち主ではない」と「意訳」した。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、Haberturk, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2018年3月29日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(3月29日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(ラタキア県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県4件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(イドリブ県1件、アレッポ県1件)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にダイル・ザウル県の28カ村とアレッポ県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,482市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 29, 2018をもとに作成。

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