ロシアのプーチン大統領はシャルア暫定政権に書簡を送り、シリアでの早急な安定実現に向けた取り組みを支援したいとの意向を伝える(2025年3月20日)

タス通信によると、ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領は、アフマド・シャルア暫定政権に書簡を送り、シリアでの早急な安定実現に向けた取り組みを支援したいとの意向を伝えた。

スプートニク・アラビア語版によると、プーチン大統領は、書簡のなかで「実務的協力」に参与する用意があると伝えたという。

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ドイツのベアボック外務大臣、ラシェット欧州議会副議長がシリアを訪問し、シャルア暫定大統領と会談:在シリア・ドイツ大使館を正式に再開(2025年3月20日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、ドイツのアンナレーナ・ベアボック外務大臣、アルミン・ラシェット欧州議会副議長を代表とする使節団と会談した。

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SANAによると、ベアボック外務大臣は、会談後の記者会見で、在シリア・ドイツ大使館が正式に再開されたと発表、シリアを政治、経済面で支援すると表明する一方、移行プロセスに関して、シリアのすべての構成要素、宗派、人種の参加を保障する必要を強調した。

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ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、ベアボック外務大臣はまた、ロシア軍、シリア軍とシャーム解放機構などの反体制派との戦闘で破壊されたダマスカス県ジャウバル区を視察した。

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ドイツのステファン・シュネク・シリア特使はXで在ダマスカス・ドイツ大使館が13年ぶりに再開したと発表した。

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イスラエル軍がヒムス県南東部の旧シリア軍の拠点を爆撃(2025年3月19日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がイッシャ村西からラフィーダ村方面から、ハイラーン村、アスバフ村を経由して、マヒール丘一帯に侵攻、ハイラーン村の検問所を掌握した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊はナースィリーヤ村一帯に設置されている二個連隊(アブー・ズィヤーブ連隊、コブラ連隊)基地から車輌50輌からなる部隊を撤退させた。

撤退に先だって、イスラエル軍部隊は両基地を破壊していた。

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ヒムス県では、SANAによると、イスラエル軍が県南東部のシンシャール村一帯とシャムスィーン村一帯を爆撃した。

ロイター通信によると、攻撃は、旧シリア軍の拠点複数ヵ所を標的として行われた。

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SANAによると、ムスリム世界連盟、オマーン政府、ヨルダン政府、クウェート国連大使、エジプト政府がイスれる軍の爆撃を非難した。



21日にはクウェートも、攻撃を非難する声明を出した。

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アラブ某国で活動するサイバー・セキュリティー・チームが沿岸地域の虐殺についての「偽情報」を拡散していたSNSのアカウントなどをサイバー攻撃(2025年3月19日)

シリア人権監視団は、複数筋から得た情報をもとに、アラブ某国で活動するサイバー・セキュリティー・チームが沿岸地域の虐殺についての「偽情報」を拡散していたSNSのアカウントなどに対して体系的なサイバー攻撃を行った。

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シリア民主軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯でシリア国民軍と激しく交戦、戦闘員4人を殺害(2025年3月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がティシュリーン・ダム一帯を三方面から攻撃、シリア国民軍と激しく交戦、この戦闘でシリア国民軍の戦闘員4人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、アブー・ファース村に至る街道で、男性1人が正体不明の武装グループの発砲を受けて死亡した。

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米主導の有志連合とシリア民主軍がラッカ県で合同治安作戦を実施し、ダーイシュに所属していると見られる指名手配者複数人を逮捕(2025年3月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合とシリア民主軍がサルハビーヤ村で合同治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)に所属していると見られる指名手配者複数人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の軍用車輛1輌が、ジャルズィー村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが仕掛けた即席爆弾による攻撃を受け、兵士2人が負傷した。

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国連のシリアに関する独立国際調査委員会ピネイロ委員長は沿岸地域での暴力と攻撃に懸念を表明(2025年3月19日)

国連のシリアに関する独立国際調査委員会(Independent International Commission of Inquiry:COI)のパウロ・ピネイロ委員長は国連人権会議(第58回)に出席し、アサド政権崩壊後初となる声明を発表した。

声明では、12月以降に前政権の刑務所の視察、失踪者の家族との面談、経済・人道状況の視察を行ったとしたうえで、ラタキア県やタルトゥース県で暴力と攻撃が続いていることに懸念を表明した。

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ジャブラ郡の行政使節団がシリア駐留ロシア軍が司令部を設置しているフマイミーム航空基地を訪問し、同地に避難している住民の状況を視察(2025年3月19日)

ラタキア県では、SANAによると、ジャブラ郡の行政使節団がシリア駐留ロシア軍が司令部を設置しているフマイミーム航空基地を訪問し、同地に避難している住民の状況を視察した。

 

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イドリブ市の文化センターでシリア革命の犠牲者らを讃える祝典が開催され、ウマル暫定情報大臣が出席(2025年3月19日)

イドリブ県では、SANAによると、イドリブ市の文化センターで、シリア革命の犠牲者らを讃える祝典が開催され、ムハンマド・ウマル暫定情報大臣が出席した。

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タルトゥース県では、SANAによると、アフマド・シャーミー県知事が、世界食糧計画(WFP)カタール事務所の所長と会談し、協力関係強化の方途について議論した。

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イスラエル軍地上部隊がダルアー県マアリーヤ村に新たに侵攻、ヒムス県東ジャディーダ村のミサイル大隊基地を爆撃(2025年3月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、マアリーヤ村に新たに侵攻した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がヒムス市近郊の東ジャディーダ村にある旧シリア軍ミサイル大隊基地を爆撃した。

これにより、2025年に入ってからのイスラエル軍の攻撃は31回(爆撃29回、砲撃2回)となった。

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ナハール・ネットによると、イスラエル軍は夜間、
ベカーア県西ベカーア郡、ナバティーヤ県ダイル・ミーマース村一帯を3回にわたって爆撃した。

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外務在外居住者省、カタール、サウジアラビアはイスラエル軍によるダルアー県の爆撃を非難(2025年3月18日)

SANAによると、外務在外居住者省は声明を発表し、17日のイスラエル軍によるダルアー県への爆撃をもっとも強い表現で非難、国際法違反にとどまらず、地域と国際社会の安全保障の脅威だと指弾した。

また、カタール外務省とサウジアラビア外務省もイスラエル軍のダルアー県爆撃を非難した。

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民主統一党(PYD)とシリア・クルド国民評議会(ENKS)がハサカ県内で非公開会合:シリア民主軍のアブディー総司令官、米国のボールズ地域担当特使も同席(2025年3月18日)

ANHAによると、民主統一党(PYD)とシリア・クルド国民評議会(ENKS)がハサカ県内で非公開会合を開催した。

会合には、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官も出席、終始「前向きな雰囲気」に包まれていたという。

また、イナブ・バラディーが、シリア・クルド国民評議会のスライマーン・ウースー議長委員会委員の話として伝えたによると、会合には、米国のスコット・ボールズ地域担当特使も出席した。

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マズルーム・アブディー総司令官もXで以下の通り綴った。

クルド両勢力のPYDとENKSが今日、現段階において共通のロードマップを策定し、クルド勢力の統一の枠組みを形成するために会合を行った。 両勢力の姿勢と見解は前向きなものであった。 これは、クルド勢力統一の枠組みを構築するための協議を行った初めての会合となった。 シリア建設に向けて。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はブリュッセル9会議2025のワークショップに参加後、イタリアに移動、タイヤーニ外務大臣と会談(2025年3月18日)

SANAによると、シリアと地域の未来を支援するためのブリュッセル9会議2025に出席するためにベルギーのブリュッセルを訪問中のアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、カヤ・カラスEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長、ノルウェーのアンドレアス・クラヴィク外務副大臣、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表、アーガー・カーン財団のラヒーム・アーガー・カーン代表、シリア失踪者問題担当独立機関のカーラ・キンターナ代表、ロバート・ビーティー国連国際独立公正メカニズム(IIIM)代表、ヨハネス・ルシュナー欧州委員会内務担当副局長、ステファノ・サニーノ欧州委員会中東問題担当局長と会談した。







シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はまた、シリアの社会経済復興への国際的な協調支援を確保する方法に関するワークショップに参加した。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は会議終了後、イタリアに移動し、首都ローマでアントニオ・タイヤーニ外務大臣と会談した。

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ラタキア県では、SANAによると、ムハンマド・ウスマーン県知事が世界食糧計画(WFP)の使節団と会談し、協力関係強化や人道プロジェクト実施の方途について議論した。

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イスラエル軍戦闘機がダルアー県の旧シリア軍基地を爆撃し、民間人2人が死亡、19人が負傷(2025年3月17日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、ズバイダ村に一時侵攻した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、ダルアー市近郊の旧シリア軍第132旅団基地を爆撃した。

これにより、イスラエル軍の攻撃は、爆撃が27回、砲撃が2回となった。

シリア人権監視団によると、この爆撃で、住民3人と暫定政権国防省部隊の兵士1人が死亡、複数が負傷した(シリア人権監視団によると、その後(19日)に死者は4人となった)。

イスラエル軍はまた、イズラア市近郊の第175連隊基地を爆撃した。

これに関して、SANAは、イスラエル軍戦闘機複数機がダルアー市周辺を狙って複数回の爆撃を行い、この爆撃で、民間人2人が死亡、19人が負傷したと伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/pfbid02cXZPToJGHKoKYKPxVNtaiiwrhrkyZPUQpbsXo9AERKJSCsVgsThK9TKsSe7LP1nAl

 

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウントを通じて以下の通り発表した。

イスラエル軍は現在、シリア南部の複数の軍事標的を攻撃しており、そのなかには司令部や、旧シリア政権に属し、再利用が試みられている武器や軍用車輌を含む軍事施設が含まれている。
シリア南部における軍事資産の存在は、イスラエル国家にとって脅威となる。イスラエル軍はシリア南部に軍事的脅威が存在することを許さず、これに対して行動を取る。

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トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊のバルフ・ブーターン村を砲撃し、一家9人を殺害、2人を負傷させる(2025年3月17日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午前0時40分、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のバルフ・ブーターン村を砲撃し、一家9人が死亡、2人が負傷した。

死亡したのは、子ども7人とその父母。

シリア人権監視団によると、死者は10人(うち子供8人)

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後3時30分頃にスィッリーン町近郊のカスク村を、午後5時頃にアイン・アラブ市南のサナア村、ハッルース村、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後1時頃、タッル・タムル町近郊の変電所などを砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2時頃、タッル・タムル町一帯を砲撃した。

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イスラーム開発銀行はシリアの暫定政権の要請を受けて、同行グループへのシリアの加盟資格を復活:ヨルダン政府は、ジャービル国境通行所をほぼ終日開放(2025年3月17日)

SANAによると、イスラーム開発銀行は、シリアの暫定政権の要請を受けて、同行グループへのシリアの加盟資格を復活させた。

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SANAによると、ヨルダン政府は、ジャービル国境通行所(シリア側はダルアー県のナスィーブ国境通行所)をほぼ終日開放すると発表した。

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シリアと地域の未来を支援するためのブリュッセル9会議2025が開催され、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣:沿岸部での出来事を背景に暫定政権への支援について意見の相違が生じ、制裁解除について議論されず(2025年3月17日)

シリアと地域の未来を支援するためのブリュッセル9会議2025がベルギーのブリュッセルで開催され、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣がシリアの閣僚とした初めて出席した。

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『シャルク・アウサト』は、複数筋の話として、会議では、シリアの安定した未来を保障するための包括的な政治解決にいたるための平和的で包括的な移行プロセスや困難な生活状況、貧困、飢餓、教育の機会の喪失、医療、教育、金融などの部門でのインフラの崩壊について議論が集中し、制裁解除についての議論は行われなかった。

複数筋によると、沿岸地域で発生した出来事が影響を及ぼし、暫定政権への支援をめぐって参加国の間で意見の相違があるという。

会談に先だって、ドイツのアンナレーナ・ベアボック外務大臣が国連を通じた3億ユーロの援助を誓約、また英国も1億6000万ポンドの支援を、アーガー・カーン財団は1億ユーロの供与を発表した。

米国から複数のNGOの代表らが出席したが、これまで支援額の35%を供与してきた米政府は参加しなかった。

会合の終始穏やかで、シリア復興を推し進めようとする雰囲気に包まれていたが、欧州諸国が会議で表明した支援額は、シリアの復興プロセスに必要とされる額の約3,500億~4,000億ドルの1%未満に過ぎなかった。

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会議に関して、SANAは以下の通り伝えた。

カヤ・カラスEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長がシリアに対する制裁を解除するために前進するよう呼びかけた。

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国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、オンラインで会議に出席し、シリアに対する人道支援の拡大、制裁解除を呼びかけた。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は会議で以下の通り発言した。

シリア国民はアサド体制からの解放を祝ったが、この体制が存在していたために今なお苦難は続いている。
ブリュッセル会議は、シリアの苦境に対する道義的な責務であり、シリア人の苦しみを和らげるための国際的な努力を強化する真の機会である。
会議にはシリアの真の代表が参加しており、我が国は政治的な大きな変化を経験してきた。 シリア国民は、シリアの主権と統一を侵害するいかなる行為も容認せず、政府は和解と国民対話を強化し、すべての市民の権利を守ることに努めている。
旧体制は少数派の問題を悪用してきたが、再びこの問題を利用することは許されない。我々は市民権と、すべての市民に対する権利と義務の平等を信じている。
シリアの安全は、旧体制や国境地帯で活動する民兵、さらにはイスラエルの侵攻によって脅かされている。
EUが講じた制裁の一部停止を含む前向きな措置を評価するが、それでもなおシリア国民の期待には達していない。
制裁の継続は、シリア国民を罰することにほかならず、シリアの復興を妨げるもので、解除されるべきである。
シリアの再建は、国内の責任にとどまらず、国際社会全体の責務でもある。
シリア政府は、支援を必要とする人々に人道援助を届けるため、人道支援のパートナーと協力する姿勢を堅持している。
すべての支援国に対し、シリアの再建と持続可能な開発プロジェクトを支援するための積極的な貢献を求める。
避難民の帰還には、国際的な努力とシリア経済の活性化への貢献が必要である。


これに対して、EUは、シリア支援への確固たる姿勢、復興の取り組みに貢献することを確認した。

ウルズラ・フォン・デア・ライエンEU委員長は、シリアを支援するために25億ユーロを供与すると発表した。

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また、SANAによると、会議開催に先だって、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣と会談し、シリア情勢の進展、両国の関係強化の方途について議論した。

さらに、SANAによると、会談の合間に、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、カタールのマリヤム・ミスナド国際協力担当国務大臣、ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外務大臣、ルーマニアのエミル・フレゼアヌ外務大臣、英国のハミシュ・ファルコナー中北アフリカ担当国務大臣、アン・スノウシリア担当特使、ピーター・マックデルモットシリア・英国開発局長と会談した。


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ロシア軍の戦艦がタルトゥース市の新将校クラブ上空に飛来した所属不明の無人航空機1機を撃墜(2025年16月16日)

タルトゥース県では、ANHAによると、ロシア軍の戦艦がタルトゥース市の新将校クラブ上空に飛来した所属不明の無人航空機1機を撃墜し、爆発音が確認された。

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イスラエル軍地上部隊がクナイトラ県のジュバーター・ハシャブ村、ルワイヒーナ村に一時侵攻(2025年16月16日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がジュバーター・ハシャブ村に再び一時侵攻し、捜索活動を行った。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊はルワイヒーナ村にも一時侵攻した。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県、アレッポ県、ハサカ県への爆撃と砲撃を続ける(2025年16月16日)

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍が15日深夜から16日未明にかけてタッル・アブヤド市西のフッリーヤ村を無人航空機で爆撃した。

また、これと前後して、トルコ軍はシリア国民軍とともに、アイン・イーサー市東のサファーウィーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後4時頃、戦闘機でティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後8時頃、スィッリーン町の穀物サイロを砲撃した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後7時頃、タッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

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オーストラリア政府はシリア沿岸地域でのアラウィー派民間人が殺害されたことに深い懸念を示し、無辜の民間人の殺害を非難、すべてのマイノリティを保護する必要を強調(2025年3月16日)

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、オーストラリア政府は声明を発表し、シリア沿岸地域でのアラウィー派民間人が殺害されたことに深い懸念を示し、無辜の民間人の殺害を非難、すべてのマイノリティを保護する必要を強調した。

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内務省総合治安局と「旧体制の残党」との戦闘と、アラウィー派住民らへの虐殺を受けてシリア駐留ロシア軍の司令部があるフマイミーム航空基地に避難していた住民の帰還が始まる(2025年16月16日)

ラタキア県では、SANAによると、沿岸部での国防軍部隊、内務省総合治安局と「旧体制の残党」との戦闘と、アラウィー派住民らへの虐殺を受けてシリア駐留ロシア軍の司令部があるフマイミーム航空基地に避難していた住民の帰還が始まった。

また、ジャブラ郡の首長と治安担当者がフマイミーム航空基地を訪れ、治安が安定したことを伝え、帰宅を促した。

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一方、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア暫定政権は、住民を帰還させるため旅客バス複数台を手配し、フマイミーム航空基地に派遣した。

だが、多くの住民は、基地から離れるのを拒否しているという。

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シャルア暫定政権は、カタールのタミーム・首長と電話会談、アブーザイド水資源大臣はフランス外務省のアモー人道支援・安定支援副局長を代表とする使節団と会談(2025年16月16日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定政権は、カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長と電話会談を行い、二国間関係の強化の方途、シリア情勢、地域情勢、国際情勢の進展について議論した。

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、アフマド・シャルア暫定政権が首都ダマスカスのシャーフィイー・モスクで夜明けの礼拝を行った後に撮影された映像を公開(転載)した。

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SANAによると、ウサーマ・アブーザイド水資源大臣は、フランス外務省のエリザ・アモー人道支援・安定支援副局長を代表とする使節団と会談し、シリアにおける水の安定供給支援の仕組みについて議論した。

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ヴァンズ米副大統領はシリアの沿岸部でシャルア暫定政権の国防省部隊と内務省総合治安局によるアラウィー派などのマイノリティ宗派が「虐殺」された出来事に関して、暫定政権を厳しく批判(2025年3月15日)

JDヴァンズ米副大統領は、フォックス・ニュースののインタビューに応じ、シリアの沿岸部でアフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊と内務省総合治安局によるアラウィー派などのマイノリティ宗派が「虐殺」された出来事に関して、暫定政権を厳しく批判した。

インタビューのなかで、ファンズ副大統領は以下の通り述べた。

(虐殺を受けて)シリアに米軍部隊を展開させることはないが、そこで暮らすマイノリティを守るため、外交的、経済的にできることは多くある。
シリアで誰と取引をしているのかを思い出すべきで、これらの歴史的なコミュニティ(クルド人、キリスト教徒、ドゥルーズ派など)を保護することを確実にするべきだ。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県とハサカ県への爆撃・砲撃を続ける(2025年3月15日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後11時頃、スィッリーン町と、アイン・アラブ(コバネ)市南のM4高速道路沿線を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が午後11時頃、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後1時頃、タッル・タムル町近郊のカラージナ村を砲撃した。

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国連安保理は沿岸地域での暫定政権の国防省部隊と内務省総合治安局によるアラウィー派住民らへの殺戮を非難する米ロ提案の議長声明を前回一致で採択(2025年3月14日)

国連安保理は、沿岸地域での暫定政権の国防省部隊と内務省総合治安局によるアラウィー派住民らへの殺戮を非難する議長声明(S/PRST/2025/4)を全会一致採択した。

議長声明はロシアと米国が共同提出したもので、民間インフラを標的とした攻撃を非難した。

また、すべての当事者に対し、あらゆる暴力および扇動行為を直ちに停止し、すべての民間人およびインフラ、さらには人道活動の保護を確保するよう求めた。

さらに、すべての当事者および国家に対して、被害を受けた人々への完全かつ安全で妨げのない人道的アクセスを確保し、すべての人々の人道的処遇を保証するよう求めるとともに、シリア全土における人道支援の迅速な増強を促した。

声明では、国連安保理決議第2254号に言及し、すべての国家に対し、シリアの主権、独立、統一および領土保全を尊重し、同国をさらに不安定化させるような行動や干渉を控えるよう求めた。

そのうえで、シリアに対し、外国人テロ戦闘員による脅威に対処するための断固たる措置を講じるよう促し、対テロ関連の理事会決議に基づく義務を強調した。

そのうえで、シリアにおける包摂的で透明性のある正義と和解の緊急性を訴え、迅速、透明、独立、公正かつ包括的な調査を実施し、民間人に対する暴力の加害者を裁くことで責任を追及するよう求めた。

これに関連して、アフマド・シャルア暫定大統領が指導するシリアの暫定政権が暴力を調査し、責任者を特定するための独立委員会を設立すると発表、同政権が市民和平のための委員会を設立する決定を下したことにも言及した。

さらに、シリア人主導による包括的な政治プロセスの必要性を改めて強調し、国連の仲介のもと、安保理決議第2254号で示された原則に基づいてこれを推し進め、民族や宗教にかかわらず、すべてのシリア国民の権利を保護し、正当な願望に応え、平和的かつ独立的で民主的な方法で将来を決定するよう求めた。

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シリアのドゥルーズ派の宗教指導者60人からなる使節団が占領下ゴラン高原とシリアの支配地域を隔てるラインAを越えて、イスラエル占領地に入る(2025年3月14日)

イナブ・バラディータイムズ・オブ・イスラエルによると、シリアのドゥルーズ派の宗教指導者60人からなる使節団が、占領下ゴラン高原とシリアの支配地域を隔てるラインAを越えて、イスラエル占領地に入った。

シリア領内から占領地へのこうした越境が行われたのは、数十年ぶり。

代表団一行は、イスラエル軍の護衛を受けて、旅客バス3台で占領下のゴラン高原にあるマジュダル・シャムス村に入り、そこからジュリス村にあるナビー・シュアイブ廟を訪れ、イスラエルのドゥルーズ派の宗教指導者のムワッファク・タリーフ師と会談した。

マジュダル・シャムス村では、数百人のドゥルーズ派住民が集まり、使節団の越境を歓迎した。

Ynetによると、使節団は、主にクナイトラ県ハドル村やダマスカス郊外県シャイフ山(ヘルモン山)の宗教指導者らで、ハドス・チャンネルによると、スワイダー県のドゥルーズ派の宗教指導者は参加していないという。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が13日深夜から14日未明にかけて、ジュバーター・ハシャブ村に一時侵攻した。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣がイラクを訪問し、首都バクダードでイラクのフサイン外務大臣と会談(2025年3月14日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣がイラクを訪問し、首都バクダードでイラクのフアード・フサイン外務大臣と会談した。

会談後の記者会見で、フサイン外務大臣は、シリア国民がバアス党政権によって苦しめられてきたとして理解を示したうえで、近隣諸国との善隣関係を尊重し、内政に干渉しないと述べた。

また、イラクの経験が治安上の課題に対処するうえでシリア人にとって有益だとなどと述べた。

一方、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、イラクとともに、外国の干渉に対峙するとともに、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いにおいてイラクと協力する用意があると述べた。

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SANAによると、アフマド・ハッラーク宗教関係省報道官は、サウジアラビアのハッジ・ウムラ省の代表と、サーミル・ビールクダール宗教関係副大臣を代表とする使節団がサウジアラビアのジェッダ市で会談し、ハッジでの連携などについて意見を交わした。

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