シリア民主軍がハサカ市グワイラーン地区で多数の住宅を強襲(2022年2月13日)

ハサカ県では、SANA(2月13日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がグワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件で脱獄したダーイシュ(イスラーム国)のメンバーを追跡するとして、多数の住宅を強襲した。

AFP, February 13, 2022、ANHA, February 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2022、Reuters, February 13, 2022、SANA, February 13, 2022、SOHR, February 13, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方各所を砲撃(2022年2月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、スフーフン村、ファッティーラ村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反6件(イドリブ県3件、ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3158432147732853

AFP, February 13, 2022、ANHA, February 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 13, 2022、Reuters, February 13, 2022、SANA, February 13, 2022、SOHR, February 13, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県、ラッカ県、ハマー県の砂漠地帯でダーイシュに対して20回以上の爆撃を実施(2022年2月12日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山、ラッカ県ラサーファ砂漠、ハマー県のイスリヤー村一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回以上の爆撃を実施した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団がトルコ占領下のアレッポ県北西部で交戦(2022年2月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジンディールス町近郊のジャウラカーン(ジューラーカー)村・ファキーラーン村間で、でシリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団のメンバーどうしが交戦し、1人が死亡複数が負傷した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アームーダー市西のパン製造所近くをドローンで爆撃し、住民1人負傷(2022年2月12日)

ハサカ県では、ANHA(2月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアームーダー市西のパン製造所近くを無人航空機(ドローン)で爆撃し、住民1人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(2月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊にあるアイン・イーサー・キャンプ、M4構想道路沿線を砲撃した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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昨年11月2日にイブタア町で誘拐された8歳児が3カ月10日ぶりに無事解放される(2022年2月12日)

ダルアー県では、SANA(2月12日付)によると、昨年11月2日にイブタア町で誘拐されたファウワーズ・クタイファーンくん(8歳)が3カ月10日ぶりに無事解放された。

ダルアー県警察のダッラール・ダンダル所長によると、ファウワーズくんの救出は、県刑事治安局、インターポールとの連携のもとに行われ、誘拐犯グループがファウワーズくんの家族との連絡に使用していた国際電話回線と使用者を特定し、警察部隊が4日前の2月8日にヒルバト・ガザーラ町近郊のカティーバ村を強襲し、犯行グループと電話で連絡を取り合っていた男性1人を含む4人を逮捕した。

これを受け犯行グループからの連絡は途絶えたが、2月9日、11日、12日に身代金とファウワーズくんの身柄引き渡し場所、時間の指定があった。

2月12日、ファウワーズくんの両親が身代金を支払うために赴いたナワー市の穀物サイロ近くでファウワーズくんを発見し、保護した。

ファウワーズくんが保護された際、警察はファウワーズくんの身の安全を考慮して同行していなかった。

犯行グループは現在も逃走中。

一方、シリア人権監視団は複数筋の話として、両親が犯行グループに身代金5億シリア・ポンド(15万米ドル)を支払った後、ファウワーズくんはナワー市内の薬局で発見されたと発表した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団のメンバー2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、ジッリーン村でも、住民1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県に対するシリア軍の砲撃で7人死亡(2022年2月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃し、1家6人(男性2人、女性2人、子供2人)が死亡した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1311222176011070

https://www.facebook.com/SYRMMC/videos/633952151204186/

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1311117826021505

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタカード村に対しても砲撃を行い、1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3157783091131092

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県、ハマー県の砂漠地帯でダーイシュを爆撃(2022年2月11日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠、ハマー県のイスリヤー村一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, February 11, 2022、ANHA, February 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 11, 2022、Reuters, February 11, 2022、SANA, February 11, 2022、SOHR, February 11, 2022などをもとに作成。

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米軍がダーイシュのアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者暗殺作戦を敢行したトルコ占領地との境界地で住民らがシャーム解放機構に対する抗議デモ(2022年2月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るアティマ村近郊のアター国内避難民(IDPs)キャンプで、住民らが「ファーティマ・ハミードの金曜日」と銘打ってデモを行った。

デモは、前日にシャーム解放機構が、トルコ占領地から燃料を密輸しようとしてた女性と子供からなるグループに発砲、これにより女性1人と子供1人が負傷したことに抗議するのが目的。

これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関が空砲を撃つなどしてデモ参加者を強制排除した。

AFP, February 11, 2022、ANHA, February 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 11, 2022、Reuters, February 11, 2022、SANA, February 11, 2022、SOHR, February 11, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県では、カフル・ヌーラーン村近郊にある「決戦」作戦司令室の拠点複数カ所をロシア軍所属と思われる自爆式ドローンが攻撃(2022年2月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県西部のカフル・ヌーラーン村近郊にある「決戦」作戦司令室の拠点複数カ所を、ロシア軍所属と思われる自爆式の無人航空機(ドローン)が攻撃した。

またシリア軍も同地一帯とタカード村一帯を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるミーズナーズ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村、ファッティーラ村、フライフィル村、マンタフ村、バイニーン村および同村一帯の森林地帯、マアーッラト・ナアサーン村、シャイフ・サルマーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村一帯、クライディーン村、ジャドラーヤー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3156983721211029

AFP, February 11, 2022、ANHA, February 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 11, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 11, 2022、Reuters, February 11, 2022、SANA, February 11, 2022、SOHR, February 11, 2022などをもとに作成。

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シャーム解放機構は米軍がダーイシュのアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者暗殺作戦を敢行したトルコ占領地との境界地で密輸に関与する女性、子供に発砲、住民多数を拘束(2022年2月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るいわゆる「解放区」の北端に位置するアティマ村一帯地域に展開し、トルコ占領下のアレッポ県ダイル・バッルート村の通行所一帯に至る街道を封鎖、同地にある国内避難民(IDPs)キャンプ(シュハダー・キャンプ、スフーフン・キャンプ)で活動するメディア活動家を含む住民多数を拘束した。

ダイル・バッルート村の通行所の襲撃を企てていたというのが拘束の理由。

シャーム解放機構はまた、これに先立ち、トルコ占領地から燃料を密輸しようとしてた女性と子供からなるグループに発砲、これにより女性1人と子供1人が負傷したが、これが襲撃未遂のきっかけになったという。

アティマ村は、2月2日から3日にかけて米軍が特殊作戦を行い、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者、女性と子供を含む13人を殺害した地。

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これに関して、イドリブ県中部、ラタキア県北東部、アレッポ県西部、ハマー県北西部の反体制派支配地の自治を執り行う「解放区自治局」は声明を出し、アティマ村の通行所で、治安要員が麻薬などを密輸を取り締まろうとしたところ、密輸グループと交戦となり、女性1人が巻き添えとなって負傷したと説明した。

声明によると、治安要員は密輸グループのメンバー全員を拘束したという。

https://www.facebook.com/sarmada2021/posts/432276395304157

AFP, February 10, 2022、ANHA, February 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2022、Reuters, February 10, 2022、SANA, February 10, 2022、SOHR, February 10, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県とハマー県の砂漠地帯を爆撃し、ダーイシュのメンバー9人を殺害(2022年2月10日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県ラサーファ砂漠とハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯を爆撃し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー9人を殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部の砂漠地帯でシリア軍と親政権民兵の車列を要撃し、士官1人を含む3人が死亡、1人が負傷した。

AFP, February 10, 2022、ANHA, February 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2022、Reuters, February 10, 2022、SANA, February 10, 2022、SOHR, February 10, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍が自爆用ドローンでシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市の丘を攻撃(2022年2月10日)

アレッポ県では、ANHA(2月20日付)によると、トルコ軍が自爆用の無人航空機(ドローン)でシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市の丘を攻撃した。

AFP, February 10, 2022、ANHA, February 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2022、Reuters, February 10, 2022、SANA, February 10, 2022、SOHR, February 10, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍が14~16際の子供45人をラッカ県タブカ市近郊の基地からアレッポ県マンビジュ市の基地に移送(2022年2月10日)

SANA(2月10日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のタブカ市近郊のジャズィーラト・アーイド基地(シリア民主軍が「民主民族基地」と呼ぶ基地)に収容していた14歳から16歳の子ども45人を、同じくシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県マンビジュ市のサッド(ダム)基地に移送した。

AFP, February 10, 2022、ANHA, February 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2022、Reuters, February 10, 2022、SANA, February 10, 2022、SOHR, February 10, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方を砲撃(2022年2月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、バーラ村一帯、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、県西部のアイン・バイダー村にあるビダーマー・キャンプ(ビダーマー町からの国内避難民(IDPs)が身を寄せるキャンプ)近くで、トルコ軍憲兵隊が12歳の子どもを射殺した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アトマーン村で中央委員会(元反体制武装集団を代表する組織)のメンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受け、護衛をしていた元反体制武装集団メンバー2人とともに殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3156316907944377

AFP, February 10, 2022、ANHA, February 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 10, 2022、Reuters, February 10, 2022、SANA, February 10, 2022、SOHR, February 10, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュがシリア民主軍傘下の自衛部隊拠点を襲撃し、4人を殺害(2022年2月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルが、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャズラト・ブーシャムス村に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下の自衛部隊の拠点に潜入し、4人を銃で撃ち殺害した。

AFP, February 10, 2022、ANHA, February 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2022、Reuters, February 10, 2022、SANA, February 10, 2022、SOHR, February 10, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がトルコ占領下のアレッポ県を砲撃する一方、トルコ軍はドローンでハサカ県を爆撃し子供らを殺傷(2022年2月9日)

アレッポ県では、ANHA(2月9日付)によると、シリア軍が政府支配地とトルコ占領地を隔てるアブー・ザンディーン村通行所(トルコ占領下)を狙って砲撃を行った。


この砲撃で、シリア国民軍の戦闘員4人が負傷した(シリア人権監視団によると、1人が死亡)。

これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のサイヤーダ村、アラブ・ハサン村、トルコ占領下のバーブ市の東に位置するシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村、カーウカリー村、ブーガーズ村を砲撃した。

これの砲撃で、アラブ・ハサン村で女性2人が負傷した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーキーヤ村、シャフバー・ダム、ナーイフ山を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(2月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町北のタッル・ズィヤーブ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、無人航空機(ドローン)でアームーダー市とダルバースィーヤ市を結ぶ街道沿線のバヒーラ村で車1台を爆撃した。

この爆撃で車に乗っていた、11歳の子供1人が死亡、3人が負傷した(シリア人権監視団によると、子供2人が死亡、子供3人が負傷)。

また、この爆撃で送電線が破壊され、アームーダー市一帯の40カ村への電力供給が停止した。

トルコ軍はさらに、ダルバースィーヤ市からアームーダー市に向かっていた車1台に対してハルザ村近くで機銃掃射した。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍は首都ダマスカス一帯に空対地ミサイル、地対地ミサイルで攻撃し兵士1人が死亡、住宅などに被害、ロシア軍は電子戦システムを作動させイスラエル軍を妨害(2022年2月9日)

SANA(2月9日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍が2月9日午前0時56分頃にレバノンの首都ベイルート南東の上空を領空侵犯、首都ダマスカス一帯の複数カ所に空対地ミサイル多数を発射、また同時10分には占領下のゴラン高原から同じく首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けて地対地ミサイル多数を発射と伝えた。

これに対して、シリア軍防空部隊が迎撃、ミサイルの一部を撃破したが、攻撃によってシリア軍兵士1人が死亡、5人が負傷、ダマスカス郊外県クドスィーヤー市の住宅や車などが被害を受けた。


https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/698027184913695

 

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外務在外居住者省は声明を出し、イスラエル軍のミサイル攻撃に関して、ゴラン高原における停戦監視と兵力引き離しを定めた1974年の国連安保理決議第350号など一連の国連決議、国際法への違反だと非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3194837417470030

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一方、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/AvichayAdraee/)を通じて以下の通り、表明した。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1491264297938583552

昨夜、シリアから地対空ミサイル1発が発射されたことを受け、イスラエル国防軍はシリア領内の以下の標的への攻撃を実施した。レーダー、戦闘機複数機に対してミサイル複数発を発射した対空ミサイル発射台複数基。
国防軍はイスラエル国家の領空と安全保障を防衛し続ける。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1491265870378958849

シリア砲台複数基から発射されたシリアの対空ミサイル1発は空中で爆発し、迎撃するまでもなかった。これにより、ウムアルファム市、サマリア地区で夜間警報が鳴り響いた。

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シリア人権監視団によると、攻撃は、「イランの民兵」の拠点や武器弾薬庫などがあるとされるダマスカス郊外県の旧ダマスカス・ベイルート街道沿線の複数カ所、バラダー渓谷のジュダイダト・シャイバーニー村など。

死亡したのは、シリア軍防空部隊の中尉で、同地のミサイル発射台の一つに配属されていた。

クドスィーヤー市への被害は、シリア軍防空部隊が撃破したミサイルの破片によるものだという。

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ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)が複数の地元メディアの話として伝えたところによると、標的となったのは、共和国護衛隊大104旅団、空軍情報部第13旅団の拠点複数カ所、ディーマース町近郊のグライダー用飛行場など。

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イスラエル公共放送協会(KAN、2月9日付)は、イスラエル軍戦闘機によるミサイル攻撃時、ラタキア県のフマイミーム航空基地に駐留するロシア軍が、電子戦システムを作動させたと伝えた。

ロシア軍による電子戦システムは、イスラエル軍戦闘機の着陸を妨害するためで、これによって、GPSに誤動作が生じたという。

KANによると、イスラエル軍はロシア軍に対してイスラエル国内の空港に対するレーダー妨害を停止するよう要請したが、ロシア軍は、シリア国内の自国部隊を防衛するために行っているとして、これを拒否したという。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、KAN, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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ハサカ市で大学の教員や学生がデモを行い、米国とシリア民主軍による大学施設破壊に抗議(2022年2月9日)

ハサカ県では、SANA(2月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市中心街の大統領広場(政府支配下)で、ユーフラテス大学ハサカ分校の教員や学生、シリア学生国民連合、バアス党関係者や支持者らが、米軍による土木工学部、経済学部、技術監督者工学技術研究所に対する爆撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による農業工学部での略奪や教育禁止措置に抗議するデモを行った。

米軍は1月20日にハサカ市のグワイラーン刑務所でダーイシュ(イスラーム国)による襲撃・脱獄事件が発生した際、これを制圧するとして、ダーイシュのメンバーらが立て籠もったユーフラテス大学ハサカ分校の施設などに対して爆撃を行い、これを破壊していた。


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また、ハサカ県シリア部族長名士評議会は声明を出し、米軍とその支援を受けるシリア民主軍がダーイシュによるグワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件を鎮圧する際に、ユーフラテス大学ハサカ分校(経済学部、土木工学部、技術監督者工学テクノロジー研究所)の施設を爆撃などで破壊し、備品を強奪、農学部が学期末試験の中止を余儀なくされたことを非難した。

SANA(2月9日付)が伝えた。

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一方、ANHA(2月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のグワイラーン地区にある墓地で、ダーイシのメンバー1人が内務治安部隊(アサーイシュ)の追跡の末に包囲され、自爆した。

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このほか、ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市でシリア民主軍が、米主導の有志連合ヘリコプターの支援を受けて、シリア政府支配地への密輸に利用されている水上通行所で働いている男性を拘束しようとしたが、この男性の父親が身柄引き渡しを拒否、戦闘となり、男性の弟の1人が巻き添えとなって死亡した。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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スワイダー県のマジャーディル村、ナムラ村で反政府デモ続く(2022年2月9日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市近郊のマジャーディル村、ナムラ村で、2月6、7、8日に続いて、政府がスマートカードを使用して食料品を入手している約50万世帯への支援を打ち切ったことにデモが行われ、参加者らは道路を封鎖するなどして抗議の意思を示した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村に居住し、元反体制武装集団の司令官だったヒムス県出身者が何者かの襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3155555058020562

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュの拠点に対して40回にわたり爆撃を実施(2022年2月8日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して40回にわたり爆撃を実施した。

一方、最近になってラッカ県内の砂漠地帯各所に展開していたシリア軍第5軍団が、ロシア軍が拠点として駐留するタブカ航空基地に撤退した。

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市でシリア国民軍に所属する武装集団どうしが麻薬密輸をめぐって撃ち合いに(2022年2月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属する武装集団どうしが、麻薬密輸をめぐって衝突、撃ち合いとなった。

衝突したのは、シリア国民軍憲兵隊に所属する麻薬撲滅部隊とハムザ師団のメンバーからなるグループと、東部自由人運動とスルターン・ムラード師団のメンバーからなるグループ。

後者のグループが前者に対して麻薬密輸にかかる「手数料」の支払いを拒否したことで衝突した。

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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シリア人権監視団:米占領下のタンフ国境通行所一帯地域内にルクバーン・キャンプでダーイシュによるシリア軍拠点襲撃により物価が高騰(2022年2月8日)

シリア人権監視団は、米国の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプの複数筋から得た情報として、キャンプ内で生活に必要な基本物資の価格が最近になって高騰していると発表した。

価格高騰は、ダーイシュ(イスラーム国)が、55キロ地帯と政府支配地を隔てるジュライギーム通行所(シリア政府が管理)一帯地域に設置されているシリア軍の拠点や陣地がダーイシュ(イスラーム国)によって頻繁に攻撃を受けているため。

キャンプ内には1万1000人の国内避難民(IDPs)が帰宅できないまま避難生活を送っており、最近ではシリア政府の支配地への帰還が相次いでいる。

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年2月8日)

アレッポ県では、ANHA(2月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハズワーン村、ニーラービーヤ村、シャイフ・カイフ、スムーキーヤ村、シャフバー・ダム、ハルバル村、ナーイフ山、マルアナーズ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県、イドリブ県を砲撃(2022年2月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフル・ウワイド村、ハルーバ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3154774298098638

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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フール・キャンプでダーイシュ・メンバーの家族が守衛2人の拉致を試みるが抵抗を受け、10歳の子供1人が巻き添えとなって死亡(2022年2月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族がキャンプの守衛2人を拉致しようとしたが、守衛の抵抗に遭い未遂に終わった。

しかし、この際に抵抗した守衛の発砲により、10歳の子供1人が死亡、女性を含む6人が重傷を負った。

AFP, February 7, 2022、ANHA, February 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 7, 2022、Reuters, February 7, 2022、SANA, February 7, 2022、SOHR, February 7, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ではシリア軍とシリア民主軍がユーフラテス川を挟んで撃ち合いとなり、女性1人と子供2人が巻き添えとなって死亡(2022年2月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川西岸のダブラーン村に展開するシリア軍と、東岸のジャルズィー村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が撃ち合いとなり、女性1人と子供2人が巻き添えとなって死亡した。

シリア人権監視団によると、死亡したのは「トルキスタン」系。

AFP, February 7, 2022、ANHA, February 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 7, 2022、Reuters, February 7, 2022、SANA, February 7, 2022、SOHR, February 7, 2022、February 9, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県でダーイシュの元司令官(アミール)と親戚のアサーイシュ隊員を拘束(2022年2月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がサブハ村でダーイシュ(イスラーム国)の元司令官(アミール)と、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)メンバーの親戚を拘束した。

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ハサカ県では、SANA(2月7日付)によると、シリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市一帯とタッル・タムル町一帯の住宅を強襲し、住民多数を拘束、連行した。

AFP, February 7, 2022、ANHA, February 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 7, 2022、Reuters, February 7, 2022、SANA, February 7, 2022、SOHR, February 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県ダルバースィーヤ市近郊をドローンで爆撃、シリア民主軍は攻撃を避けて退避(2022年2月7日)

ハサカ県では、SANA(2月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯とダルバースィーヤ市一帯を砲撃した。

ANHA(2月7日付)によると、砲撃を受けたのは、アブー・ラースィーン町とダルバースィーヤ市の中間に位置するカスラー村、アブー・ラースィーン町北西のダーダー・アブダール村、ブービー村、同町北のアサディーヤ村、タッル・ズィヤーブ村、ダルバースィーヤ市近郊のカルバシュク村、ビール・クナイス村、アーリヤ村、ジャトル(ジャトリー)村。

シリア人権監視団によると、アーリヤ村、ビール・クナイス村、カルバシュク村、ジャトル村への攻撃はトルコ軍の無人航空機(ドローン)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を狙ったもので、シリア民主軍は攻撃を避けて退避したという。

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ラッカ県では、ANHA(2月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市一帯、同市に近いマアラク村、M4高速道路沿線、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(2月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、スムーキーヤ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市一帯では、シリア軍とシリア国民軍の砲撃戦が発生した。

AFP, February 7, 2022、ANHA, February 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 7, 2022、Reuters, February 7, 2022、SANA, February 7, 2022、SOHR, February 7, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県では「決戦」作戦司令室との戦闘でシリア軍兵士2人死亡(2022年2月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、県南部のハントゥーティーン村でシリア軍兵士1人が「決戦」作戦司令室の狙撃を受けて死亡した。

また、「決戦」作戦司令室との戦闘で重傷を負っていたシリア軍士官(少佐)1人も死亡した。

一方、ザーウィヤ山地方では、シリア軍がバイニーン村、フライフィル村、ファッティーラ村一帯、サーン村、マジュダリヤー村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反4件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3154164538159614

AFP, February 7, 2022、ANHA, February 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 7, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 7, 2022、Reuters, February 7, 2022、SANA, February 7, 2022、SOHR, February 7, 2022などをもとに作成。

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