ダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のウマル油田に設置されている米軍の基地が砲撃を受け、同基地に駐留する米軍がシリア政府支配下の同川西岸を砲撃(2021年6月28日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月28日付)によると、ダイル・ザウル軍事評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のウマル油田に設置されている米軍の基地が何者かの砲撃を受けた。

打ち込まれた砲弾は複数発に及び、攻撃を受けた米軍は、同地一帯を閉鎖した。

死傷者の有無は不明。

シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、砲撃はユーフラテス川西岸に展開する「イランの民兵」によるもので、車複数台が炎上するなど、物的被害が出たという。

また、アイン・フラート(6月28日付)によると、ウマル油田一帯に着弾した砲弾の数は8発以上。

クーリーヤ市近郊の砂漠地帯やマヤーディーン市近郊に設置されているイラク人民動員隊に所属するアブー・ファドル・アッバース旅団の拠点から発射された。

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この砲撃を受けて、有志連合の航空機が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のマヤーディーン市に面する同川東岸上空に飛来、旋回を続けるなか、ウマル油田の労働者住宅地区に展開する有志連合の部隊が、マヤーディーン市にある「イランの民兵」の拠点に対して砲撃を行った。

また、マヤーディーン市に面するユーフラテス川東岸一帯では、同地で治安活動を行う「自衛部隊」が撤退、代わって人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が部隊を派遣し、展開した。

さらに、シュハイル村に展開するシリア民主軍が、ユーフラテス川西岸のバクラス村にあるシリア軍の拠点複数カ所に向けて砲撃を行った。

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これに関して、有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)のウェイン・マロット報道官は、ツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/OIRSpox/)で次のように発表した。

初期報告:現地時間午後7時44分頃、シリアに駐留する米軍は複数のロケット弾による攻撃を受けた。負傷者はなく、被害は調査中だ。詳細が分かり次第、最新情報を知らせよう。

AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、‘Ayn al-Furat, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021などをもとに作成。

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米軍戦闘機がシリアとイラク領内の「イランの民兵」の拠点や施設複数カ所に対して爆撃を実施、7人死亡(2021年6月28日)

『ニューヨーク・タイムズ』(6月27日付)は、米軍の戦闘機複数機がシリアとイラク領内の「イランの支援を受ける民兵」(Iran-backed militias)の拠点や施設複数カ所に対して爆撃を実施したと伝えた。

爆撃は、イラン・イスラーム革命防衛隊の無人航空機(ドローン)発着用の基地で、シリアでの戦闘や米軍を標的とするために使用されていたという。

シリア人権監視団によると、有志連合を主導する米国の爆撃は6月27日深夜から28日未明にかけて、イラクとの国境近くに設置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所を狙って行われ、イラクの人民動員隊の戦闘員7人が死亡(シリア人権監視団は6月29日に、死者数が9人と増加したと発表)、武器弾圧庫1棟、軍事拠点1カ所が破壊されたという。

米主導の有志連合が「イランの民兵」に対して爆撃を行ったのは、4月29日以来だという。

AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、The New York Times, June 27, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021、June 29, 2021などをもとに作成。

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シリア軍とトルコ軍・「決戦」作戦司令室がイドリブ県で砲撃戦(2021年6月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアリーハー村、ジスル・シュグール市近郊のカンダ村、ルワイサ村、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、ルワイハ村を砲撃し、アリーハー村では住民多数が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、砲撃はバーラ村に設置されているトルコ軍の拠点一帯にも及んだ。

これに対して、トルコ軍は、「決戦」作戦司令室とともに、シリア政府の支配下にあるムアスラーン村、ジャバーラー村、ミラージャ村、ザイトゥーナ村基地、カフルナブル市近郊の森林地帯、マアッラト・ハルマ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村、ハークーラ村、マナーラ村(タンジャラ村)を砲撃した。

これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村を砲撃した。

これに関して、SANA(6月28日付)は、中国の新疆ウイグル自治区出身者からなるトルキスタン・イスラーム党が、シリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃したと伝えた。

SANAによると、ジューリーン村に打ち込まれた砲弾は12発に達したという。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方各所を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県18件、ラタキア県5件、アレッポ県1件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 28, 2021、ANHA, June 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 28, 2021、Reuters, June 28, 2021、SANA, June 28, 2021、SOHR, June 28, 2021などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがラタキア県カルダーハ市を狙ってロケット弾を発射(2021年6月27日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがシリア政府の支配下にあるカルダーハ市近郊のブアキールーン村を砲撃した。

アンサール・タウヒードはSNSを通じて声明を出し、「ロケット砲大隊は、解放区が標的となったことへの報復として、カルダーハ市の体制の拠点複数カ所をグラード・ロケット弾で狙った」と発表した。

一方、シリア政府を指示するカルダーハ・アリーン・ウスード新聞(フェイスブック・アカウント)によると、砲弾4発がカルダーハ市近郊の農地に着弾したが、死傷者はなかった。

https://www.facebook.com/QERDAHAJOURNAL/posts/4059595874095604

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を砲撃し、戦闘員1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、フライフィル村、バイニーン村、バーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、治安当局が2018年に県内各所で刑事犯罪を犯したとして逮捕していた38人を釈放した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ガディール・ブスターン村の村長(ムフタール)が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県15件、ラタキア県9件、アレッポ県4件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 27, 2021、ANHA, June 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 27, 2021、Reuters, June 27, 2021、SANA, June 27, 2021、SOHR, June 27, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるバーブ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人死亡(2021年6月27日)

アレッポ県では、SANA(6月27日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が死亡、子供1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、爆弾が仕掛けられていたのはシリア国民軍の車輌。

AFP, June 27, 2021、ANHA, June 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2021、Reuters, June 27, 2021、SANA, June 27, 2021、SOHR, June 27, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県、ダイル・ザウル県でシリア民主軍が狙われ兵士多数死傷(2021年6月27日)

ハサカ県では、SANA(6月27日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市郊外のタッル・ハミース市にある穀物サイロに設置された人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点で地雷が爆発し、兵士多数が死傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月27日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるヒサーン村にあるシリア民主軍の拠点に「人民諸派」が発砲し、兵士1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、殺害されたのは内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員。

AFP, June 27, 2021、ANHA, June 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 27, 2021、Reuters, June 27, 2021、SANA, June 27, 2021、SOHR, June 27, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県、ラッカ県各所を砲撃、アルーク村揚水所を閉鎖(2021年6月26日)

ハサカ県では、ANHA(6月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府の北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町西のM4高速道路沿線に位置するクーザリーヤ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、占領下にある県北部のアルーク村揚水所を閉鎖し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市および同市一帯地域への水道水供給を停止した。

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ラッカ県では、ANHA(6月26日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市近郊にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域内のカズアリー村の穀物サイロ、クーバルラク村、アフィーダクウィー村、バルキータク村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市で、ダイル・ハーフィル市からの国内避難民(IDPs)とシリア国民軍所属のスルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団の武装グループが交戦し、後者の戦闘員2人が死亡、複数が負傷した。

一方、トルコ占領下にあるジンディールス町のアザー国内避難民(IDPs)キャンプでは、住民どうしが撃ち合いとなり、3人が死亡した。

AFP, June 26, 2021、ANHA, June 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2021、Reuters, June 26, 2021、SANA, June 26, 2021、SOHR, June 26, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアフリーン市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、女児1人を含む住民3人死亡、YPGは関与を否定(2021年6月26日)

アレッポ県では、SANA(6月26日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市のカーワー・ハッダード交差点近く(ジーン・ガソリン・スタンド近く)で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、女児1人を含む住民3人が死亡、複数が負傷した。

シリア人権監視団によると、死亡した3人のうちの1人は、トルコの支援を受ける警察(いわゆる自由警察)の警部1人が死亡した。

死亡した警部はアレッポ県シャワーリガ村出身で、爆発はこの警部を狙ったものだという。

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この爆発に関して、人民防衛隊(YPG)の広報センターはただちに声明を出し、関与を否定した。

ANHA(6月26日付)が伝えた。

AFP, June 26, 2021、ANHA, June 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2021、Reuters, June 26, 2021、SANA, June 26, 2021、SOHR, June 26, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で国防隊が要撃を受け3人死亡(2021年6月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジュズラト・ミーラージュ村で国防隊を乗せたバスがダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団の要撃を受け、民兵3人が死亡、6人が負傷した。

AFP, June 25, 2021、ANHA, June 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2021、Reuters, June 25, 2021、SANA, June 25, 2021、SOHR, June 25, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプでイラク人難民1人がダーイシュ・メンバーと思われるグループに銃で撃たれて死亡(2021年6月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で、イラク人難民1人がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われるグループに銃で撃たれて死亡した。

フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

AFP, June 25, 2021、ANHA, June 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2021、Reuters, June 25, 2021、SANA, June 25, 2021、SOHR, June 25, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市近郊にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地各所を砲撃(2021年6月25日)

ラッカ県では、ANHA(6月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市近郊にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域内の穀物サイロ一帯、カウクーバルラク村、アフダクー村を砲撃した。

AFP, June 25, 2021、ANHA, June 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2021、Reuters, June 25, 2021、SANA, June 25, 2021、SOHR, June 25, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県カフルルーマー村一帯で交戦(2021年6月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方に潜入を試み、「決戦」作戦司令室が応戦、カフルルーマー村一帯で戦闘となった。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、クマイナース村、ファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村などを砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルキーン市でトルキスタン・イスラーム党の経済部門責任者が乗った車に仕掛けられた爆弾が爆発、乗っていた責任者が負傷した。

このほか、トルコ軍憲兵隊が「決戦」作戦司令室支配下のハーリム市近郊から越境を試みたアレッポ県ダイル・ハーフィル市出身の青年を射殺した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県17件、ラタキア県7件、アレッポ県4件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を29件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 25, 2021、ANHA, June 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 25, 2021、Reuters, June 25, 2021、SANA, June 25, 2021、SOHR, June 25, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県とヒムス県東部の砂漠地帯でダーイシュを狙って20回以上の爆撃を実施(2021年6月24日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県のビシュリー山からヒムス県東部に至る砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って20回以上の爆撃を実施した。

同地ではまた、シリア軍第5軍団がダーイシュに対する掃討作戦を実施した。

AFP, June 24, 2021、ANHA, June 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2021、Reuters, June 24, 2021、SANA, June 24, 2021、SOHR, June 24, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会はマンビジュ市北東でシリア国民軍戦闘員4人を殺害(2021年6月24日)

アレッポ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の広報センターが、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のトゥーハール村にある同評議会の拠点複数カ所に潜入を試みたシリア国民軍と交戦、戦闘員4人を殺害したと発表した。

ANHA(6月24日付)が伝えた。

AFP, June 24, 2021、ANHA, June 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2021、Reuters, June 24, 2021、SANA, June 24, 2021、SOHR, June 24, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県内のトルコ軍拠点3カ所を砲撃、ロシア軍も爆撃を実施(2021年6月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市、ダーナー村、ダール・カビーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線のアリーハー市を砲撃、住民1人が負傷した。

https://twitter.com/mohmad_rasheed/status/1408103245218779140

 

https://twitter.com/abmualsu/status/1408147521768202248

シリア軍はまた、「決戦」作戦司令室の支配下にある県中部のナフラヤー村、マジャーズィル村、政府支配下のサラーキブ市近郊に設置されているトルコ軍の拠点3カ所に対して砲撃を加えたほか、ザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、マンタフ村を砲撃した。

ロシア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ市近郊のアイン・シーブ村を3度にわたって爆撃した。

https://twitter.com/HoseinMortada/status/1408154668774068224

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、カーヒラ村、ズィヤーラ町、ザイズーン村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタカード村、バルナター村、ハバータ村、バフフィース村、カフル・アンマ村などを砲撃した。

これに対して、トルコ軍と「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にある第46連隊基地、ミーズナーズ村、カフル・ハラブ村を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍事情報局がマムティナ村の住居を急襲し、同局に協力していた男性1人を殺害、1人を負傷させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県17件、ラタキア県11件、アレッポ県5件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 24, 2021、ANHA, June 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 24, 2021、Reuters, June 24, 2021、SANA, June 24, 2021、SOHR, June 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がヒムス県東部の砂漠地帯でダーイシュを狙って40回以上の爆撃を実施(2021年6月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が県東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って40回以上の爆撃を実施した。

一方、ダーイシュはタドムル市近郊の砂漠地帯(ワーディー・アブヤド地区)でシリア軍部隊を要撃し、兵士2人を殺害、7人を負傷させた。

AFP, June 23, 2021、ANHA, June 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2021、Reuters, June 23, 2021、SANA, June 23, 2021、SOHR, June 23, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市郊外、マンビジュ市北東を砲撃(2021年6月23日)

アレッポ県では、ANHA(6月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市郊外、同市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフタリーン市近郊のバールーザ村で住民どうしが撃ち合いとなり、1人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、シリア国民軍所属のハムザ師団を離反した武装グループが、シリア国民軍憲兵隊や同軍所属の武装集団と交戦し、複数が負傷した。

AFP, June 23, 2021、ANHA, June 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2021、Reuters, June 23, 2021、SANA, June 23, 2021、SOHR, June 23, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県フール・キャンプでイラク人難民1人がダーイシュ・メンバーと思われるグループに銃で撃たれて死亡(2021年6月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第3区で、イラク人難民1人がダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われるグループに銃で撃たれて死亡した。

フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワイダーン・ジャズィーラ村でオートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる2人組が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍兵士1人に発砲し、殺害した。

AFP, June 23, 2021、ANHA, June 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2021、Reuters, June 23, 2021、SANA, June 23, 2021、SOHR, June 23, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県とアレッポ県のトルコ軍拠点を狙って砲撃、女性1人死亡、トルコ軍兵士2人負傷(2021年6月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のカンスフラ村近郊のバドラーン丘にあるトルコ軍の拠点を砲撃し、トルコ軍兵士3人が負傷した。


ザマーン・ワスル(6月23日付)によると、シリア軍はレーザー誘導ミサイルでトルコ軍拠点を狙った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

https://twitter.com/mzmgr941/status/1407266109926039552

シリア軍はまた「決戦」作戦司令室支配下のアーフィス村を砲撃し、子供1人を含む4人が死亡、6人が負傷した。

砲撃は、アーフィス村の墓地で葬儀が行っていた住民を狙って行われたという。

これに対して、トルコ軍と「決戦」作戦司令室は、政府の支配下にあるサラーキブ市一帯のシリア軍拠点、カフルナブル市を砲撃した。

また、サラーキブ市北のM5高速道路沿線一帯では、トルコ軍、「決戦」作戦司令室とシリア軍の間で重火器による砲撃戦が行われ、約1時間にわたって道路が不通となった。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のアターリブ市に設置されているトルコ軍の拠点一帯を砲撃し、女性1人が死亡、子供1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサフム・ジャウラーン村とジッリーン村を結ぶ街道で、シリア政府との和解に応じたムウタッズ・ビッラー旅団の元戦闘員2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件(イドリブ県19件、ラタキア県19件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を28件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 23, 2021、ANHA, June 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 23, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 23, 2021、Reuters, June 23, 2021、SANA, June 23, 2021、SOHR, June 23, 2021、Zaman al-Wasl, June 23, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍YATがダイル・ザウル県でダーイシュのメンバーと協力者17人を逮捕(2021年6月22日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(6月21日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のテロ撲滅部隊(YAT)がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市でダーイシュ(イスラーム国)摘発作戦を実施し、メンバーと協力者17人を逮捕した。

AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県マンビジュ市一帯、タッル・リフアト市一帯、イドリブ県タッル・アブヤド市西を砲撃(2021年6月22日)

アレッポ県では、ANHA(6月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のサイヤーダ村、ダンダニーヤ村、ファーラート村、アサリーヤ村、ジャームースィーヤ村、アラブ・ハサン村、ムフスィンリー村、アウン・ダーダート村、大トゥーハール村、小トゥーハール村、ジャート村、フーシャリーヤ村などトルコ占領地との境界に位置するサールージュ村一帯を砲撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が応戦し、ヤーシリー村にあるトルコ軍の基地を砲撃するとともに、ハルーンジー村でシリア国民軍の車輌を攻撃、2輌を破壊した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、マンナグ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(6月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、占領下のタッル・アブヤド市西に位置するヒルバト・バカル村、アリーダ村、クール・ハサン村、スーファーン村、スライブ村、ラクラクーク村、ファルフーナ村を砲撃し、ファルフーナ村では17歳の青年が負傷した。

AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県マンタフ村を砲撃し女性1人死亡(2021年6月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマンタフ村を砲撃し、女性1人が死亡、女児1人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、アリーハー村、フライフィル村、バーラ村、イフスィム町、カンスフラ村一帯、バイニーン村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるマアーッラト・ムーハス村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村を砲撃した。

一方、SANA(6月22日付)によると、県北西部とイドリブ県南部に展開する「テロ組織」が、政府支配下のジューリーン村の住居複数棟に対して砲撃を行った。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方のトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県21件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県8件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を28件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が、ヒムス県、ハマー県、ダイル・ザウル県の砂漠一帯でダーイシュを狙って60回以上の爆撃を実施(2021年6月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ヒムス県、ハマー県の砂漠地帯、ダイル・ザウル県ビシュリー山の砂漠一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って60回以上の爆撃を実施した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がフール・キャンプでのイラク人難民やシリア人国内避難民(IDPs)の殺害に関与していた容疑で、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーのイラク人4人を逮捕した。

AFP, June 21, 2021、ANHA, June 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2021、Reuters, June 21, 2021、SANA, June 21, 2021、SOHR, June 21, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃し、シリア軍兵士1人負傷(2021年6月21日)

ラッカ県では、SANA(6月21日付)、ANHA(6月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のクール・ハサン村、マブルージャ村、カズアリー村および同村の穀物サイロ、ヒルバト・バカル村、アリーダ村、ズィヌービヤー村、サワーン村、ラクラクー村、ビール・ザンナール村、スライブ村を砲撃した。

ANHAによると、この砲撃により、サウワーン村でシリア軍兵士1人が負傷した。

AFP, June 21, 2021、ANHA, June 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2021、Reuters, June 21, 2021、SANA, June 21, 2021、SOHR, June 21, 2021などをもとに作成。

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シリア軍のイドリブ県とアレッポ県に対する砲撃でシャーム解放機構と国民解放戦線の戦闘員を含む9人死亡、トルコ軍がシリア政府支配地を砲撃(2021年6月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイフスィム町、バーラ村、マシューン村、バイニーン村、フライフィル村、ファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、マウザラ村、カフル・ウワイド村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

この砲撃で、イフスィム町にある「決戦」作戦司令室の分隊拠点が被弾し、シャーム解放機構のメンバー1人、シリア国民戦線の戦闘員3人(うち司令官1人)、警察官(いわゆる自由警察、1人)、民間人2人が死亡した。

また、バーラ村では、女性2人が死亡した。

シリア軍は撃った砲弾は200発以上に達した。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府支配地域に対して砲撃、トルコ軍もカフルナブル市一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村一帯を砲撃し、ウマル・ブン・ハッターブ旅団の戦闘員1人が死亡した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はミーズナーズ村、カフル・ハラブ村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県16件、ラタキア県11件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を20件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 21, 2021、ANHA, June 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 21, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 21, 2021、Reuters, June 21, 2021、SANA, June 21, 2021、SOHR, June 21, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を砲撃(2021年6月20日)

アレッポ県では、ANHA(6月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるシャッラーン町近郊でシリア国民軍に所属する精鋭軍が北の鷹旅団の検問所を重火器で襲撃、戦闘になった。

AFP, June 20, 2021、ANHA, June 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2021、Reuters, June 20, 2021、SANA, June 20, 2021、SOHR, June 20, 2021などをもとに作成。

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ハマー県に対する「決戦」作戦司令室の砲撃で子供1人死亡、イドリブ県に対するシリア軍の砲撃で「決戦」作戦司令室の戦闘員1人死亡(2021年6月20日)

ハマー県では、SANA(6月20日付)によると、イドリブ県に展開する「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃し、女児1人が死亡、父親が負傷した。

ジューリーン村に着弾した砲弾は25発に及んだ。

シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのはシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体の「決戦」作戦司令室。

また、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームもジューリーン村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、アンカーウィー村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室によるジューリーン村(ハマー県)への砲撃に合わせて、県南部一帯を砲撃した。

また、SANA(6月20日付)によると、「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるタッルマンス村を砲撃、砲弾5発が着弾した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山のバーラ村、フライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村一帯、M4高速道路沿線のアリーハー村一帯を砲撃、フライフィル村で戦闘員1人が死亡、2人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県18件、ラタキア県10件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は32件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を13件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 20, 2021、ANHA, June 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 20, 2021、Reuters, June 20, 2021、SANA, June 20, 2021、SOHR, June 20, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル民政評議会の支配下にあるダイル・ザウル県でシリア民主軍の車が爆発に巻き込まれ、1人死亡、3人負傷(2021年6月19日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月19日付)やシリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるムハイミーダ村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌の通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士1人が死亡、3人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、ジュダイド・バッカーラ村でダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装集団が、住民を銃で撃ち殺害した。

さらに、ダーイシュ・メンバーと思われる武装集団はスィジャル村にある「魔術師」の家を爆破した。

AFP, June 19, 2021、ANHA, June 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 19, 2021、Reuters, June 19, 2021、SANA, June 19, 2021、SOHR, June 19, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のマルアナーズ村を砲撃(2021年6月19日)

アレッポ県では、SANA(6月19日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市、同市近郊のマルアナーズ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市近郊のタイシャーン村でシリア国民軍に所属するスルターン・ムラード師団の戦闘員1人が正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

部族どうしの対立が背景にあるという。

AFP, June 19, 2021、ANHA, June 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 19, 2021、Reuters, June 19, 2021、SANA, June 19, 2021、SOHR, June 19, 2021などをもとに作成。

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ハマー県ガーブ地方に対するシリア軍の砲撃でホワイト・ヘルメットのメンバー1人死亡、3人負傷(2021年6月19日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村、カルクール村、カストゥーン村を砲撃、カストゥーン村ではホワイト・ヘルメットのセンターが標的となり、隊員1人が死亡、3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県21件、ラタキア県6件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 19, 2021、ANHA, June 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 19, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 19, 2021、Reuters, June 19, 2021、SANA, June 19, 2021、SOHR, June 19, 2021などをもとに作成。

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