ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ユーフラテス川西岸のアシャーラ市に展開するアフマド・シャルア移行期政権の内務治安司令部の部隊と、東岸のダルナジュ村に展開するシリア民主軍の部隊との間で銃撃戦が発生した。
銃撃戦は、密輸業者らが西岸から東岸への渡河を試みた際、シリア民主軍が警告射撃を行ったことで発生した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
シリア人権監視団は、アフマド・シャルア移行期政権が新たに創設したシリア軍に所属する第86師団(アブー・ハーティム・シャクラー司令官)が、読み書きすらできない者や、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーなど、学歴や専門的経験を持たない人物が士官として登用され、シリア中部の住民の間で強い不満が生じていると発表した。
同監視団が確認した主な人事は以下の通り:
●アリー・ザッバーフ・アリー・ムハンマド・アキーディー:第86師団第3旅団の行政部門責任者に任命。
●アイハム・アブドゥルファッターフ・アブドッゥラー(アブー・ライス)が、第1大隊の兵站補給部門責任者に任命され、大佐に昇進。
●アブドゥッラー・ハマド・フナイディー・アキーディーが、第3旅団の作戦担当士官に任命され、大佐に昇進。
●トゥラード・マルーフ(アブー・ムギーラ):防空部門の参謀長に任命され、中佐の階級を与えられたが、初等教育すら修了していない。
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア人権監視団によると、2025年6月23日付の弁護士組合ダマスカス支部から流出した文書により、ファウワーズ・バハーッディーン・フージャ弁護士が「国家の威信を傷つける虚偽情報の拡散」を理由として起訴するよう求める正式な要請が検察官から出されていたことが明らかになった。
起訴要請は、フージャ弁護士がダマスカス商工会議所前で、商業店舗の立ち退き命令の影響について説明した場面があり、さらに別の機会として、オペラハウスでの人民議会選挙高等委員会の準備会合で、「ジハード的な思想や様式を強要する試み」として批判的意見を表明したことが挙げられているという。
(C)青山弘之 All rights reserved.
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区で、正体不明の武装グループによって殺害された身元不明の若い男性が遺体で発見された。
また、シリア人権監視団によると、フライターン市郊外の石材採石場で、前政権の空軍情報部の元職員が射殺され、遺体で発見された。
**
ハマー県では、シリア人権監視団によると、治安部隊によって銃で撃たれ、ミスヤーフ市近郊のラブア村出身の男性が殺害された。
**
タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース市郊外のドゥワイル・マルーア村出身のアラウィー派の兄弟2人が、マシュター・フルウ町の職場(カフェ前)で正体不明の武装グループによって銃撃され、弟が死亡、兄が負傷した。
**
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がナブク郡で、同県カラムーン地域のフライタ村出身で、前政権の軍事情報局に協力していたとされるスルターン・バドル・フーリーヤ容疑者を逮捕した。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ハウラ地方で2日前に自宅前で正体不明の武装グループに銃撃されて負傷していた男性が死亡した。
**
ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、フルサーン村のガソリンスタンド裏でクレーン操作中に、男性1人が正体不明の武装グループによって鉄の棒で頭部を殴打され、死亡、武装グループはクレーン車を奪って逃走した。
**
ダルアー県では、SANAによると、県北部のマスミヤ町で、旧シリア軍第34旅団の敷地内の集団墓地から、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)が4人の遺骨を収容した。

(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、ラタキア県北部で続く森林火災の影響により、トルコがカサブ国境通行所を一時的に閉鎖した。
**
SANAによると、カタールは、森林火災への対応支援として、現地チームや支援物資を積んだ航空機3機を派遣、アレッポ国際空港に到着した。

シリア民間航空総局がSANAに対して明らかにしたところによると、今回到着した物資には、カタール国防省航空部隊所属の消火用ヘリコプター2機、消防車、救急車、物流支援機材などが含まれているほか、カタール内務省傘下の民間防衛隊(ルフーヤー)の隊員100人、カタール国際救助チームの一部、そしてカタール航空部隊の空中作戦担当35人からなる専門チーム、加えて医療専門チームが現地入りした。
**
シリア支援基金(AFS)は、声明を出し、シリア北西部ラタキア郊外および国内の他の地域で発生している山火事への緊急対応支援として、50万ドルの緊急資金を拠出した。
**
SANAによると、ラタキア北部で続く大規模な森林山火事に対し、イラク政府も消火活動に参加するための消防隊を派遣した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領はアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣ら随行団を伴い、アゼルバイジャンを公式訪問し、首都バクーにあるズグルバ宮殿でイルハム・アリエフ大統領と会談した。

**
SANAによると、シャルア暫定大統領は、アリエフ大統領に対し、温かい歓迎と寛大なもてなし、両国民の間に存在する深い心の絆を反映した誠実な兄弟愛の精神に対して、感謝と敬意を表した。
**
SANAによると、シャルア暫定大統領とともにアゼルバイジャンを訪問したムハンマド・バシール・エネルギー大臣は、エネルギー分野およびトルコを経由したシリアへの天然ガス供給と石油探査における協力・調整にかかる覚書に調印した。

(C)青山弘之 All rights reserved.
クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、占領下ゴラン高原とシリアの実効支配地を隔てるラインAに近いラフィード町西側にある土地で、大規模な火災が発生し、数十ドゥーナムの農地や牧草地が消失した。
住民らは、この火災はイスラエル軍によって引き起こされたものだと非難している。
**
クナイトラ県のムハンマド・サイード副知事は、アナトリア通信のインタビューに応じ、イスラエルの軍事基地建設によって、同県の6,000ヘクタールの農地と牧草地が封鎖され、多くの家畜飼育を生業とする家族が生計を失っていることを明らかにした。
サイード副知事はまた、イスラエル軍が自らの活動を正当化しようと、実体のない口実や言い訳に基づいて行動していると非難し、侵害行為が軍事面に限らず、市民の日常生活にも重大な影響を及ぼしていると強調した。
![]()
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア・テレビは、速報でアフマド・シャルア暫定大統領が、レバノン国内のシリア人拘束者問題を無視し続けるレバノン政府に対して、外交・経済両面での段階的な対抗措置を取る用意があると警告したと伝えた。
同チャンネルによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が数日内にベイルートを訪問し、拘束者問題について協議を行う予定で、一部の安全保障および経済的協力チャンネルの凍結、国境の安全保障協力体制の再評価、国境通行所の一部閉鎖およびレバノン側トラックへの制限措置の導入、今後数日以内に、全陸上国境の封鎖に至る可能性もあるとしている。
しかし、これに関して、イフバーリーヤ・チャンネルによると、情報省の関係筋はこの報道を否定した。
**
これを受け、シリア人権監視団などによると、レバノンのルーミヤ刑務所に収監されているシリア人拘束者の釈放を求めて、家族らが大規模な抗議行動を行った。
家族らは首都ダマスカスから出発し、レバノンとの国境にあるダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所に向かい、道路を封鎖して拘束者の解放を求めた。
同様の抗議行動は、ヒムス県西部のジュースィーヤ国境通行所、クサイル市、カルアト・ヒスン市でも行われた。
(C)青山弘之 All rights reserved.
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市で55歳の女性が自宅で鋭利な刃物により殺害されているのが発見された。
また、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部のナイラブ航空基地で、原因不明の大規模な爆発が発生し、広範囲にわたって激しい煙が立ち上った。
**
ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市郊外のシャーティー・アズラク通り沿線の酒類販売店が、72時間以内に販売を停止するよう裁判所から警告を受けた。
これらの店舗は正式な営業許可を得ているにもかかわらず、今後の営業継続を条件に「酒類販売の継続を行わない」という誓約書への署名が求められているという。
**
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハフィール・フウカー村で、オートバイに乗った正体不明の武装グループが男性を銃撃し、殺害した。
**
ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マーリキー地区で、女性医師とその家政婦が何者かによって殺害された。
**
ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務治安司令部は、前政権下の国防隊の幹部の1人だったグナーム・ターイス容疑者(アブー・ダッハーム)を逮捕した。
**
ハマー県では、シリア人権監視団によると、バールド村で、ムルシド派の70代男性が、自宅前で武装した2人組によって射殺された。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市内で数日前に1頭部に流れ弾を受けて負傷していた2歳の少女が死亡した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、ラーイド・サーリフ非常事態災害大臣は、ラタキア県北部で続く森林火災への消火活動と並行して、民間防衛機構(旧民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット))と各地の消防隊がハマー県ナブア・タイイブ村近郊で発生した大規模な森林火災2件に対応したと発表した。

SANAによると、サーリフ非常事態災害大臣はまた、ラタキア県北部で続く森林火災について、Xを通じて、危険地域への延焼を阻止されたとしつつ、カサブ町とカスタル・マアーフ町を結ぶ街道について、火災の完全制圧に向けた作業を確保するため、緊急・救急車両を除いて一時的に通行を制限したと発表した。

**
SANAによると、シリア軍のアースィム・ハワーリー空軍司令官(准将)が、ラタキア県北部で続く森林火災の消火作業に参加しているレバノン軍のチームと会談した。

SANAによると、ハワーリー司令官はまた、消火活動に参加しているヨルダン軍のチームとも会談した。

**
SANAによると、民間防衛機構および消防隊は、ブルジュ・ザーヒヤ、ファルナラクの森林地帯、カサブ町近郊のナブア・ムッル村一帯の3ヵ所で消火作業にあたった。

(C)青山弘之 All rights reserved.
ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市では、バーブ・カブリー地区でオートバイ2台に乗った正体不明の武装グループが市民1人が至近距離から発砲し殺害した。
**
イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で男性1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。
**
ラタキア県では、シリア人権監視団によると、治安部隊がカルダーハ市の住宅を強襲し、アラウィー派の若い男性3人を射殺した。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、県西部のディヤービーヤ村の農地で灌漑作業をしていたシーア派の30代男性が、オートバイに乗った正体不明の武装グループ銃撃され死亡した。
また、シリア人権監視団によると、ヒムス市で、アイン・クルーム村の出身のアラウィー派の市民3人が武装グループの銃撃を受け、2人が死亡、1人が負傷した。
さらに、シリア人権監視団によると、ヒムス市マハッタ地区で、キリスト教徒の金細工師が、武装した強盗の襲撃を受けて、死亡した。
このほか、シリア人権監視団によると、ヒムス市で、62歳の障がいを持つ高齢男性が何者かに誘拐された後、殺害され遺体で発見された。
**
ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ミーダーン区に住むラタキア県ジャブラ郊外出身のアラウィー派男性の自宅が正体不明の武装グループの襲撃を受け、この男性を連行、射殺した。
また、シリア人権監視団によると、ダール・ラフマ孤児院のバラア・アイユービー所長が、子ども失踪事件に関与した疑いで逮捕された。
**
タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、サーフィーター市近郊のマンダラ村の若い男性が、レバノンへの不法越境を試みたが、検問所の治安部隊により銃撃され、死亡した。
**
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、
アレッポ市サラーフッディーン地区にある不動産事務所で、前政権の軍事情報部の補佐官を務め、「強襲作戦の獣」と恐れられたヤースィル・アスカリー容疑者が何者かに銃撃され、同容疑者と息子1人が死亡した。
**
ダルアー県では、シリア人権監視団によると、県南部で、前政権の第4師団協力者とされる人物が銃撃により殺害された。
2025年7月10日、ダルアー市で、過去にシリア旧政権の「第4師団」との協力関係が疑われていた男性が、武装した正体不明の人物によって射殺された。
**
ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市ラアス・アイン市で酔った武装グループが無差別に銃を発砲、少女1人が銃弾に当たり死亡した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、人民議会選挙高等委員会は首都ダマスカスの人民議会議事堂で、全国各地の医師および医療組合の代表団と、女性政治運動を代表する団体と個別に歓談し、暫定選挙制度案に関する意見・提案を聴取した。


**
SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、首都ダマスカスの人民宮殿で人民議会選挙高等委員会の委員らと会談した。
会談のなかで、シャルア暫定大統領は、同委員会がシリア各県で実施した選挙制度に関する説明活動の成果について報告を受け、市民の意見や視点が聴取されたことの意義を強調した。
また大統領は、選挙における透明性と、国民の意思が反映された広範な参加の確保が極めて重要であると述べた。

**
SANAによると、シャルア暫定大統領はまた、首都ダマスカスの人民宮殿で、トルコ商品取引所・商工会議所連合会(TOBB)の代表団と会談した。

(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、ラーイド・サーリフ非常事態災害大臣は、ラタキア県北部で続く森林火災に関して、アクセスが困難なトルクコマン山地方の2ヵ所を除いて、ほぼ鎮火作業を完了したと述べた。

SANAによると、サーリフ非常事態災害大臣はまた、Xを通じて、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるラッカ県、ハサカ県、ダイル・ザウル県からの消防部隊が、森林火災の消火活動に参加すると述べた。

**
SANAによると、アムジャド・バドル農業・農業改革大臣博士は、森林火災によって生じた被害の追跡および地域農業部門の現状評価の一環として、ラタキア北部北部のクルド山地方の農地を視察した。

**
SANAによると、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)、消防隊に加え、ヨルダン、トルコ、レバノンの各国部隊が、ラタキア県北部で続く森林火災の消火作業を強化・継続した。

(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア大統領府は、Xを通じて、アフマド・シャルア暫定大統領が、シリアの新しいビジュアル・アイデンティティの制作を手がけたデザイン・チームの一部と会談し、彼らの優れた努力と国家プロジェクトへの貢献に対して称賛の意を表した。
التقى رئيس الجمهورية العربية السورية السيد أحمد الشرع، مجموعة من فريق تصميم الهوية البصرية الجديدة للجمهورية العربية السورية، مشيداً بجهودهم المتميزة وإسهامهم في إنجاز هذا المشروع الوطني.#رئاسة_الجمهورية_العربية_السورية pic.twitter.com/erAnWUM91L
— رئاسة الجمهورية العربية السورية (@SyPresidency) July 9, 2025
(C)青山弘之 All rights reserved.
ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、タダームン区で武装した何者かが不動産事務所を襲撃し、若い男性1人を殺害した。
また、シリア人権監視団によると、ヤルムーク難民キャンプで、男性1人がオートバイに乗った正体不明の武装グループの銃撃を受けて、死亡した。犯人はオートバイに乗った正体不明の武装者で、事件はその背景とタイミングをめぐり大きな波紋を広げている。
男性は、前政権の治安機関と協力していたとして拘束されていたが、最近になって釈放されていた。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の当局は、アラウィー派住民の殺害、誘拐、金銭的恐喝、みかじめ料の強要などに対する苦情が相次いでいた県西部の検問所(ハルカル検問所)を閉鎖した。
また、シリア人権監視団によると、県西部で、シーア派の宗教指導者である「ラスール・シャフード」師が暗殺された事件を受け、マズラア村で夜間に抗議デモが発生した。
このほか、シリア人権監視団によると、シリア人権監視団の活動家によれば、県北部のハウラ地方で正体不明の武装グループが前政権の治安機関幹部と近い関係にあった人物を自宅前で銃撃、負傷させた。
**
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヘルモン山(シャイフ山)に近いアルナ村で、ドゥルーズ派の若い男性が正体不明の武装グループによって射殺された。
**
ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東ガーリヤ町南部で、若い男性どうしの口論が発端となり銃撃戦が発生したことを受けて、内務治安司令部が夜間外出禁止令を発令した。
**
ラッカ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「平和の泉」の拠点都市タッル・アブヤド市内の病院で発生した撃ち合いで、シリア国民軍憲兵隊員1人が死亡し、さらに4人が負傷した。
シリア人権監視団によると、撃ち合いは、シリア国民軍憲兵隊とダイル・ザウル県出身者の間で発生、憲兵隊員1人が死亡、5人が負傷した。
死亡した憲兵隊員がダイル・ザウル県出身の女性に暴行したことが衝突の発端だった。
(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、2025年政令第112号を発令し、復興支援の一環としてシリア開発基金を設立した。

SANAによると、シャルア暫定大統領は2025年政令第113号を発令し、主権基金を設立した。
同基金は大統領府直轄で、直接的な開発・生産プロジェクトの実施、人材・物資・技術的専門性を含むすべての資源の最適な活用、そして綿密かつ多様な投資を通じた国家経済の活性化を目的とする。

SANAによると、シャルア暫定大統領は、2025年政令第114号を発令し、2021年に制定された投資法第18号およびその改正条項の一部を修正した。
この法改正は、国内外の投資環境を改善し、投資の透明性・柔軟性・競争力を高めることを目的としており、法的枠組みの見直しを通じて、シリアにおける持続可能な経済成長と雇用創出を後押しするものとされている。
SANAによると、シャルア暫定大統領は、2025年政令第115号を発令し、シリアにおける経済の安定化・活性化・発展を目的とする経済開発高等評議会を設置した。

SANAによると、シャルア暫定大統領は、2025年政令第117号を発令し、ムハンマド・サフワト・アブドゥルハミード・ルスラーン氏をシリア開発基金の総裁に任命した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ANHAによると、ダマスカス県のティシュリーン宮殿で、北・東シリア地域民主自治局の代表団とアフマド・シャルア移行期政権の高官らによると協議会合が開催され、3月10日に締結された合意の履行をめぐる障害の除去、避難民にかかる誓約の履行、制度統合のメカニズム構築、双方間の効果的な協調とパートナーシップ確立に向けた課題や障害の解決に向けた議論が交わされた。

北・東シリア地域民主自治局の代表団は、ファウザ・ユースフ同自治局共同議長とアブドゥルハミード・ミフバーシュ共同議長、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官、自治局のイルハーム・アフマド渉外関係委員会共同議長が参加した。
一方、シャルア移行期政権側からは、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣、フサイン・サラーマ総合情報機関長官が出席した。
またこの会議には、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使、スコット・ポールズ北・東シリア担当米特使、さらに米連邦議会議員1名、フランスのジャン=バティスト・フィフェール駐シリア臨時代理大使と随行団が参加した。
ANHAの取材に応じた情報筋によれば、会議では3月10日に締結された合意の実施メカニズムについて協議され、履行上の障害や課題の除去が中心的議題となった。
また、北・東シリア地域民主自治局の代表団は、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市、ハサカ県ラアス・アイン市、タッル・アブヤド市からの強制移住者(国内避難民)の帰還に関するシャルア移行期政権の誓約の迅速な履行を強く求めた。
会議ではさらに、国境通行所の管理、自治体制度と国家制度の統合方法、安全保障および軍事的協力の枠組みなどが議論された。
関係筋によれば、会議は「前向きかつ有意義」だったという。
**
SANAによると、アフマド・シャルア移行期政権は、北・東シリア地域民主自治局の代表団との会合後に声明を発表した。
移行期政権は、「一つのシリア、一つの軍隊、ひとつの政府」の原則に対する揺るぎない姿勢を改めて強調し、北・東シリア地域民主自治局のとの間で国土の統一と領土保全を強化するいかなるプロセスも歓迎するとの声明を発表した。
また、いかなるかたちであれ、分裂や連邦化の試みにも断固反対する姿勢を示した。
**
シリア大統領府はXを通じて、シャルア暫定大統領が首都ダマスカスの人民宮殿でバッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使および随行団と会談したと発表した。
会談では、米国と移行期政権との間の外交的接触の継続、ならびにシリア民主軍との合意履行をめぐる諸課題、行政機構統合や地域安定化の方策などが主な議題となったと見られるという。
رئيس الجمهورية العربية السورية السيد أحمد الشرع يلتقي المبعوث الخاص للولايات المتحدة الأمريكية إلى سوريا السيد توماس باراك والوفد المرافق له في قصر الشعب بالعاصمة دمشق#رئاسة_الجمهورية_العربية_السورية pic.twitter.com/qNMOxFWfgq
— رئاسة الجمهورية العربية السورية (@SyPresidency) July 9, 2025
(C)青山弘之 All rights reserved.
i24ニュースは、シリアのアフマド・シャルア移行期政権に近いシリア情報筋の話として、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とシャルア暫定大統領が9月の国連総会に先立って、米国のワシントンDCで会談を予定していると伝えた。
同情報筋は、会談がホワイトハウスで行われ、ネタニヤフ首相とシャルア暫定大統領は、ドナルド・トランプ米大統領の後援のもと、安全保障協定に署名する予定で、同協定は、両国間の和平および国交正常化に向けた第一歩となる見込みである述べた。
また、湾岸諸国の複数の情報筋によると、UAEは、シリアとイスラエルの間の仲介努力を引き続き精力的に進めており、その動きはサウジアラビアも承知しているという。
同筋によれば、現時点での主要な障害は、イスラエルがシャルア移行期政権がシリア国内、とりわけ南部において、すべての武装勢力をまだ完全に掌握できていないととみなし、今後数ヵ月以内にシリアのゴラン高原から自国軍を撤退させることに消極的である点だという。
🇮🇱🇸🇾 SCOOP: Israeli Prime Minister Netanyahu and Syrian President Al-Sharaa are expected to meet in Washington DC ahead of the UN General Assembly in September, a Syrian source close to President Al-Sharaa tells @i24NEWS_EN.
The Syrian source stated that during the meeting,…
— Ariel Oseran أريئل أوسيران (@ariel_oseran) July 8, 2025
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア人権監視団は、前政権が崩壊してからの7ヵ月間(2024年12月8日〜2025年7月7日)で8,067人が死亡したと発表した。
8,067人のうち、6,150人が民間人(うち330人の子供と451人の女性)で、即決処刑されたのは2,167人(うち3月だけで1,726人)にのぼるという。
月別の死者数は以下の通り
●2024年12月8日〜同年末:2,354人(うち民間人1,894人)
●2025年1月:1,122人(うち民間人679人)
●2月:603人(民間人435人)
●3月:2,644人(民間人2,069人)
●4月:452人(民間人352人)
●5月:428人(民間人295人)
●6月:391人(民間人360人)
●7月(7日まで):73人(民間人66人)
民間人の死因
●銃撃・戦闘:292人(子供52人含む)
●その他の原因:27人
●シリア国民軍諸派による殺害:18人
●不明:1,744人
●経済的困難:1人(子供)
●車両爆弾:55人
●シリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)による拘束中の拷問:39人
●シリア国民軍諸派による拷問:2人
●ダーイシュ(イスラーム国)による殺害:33人
●イスラエルの爆撃:29人
●トルコの攻撃:129人(うち子供29人)
●ヨルダン国境警備隊の銃撃:4人
●トルコ国境警備隊の銃撃:1人
●地雷・即席爆弾の爆発:45人
●シリア民主軍による殺害:15人
●殺人事件:342人
●正体不明の武装グループによる殺害:530人
●シリア軍事作戦局総司令部の銃撃:132人
●爆発性戦争残存物:545人(うち子供134人)
非民間人の死者(1,917人)の内訳
●ダーイシュ戦闘員:26人
●シリア軍事作戦局総司令部の構成員:513人
●シリア民主軍および関連部隊:254人
●イスラーム主義武装グループ、武装グループ:628人
●地元武装勢力:368人
●旧政権の元兵士:83人
●不明:21人
●イラン系外国人戦闘員:10人
●トルコ軍兵士:8人
●ジハード主義者:6人
(C)青山弘之 All rights reserved.
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース県サーフィーター市近郊のヒルバト・アムラス村出身の男性が遺体で発見された。
男性は、今年2月初めにヒムス市へ仕事のために向かう途中で消息を絶ち、それ以来連絡が取れなくなっていた。
一方、SANAによると、県タッルカラフ郡の内務治安局が、前政権の政治治安部のダマスカス県支部長などを歴任してきたリヤード・ハムドゥー・シャハーダ准将を逮捕した。
**
イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ビンシュ市で内務省総合治安局の要員と正体不明の武装グループが交戦し、治安要員1名が負傷した。
また、シリア人権監視団によると、この戦闘で、総合治安局は武装グループのメンバー1人を殺害、1名を負傷させ、拘束した。
**
ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、スーマリーヤ地区で、「地区のアミール」を名乗る人物が、同地区の住民約300世帯に対して「治安上の理由」だとして72時間以内の強制退去を命じた。
(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、ラタキア県のムハンマド・ウスマーン知事とラーイド・サーリフ非常事態災害大臣は、同県北部で発生している森林火災に関連して、同地を再び緑に戻し、火災で被害を受けた山々の修復および被災した住民の支援を目的とする「我らの手で蘇らせよう」キャンペーンの開始を発表した。
ウスマーン知事によると、現在までに14,000ヘクタールの森林が消失している。

また、SANAによると、民間防衛機構局(民間防衛隊)のムニール・ムスタファー局長は、消火活動には民間防衛隊から82チーム、他省庁から10チームが参加したが、それでも火は6ヵ村に新たに広がったと述べた。
火災は、カサブ区のシャイフ・ハサン地区まで延焼しているという。
一方、サーリフ非常事態災害大臣は、イフバーリーヤ・チャンネルに対して、欧州連合(EU)に支援を要請したことを明らかにするとともに、キプロスからの消防航空機が本日中に消火作業に加わる予定だと述べた。
サーリフ非常事態災害大臣はまた、昨夜、強風によりラタキア県北部のガッサーニーヤ村、ファラク村にまで火の手が広がったことを明らかにする一方、これまでに人的被害は確認されていないものの、民間防衛部隊の隊員10人が主に煙による窒息症状で負傷したと述べた。
**
イフバーリーヤ・チャンネルによると、内務省のヌールッディーン・バーバー報道官は、今回の森林火災の原因を特定するため、同省が現地での技術的調査活動を行っているとしたうえで、容疑者複数人を拘束したことを明らかにした。
**
SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ミカエル・ウンマハト欧州連合(EU)駐シリア臨時代理大使が率いる欧州連合諸国大使らと首都ダマスカスで会談、ラタキア県北部での発生している森林火災の影響など懸案について協議した。

(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、湾岸協力会議(GCC)諸国への2回目となる歴訪を開始、最初の訪問先であるUAEのアブダビに到着した。

アブダビでは、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーンUAE大統領と公式首脳会談を行い、経済および開発分野での協力強化、シリアへの具体的な支援策について協議し。
会談のなかでシャルア暫定大統領は、シリアがすでに戦争と分断の時代を終えたことを強調し、湾岸諸国との戦略的パートナーシップの構築に向けて動いていると述べた。
また、地域安定化への支援に向けたUAEの役割を称賛するとともに、持続可能な開発、デジタル転換、クリーンエネルギーといった分野でUAEの経験からの学びに強い期待を示した。
一方、ムハンマド・ビン・ザーイド大統領はシャルア暫定大統領の訪問を歓迎し、シリアの安定と復興に対するUAEの全面的な支援を表明、とりわけ投資、インフラ、テクノロジーなど幅広い分野での二国間協力を強化する意向を示した。
**
SANAによると、シリア・アラブ航空は本日、アレッポ国際空港からドバイ国際空港への初便を運航した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア人権監視団は、3月以降、沿岸部などで殺害されたアラウィー派の住民が517人に達していると発表した。
517人のうち女性は22人、子供は13人。
月別の犠牲者は以下の通り:
●3月:144人(女性2人、子供3人)
●4月:137人(女性7人、子供2人)
●5月:109人(女性6人、子供3人)
●6月:105人(女性5人、子供4人)
●7月(6日まで):22人(女性2人、子供1人)
**
また、シリア人権監視団は、ハマー県の経済委員会が、「国家のための投資」を行うとの名目で、複数の村のアラウィー派住民を強制退去させ、私有地を組織的に接収していると発表した。
土地の接収は、アラウィー派住民がシュハイブ村、シャフバー村、タッル・アブドゥルアズィーズ村、ナワー村、シャイフ・アリー・カースーン村、マルユード村、マブタン村、マアーン村、ファーナート村、ズグバ村、トゥライスィーヤ村、トゥーバー村、ウンム・カラク村、シーハ村、ルワイフ村に及んでいるという。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市およびその周辺地域で、外出禁止令が敷かれた。
外出禁止令は、イラン革命防衛隊傘下の旧シリア軍第47大隊の元将兵らを標的としたものと見られる。
**
ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルム・ルーズ病院で2日前から行方が分からなくなっていたアラウィー派の若い男性の遺体が発見された。
**
ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局の部隊がジャブラ市近郊のザーマー村とバイト・アルフィー村で大規模な治安作戦を実施した
作戦には、20台以上の武装車輛が投入され、「指名手配者の捜索」を名目に現地に展開したが、その過程でアラウィー派住民の男性1人が射殺された。
**
シリア人権監視団によると、これにより、内務省総合治安局は、第47連隊と国防隊のメンバーら約100人を拘束、複数の武器を押収した。
**
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市とアターリブ市で養育教育省の政策に反対する抗議デモが行われ、数十人が参加、ムハンマド・アブドゥッラフマーン・トゥルクー養育教育大臣の更迭、給与の引き上げ、教職員の権利保障などを訴えた。
また、シリア人権監視団によると、アレッポ市で商店の賃貸借契約にかかる文書の調査を目的とした委員会の設置を定めた法務省2025年6月12日付決定第856号に抗議するデモが発生した。
このほか、シリア人権監視団によると、2日前に行方不明となっていたマーリア市出身の若い男性がアレッポ市内の自宅で死亡しているのが発見された。
**
ダルアー県シリア人権監視団によると、ガバーギブ町出身の若い男性が腹部を銃で撃たれて死亡しているのが発見された。
また、シリア人権監視団によると、旧シリア軍第4師団のギヤース・ダッラ准将指揮下の部隊に所属していた士官の1人でダマスカス郊外県東グータ地方での「虐殺」に関与したとされるシャーディー・サマーディー容疑者がダルアー市で逮捕された。
一方、SANAによると、ダルアー県内務治安指導部は、同県所属の隊員60人を訓練課程の修了式が行われた。

**
スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市中心部の尊厳広場で続けられている元軍人・警察官の年金未払いに対する抗議デモが5週間目に突入した。
(C)青山弘之 All rights reserved.
SANAによると、ライード・サーリフ緊急事態災害大臣は、ラタキア県北部の森林火災に関して、現場の状況に顕著な改善が見られ、多数の活発な火点を制圧し、複数地点で冷却作業を開始したと発表した。

SANAによると、サーリフ緊急事態災害大臣はまた、火災による損害が物的なものにとどまっていると述べ、軽傷を負った民間人と民間防衛隊員8名の負傷を明らかにした。
サーリフ緊急事態災害大臣によると、現在8以上0の現場チームと180台の各種車両が消火活動にあたっている。

SANAによると、シリア軍のヘリコプター部隊も消火作業に参加した。

**
SANAによると、ヨルダンの消防隊がラタキア県北部での消火作業を支援するため、ナスィーブ国境通行所(ダルアー県)を経由してシリアに入った。

**
アンサール・スンナ旅団の法務部門は、テレグラムを通じて、ラタキア県郊外で発生した森林火災への関与を認める声明を出した。
声明の内容は以下の通り。
アッラーの御助けにより、アンサール・スンナ旅団のジハード戦士たちはムハッラム月8日にラタキア県郊外のカスタル・マアーフ区の森林を焼き払った。これにより火災は他地域にも広がり、アラウィー派住民が自宅からの避難を余儀なくされ、一部には窒息被害も発生した。すべてはアッラーの御加護による。
(C)青山弘之 All rights reserved.