ハマー県でアラウィー派の殺害が続く(2025年7月5日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャトハ町近郊の街道で、羊飼いの家族が武装グループの襲撃を受け、若い男性1人と少女1人が銃撃により殺害された。

また、シリア人権監視団によると、マアリーン村では、アラウィー派の男性が農地近くで武装グループに銃撃され死亡した。

さらに、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市東のラヒーヤ村の住民と遊牧民の武装グループ、内務省総合治安局と関係があると見られる部隊部隊がシュハイブ村を襲撃、アラウィー派の若い男性が殺害された。

**

SANAによると、内務省は、ラタキア県で、県の内務治安司令部とテロ撲滅課の連携により、2人の戦争犯罪人、アンワル・リーハーン容疑者とその父アーディル・アフマド・リーハーン容疑者を逮捕したと発表した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のムハージリーン地区でのビジュアル・アイデンティティ発表の祝典の祝砲の流れ弾で12歳の少女が負傷した。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ムトゥーナ村で数日前に行方不明となっていた大学生が遺体で発見された。

**

また、シリア人権監視団によると、同じくヒムス市のムハージリーン地区では、内務省総合治安局に所属する武装グループがアラウィー派の男性を襲撃し、殺害した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町で催されていた結婚式の祝砲の流れ弾で、若い男性1人が死亡した。

**

アレッポ県では、ANHAによると、トルコの支援を受ける武装グループ(シリア国民軍)が、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のラージュー町近郊でクルド人高齢男性を襲撃し、暴行を加え、金品を略奪した。バドリー・アリー氏を残虐に暴行し、彼の所有物、特に運転していた車を奪った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

前政権時代の児童らの失踪に関与したとして社会問題労働大臣を務めていたリーマー・カーディリー氏とキンダ・シャンマート氏の2名が拘束される(2025年7月5日)

SANAによると、逮捕児童と強制児童の消息を調査する専門委員会のサーミル・クルビー報道官は、「命の旋律」の家の代表を務めていたナダー・ガブラ氏とラマー・サウワーフ氏、、マバッラ(孤児院)協会代表のラナー・バーバー氏、そしてフィダー・ファンディー氏について、児童らの失踪に関与しているとして司法当局が拘束したことを明らかにしたうえで、これがダマスカス検事総長の指示に基づいたもので、家族からの個別の訴えを受けて行われたものであると説明した。

また、シリア・テレビによると、これに関連して、司法当局は前政権時代に社会問題労働大臣を務めていたリーマー・カーディリー氏とキンダ・シャンマート氏の2名を拘束した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

英国のラミー外務大臣がシリアを訪れ、両国間の外交関係を正式に再開し、9450万ポンドの追加人道支援、200万ポンドの化学兵器廃絶に向けた資金拠出を行うと発表(2025年7月5日)

SANAによると、英国のデビッド・ラミー外務大臣がシリアを訪れ、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣と会談、両国間の二国間関係と、共通関心分野における対話と協力の強化の方途について協議した。

SANAによると、ラミー外務大臣はまた、アフマド・シャルア暫定大統領と会談し、両国間の二国間関係や協力強化の方途について協議されたほか、地域情勢や国際情勢についても意見交換が行われた。


これを受けて、英国政府は声明を出し、ラミー外務大臣がシリアを訪問し、両国間の外交関係を正式に再開したと発表した。

また、英国が9450万ポンドの追加人道支援、200万ポンドの化学兵器廃絶に向けた資金拠出を行うことも合わせて発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県カスタル・マアーフ区とダマスカス県人民宮殿近くの森林地帯で火災が発生(2025年7月4日)

ラタキア県では、SANAによると、カスタル・マアーフ区で大規模な火災が発生し、消防隊および民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)が、消火活動にあたった。
アブドゥルカーフィー・キヤール県緊急事態災害局長は、SANAの記者に対して、消火活動を妨げる主要な課題として、同地に残存する地雷や未爆発弾、火元へのアクセスの困難さ、そして強風によって火災が新たな森林地帯に拡大していることを挙げた。
火災の拡大を受け、ラマーディーヤ村、ビイル・カスブ村、ザンザフ村、バスィート村で複数の住民が避難した。

**

SANAによると、

ラーイド・サーリフ緊急事態災害大臣は、火災発生を受けて現地を現地視察を行った。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、人民宮殿近くの森林地帯で火災が発生した。

火災の原因は今のところ不明。

ANHAによると、火元は、大統領府に併設されている公園内の屋外レストランから上がったと見られるが、出火の原因は不明。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県ブルジャーン村、ダマスカス郊外県ディーマース町、ヒムス県ハサン・ビン・ハイサム研修キャンプでアラウィー派が相次いで襲撃・拉致・殺害され、ラタキア県で抗議デモ発生(2025年7月4日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが、ブルジャーン村周辺の農地で作業をしていたアラウィー派の若い男性2人に対して、至近距離から銃撃を加えた。

この襲撃により、2人のうち1人はその場で死亡、もう1人は近くの病院に搬送された。

シリア人権監視団によると、この襲撃事件を受けて、住民が平和的な抗議行動を行い、襲撃者の身元を明らかにし、責任を追及するよう要求する一方、こうした事件が相次いでいるにもかかわらず、関係当局からの明確な対応がないことに不満を表明した。

これに対して、シリア人権監視団によると、地元当局と有力者らが、国防省の憲兵隊とともに、ブルジャーン村の検問所に配置されていた要員らを逮捕、内務省総合治安局の要員がこれに代わって検問所に配置された。

一方、この事件を受けるかたちで、シリア人権監視団によると、バイト・ヤーシュート村では住民らが地域の治安維持を求める平和的な抗議集会を行った。

参加者らは、「我々は皆、法の下にある」「アッラーの名のもとに我々を殺すな、恥を知れ」、「我々の女性たちはレッドラインだ」などと書かれたプラカードが掲げ、公共の安全と生命の保護のために、治安強化と関係当局の継続的な治安維持の必要性を訴えるとともに、犯人の追跡と逮捕、そして正義の実現を求め、処罰の回避があってはならないと強調した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のジュバイラ地区で2日前に正体不明の武装グループによって銃撃され、重傷を負っていた若者が死亡した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ディーマース町の集合住宅地で、治安当局の制服を着た武装グループにより2日に拉致されていた1人と1日に何者かによって拉致されていた1人が殺害され、遺体で発見された。

殺害された2人はいずれもアラウィー派。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ザイズーン・ダム西で、身元不明の遺体が発見された。

また、シリア人権監視団によると、イスリヤー村に至る街道沿線で、ダイル・ザウル県方面に向かっていた国防省の部隊が正体不明の武装グループの襲撃を受け、兵士1人が殺害され、また第86旅団(旧スルターン・スライマーン・シャー旅団(アムシャード旅団)の兵士1人が行方不明となった。

シリア人権監視団によると、死亡したのは2名で、行方不明となっていた1人はその後無事発見された。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ハサン・ビン・ハイサム研修キャンプ(大学の施設)で、2日に治安当局によって拘束されたアラウィー派の夫婦の遺体が発見された。
遺体には即決処刑されたと見られる銃撃の痕跡があった。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャイバーニー外務在外居住者大臣と米国務大臣が電話会談で、米国の制裁解除、化学兵器の問題、イランの介入、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」、イスラエルの違反行為、そして二国間の外交関係について協議(2025年7月4日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣とマルコ・ルビオ米国務大臣が電話会談を行い、両国共通の関心事、とりわけ米国の制裁解除、化学兵器の問題、イランの介入、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」、イスラエルの違反行為、そして二国間の外交関係について協議した。

シャイバーニー外務在外居住者大臣は、シリアは米国と協力して、制裁、とりわけシーザー・シリア市民保護法(シーザー法)の解除に取り組むことを望んでいると強調、両者はこの法律の継続が、長期的にシリアへの企業や投資家の経済関与を妨げていることを確認した。

また、アフマド・シャルア暫定大統領の国連総会への出席についても話し合われた。

一方、ルビオ国務長官は、ドナルド・トランプ大統領の指示のもとで米国がシリアへの制裁を解除する作業を続けており、今後数ヵ月間に議会と協力してシーザー法を撤廃することに取り組んでいると強調した。

両者はまた、化学兵器の問題に関する特別委員会の設置に向けて共同調整することを確認した。

シリアにおけるイランの脅威に関して、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は最近のイランとイスラエルの交戦を受けて、イランによるシリア内政への干渉の試みが高まっていることへの懸念を表明し、ルビオ国務長官もこれに同調した。

テロ対策の分野では、マール・イリヤース教会に対する自爆テロ事件に言及、ダーイシュが依然として脅威であることが確認、ルビオ国務長官は情報共有などを通じてシリアの対応力の強化に関与することを約束した。

さらに、シリア南部に対するイスラエルの侵攻・攻撃についても協議され、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、1974年の兵力引き離し協定への復帰に向けて米国との協力を望んでいると述べたのに対し、ルビオ国務長官は、シリアの分裂や内戦への回帰がこの地域にとってもっとも有害なことであると述べた。

会談の締めくくりとして、米国はダマスカスの大使館を再開する意向を表明し、シャイバーニー外務在外居住者大臣に早期のワシントンDCへの訪問を正式に求めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス商業会議所の建物前で、複数の商人らが賃貸店舗からの立ち退きに抗議するデモ(2025年7月3日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダマスカス商業会議所の建物前で、複数の商人らが、 商店の賃貸借契約にかかる文書の調査を目的とした委員会の設置を定めた法務省2025年6月12日付決定第856号に異議を唱え、賃貸店舗からの立ち退きに抗議するデモを行った。


ムラースィルーンによると、ダマスカス商業会議所は声明を指し、商人たちの不安や要求を深く理解すると表明した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市のサアドゥッラー・ジャービリー広場の象徴として知られる「殉教者の母」像の移動作業中に転倒し、破損(2025年7月3日)

カタールのアラビーTV などによると、アレッポ県アレッポ市のサアドゥッラー・ジャービリー広場の象徴として知られる「殉教者の母」像の移動作業中に転倒し、破損した。

「殉教者の母」像は1985年に著名なシリア人彫刻家アブドゥッラフマーン・ムウァッカト氏が制作し、アレッポ市の象徴の一つとなっていた。

アッザーム・ガリーブ県知事によると、自己は、サアドゥッラー・ジャービリー広場などアレッポ市中心部の再整備に伴い、像を博物館に移送しようとした際に発生した。


(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス市内の店舗でアラウィー派の夫婦が殺害:アレッポ市でパレスチナ民兵組織のクドス旅団の幹部2人が殺害される(2025年7月3日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、フラーク市で、2日深夜から3日未明にかけて、正体不明の武装グループによる2件の襲撃事件が発生した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市とダマスカス県を結ぶ高速道路で、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市出身の国防省職員1人が銃撃を受け、負傷した。

また、シリア人権監視団によると、ヒムス市内の店舗で、アラウィー派の夫婦(夫は旧シリア軍の士官)が武装グループの発砲を受け、死亡した。

さらに、シリア人権監視団によると、ヒムス市でオートバイに乗った2人組が、店先に座っていた若者を狙って発砲した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがアレッポ市フィルドゥース地区で前政権時代のパレスチナ民兵組織の一つクドス旅団の元幹部2名を銃撃し、即死させた。

一方、SANAによると、内務治安司令部が前政権の国防隊の司令官だったアブドゥッラフマーン・ダフルージュ容疑者を逮捕した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局の部隊が、クルド人が多く住むズールアーファー地区(ワーディー・マシャーリーウ地区)議会に勤務する職員3人の自宅を家宅捜索し、逮捕した。

3人はシリア民主軍との連絡を取っていた疑いが持たれているという。

一方、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局は6月27日にダマスカス県で逮捕していた北・東シリア民主自治局の支配地で活動する自由報道連合総評議会メンバーで、アラブ国際報道連盟のシリア代表を務めるクルド人ジャーナリストのハサン・ザーザー氏を釈放した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、武装グループがジャブラ市で19歳の少女を誘拐した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人民宮殿でシリアの新たなビジュアル・アイデンティティを発表するための式典が開催され、シャルア暫定大統領、ラティーファ夫人らが出席(2025年7月3日)

ダマスカス県では、人民宮殿でシリアの新たなビジュアル・アイデンティティを発表するための式典が開催され、アフマド・シャルア暫定大統領、ラティーファ・ダルービー夫人、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣らが出席した。

#رئاسة_الجمهورية_العربية_السورية pic.twitter.com/fYpVoRwYhO

— رئاسة الجمهورية العربية السورية (@SyPresidency) July 3, 2025

SANAによると、新たなビジュアル・アイデンティティは、建国時に芸術家のハーリド・アサリー氏がデザインした創出されたシリアの紋章である「金色の鷲」をベースにして作られた。鷲の頭上には国家を象徴する三つ星が配置され、鷲の5本の尾羽は、シリアの地理的主要地域である北部、東部、西部、南部、中部を象徴している。

また、翼は、攻撃でも防御でもなく均衡を表しており、各翼に7枚、合計14枚の羽は14県を象徴している。

**

SANAによると、シャルア暫定大統領は式典で演説を行った。

その内容は以下の通り。

ある日、遥か昔に一つの物語が始まった。ある都市に人々が集い、人類最初の営みがそこから始まったとされる物語だ。そこには命の香りが漂い、人口が増加するのに伴い、人類は社会を必要とし、生活の安全のために、社会的規範の構築と規律ある行動様式を学び、耕し、生産し、暮らしの基盤を築いた。そして、世界はそこから周辺へと広がり、人類が知る最初の都市ととなるにふさわしい存在となった。
人々は、当時としては類を見ない人類の偉業に慣れ親しむようになった。そして、他の首都や都市も同じ精神で、同じ歩みを始めた。この美しい都市は、アッラーに尊ばれ、その民もまた尊ばれた。この都市は非常に大きな重要性を獲得したが、やがて侵略者たちの標的となった。かつてここから学びを得ていた者たちでさえ、東西を問わずこの地を手に入れようとして。しかし、我らの祖先たちはこの都市を救い、再び命を吹き込み、比類なきまでにこれを尊んだ。彼らはこの地を治め、正義をもって統治し、その恩恵は東西の地にまで及んだ。今もなお、暴君の策略、侵略者の襲撃、欲にまみれた者たちの狙いにもかかわらず、高くそびえている、それがシャームであり、ダマスカスであり、誇りと栄光の象徴なのだ。
その歴史を辿れば、人はシャームが世界の物語の始まりと終焉であることを知り、旧体制の時代に我々が身を置いた状況が、シャームの歴史のなでもっとも卑しく、もっとも惨めな時代であり、シャームにおける出来事が歴史の重大な転換点に深い影響を及ぼしてきたことが明らかになる。
シリア国民の皆さん、シャームの物語は、あなた方によって続けられている。歴史はこう語るだろう——あなた方の没落の時代は終わり、復興の時が来た。あなた方の流した血は無駄ではなく、その苦しみは耳を傾ける者たちに届いたと。あなた方の亡命は終わり、牢獄の扉は解かれ、困難のあとには必ず易しさがあり、忍耐はあなた方に勝利をもたらしたと。アッラーは常にあなた方と共にあり、あなた方の行いを無にすることはない。そして今日、世界中が、あなた方が成し遂げた美しき行いに誇りをもって注目しているのです。
寛大なるシリア国民の皆さん、本日の祝典はまさに、シリアとその民の新たな歴史的段階におけるアイデンティティを題材としている。そのアイデンティティは、一羽の鷲からその特徴、すなわち力、決意、迅速さ、精確さ、鋭い視力、巧みな狩り、創造的な動きといった特徴を得ている。鷲は、巧みに翻弄し、空を舞い、高みに舞い上がる名手であり、熟練した狩人、翼を広げて家族や民を守る存在でもある。その色は、決して腐食しない純粋な金属のような輝きを持っている。それは、歴史を通じてのシリアの民のありようを示しており、これからの新しい時代においても、民のあるべき姿なのだ。
偉大なる我らの国民よ、本日我々が打ち出すこのアイデンティティは、分割や分離を決して受け入れないシリアを表現している。北から南、東から西にいたるまで、シリアは一つであり、統一されている。文化的・人種的な多様性は、分裂や対立の要因ではなく、豊かさと価値を育む源泉だ。このアイデンティティは、シリア人の再建を表現し、かつて安全と希望ある未来を求めて故郷を離れることを強いられてきたシリア人の人格を癒やすものだ。今こそ、彼らに自信と尊厳を取り戻し、国内外における本来の地位を回復させる時だ。それにより、シリア人は、自国のなかで能動的に生きる市民となり、学びと知識を武器に、自らの国民としての課題に向き合い、誠実と愛をもって国家の制度づくりに貢献していくことだろう。
このすべては、信仰、学問の発展、経済状況の立て直しなしには実現しない。なぜなら、経済とは単なる数字ではなく、日々の尊厳そのものだからです。それは、真に意味のある雇用機会、安全な投資環境、公平な分配から始まり、市民が自らの国家と、自分の子どもたちの未来をこの豊かな地に託すという信頼へと至るのです。
我々は、この記念すべき日において、このアイデンティティの構築に貢献したすべてのシリアの若者たちへ、心からの感謝と敬意を捧げずにはいられない。国内外を問わず、そこに参加し、困難な状況にも果敢に立ち向かい、創造し、率先し、愛するシリアにはもっとふさわしい未来があると信じて行動してくれた皆さんに感謝したい。彼らは、抑圧と専制の体制からの決別を宣言し、尊厳ある国家と新たなアイデンティティ、そしてシリア国民にふさわしい尊厳ある暮らしの始まりを告げてくれた。あなた方全員が立証してくれたのだ。シリアは才能を欠いているのではなく、必要なのはただ、信頼と支えだけなのだと。我々は皆さんとともに、そして皆さんから初めて消えることのない光で記される新たな一章を今まさに綴り始めている。アッラーの御加護があらんことを。

 

**

SANAによると、ビジュアル・アイデンティティ開発チームの責任者であるワスィーム・カッドゥーラ氏は式典のなかで、新たなビジュアル・アイデンティティについて、「「国家としてのシリアの本質、主権国家としての威厳、そして深い文化を体現する包括的な愛国的ビジュアル・アイデンティティとして結実した」としたうえで、「このビジュアル・アイデンティティはシリアを語るだけでなく、シリアの名のもとに語っている」と強調した。

**

SANAによると、ハムザ・ムスタファ情報大臣は式典で演説し、新たなビジュアル・アイデンティティについて「それはすべてのシリア人と同じく、自身を体現している」と述べた。

**

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣も演説を行い、現在のシリアはシリア国民そのものであると強調した。

**

 

また、SANAによると、3日夜から4日未明にかけて、首都ダマスカスの無名戦士の広場では、ビジュアル・アイデンティティ発表を祝う祝典が開催された。

また、首都ダマスカスのウマウィーイーン広場、アレッポ県のアレッポ市(サアドッゥラー・ジャービリー広場)、ラタキア県のラタキア市(シャイフ・ダーヒル広場)、ヒムス県のヒムス市(ダブラーン通り)、イドリブ県のイドリブ市(サブア・バフラート広場)、ダルアー県のダルアー市(パノラマ広場)、ハマー県のハマー市(アースィー広場)、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市(サブア・バフラート広場)、タルトゥース県のタルトゥース市(県庁前広場)、スワイダー県のスワイダー市で祝典が催され、多数の住民らが参加、音楽、ダンス、詩の朗読、伝統芸能などを通じて、祖国への忠誠と新しい時代への希望が表明された。











(C)青山弘之 All rights reserved.

アル・モニター:イスラエルとシリアは戦略的地域においてイスラエル軍の代わりに、米軍を展開させることなどを骨子とする安全保障体制の見直しに関する交渉を継続(2025年7月2日)

アル・モニターは、イスラエルとシリアの間で、1974年の兵力引き離し合意を「再構築」し、戦略的地域においてイスラエル軍の代わりに、米軍を展開させることなどを骨子とする安全保障体制の見直しに関する交渉が進行中だと報じた。

同サイトによると、この交渉は全面的な和平条約や国交正常化を目指すものではなく、最低限の安全保障合意を盛り込んだ「准正常化」に向けた合意を模索するもの。

背景には、イスラエルが占領を続けるゴラン高原全域に関する全面的な和解が困難であるという現実がある。

イスラエルなどの外交筋によると、交渉ではイスラエル軍が段階的にシリア領から撤退、これに代わって一部地域に米軍とシリア軍を展開させる案が検討されている。

とりわけ、両国を隔てる緩衝地帯に関して、イスラエルは、米軍の大隊展開を提案、シリア軍の展開については非武装を条件に展開を認めるとの見解を示している。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県サルキーン市でジハード主義武装組織のメンバーだったと見られるイラク国籍の男性が暗殺される:前政権の空軍情報部の幹部だったラーミー・ムニール・イスマーイール准将がラタキア県で逮捕される(2025年7月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルキーン市で、ジハード主義武装組織のメンバーだったと見られるイラク国籍の男性がオートバイに乗った覆面姿の2人組に至近距離から発砲され、死亡した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町で、武装グループが民家を襲撃し、若い男性1人を銃撃して殺害した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属するスルターン・スライマーン・シャー旅団(アムシャート旅団)が、トルコ占領下のアフリーン市郊外のクルヅィーヒル(クルゼレ・ジュメ)村でクルド人住民3人を誘拐した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安局が前政権の空軍情報部の幹部だったラーミー・ムニール・イスマーイール准将が国外に逃亡を試みようとしているところを逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー県ジブリーン村で原因不明の爆発が発生し、10人以上死傷(2025年7月2日)

ハマー県では、SANAが保健省の発表として伝えたところによると、ジブリーン村で爆発が発生し、4人が死亡、9人が負傷した。

シリア人権監視団によると、爆発の原因は不明で、子ども1人を含む3人が死亡、さらに5人が負傷した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県フーア町付近で大きな爆発が発生:シャルア移行期政権に参加しているトルキスタン人、ウズベク人らからなる外国人部隊の弾薬製造工場と弾薬庫への攻撃による爆発か?(2025年7月2日)

イドリブ県では、SANAによると、フーア町市近で原因不明の爆発が発生した。

シリア人権監視団が現地筋の話として伝えたところによると、爆発は、カファルヤー町とフーア町の近郊にある、アフマド・シャルア移行期政権の国防省部隊(新シリア軍)に参加しているトルキスタン人(ウイグル人)やウズベク人らからなる外国人部隊の弾薬製造工場と弾薬庫が攻撃を受けたことによって発生したもの。

20分以上にわたり複数回の爆発が発生した。

爆発と前後して、同地上空には所属不明の無人航空機が飛来しており、初期報告によれば、外国人戦闘員少なくとも10人が死亡、9人が負傷したという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務省総合治安局はカーミシリー市出身のクルド人青年4人が首都ダマスカスを訪問中に逮捕(2025年7月1日)

ANHAは、カーミシリー市出身のクルド人青年4人が首都ダマスカスで行方不明となっており、現在までに彼らに関する正式な情報は得られていないと伝えた。

彼らのうちの1人のきょうだいはメディアに対し、4人は、食品会社の代表として国際展示会「エクスポ・フード」に参加するために首都ダマスカスを訪れた際に、内務省総合治安局によって逮捕され、シャアラーン地区の治安機関の支部に拘束されているという情報を受け取ったと語っている。

シリア人権監視団によると、拘束されたのは9人。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区にある店舗内で、若い男性1人が、正体不明の武装グループに至近距離から銃撃され、即死した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で、ラージュー町近郊のハーッジ・ハリール村出身の21歳の男性がトルコの支援を受けるシリア国民軍所属の部隊に拘束された。

**

さらに、シリア人権監視団によると、アレッポ市とダイル・ハーフィル市を結ぶ街道で、シリア国民軍に所属するハムザ旅団とスルターン・スライマーン・シャー旅団(アムシャート旅団)の戦闘員らが、民間人10人を新たに拉致した。

**

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、正体不明の武装グループが若い男性2人を襲撃し、2人とも死亡した。

また、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスとスワイダー市を結ぶ幹線道路のマスミヤ町の検問所に治安部隊が展開し、道路を遮断した。

道路の遮断は、部族系の武装グループに武器の引き渡しを求めるためと見られる。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ハディーダ町出身の兄弟2人が、タルトゥース県のアリーダ国境通行所を経由してレバノンへ向かう途中に行方不明となった。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、治安部隊が「ヌール・ジャウラーン」の名で知られるジャーナリストのアブドゥッラー・ハサン氏を拘束した。

当局によると、拘束の理由は彼の報道活動・内容とは無関係だという。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アシャーラ市郊外で、銃で撃たれて死亡した若い男性の遺体が銃撃を受けた状態で発見された。

また、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局の部隊が、マヤーディーン市、ダイル・ザウル市などで急襲作戦を実施し、ロケット弾などの密輸品が発見・押収、「イランの民兵」の元メンバーや武器商ら逮捕した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で前政権時代にアレッポ市でシャッビーハとして活動していたとされる人物が何者かの銃撃を受け、死亡した。

また、シリア人権監視団によると、ジャルジャナーズ町で、少女が誤って発砲された銃弾を受けて死亡した。

**

スワイダー出身では、シリア人権監視団によると、地元の武装グループがヒムス県フーラ村出身の青年3人を誘拐した。

**

タルトゥース県では、SANAによると、内務省治安当局は、サイドナーヤー刑務所の副所長だったサーイル・フサイン大佐を逮捕することに成功した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン村で行われていた結婚式の最中、治安部隊が会場に突入し、複数の若い男性たちに暴行を加える事件が発生した。

事件は招待客2人が空に向かって発砲していたことを受けたもので、治安要員は、発砲に関与していなかった一般の若い男性たちに対しても暴行を加えたという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県陸軍士官学校においてシリア・アラブ軍第76旅団の兵士3,000人の卒業式が開催される(2025年7月1日)

アレッポ県では、SANAによると、陸軍士官学校において、シリア・アラブ軍第76旅団の兵士3,000人の卒業式が開催された。

式典には、ムルハフ・アブー・カスラ国防国防大臣ほか、政府および軍の高官が出席し、軍の再建と防衛機関の役割強化への支持が表明された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人民議会選挙高等評議会はダイル・ザウル市での選挙実施に関する説明・協議会を開催(2025年7月1日)

SANAによると、人民議会選挙高等評議会はダイル・ザウル県ダイル・ザウル市での選挙実施に関する説明・協議会を開催、地元の政治家、学者、宗教関係者、地域社会の代表らが出席した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領は政令で非常事態下で発出された命令および慣習的決定により動産および不動産が押収された者からの異議申し立てを審査するための司法委員会の再編を司法省に委ねることを決定(2025年7月1日)

法務省はフェイスブックを通じて、アフマド・シャルア暫定大統領が、2025年政令第121号を発出し、下において、1962年の立法令第51号の規定に基づき、非常事態下で発出された命令および慣習的決定により動産および不動産が押収された者からの異議申し立てを審査するための司法委員会の再編を司法省に委ねることを決定したと発表した。

法務省はまた、フェイスブックで、2011年立法令第56号第2条に記載された司法委員会の再編を定める決定第56L号を発出した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ルビオ米国務長官:「シリア制裁の撤廃に関するトランプ大統領の大統領令によって従い、米国の制裁がシリアの未来にとって障害となることはない」(2025年7月1日)

マルコ・ルビオ米国務長官は、Xを通じて、以下の通り述べた。

トランプ大統領の大統領令「シリア制裁の撤廃に関する措置」に従い、米国は、安定し、統一され、そして自国および近隣諸国と平和的に共存するシリアを支援するための追加措置を講じる。米国の制裁が、シリアの未来にとって障害となることはない。

**

ドナルド・トランプ米大統領によるシリアへの制裁解除にかかる大統領令の発出について、ムハンマド・ヤサル・バルニーヤ財務大臣アブドゥルカーディル・フスリーヤ・シリア中央銀行総裁ヨルダン外務省トルコ外務省ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表カタール外務省は、SNSなどを通じて歓迎の意を表明した。
SANAが伝えた。

アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣も、href=”https://x.com/AsaadHShaibani/status/1939778617740771715″ target=”_blank”>Xを通じて同様に歓迎の意を示した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロイター通信:3月に沿岸部で発生したアラウィー派住民の虐殺に関与したシャルア移行期政権傘下の12の部隊を特定(2025年6月30日)

ロイター通信は、3月に沿岸部で発生したアラウィー派住民らによる殺害、暴行、略奪事件についての特別記事を配信した。

記事の概要は以下の通り。

前政権支持者による反乱が発生した直後の3日間にわたり、40ヵ所あまりでアラウィー派に対する虐殺が行われ、殺害、略奪、焼き討ちが相次ぎ、総計で約1,500人のアラウィー派が殺害され、数十人が行方不明になった。

襲撃を実行した部隊の指揮系統は、アフマド・シャルア移行期政権に関係する人物に直結していた。

ロイター通信は、虐殺に関与した少なくとも12の部隊を特定した。

うち半数は過去に人権侵害(殺人、誘拐、性的暴行など)で欧米諸国などの制裁対象となっている。

関与が確認されたのは、シャーム解放機構(2025年1月に正式に解散)に所属していた第400部隊、ウスマーン旅団、「トルコが支援する自由シリア軍」として知られてきたシリア国民軍に所属するスルタン・スライマーン・シャー旅団、ハムザ師団など。

スルタン・スライマーン・シャー旅団、ハムザ師団はこの虐殺に関与したとしてEUが最近になって制裁対象に追加している。

シャルア移行期はロイター通信の質問や調査内容の詳細な要旨に一切回答しなかった。

アラウィー派住民らの証言によれば、彼らの家屋は略奪され、落書きされ、破壊され、村人らが殺害された。

なかには、虐殺事件のなかには、心臓をえぐり取られたケースなどが報告されている。

なお、ロイター通信によれば、虐殺は現在も断続的に続いている。

**

ロイター通信は、別の記事で、3日間にわたって少なくとも40地点でアラウィー派に対する報復殺害、略奪、焼き討ちが行われ、1,479人が死亡、数十人が行方不明となったとしたうえで、関与が確認された主な5つの部隊による被害を明らかにした。

シャーム解放機構系部隊
●関与した部隊:第400部隊、ウスマーン旅団、旧総合治安機構(現内務省総合治安局)
●活動:少なくとも10ヵ所で活動し、約900人を殺害
●備考:第400部隊は前政権崩壊後に沿岸部に配備されたとされ、元海軍士官学校を本拠地とし、国防省上層部の指揮下にあるという。
トルコが支援する民兵
●関与した部隊:スルタン・スライマーン・シャー旅団(アムシャート旅団)とハムザ師団
●活動:少なくとも8ヵ所で活動、約700人を殺害
スンナ派武装勢力
●関与部隊:イスラーム軍、自由人軍、イッザ軍
●活動:少なくとも4ヵ所で活動、約350人を殺害
外国人戦闘員
●関与勢力:トルキスタン・イスラーム党、ウズベク人、チェチェン人、その他アラブ人戦闘員
●活動: 少なくとも6ヵ所で活動、約500人を殺害
武装したスンナ派民間人
●活動:アルザ村(ハマー県)とバニヤース市(タルトゥース県)で合わせて約300人を殺害

**

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県バーブ市で、武装した2人組がモスク近くにいた若い男性を殺害(2025年6月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バーブ市で、オートバイに乗った正体不明の武装した2人組が、イッズ・ブン・アブドゥッサラーム・モスク近くにいた若い男性を銃撃し、殺害した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市で、前政権の協力者との疑いがかけられていた住民1人が何者かによって射殺された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

首都ダマスカスの人民宮殿で、情報省と映像制作・広告企業のマハー・インターナショナル社との間で「ダマスカス門」(バウワーバ・ディマシュク)都市建設にかかる覚書の署名式が行われ、シャルア暫定大統領が臨席(2025年6月30日)

SANAによると、首都ダマスカスの人民宮殿で、情報省と映像制作・広告企業のマハー・インターナショナル社との間で、メディア、芸術、観光産業を推進するための「ダマスカス門」(バウワーバ・ディマシュク)都市建設にかかる覚書の署名式が行われ、アフマド・シャルア暫定大統領が臨席した。

ダマスカス門市は、200万平方メートルの敷地に15億ドルの資本を投じて建設され、アラブ・イスラーム建築様式を模した屋外スタジオ、最新技術を備えた屋内スタジオ、専門研修・訓練センター、運営施設および観光・娯楽複合施設が完備され、13,000人以上が雇用される予定。
https://youtu.be/BIKHs4KWJ5wvv

(C)青山弘之 All rights reserved.

国際移住機関(IOM)の代表団がシリアを訪れ、サーリフ緊急事態災害大臣、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣らと会談(2025年6月30日)

SANAによると、ラーイド・サーリフ緊急事態災害大臣は、国際移住機関(IOM)のムハンマド・アブド・ヤキール代表率いる代表団と会談し、難民の恒久的かつ尊厳ある帰還を確保するための努力を結集する方策について協議した。

SANAによると、
また、ムハンマド・アブドゥッラフマーン・トゥルクー教育養育大臣もアブド・ヤキール代表らからなるIOM代表団と会談し、帰還難民、とりわけ学生たちの受け入れ支援策について協議した。

SANAによると、
アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣も、アブド・ヤキール代表らからなるIOM代表団と会談し、難民、移民、開発、インフラ整備といった共通の関心分野において、協力をさらに発展させる方策について協議された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

経済産業省は中古車の輸入禁止に関する決定について、これまでに輸入された多くの中古車が必要な品質基準を満たしておらず、インフラや国内経済に負担を与えていることが理由であると明かす(2025年6月30日)

SANAによると、経済産業省のカースィム・カーミル広報局長は6月29日に発表した中古車の輸入禁止に関する決定について、これまでに輸入された多くの中古車が必要な品質基準を満たしておらず、インフラや国内経済に負担を与えていることが理由であると明らかにした。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人民議会選挙高等委員会はタルトゥース市の文化センターで人民議会選挙に関する説明セッションおよび協議の場を開催(2025年6月30日)

SANAによると、人民議会選挙高等委員会は、タルトゥース県タルトゥース市の文化センターで、人民議会選挙に関する説明セッションおよび協議の場を開催した。

参加者には、政治、思想、社会分野の関係者や、学識者、各種組合・連合、宗教指導者など、県内各地域を代表する多様な層が含まれていた。

参加者からは、議会の名称を「人民議会」から「国民議会」あるいは「国民代表議会」への変更する提案、エルワード島住民のための議席の配分、国内外の難民・避難民の登録方法や選挙参加方法、選挙人と候補者の兼任禁止など、多様な提案が出された。

また、海運関係、元逮捕者、犠牲者家族の議席の設置、女性代表比率の30%への引き上げ、選出された議員と地元の有識者との定期的な対話セッションの開催などが提案された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領が政令でダマスカス大学、ラタキア大学の学長を任命(2025年6月29日)

ムラースィルーンによると、アフマド・シャルア暫定大統領が2025年政令第131号を施行し、ムスタファー・サーイム・ダフル氏がダマスカス大学の学長に任命した。

ムラースィルーンによると、シャルア暫定大統領はまた、2025年政令第132号大統領令を施行しイヤード・イスマーイール・ファフサ氏をラタキア大学の学長に任命した。

**

SANAによると、
アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者担当大臣は首都ダマスカスで英国のアナ・スノー・対シリア特使と会談した。
会談では、さまざまな分野における両国の協力強化の方策と、復興段階にあるシリア国民への支援について協議が行われた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

人民議会選挙高等委員会はラタキア市で、社会、経済、学術、宗教界の関係者らと会合を行う(2025年6月29日)

SANAによると、人民議会選挙高等委員会は、ラタキア県ラタキア市で、社会、経済、学術、宗教界の関係者らと会合を行い、暫定的な選挙制度について協議するとともに、選挙プロセスの発展に向けた意見や提案を聴取した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー国立病院の職員らが、医師や医療スタッフに対する暴力行為が相次いでいるとして、医療従事者への安全確保を求める抗議集会を行う(2025年6月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で武装した男性が、前政権のバアス大隊の元幹部であるサーリム・ムトラース氏の自宅に向けて激しい銃撃を行った。

一方、SANAによると、ダイル・ザウル市西にあるルーワード・ヴィラ住宅計画地区で集団墓地が発見され、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)が遺体の収容を行った。

**

ダルアー県では、SANAによると、県の麻薬撲滅局は県東部にある複数の麻薬保管庫を急襲、カプタゴン系の精神薬170万錠を押収した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー国立病院の職員らが、医師や医療スタッフに対する暴力行為が相次いでいるとして、医療従事者への安全確保を求める抗議集会を行った。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市の南ラムル地区で、若い男性が2人組に刺殺される事件が発生した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市とダイル・ハーフィル市を結ぶ街道沿線のクワイリス交差点に設置されているシリア国民軍所属のスルターン・スライマーン・シャー旅団(アムシャート旅団)と治安機関の合同検問所の要員らが、アフラス村出身の24歳の民間人男性を逮捕した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市とジャルマーナー市を結ぶ街道沿線で、覆面姿の武装グループが若い女性3人と男性2人を襲撃、強盗と脅迫を行った。

武装グループは内務省総合治安局の制服を着用していた。

**

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が前政権の治安機関に所属していた元高官を逮捕した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ナズハ地区で、内務省総合治安局のパトロール部隊が商店にいた4人の若い男性を突然拘束した

 

(C)青山弘之 All rights reserved.

前政権時代に資金洗浄に関与していたとされるファウワーズ・ジャースィム・ハミード・バシール氏が国防省所属の第86師団(ハーティム・アブー・シャクラー司令官)に加わる(2025年6月28日)

シリア人権監視団によると、前政権時代に資金洗浄に関与していたとされるファウワーズ・ジャースィム・ハミード・バシール氏が、アフマド・シャルア移行期政権国防省所属の第86師団(ハーティム・アブー・シャクラー司令官)に加わった。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民軍に所属する東部自由人連合の戦闘員が女性に性的嫌がらせなどをしたとして住民によって殺害される(2025年6月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属する東部自由人連合の戦闘員が、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市ラアス・アルアイン市で女性に性的嫌がらせなどをしたとして、28日夜から29日未明にかけて、住民によって殺害された。

(C)青山弘之 All rights reserved.