国連の調査チームがシリア軍の包囲するヒムス市ワアル地区に初めて入る(2015年8月25日)

クッルナー・シュラカー(8月26日付)によると、国連の調査チームが、シリア軍による包囲が続くヒムス市ワアル地区内に初めて入り、地区内の状況を調査した。

ムハンマド・ヒムスィーを名乗る同地の活動家によると、調査チームは、ワアル地区ないの野戦病院、教会などで医療状況の実態などについての調査を行ったという。

Kull-na Shuraka', August 26, 2015
Kull-na Shuraka’, August 26, 2015

 

AFP, August 26, 2015、AP, August 26, 2015、ARA News, August 26, 2015、Champress, August 26, 2015、al-Hayat, August 27, 2015、Iraqi News, August 26, 2015、Kull-na Shuraka’, August 26, 2015、al-Mada Press, August 26, 2015、Naharnet, August 26, 2015、NNA, August 26, 2015、Reuters, August 26, 2015、SANA, August 26, 2015、UPI, August 26, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領がヒズブッラー系TV局の単独インタビューに応じる:「シリアのテロリストは今日、イスラエルにとってもっとも重要な攻撃のツールとなっている」(2015年8月25日)

レバノンのヒズブッラーが運営する衛星テレビ局マナール・チャンネルは、アサド大統領への単独インタビューを行い、8月25日に放映した(https://www.youtube.com/watch?v=iAEwExmUQQU)。

また、SANAはインタビュー全文をHP(http://www.sana.sy/?p=257883)で公開した。

SANA, August 25, 2015
SANA, August 25, 2015

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「我々は何よりもまず、国民を頼りにしている。もちろんアッラーの次ではあるが…。国民の支持がなければ、持ちこたえることなどできなかった。国民の支持がなければ、大統領、高官、あるいは国家が採用する政治的方針には何の価値もない…。次いで我々はシリアに寄り添ってくれる友人を頼りにしている」。

「この問題の本質は外国の干渉にある。シリアに資金、武器、そしてテロリストを送り込んでいる…。シリアに対して陰謀と流血をもたらしている国々が…テロ支援を止めれば、我々は(紛争終結の)最後の15分が来たと言える。なぜなら、政治的解決、政治的プロセスなど…といった細目はそのときにそれ自体価値のない容易いものとなるからだ…。外国の支援がなくなれば、テロリストとの戦いはきわめて容易なものになる。しかし現在、我々はそうした段階にはいたっていない」。

「私は「政治的解決」という言葉は使いたくない。私は「政治的プロセス」という言葉を用いたい。解決とは「問題」解決のことだ…。現下の危機の原因は政治的なものだとの主張がある。しかしこれは正しい主張とは言えない。主因は外国の干渉にある」。

「我々は何の躊躇もなく、(対立する)政治勢力と対話する用意がある。これこそがいわゆる政治プロセスだ。しかし現実において、政治プロセスが影響力を発揮するには、対話が、シリア国民に属し、シリアに根ざし、(外国勢力から)独立したシリアの政治勢力の間でなされる必要がある」。

(ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が訪問したオマーンに関して)「オマーンはこの地域における緊張に対処し、デタントや問題解決をもたらすにあたって重要な役割を果たしている」。

「数十年前のレバノンの経験に立ち返ると…、一部のレバノン人が外国と結託し、そのなかにはイスラエルと結託する者がいた。彼らは様々なかたちで外国の干渉をもたらした…。同じことはシリアについても言える。イスラエルという敵と協力を受け入れ、それ以外の敵に対峙しようとするシリア人集団がいれば、彼らはイスラエルに介入するよう求めることになる」。

「シリアにいるテロリストは今日、イスラエルが攻撃を行う際のもっとも重要な真のツールとなっている…。もし我々がイスラエルに立ち向かいたいと考えるのなら、我々はまず、シリア国内でイスラエルのツールに立ち向かわなければならない。国内に敵がいるなかで、国外の敵に立ち向かうことなどできない」。

「我々とイスラエルの国境には現在、イスラエルの手先がいる。彼らはかつてのアントワーン・ラフドやサアド・ハッダードの軍(南レバノン軍)に似ている。まずはこの問題に対処しなければならない」。

「私が先日(7月の演説で)、一部の地域での後退について話した時、こうした後退が起きたということを確認したが、その後で、シリア軍による進軍があったことにも触れた。現段階においては、1ヶ月という短い期間のうちに、同じ場所で、後退と進軍が起こっている。こうしたことは、あらゆる戦争において…当然起こり得ることだ…。しかし、私がここで注目しておきたいのは、軍に参加、従軍しようとする若者の動きが増進するという効果が生じているということだ」。

「祖国防衛とは、銃を持つことに限られるものではない…。祖国防衛とは必要とされる目標に沿ってなされるものだ…。日常生活を送っているすべての人、従業員、承認、そして患者の手当てにあたる医師、貧しい人を支援する人、愛国的価値観や道徳を広めようとしている人。彼らはみな祖国を守っている。祖国に暮らしていない人がいるかもしれない…が、自分たちの立場や能力に応じてシリアを守ろうとしている人もいる」。

(スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表に関して)「米国や西側から中立的な人物が合意を得ることは困難だ。中立的だったら、派遣されなかったろう。我々は現在、非中立的な発言を目の当たりにするようになっている。彼はテロリストのなかに死者が出ていると話す。もちろん彼ら(デミストゥラ氏ら)にとって、死者とはみな無垢の民間人であり、テロリストなど存在せず、武器も持っていないような話をする。しかし、ダマスカス、アレッポなどでテロリストの砲撃で民間人が死亡しても、我々は同じような発言を耳にしない。こうした発言をすることが彼ら(デミストゥラ氏ら)の役割なはずなのに、彼らはその役割を果たしていない…。彼らが我々にとってふさわしい提案をせず、国民和解にふさわしい提案をしなければ、我々が彼らを支援することはないし、ともに歩むこともない」。

「ある高官が言ったことが数日後に別の高官によって覆される…。これが米国の政策の特徴の一つだ。同盟国を無視し、友好国を無視し、裏切りが特徴だ…。一方、ロシアの政策は原則に則った一貫したもので…、シリアの主権、国民の自決を支援しようとしている…。我々はロシアを大いに信頼している…。我々は、ロシアがさまざまな政治勢力を戦争への道を絶つための対話に向けさせようとしていると考えている」。

(紛争解決に向けたイニシアチブに関して)「シリアの主権、国土保全、国民の自決…、テロとの戦いが、あらゆるイニシアチブの基礎…をなす…。国際監視下での選挙は受け入れられない。なぜなら主権への干渉になるからだ」。

「西側諸国は、あらゆる手段、方法で、イランに、シリアの問題が核開発問題の一部をなしていると説得し、そのうえで、この問題でイランが欲しいものを与える代わりに、シリアへの支援などをイランに譲歩させようとしてきた。しかしこの点におけるイランの姿勢は確固たるもので、核開発問題と他の問題がひとくくりにされること…を断固として拒否した…。もちろん、こうした決定は正しく、客観的で、堅実だと言える」。

「イランの力はシリアの力にも反映し、シリアの勝利はイランの勝利に反映するだろう…。我々が(イランに)より接近していると言うのではない。我々はもともと近い関係にあり、似た視座に立ち、共通の原則を持ってきた。我々は同じ勢力を支援しており、一つの枢軸、抵抗枢軸をなしている。一部の戦術、そして現場での成果に変化が生じているかもしれないが、この基本原則は変わっていない」。

「ウルーバ(アラブ性)とは、我々になくてはならない自我である…。誰も自身の自我から逸脱することなどできない。アラブとしての自我は選択肢ではない。特定の宗教に帰属し、特定の民族に帰属することが自我だ…。我々が自我を拒否すること。これこそが敵が望んでいることだ。今日の問題の本質、そして戦争状態は、体制打倒をめざすものではない。それは一つの段階に過ぎない。一つのツールに過ぎない。また国を破壊し、経済を破綻させることもめざしていない。これらはすべて手段に過ぎない。最終的な目標は自我の破壊にある。我々が先にこうした背信に至ってしまえば、我々は敵に無償で贈り物を与えてしまうようなものだ」。

「レバノンのヒズブッラーと我々が行っているように、我々(シリアとイラク)が一つになって戦いを行えば…、より少ない犠牲で、しかも短時間で、より良い成果を得ることができよう」。

「ヒズブッラーとそれ以外の外国人戦闘員の違いは正統性にある…。ヒズブッラーはシリアという国家の合意に基づいてやって来た。シリアという国家は正統な国家であり、シリア国民を代表している。選挙によって選ばれた国家であり、シリア国民の大多数の支持を得ている。シリアという国家には、シリア国民を守るための勢力を呼び込む権利がある。一方、それ以外の勢力はテロリストであり、シリア国民を殺すためにやって来た。シリア国民、そしてシリア国民を代表する国家の意思を無視してやって来た」。

(ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長との関係について)「誠実さと率直さが特徴だ。なぜなら彼(ナスルッラー書記長)は誠実で、率直だからだ…。彼との関係は抵抗を続ける国家と、レバノン防衛のために息子を殉教者として捧げた真の抵抗者の関係だ」。

「いかなる同盟、行動、施策、対話であっても、それがシリア人の流血を止めるものであるのなら、我々にとっての最優先事項としなければならず、そのために躊躇してはならない」。

「(サウジアラビアの)メディアによる(シリア)批判には意味はない…。実際に重要なのは、この国家(サウジアラビア)が実際に行っていることだ。この国はそもそも、テロを支援してきたからだ…。メディアでの批判を強めようと強めまいと、サウジアラビアという国はシリアのテロリストを支援している。これは皆が知っている事実だ」。

「対話は愛国的な者、なかでも影響力を行使し得る者となされなければならない…。しかし、より大きな問題は、我々が対話を行っている者の大部分は愛国的ではないということだ。これは、シリアでテロを支援し、対話の問題に介入する諸外国が強いた結果でもある。これらの国は、シリア国民ではなく、自分たちの国を代表する人物(との対話)を強いている」。

(米国による「穏健な反体制派」への軍事教練について)「シリアに対してさまざまなかたちで続けられている計略の一環をなしている。こうした計略がこの危機においてなくなることはないだろう。今回(米国による軍事教練)もシリアにおけるテロの文脈ではこれまでと変わりはない。なぜなら、米国が彼らを教練しなかったとしても、テロを支援し、武器や資金を送り込んでいる別の国が別の誰かを教練していたからだ。より深刻で懸念すべきは、米国をはじめとする西側諸国の間でテロへの危険が認識されていないことだ…。我々の地域でテロが勝利すれば、事態はシリアだけでは収まらないのだ」。

「(レジェップ・タイイップ・)エルドアン(大統領)には大きな夢があるのだ。首領になる、そして同胞団的スルターンになることだ。彼は、スルターン制の経験とムスリム同胞団の経験を融合しようと考え、エジプトやチュニジアでの出来事に当初は大きな期待を寄せた。しかし、その後、この夢が現実のなかで打ち砕かれると、主人(欧米諸国)が自分の要望に応えてくれるという願望だけが残った。エルドアンとその下僕の(アフメト・)ダウトオール(首相)は…「干渉地帯」(安全地帯のこと)という夢を追うだけの人形になり下がった。これまでの夢のすべてがシリアで打ち砕かれた後に残った最後の夢が「干渉地帯」であり、NATO、ないしは米国がその設置の合図が出るのを待ち望んでいる…。しかし、彼らは、自分たちの主人がこうした夢に向かう合図を出してくれなければ、進むことさえできないのだ」。

「シリア、エジプト、そしてイラクの関係には特別な意味がある。なぜなら、これらの国はアラブ文明の基礎をなしており…、アラブの歴史を通じて政治的な原動力となってきたからだ。それゆえ、我々はエジプトとの関係構築を強くの望んでいる」。

AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダマスカス郊外県での爆撃を続ける一方、ファトフ軍はイドリブ県、ハマー県、アレッポ県で攻勢(2015年8月25日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイン市、ハラスター市を14回にわたって空爆した。

同監視団によると、8月半ばに激化した東グータ地方(ドゥーマー市、ハラスター市など)でのシリア軍の空爆により、子供50人を含む247人が死亡、1,000人以上が負傷しているという。

ハラスター市ではまた、車輌局一帯(シリア政府支配地域)でシリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が交戦した。

Kull-na Shuraka', August 25, 2015
Kull-na Shuraka’, August 25, 2015

シリア軍はまたザバダーニー市に「樽爆弾」10発を投下するとともに、砲撃を続け、また市内ではシリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月25日付)によると、バイト・ジン村農場地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員30人を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ハムーリーヤ市、サクバー市、ドゥーマー市、ハラスター市で、反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍、ヌスラ戦線、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらにザバダーニー市内でも、レバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに作戦を継続し、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動と交戦し、ザバダーニー駅交差点一帯およびシャリーフ・イドリースィー学校周辺の建物群複数カ所を制圧した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャワーリガ村を空爆、またアレッポ市ハーリディーヤ地区(シーハーン交差点一帯、マルハブ兵舎近く)でシリア軍、国防隊がアレッポ・ファトフ作戦司令室と交戦した。

また、ハンダラート・キャンプ一帯、バーシュカウィー村、サイファート村、ドゥワイル・ザイトゥーン村一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

なお、ARA News(8月25日付)によると、シャーム戦線が24日晩、バーシュカウィー村を制圧していたという。

一方、SANA(8月25日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ライラムーン地区、ラーシディーン第4区、科学研究センター施設一帯、マンスーラ村、バーシュカウィー村、ドゥワイル・ザイトゥーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団による包囲が続くアブー・ズフール航空基地周辺地域を空爆した。

またカルクール村一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)、トルキスターン・イスラーム党などと交戦した。

なお、ARA News(8月25日付)によると、ファトフ軍はマシーク村を制圧、またバフサ村に突入したという。

一方、SANA(8月25日付)によると、アブー・ズフール町一帯、ジスル・シュグール市をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(8月25日付)によると、南部戦線(自由シリア軍)のウマリー旅団がシリア軍兵士の遺体11人をシリア当局に引き渡し、その代償としてシリア治安当局は逮捕者45人を釈放した。

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ハマー県では、SANA(8月25日付)によると、バフサ村、マシーク村一帯でシリア軍が特殊作戦を行い、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、マンスーラ村、ヒルバト・ナークース村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町、穀物サイロ地区、農業開発地区で、反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月25日付)によると、ラスム・ラワーディー村、マスハラ村、マスハラ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。

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イスラーム軍は首都ダマスカスへの無差別砲撃への関与を否定、政府の自作自演だと主張(2015年8月25日)

イスラーム軍は声明を出し、24、25日にダマスカス県各所に対して行われた迫撃砲による無差別攻撃に関して、「ロケット弾や迫撃砲弾が、カシオン山、ダマスカス西方のサッブーラ村(ダマスカス郊外県)から発射されている」と述べ、関与を否定、シリア政府による自作自演だと主張した。

Kull-na Shuraka', August 25, 2015
Kull-na Shuraka’, August 25, 2015

 

AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)が、爆破したパルミラ遺跡バール・シャミーン神殿の写真を公開(2015年8月25日)

ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州の広報局は、23日に破壊されたとされるパルミラ遺跡(ヒムス県タドムル市)のバール・シャミーン神殿に爆弾を仕掛け、爆破する写真複数点をインターネットを通じて公開した。

CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015
CNN Arabic, August 25, 2015

 

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、シャーイル・ガス採掘所一帯、カルヤタイン市・サダド市間、マヒーン町で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、シリア軍兵士4人が死亡した。

シリア軍はまたタドムル市、カルヤタイン市を砲撃した。

一方、SANA(8月25日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月25日付)によると、サフィーラ市東部、シャイフ・ルトフィー村、航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団とダーイシュ(イスラーム国)し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(8月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊はハサカ市西部のアブドゥルアズィーズ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、人民防衛隊隊員1人が死亡した。

AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、August 26, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。

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米軍の軍事教練を受けた「穏健な反体制派」の第30師団が、シリア軍の爆撃を受けたと主張(2015年8月25日)

トルコ領内で米軍の軍事教練を受けシリア北部に派遣された第30(歩兵)師団は声明を出し、シリア軍戦闘機がアレッポ県北部にある師団の拠点複数カ所を空爆し、1人が負傷したと主張した。

シリア軍の空爆を受けたとされる拠点の所在地など詳細については明らかにしなかった。

第30師団はまた、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府に対する反体制派の圧力を軽減するために攻撃を行っているとしたうえで、両者の間で「協力」がなされていると主張した。

AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。

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シリア与党使節団がロシアを訪問し、「ジュネーブ3」に向けて協議(2015年8月25日)

シリア民族社会党インティファーダ派(与党)の使節団がロシアを訪問し、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣らロシア外務省高官らと会談し、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」に向けて意見を交わした。

使節団を率いたターリク・アフマド政治局員は会談後、「非常に満足している…。会談は非常に実り多いもので、すばらしかった」と述べた。

アフマド政治局員によると、会談では、シリアの紛争当事者の対話開始の「最善の方法」をどのように作り出すかについて集中的に意見が交わされ、国内外の反体制派の参加、さらには市民社会の代表や無所属の活動家も「ジュネーブ3」に招聘する必要がある点で意見が一致したという。

AFP(8月25日付)が伝えた。

AFP, August 25, 2015、AP, August 25, 2015、ARA News, August 25, 2015、Champress, August 25, 2015、al-Hayat, August 26, 2015、Iraqi News, August 25, 2015、Kull-na Shuraka’, August 25, 2015、al-Mada Press, August 25, 2015、Naharnet, August 25, 2015、NNA, August 25, 2015、Reuters, August 25, 2015、SANA, August 25, 2015、UPI, August 25, 2015などをもとに作成。

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東グータ地方に対するシリア軍の無差別爆撃に対抗して、反体制派が首都ダマスカスを連日無差別砲撃(2015年8月24日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・ムフイーッディーン・モスク近く、バグダード通り、ジャーッド・ナフラーウィー地区、ウマイヤ・モスク周辺、旧市街、教育省地区、カッサーア地区、バーブ・トゥーマー区、バーブ・シャルキー地区、ジュッバ地区、ファイハー・トンネル、ザバダーニー地区、クスール地区など各所に、反体制武装集団が無差別砲撃を行い、迫撃砲弾多数が着弾し、住民約10人が重軽傷を負ったほか、建物などが損壊した。

首都ダマスカスへの砲撃は23日にも行われ、フェイスブックなどの書き込みによると、23日だけで83発の迫撃砲弾が着弾、またダマスカス郊外県の中央刑務所(サイドナーヤー刑務所)にも迫撃砲が撃ち込まれ、死傷者が出ている。

一方、SANA(8月24日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市に「樽爆弾」16発を投下したほか、地対地ミサイルでの攻撃を続けた。

またザバダーニー市でも、シリア軍は、約55回の空爆を行い、市内では第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がシャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦、ヒズブッラー戦闘員1人、ジハード主義戦闘員1人が死亡した。

さらに23日深夜、シリア軍はサクバー市、ハムーリーヤ市を空爆し、子供6人を含む23人が死亡した。

一方、SANA(8月24日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)とともに、ザバダーニー市の中心部に向けて進軍を続け、同市西部地区にあるアッジャーン広場一帯を制圧した。

また東グータ地方では、ハラスター市、アルバイン市、ドゥーマー市、アイン・タルマー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、ARA News(8月24日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団は、包囲を続けるアブー・ズフール航空基地制圧に向けて攻撃を激化させ、シリア軍と激しく交戦した。

なお、クッルナー・シュラカー(8月24日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線は23日にアブー・ズフール航空基地制圧に向け、攻撃を激化させると発表していた。

一方、SANA(8月24日付)によると、クファイル村、ズィヤーディーヤ村、アイン・ハムラー村、ジスル・シュグール市、ムハムバル村、カンスフラ村、アウラム・ジャウズ村、アリーハー市、トゥルア村、ブーヤダル村、アブー・ズフール町、カフル・ウワイド村、ハシール村北部、ウンム・ジャリーン村、ダブシーヤ村、カルクール村、フライカ村、アアワル丘、ジューズィフ村、ファッティーラ村北部、スフーフン村、アナブ村、ジャドラーヤー村、シャーグーリート村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月24日付)によると、ダルアー市電力会社南部一帯、マンシヤ地区、Syriatelビル西部一帯、アトマーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(8月24日付)によると、ザクーム村、カストゥーン村、クライディーン村北部、ザカート村、ラターミナ町、カフルズィーター市をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ハミーディーヤ村、ラッジュ村、ザジュラム丘、ハミーマート村、ハスラーヤー村、ザイズーン村一帯で反体制武装集団と交戦し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月24日付)によると、ジュッブ・アフマル村、アブー・リーシャ村、サファフ村、キンサッバー町一帯をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月24日付)によると、ラスタン市、フーシュ・ザバーディー村、ダブール丘、ザアフラーナ村、サアン・アスワド村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月24日付)によると、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、カルム・ジャバル地区、旧市街、アーミリーヤ地区、サミーリーヤ地区、ブルジュ・ルンマーン地区、シャイフ・ルトフィー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, August 24, 2015、AP, August 24, 2015、ARA News, August 24, 2015、Champress, August 24, 2015、al-Hayat, August 25, 2015、Iraqi News, August 24, 2015、Kull-na Shuraka’, August 24, 2015、al-Mada Press, August 24, 2015、Naharnet, August 24, 2015、NNA, August 24, 2015、Reuters, August 24, 2015、SANA, August 24, 2015、UPI, August 24, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市南部で村人多数を拉致(2015年8月24日)

ハサカ県では、ARA News(8月24日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市南部のクーラーン村に潜入し、女性、子供を含む住民多数を拉致、連行した。

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ハマー県では、SANA(8月24日付)によると、カスル・ブン・ワルダーン村をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月24日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、ワディーヒー村、カルヤタイン市、ラッフーム村、アブー・ハワーディード村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(8月24日付)によると、ブサイナ丘一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月24日付)によると、サフィーラ市東部、ターディフ市、航空士官学校一帯、キシーシュ航空基地一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月24日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対し36回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は5回におよび、ハサカ市近郊(2回)、フール町(ハサカ県)近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、ワフシーヤ村(アレッポ県、CENTCOM声明によると「ワシーヤ」)近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

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シャームの民のヌスラ戦線のシャリーア学者の一人で「アブー・アドハム」を名乗る活動家は、ARA News(8月24日付)に対して、ファトフ軍を構成するジュンド・アクサー機構メンバー多数が武器弾薬、車輌ごとファトフ軍を離反し、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓ったとする一部報道を「噂以外の何ものでもない」と否定した。

AFP, August 24, 2015、AP, August 24, 2015、ARA News, August 24, 2015、August 25, 2015、Champress, August 24, 2015、al-Hayat, August 25, 2015、Iraqi News, August 24, 2015、Kull-na Shuraka’, August 24, 2015、al-Mada Press, August 24, 2015、Naharnet, August 24, 2015、NNA, August 24, 2015、Reuters, August 24, 2015、SANA, August 24, 2015、UPI, August 24, 2015などをもとに作成。

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シャンマート前社会問題大臣がNGOの物資転売に関与か?(2015年8月24日)

ロザナ・ラジオ(8月24日付)は、20日に解任されたキンダ・シャンマート社会問題大臣に関して、在任中に国際人道支援機関から提供される物資の転売への関与が疑われているNGOに対して設立・活動認可を与えていたと伝えた。

内務省刑事課の捜査記録(ロザナ・ラジオがそのコピーをインターネットで公開)によると、2014年9月に、野党のシリア国民青年党のマーヒル・ムルヒジュ書記長と妻のナスリーン・アッバース氏が「自分と社会を支援する人」という名でNGO(本部クラー・アサド市)の設立申請を行い、シャンマート社会問題大臣(当時)がこれを認可した。

このNGOは、紛争による避難民、被災者への支援を目的として設立された組織で、マーヒル・ムルヒジュ・シリア国民青年党書記長、シャンマート前社会問題大臣の兄弟のラーフィア・シャンマート氏がこのNGOに物資の転売を行うよう指示していたという。

このNGOで働いていたというサフィール・サッタースを名乗る人物によると、ムルヒジュ書記長は、ダマスカス県内の倉庫に保管されていた物資「複数箱」を売却するよう指示したという。

なお、事件には、同じく野党の国民青年公正成長党のバルウィーン・イブラーヒーム書記長の関与も疑われているという。

Rozana Radio, August 24, 2015
Rozana Radio, August 24, 2015

AFP, August 24, 2015、AP, August 24, 2015、ARA News, August 24, 2015、Champress, August 24, 2015、al-Hayat, August 25, 2015、Iraqi News, August 24, 2015、Kull-na Shuraka’, August 24, 2015、al-Mada Press, August 24, 2015、Naharnet, August 24, 2015、NNA, August 24, 2015、Reuters, August 24, 2015、Rozana Radio, August 24, 2015、SANA, August 24, 2015、UPI, August 24, 2015などをもとに作成。

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YPGとシリア政府代表がハサカ市の治安対策を合意(2015年8月23日)

ハサカ県では、ARA News(8月23日付)が伝えたところによると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とシリア政府側代表者(国防隊士官ら)が、ハサカ市中心部での武装集団駐留や武力行使を禁止し、シリア政府の交通警察と西クルディスタン移行期民政局のアサーイシュが各支配地域の治安維持活動にあたることで合意した。

AFP, August 23, 2015、AP, August 23, 2015、ARA News, August 23, 2015、Champress, August 23, 2015、al-Hayat, August 24, 2015、Iraqi News, August 23, 2015、Kull-na Shuraka’, August 23, 2015、al-Mada Press, August 23, 2015、Naharnet, August 23, 2015、NNA, August 23, 2015、Reuters, August 23, 2015、SANA, August 23, 2015、UPI, August 23, 2015などをもとに作成。

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シリア軍による東グータ地方への爆撃が続くなか、アドラー刑務所を反体制武装集団が砲撃し死傷者発生(2015年8月23日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が旧市街のダマスカス中央刑務所(アドラー刑務所)近くに着弾した。

これに関して、シリア・アラブ・テレビ(8月23日付)は速報で、ダマスカス中央煙書、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ一帯に迫撃砲弾複数発が着弾し、11人が死亡、56人が負傷したと伝えた。

一方、クッルナー・シュラカー(8月23日付)によると、この砲撃で住民6人と兵士2人が死亡、複数が負傷したという。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍が東グータ地方一帯を11回に渡り空爆し、多数が負傷した(死者数などは不明)。

これを受け、ドゥーマー市で活動するドゥーマー市地元評議会、ドゥーマー市統一医療局などが会合を開き、東グータ地方へのシリア軍の空爆、包囲への対応などを協議、会合後の声明で国連および国際社会に対して、シリア軍の攻撃を停止させるため圧力をかけるよう呼びかけた。

なお、シリア軍は16日以降、ドゥーマー市、ハラスター市、アルバイン市などへの空爆を強めており、これまでに子供16人を含む117人が犠牲になっているという。

このほか、シリア軍はザバダーニー市に対して、「樽爆弾」9発、地対地ミサイル8発を撃ち込み、第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦した。

他方、SANA(8月23日付)によると、シリア軍がアルバイン市、ハラスター市など東グータ地方各所を空爆し、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アッバースィーイーン病院、ラウダ広場、ウマウィーイーン広場、バラームカ地区、バーブ・トゥーマー区、アダウィー地区、マズラア地区、アブー・ルンマーナ地区、アレッポ街道に迫撃砲弾複数発が着弾し、複数の住民が負傷、また建物などが損害を受けた。

またジャウバル区では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊と反体制武装集団が県郊外で激しく交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市北部のシーハーン地区一帯で、シリア軍、バアス大隊とジハード主義武装集団が交戦した。

また、ARA News(8月23日付)によると、シリア軍がザフラー町から、シャーム戦線支配下のマアルサト・ハーン村方面に進軍し、交戦状態となった。

一方、SANA(8月23日付)によると、アレッポ市カルム・カスル地区、ラーシディーン地区、ナアナーイー広場一帯、バニー・ザイド地区、シャイフ・ハドル地区、ブスターン・バーシャー地区、サーフール地区、ライラムーン地区、カルム・カーティルジー地区、スッカリー地区、ハンダラート・キャンプ一帯、タッル・シャイール村、ナイラブ航空基地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月23日付)によると、アイン・アイドゥー村、サルマー一帯をシリア軍が空爆し、「テロリスト」50人以上を殲滅、装備・拠点を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月23日付)によると、ダルアー市カラク地区、Syriatelビル一帯、ハマーディーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(8月23日付)によると、アリーハー市郊外のマアッラータ村、トゥルア村、アブー・ズフール町、マアッラト・ヌウマーン市をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(8月23日付)によると、アンカーウィー村、タンジャラ村、サルマーニーヤ村、ザジュラム丘をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、クッルナー・シュラカー(8月24日付)によると、シリア軍とともにガーブ平原での戦闘に参加していたシリア民族社会党の民兵組織司令官のアラー・ハイラート・フティヤール氏が戦死した。

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ヒムス県では、SANA(8月23日付)によると、ラジャム・カスル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 23, 2015、AP, August 23, 2015、ARA News, August 23, 2015、Champress, August 23, 2015、al-Hayat, August 24, 2015、Iraqi News, August 23, 2015、Kull-na Shuraka’, August 23, 2015、August 24, 2015、al-Mada Press, August 23, 2015、Naharnet, August 23, 2015、NNA, August 23, 2015、Reuters, August 23, 2015、SANA, August 23, 2015、UPI, August 23, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県クワイリス航空基地一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)の激戦続く(2015年8月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)による包囲が続くクワイリス航空基地一帯での戦闘で、ダーイシュが爆弾を積んだ車を爆発させ、シリア軍の大佐が死亡した。

また同監視団は、22日のクワイリス航空基地一帯での戦闘で殺害された後に、シリア軍兵士によって切り落されたとされるダーイシュ戦闘員8人の頭部の画像を入手したと発表した。

なお、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地一帯および航空士官学校一帯での最近の攻防戦により、シリア軍は士官40人を含む51人を失ったという。

またこれを受け、ラタキア県、タルトゥース県、ヒムス県などでは、遺族らが抗議デモを行い、ダーイシュに包囲されているクワイリス航空基地への包囲解除に向けた行動をシリア政府に要求したという。

一方、ARA News(8月23日付)によると、アレッポ・ファトフ作戦司令室が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるウンム・フーシュ村、ワフシーヤ村を砲撃した。

また、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のアフリーン地区総司令部は声明を出し、8月14日に人民防衛隊の渉外委員会メンバーの「ジャマール」氏が消息を絶ち、その後の調査でシャームの民のヌスラ戦線に拉致されたことが明らかになったと発表した。

他方、SANA(8月23日付)によると、クワイリス航空基地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

一方、SANA(8月23日付)によると、カルヤタイン市、マヒーン町をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

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スワイダー県では、SANA(8月23日付)によると、ラシーダ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(8月23日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊はフール町郊外で捕虜交換を行い、ダーイシュは人民防衛隊隊員3人を、人民防衛隊はダーイシュの外国人戦闘員3人を解放した。

また、ARA News(8月24日付)によると、有志連合がカーミシュリー市南部郊外のダーイシュ拠点を空爆した。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月23日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は8回におよび、ハサカ市近郊(3回)、フール町(ハサカ県)近郊(2回)、アイン・イーサー市(ラッカ県)近郊(1回)、アイン・アラブ市近郊(1回)、ワフシーヤ村(アレッポ県、CENTCOM声明によると「ワシーヤ村」)近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, August 23, 2015、AP, August 23, 2015、ARA News, August 23, 2015、August 24, 2015、Champress, August 23, 2015、al-Hayat, August 24, 2015、Iraqi News, August 23, 2015、Kull-na Shuraka’, August 23, 2015、al-Mada Press, August 23, 2015、Naharnet, August 23, 2015、NNA, August 23, 2015、Reuters, August 23, 2015、SANA, August 23, 2015、UPI, August 23, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がドゥーマー市などダマスカス郊外県東グータ地方を「無差別爆撃」し20人以上が死亡、シリア国民連合の拠点が破壊、反体制派もダマスカス県内を「無差別砲撃」(2015年8月22日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市に対して空爆、地対地ミサイルなどによる砲撃を加え、少なくとも住民20人が死亡、約200人が負傷、行方不明となった(シリア人権監視団は23日、シリア軍がドゥーマー市一帯への空爆による死者が、子供12人と女性8人を含む34人にのぼったと発表した)。

Kull-na Shuraka', August 22, 2015
Kull-na Shuraka’, August 22, 2015
Kull-na Shuraka', August 22, 2015
Kull-na Shuraka’, August 22, 2015

シリア軍はまたジャイルード市、マダーヤー町に対しても空爆を行い、マダーヤー町では子供1人、女性1人を含む5人が死亡したほか、ドゥラル・シャーミーヤ(8月23日付)も、シリア軍がハラスター市、ドゥーマー市、アルバイン市、ミスラーバー市などへの空爆を続け、ミスラーバー市で少なくとも住民4人が死亡したと伝えた。

これに関連して、クッルナー・シュラカー(8月22日付)は、シリア軍の空爆で、東グータ地方にあるシリア革命反体制勢力国民連立の事務所が半壊したと伝え、その写真を公開した。

この事務所が東グータ地方内のどこに設置されていたかは不明。

Kull-na Shuraka', August 22, 2015
Kull-na Shuraka’, August 22, 2015

一方、ザバダーニー市では、シリア軍が「樽爆弾」23発を投下し、地対地ミサイル12発で攻撃を行うなか、第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍が、ジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦し、シリア軍士官1人が死亡した。

他方、SANA(8月22日付)によると、アルバイン市、マディーラー市、ハラスター市、ドゥーマー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、レバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、ザバダーニー市ナーブーア地区などでシャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区近郊のサラースィーン通り各所がシリア軍による砲撃を受ける一方、マッザ・シャイフ・サアド地区、第14ビル地区、マッザ86地区に迫撃砲複数発が着弾し、負傷者が出た。

これに関して、SANA(8月22日付)は、マッザ区とバーブ・トゥーマ区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が着弾し、1人が死亡、8人が負傷したと伝えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原のカストゥーン村、ハミーディーヤ村、ザイズーン村近郊の火力発電所を空爆する一方、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともに、ハック旅団、スンナ軍、アンサール・ディーン戦線、アンサール・シャーム、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、シャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動、第101歩兵師団、山地の鷹旅団、ガーブの鷹、第111歩兵師団、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)などと交戦した。

一方、SANA(8月22日付)によると、ズィヤーディーヤ村、アムキーヤ町、カルクール村、カーヒラ村、バフサ村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、クッルナー・シュラカー(8月24日付)によると、シリア軍とともにダーライヤー市での戦闘に参加していたシリア民族社会党の民兵組織司令官のアラブ・リフアト・ジャフニー氏が戦死した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市タッル・ザラーズィール地区に地対地ミサイルが着弾し、複数人が負傷した。

また反体制武装集団はアレッポ市ハーリディーヤ地区を砲撃した。

一方、SANA(8月22日付)によると、マンスーラ村、アレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区、サーフール地区、バニー・ザイド地区、ブスターン・バーシャー地区、シャイフ・ハドル地区、旧市街で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(8月22日付)によると、ハミーマート・ダーイル村、フータ村、キバーラー村、タッル・サラムー村、マジャース村、タラブ村、トゥルア村、アブー・ズフール町、ウンム・ジャリーン村、ムハムバル村、マストゥーマ村、タルマラタルマラ、ラカーヤー村、バーラ村、サルマーニーヤ村、ガーニヤ村、マルジュ・ズフール村、カンスフラ村、バサーミス村、ジューズィフ村、カトルーン村、ジャーヌーディーヤ町をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月22日付)によると、サルマー町、アイン・フール村、アブー・リーシャ村をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

ヒムス県では、SANA(8月22日付)によると、アイン・フサイン村、アイン・ダナーニール村、キースィーン村、タルビーサ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月22日付)によると、ダルアー市カラク地区、タファス市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月22日付)によると、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 22, 2015、AP, August 22, 2015、ARA News, August 22, 2015、Champress, August 22, 2015、al-Hayat, August 23, 2015、Iraqi News, August 22, 2015、Kull-na Shuraka’, August 22, 2015、August 24, 2015、al-Mada Press, August 22, 2015、Naharnet, August 22, 2015、NNA, August 22, 2015、Reuters, August 22, 2015、SANA, August 22, 2015、UPI, August 22, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県のクワイリス航空基地一帯でシリア軍に対して、また「安全保障地帯」で反体制武装集団に対して攻勢(2015年8月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、クワイリス航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、シリア軍が同地一帯を空爆した。

また、ARA News(8月23日付)によると、シャーム戦線は、マーリア市でダーイシュ(イスラーム国)内通者を処刑した。

一方、SANA(8月22日付)は、複数の地元消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)がマーリア市に対する攻撃で、住宅地区に化学物質を装填した迫撃砲を使用したと伝えた。

複数の活動家はSNSなどで、この攻撃により、複数の住民が呼吸困難などの症状を訴えているとしたうえで、毒ガスが使用された可能性が高いと主張しているという。

なお、マーリア市は、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」内に位置する反体制武装集団の主要拠点。

また、SANA(8月22日付)によると、マスィービーン、バーブ市一帯、クワイリス航空基地一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はさらに、クワイリス航空基地一帯、ジャービリーヤ村、ダイル・ハーフィル市を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マクサル・ヒサーン村一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、同監視団は、ダーイシュがタドムル市とカルヤタイン市を制圧して以降、ダーイシュに忠誠を誓った若者の数が数百人に達していると発表した。

他方、SANA(8月22日付)によると、タドムル市、ジャズル・ガス採掘所一帯、ウンム・サフリージュ村、ラッフーム村をシリア軍が攻撃し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 22, 2015、AP, August 22, 2015、ARA News, August 22, 2015、August 23, 2015、Champress, August 22, 2015、al-Hayat, August 23, 2015、Iraqi News, August 22, 2015、Kull-na Shuraka’, August 22, 2015、al-Mada Press, August 22, 2015、Naharnet, August 22, 2015、NNA, August 22, 2015、Reuters, August 22, 2015、SANA, August 22, 2015、UPI, August 22, 2015などをもとに作成。

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シリア軍が東グータ地方、ザバダーニー市でヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動との交戦を続ける(2015年8月21日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市の車輌局一帯(シリア政府支配下)で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団がシリア軍、国防隊と交戦した。

またザバダーニー市では、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団や地元武装集団と交戦した。

このほか、ムカイラビーヤ市一帯をシリア軍が夜間空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍がマシーク村検問所でシリア軍車輌を破壊した。

これに対して、シリア軍はカストゥーン村などを空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ市各所を「樽爆弾」で空爆し、女性1人、子供4人の一家5人が死亡した。

また、ファトフ軍などの包囲を受けるフーア市、カファルヤー町にシリア軍が物資を投下した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市アアザミーヤ地区(シリア政府支配下)を反体制武装集団が砲撃した。

一方、SANA(8月21日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ラームーサ地区、ラーシディーン地区、サーフール地区、サラーフッディーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月21日付)によると、ダルアー市電力会社ビル一帯、ゼノビア学校一帯、ハーッラ丘で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月21日付)によると、キンサッバー町、バラードゥーン・ダム一帯をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員ら17人を殲滅、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月21日付)によると、ジャッブーリーン村、ウンム・シャルシューフ村、ダイル・フール村、アーミリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 21, 2015、AP, August 21, 2015、ARA News, August 21, 2015、Champress, August 21, 2015、al-Hayat, August 22, 2015、Iraqi News, August 21, 2015、Kull-na Shuraka’, August 21, 2015、al-Mada Press, August 21, 2015、Naharnet, August 21, 2015、NNA, August 21, 2015、Reuters, August 21, 2015、SANA, August 21, 2015、UPI, August 21, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)が5世紀に建てられたキリスト教のデイル・マール・エルヤーン修道院を破壊(2015年8月21日)

シリア文化省文化財博物館総局のマアムーン・アブドゥルカリーム総裁が、SANA(8月21日付)に対して明らかにしたところによると、ダーイシュ(イスラーム国)は21日、ヒムス県カルヤタイン市にあるシリア・カトリック教会の修道院、デイル・マール・エルヤーン修道院を破壊した。

アブドゥルカリーム総裁によると、ダーイシュはブルドーザーによって修道院を破壊したという。

シリア人権監視団も同修道院が破壊されたことを確認したと発表した。

Kull-na Shuraka', August 21, 2015
Kull-na Shuraka’, August 21, 2015
Kull-na Shuraka', August 21, 2015
Kull-na Shuraka’, August 21, 2015
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Kull-na Shuraka’, August 21, 2015
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Kull-na Shuraka’, August 21, 2015

 

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・リーマーン村、サーリヒーヤ村一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(8月21日付)によると、航空士官学校一帯、サフィール市一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
ヒムス県では、SANA(8月21日付)によると、カルヤタイン市、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ロイター通信(8月21日付)は、複数の外交筋の話として、米軍がトルコ領内で軍事教練している「穏健な反体制派」の第2陣が近くシリア領内に投入される見込みだと伝えた。

AFP, August 21, 2015、AP, August 21, 2015、ARA News, August 21, 2015、Champress, August 21, 2015、al-Hayat, August 22, 2015、Iraqi News, August 21, 2015、Kull-na Shuraka’, August 21, 2015、al-Mada Press, August 21, 2015、Naharnet, August 21, 2015、NNA, August 21, 2015、Reuters, August 21, 2015、SANA, August 21, 2015、UPI, August 21, 2015などをもとに作成。

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旬刊シリア情勢(試作版2015年8月11~20日)

2015年8月11日(火)から20日(木)までのシリアをめぐる主な動きは以下の通り。

1. 「安全地帯」をめぐりヌスラ戦線と米国が対立

米トルコ両政府が設置合意したとされるアレッポ県北部の「安全地帯」では、有志連合への参加を拒否し、同地から撤退したアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線に代わって、在地の反体制武装集団(スルターン・ムラード旅団)が展開した。

一方、トルコで米軍が軍事教練した第30(歩兵)師団の戦闘員を拉致したヌスラ戦線に対して、米軍(有志連合)はトルコ国境に位置するイドリブ県アティマ村にあるファトフ軍所属のスンナ軍の拠点を空爆し、子供を含む「民間人」25人を殺害するなどして対抗した。

こうした米国の行動に対し、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構といったアル=カーイダ系組織によって主導されるファトフ軍を支援しているとされるトルコ政府は、空爆への関与を否定、またトルコのイスタンブールに拠点を置くシリア革命反体制勢力国民連立(いわゆるシリア国民連合)も非難した。

第30師団の戦闘員拉致をめぐる混乱は、ヌスラ戦線が拉致した戦闘員の一部を解放することで収束に向かった。

しかし、こうした混乱に乗じるかたちで、ダーイシュ(イスラーム国)は「安全地帯」での攻勢を強め、反体制武装集団の拠点都市であるマーリア市周辺の村々を制圧し、勢力を拡大していった。

(主な関連記事)

■アレッポ県北部のマーリア市をダーイシュ(イスラーム国)が攻撃、反体制武装集団と交戦(2015年8月11日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ウンム・フーシュ村を制圧したダーイシュ(イスラーム国)がトルコ国境に近いマーリア市に進軍し、同地を支配する反体制武装集団(「自由シリア軍」を名乗る武装集団)と交戦した。
この戦闘 … 続きを読む
■スルターン・ムラード旅団(自由シリア軍)がトルコからアレッポ県北部に入り、ヌスラ戦線の制圧地域移譲(2015年8月11日) アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月11日付)などによると、スルターン・ムラード旅団(自由シリア軍)の数十人が四輪駆動車、貨物車輌を連ねて、トルコ領内からバーブ・サラーマ国境通行所を通過、シリア領内に入った。 こ … 続きを読む
■有志連合(米軍)がイドリブ県のトルコ国境に位置するファトフ軍の爆弾・ロケット製造工場を空爆し、子供ら25人が死亡(2015年8月11日) イドリブ県では、ARA News(8月11日付)によると、有志連合がトルコ国境に位置するアティマ村のファトフ軍の拠点複数カ所を空爆し、子供を含む民間人25人が巻き添えとなって死亡した。 空爆は、アティマ村にあるファトフ軍 … 続きを読む

■トルコ外務省はヌスラ戦線が主導するファトフ軍拠点への空爆関与を否定(2015年8月12日) トルコ外務省は声明を出し、11日にイドリブ県アティマ村のファトフ軍(スンナ軍)拠点に対して有志連合が行ったとされる空爆に関して、「インジルリク空軍基地を含むトルコのいかなる基地からも有人無人の戦闘機は発進していない」と発
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■米国務省報道官「トルコと合意したのはシリア北部での安全保障の設置ではなく、ダーイシュ(イスラーム国)と戦うため」(2015年8月12日) マーク・トナー米国務省報道官は、米トルコ両政府がアレッポ県北部で設置合意したとされる「安全地帯」に関して、「トルコと合意したのはシリア北部での安全保障の設置ではない。合意はダーイシュ(イスラーム国)と戦うためだ」とし
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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(8月12日付)によると、トルコ国境に近いハルジャラ村で、ダーイシュ(イスラーム国)と、「穏健な反体制派」(自由シリア軍)と目されるバーズ大隊が捕虜交換を行った。 ダーイシュ側は1年 … 続きを読む
■シリア国民連合は、イドリブ県アティマ村のファトフ軍(アル=カーイダ系のヌスラ戦線などからなる武装組織)拠点への有志連合の空爆を非難(2015年8月13日)
シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、有志連合とされる戦闘機が11日に、トルコ国境に近いイドリブ県アティマ村にあるアル=カーイダ系組織からなる軍事同盟組織ファトフ軍所属のスンナ軍の拠点を空爆し、子供を含む民間人25人
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■米トルコ両政府が設置合意したアレッポ県北部の「安全地帯」でアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動と「穏健な反体制派」がダーイシュ(イスラーム国)支配地域に対して攻勢(2015年8月13日) アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月13日付)がシャーム自由人イスラーム運動の情報として伝えたところによると、「革命家」が、トルコ国境に近いアアザーズ郡ドゥーディヤーン村近郊にあるダーイシュ(イスラーム国)支配下 … 続きを読む
■米トルコ両政府が設置合意したアレッポ県北部の「安全地帯」でダーイシュ(イスラーム国)が攻勢、また有志連合の空爆を受けたアティマ村(イドリブ県)で抗議デモ発生(2015年8月14日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マーリア市北部郊外のタラーリーン村一帯で、ジハード主義武装集団とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュが同村の東部一帯を制圧した。
タッラーリーン村は、米トルコ両政府が「 … 続きを読む
■トルコのボズクルEU担当相「シリア北部に安全地帯を設置し、家や学校を建設し、シリア人難民の帰還を促したい」(2015年8月15日) トルコのヴォルカン・ボズクルEU担当大臣は、米トルコ両政府が設置合意したとされるアレッポ県北部の「安全地帯」に関して、「トルコは、シリア北部に安全地帯を設置し、家や学校を建設し、シリア人難民のそこへの帰還を促した
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■ダーイシュ(イスラーム国)は米トルコ両政府が設置合意したアレッポ県北部の「安全地帯」内で攻勢を続け、トルコ・アレッポ市間の兵站路上に位置するタラーリーン村を制圧し、反体制武装集団の一大拠点マーリア市を完全包囲(2015年8月15日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、マーリア市北部に位置するタラーリーン村でジハード主義武装集団と交戦し、同村の西部を掌握、同村一帯を完全制圧した。 タラーリーン村は、トルコとアレッポ … 続きを読む
■ダーイシュ(イスラーム国)が米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」で攻勢を続ける(2015年8月16日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマーリア市とサンダフ村を結ぶ街道で爆弾を爆発させ、反体制武装集団と交戦した。
また有志連合と思われる戦闘機がバーブ市近郊のターディフ市一帯を空爆した。 … 続きを読む
■アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線が、米軍の軍事教練を受けた第30師団メンバー7人を釈放(2015年8月16日) 『ハヤート』(8月17日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、アレッポ県アフリーン市郊外にで拘束した第30師団のメンバー7人を釈放したと発表した。
7人は、米軍による軍事教練を受け、シリア領内に送り込ま … 続きを読む
■ダーイシュ(イスラーム国)はビデオ声明で「トルコのエルドアン大統領は裏切り者…、攻撃目標となるだろう」と発言(2015年8月17日) ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州広報局は、トルコ人と思われるメンバーの声明を映像で公開し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を「裏切り者」と非難し、シリア領内のダーイシュ拠点などを空爆し続ける米軍にインジル … 続きを読む
■ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団が米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内で交戦(2015年8月18日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内に位置するウンム・フーシュ村を制圧したダーイシュ(イスラーム国)に対して、反体制武装集団が砲撃を行い、ダーイシュのメンバー1
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■ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団がアレッポ県北部で戦闘を続ける(2015年8月20日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・カッラーフ村とウンム・フーシュ村を結ぶ街道で爆弾が爆発し、ジハード主義武装集団の車輌が破壊され、戦闘員3人が死亡した。 また、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装 … 続きを読む→

2. 政府軍と反体制派双方による「無差別攻撃」のさなか、ザバダーニー市などで一時停戦

イドリブ県西部とハマー県北部のガーブ平原地帯では、シリア軍、国防隊とファトフ軍などからなるジハード主義武装集団の一進一退の攻防が続いた。

また、ダマスカス郊外県および首都ダマスカスでは、シリア軍がドゥーマー市をはじめとする東グータ地方の諸都市に対して激しい空爆を行う一方、ジハード主義武装集団もシリア軍による「無差別空爆」に対抗するため、首都ダマスカスや北部のラタキア市などシリア政府支配地域に対する「無差別砲撃」行った。

こうしたなか、ダマスカス郊外県ザバダーニー市とイドリブ県フーア市、カファルヤー町での戦闘において、反体制武装集団を主導しているアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動と、イラン政府高官が、トルコの仲介のもと、ザバダーニー市、フーア市、カファルヤー町での一時停戦に合意した。

停戦期間中、両者は、シリア軍第4師団、ヒズブッラーが攻勢をかけているザバダーニー市からの反体制武装集団(とりわけシャーム自由人イスラーム運動)の撤退、ファトフ軍の包囲を受けるフーア市、カファルヤー町からの民間人の避難、シリア治安当局が拘束中の収監者の釈放などについて協議がなされたが、合意にはいたらず、戦闘が再開した。

(主な関連記事)

■イドリブ県フーア市一帯でファトフ軍の攻勢続く(2015年8月11日) イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下にあるフーア市およびカファルヤー町(いずれもシーア派宗徒が多く居住)周辺で、国防隊、人民諸委員会、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサ
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■反体制武装集団が首都ダマスカスを無差別砲撃し13人死亡、シリア軍もダマスカス郊外県一帯を報復空爆し37人死亡(2015年8月12日) ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が早朝、迫撃砲50発以上で無差別砲撃を行い、ロシア大使館周辺(アダウィー地区)、ウマウィーイーン広場、ザバダーニー地区、バグダード糸折り、マッザ区、カッザーズ地区
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■トルコ、イラン、そしてシリアの野党の仲介により、ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)で一時停戦(2015年8月12日) ダマスカス郊外県では、AFP(8月12日付)によると、ザバダーニー市一帯で戦闘を続けるシリア軍(第4師団)、ヒズブッラー戦闘員と、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団および地元の武装集団の間で、7 … 続きを読む
■マーヒル・アサド准将がファトフ軍との激戦が続くハマー県北部のジューリーン村を電撃訪問(2015年8月13日) 第4師団の実質的司令官で大統領実弟のマーヒル・アサド准将が軍高官2人を伴い、イドリブ県ガーブ平原のジューリーン村を軍のヘリコプターで訪れる映像が公開された。
映像が撮影された日時は不明だが、ヘリコプターでジューリーン村郊 … 続きを読む
■反体制派がラタキア市を迫撃砲で無差別攻撃、シリア軍はダマスカス郊外県などを激しく空爆、女性・子供が死亡(2015年8月13日) ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市中心街の3月8日通り沿いのファトワー局近くに反体制派が乱射したと思われる迫撃砲弾複数発が着弾し、2人が死亡、14人が負傷した。
またラタキア市郊外のシャーティウ・アズラ … 続きを読む
■ザバダーニー市(ダマスカス郊外県)からのシャーム自由人イスラーム運動撤退をめぐって停戦交渉続く(2015年8月14日) 『ハヤート』(8月15日付)は、ダマスカス郊外県ザバダーニー市およびイドリブ県フーア市、カファルヤー町での一時停戦(15日午前6時までの予定)が16日まで再延長され、シャーム自由人イスラーム運動とイラン高官の間でザバダー … 続きを読む
■シリア軍がハマー県北部、イドリブ県を激しく空爆(2015年8月14日) ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマンスーラ村、ジスル・バイト・ラース村、ヒルバト・ナークース村、ラターミナ町、フワイジャ村を空爆した。
これに対して、ジハード主義武装集団はアズィーズィーヤ村、ジューリー … 続きを読む
■ダマスカス郊外県ザバダーニー市、イドリブ県フーア市、カファルヤー町の停戦破棄、シリア軍、反体制武装集団が無差別攻撃を再開(2015年8月15日) ダマスカス郊外県ザバダーニー市およびイドリブ県フーア市、カファルヤー町での一時停戦が、反体制武装集団(シャーム自由人イスラーム運動)とイラン高官の交渉が難航するなか、期限の16日6時を待たずして破棄され、シリア軍がザバダ … 続きを読む
■シリア軍がダマスカス郊外県ドゥーマー市、アイン・フィージャ町などを無差別空爆し、90人以上が死亡(2015年8月16日) ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市の市場を「樽爆弾」などで空爆し、子供複数を含む82人が死亡(シリア人権監視団によると、その後死者は96人に)、250人以上が負傷した。
同監視団のラー … 続きを読む
■反体制派がアレッポ市、ラタキア市に対して無差別砲撃を行い、子供2人を含む10人以上が死亡(2015年8月17日) アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市ハーリディーヤ地区、カルム・タッラーブ地区、ハムダーニーヤ地区砲撃し、子供2人を含む10人が死亡、シリア軍兵士、国防隊隊員ら複
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■オブライアン国連人道問題担当事務次長はドゥーマー市へのシリア軍の空爆を非難(2015年8月17日) シリアを訪問中のスティーブン・オブライアン国連人道問題担当事務次長は、16日のドゥーマー市に対するシリア軍の空爆に関して、記者会見で、民間人への攻撃は「違法で、受け入れられず、停止されねばならない」と述べた。 そのうえで … 続きを読む
■シリア軍がハマー県北部でファトフ軍に対する攻撃を激化させ、ガーブ平原の複数の村を奪還(2015年8月18日) ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがガーブ平原北部に「樽爆弾」など100発以上を投下した。 シリア軍の空爆は、マシーク村、アンカーウィー村、カストゥーン村、ハミーディーヤ村、カーヒラ村、カルクー
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■シリア軍がハマー県北部ガーブ平原で攻勢を続け、マンスーラ村、ヒルバト・ナークース村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町などを奪還(2015年8月19日)
ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のマンスーラ村周辺、ズィヤーラ町周辺、マシーク村で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、ジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線、スンナ軍、アンサール・ディー
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■シリア軍、ヒズブッラー戦闘員がザバダーニー市でシャーム自由人イスラーム運動と交戦するとともに、東グータ地方への空爆を続ける(2015年8月20日) ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市で、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦した。シリア軍はまた、ドゥーマー市に「樽爆弾」9 … 続きを読む→

3. 「ジュネーブ3」開催に向けたロシアによる仲介本格化

ロシア政府が、シリア政府と反体制派による和平交渉「ジュネーブ3」の開催に向け、反体制組織の代表らと折衝を本格化させる一方、国連では、スタファン・デミストラシリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が提案したシリアの紛争解決に向けた作業グループの設置を支持する議長声明が採択された。

(主な関連記事)

■シリア政府と反体制派の和平協議「モスクワ3」開催に向け、ロシア外務省がシリアの反体制各派との折衝を本格化(2015年8月13日) ロシア外務省は、シリア政府と反体制派の和平協議「モスクワ3」開催に向け、反体制各派との折衝を本格化させ、セルゲイ・ラブロフ外務大臣がロシアを訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表と会談した。
トルコ … 続きを読む
■ロシアのラブロフ外務大臣が「第2回カイロ大会」の指導者と会談(2015年8月15日) ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、「第2回カイロ大会」の開催を主導したハイサム・マンナーア氏(「カフム」代表)、ハーリド・マハーミード氏、ジャマール・スライマーン氏、ジハード・マクディスィー氏と会談した。 シリア政府 … 続きを読む
■ズウビー情報大臣「シリア国民、シリア政府、アサド大統領の存在に抵触するような政治プロセスは誤った選択肢だ」(2015年8月16日) マフムード・ズウビー情報大臣は、イランの首都テヘランで開幕した第8回イスラームラジオ・テレビ連合総会に出席し、基調演説を行った。 演説のなかで、ズウビー情報大臣は「シリアは今日、モスクや教会が標的となり、イスラーム教徒、キリ
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■国連安保理は「シリア主導の政治的プロセスを通じた紛争解決」を支持する安保理議長声明を採択(2015年8月17日) 国連安保理は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が7月末に提案した紛争解決に向けた作業部会設置(https://syriaarabspring.info/?p=21151)を支持する安保理議
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■ロシア・イラン外相会談「アサド政権退陣を条件として受け入れることはできない」(2015年8月17日) イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、ロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、イラン核開発をめぐる協力、シリア情勢などを含む中東情勢、ウクライナ情勢について協議した。 会談後の共同記 … 続きを読む
■シリア外務省高官がデミストゥラ共同特別代表の声明を批判(2015年8月18日) シリアの外務在外居住者省高官は、SANA(8月18日付)に対し、シリア軍によるドゥーマー市空爆を批判したスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の声明が「中立から乖離」していると批判、「テロ組織
続きを読む
■ロシアのボグダノフ副外相「ジュネーブ3開催準備に向けた実質的ステップを始動」(2015年8月19日) RIAノーヴォスチ通信(8月19日付)は、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣が、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」開催準備に向けた実質的ステップを始動したと報じた。
ボグダノフ副大臣は「ジュネーブ3は個別会 … 続きを読む

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シリア情勢についてもっと詳しく知りたい方は「シリア・アラブの春顛末期:最新シリア情勢」(https://syriaarabspring.info/)をご覧ください。またFacebook(https://twitter.com/SyriaArabSpring)、ツイッター(https://twitter.com/SyriaArabSpring)、Livdoor Blog(http://blog.livedoor.jp/syriaarabspring/)でも記事を配信しています。

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イスラエル軍がシリア領内のシリア軍の拠点複数カ所を越境爆撃(2015年8月20日)

『ハヤート』(8月22日付)などは、イスラエル軍が20日深夜から21日未明にかけて、クナイトラ県ゴラン高原およびダマスカス郊外県南部のシリア軍・国防隊の拠点複数カ所を空爆した。

イスラエル軍による空爆は、シリア領内から発射された迫撃砲弾複数発がイスラエル北部に着弾したのを受けた報復措置だという。

これに関して、SANA(8月21日付)は、「イスラエル軍戦闘機が20日夜11時半にクナイトラ方面の軍拠点1カ所を攻撃し、1人が死亡、6人が負傷した」と伝えた。

また、シリア人権監視団は、イスラエル軍の空爆によってシリア軍兵士2人(うち1人が士官)と国防隊隊員5人が死亡した、と発表した。

一方、イスラエル軍消息筋によると、空爆はゴラン高原の兵力引き離しラインから15キロシリア領内に入った拠点14カ所に対して行われたという。

またイスラエル外務省報道官は、この空爆のきっかけとなったシリア領内からの攻撃に関して、「パレスチナのイスラーム・ジハード運動が行ったとの信頼できる情報があり…、この攻撃は(イラン・イスラーム革命防衛隊の)クドス軍団のパレスチナ人部隊のイラン人司令官サフィード・エザーディーによって指揮されたものだ」と述べた。

しかし、パレスチナ・ジハード運動広報局は声明を出し、イスラエル外務省報道官の発言内容を否定した。

AFP, August 21, 2015、AP, August 21, 2015、ARA News, August 21, 2015、Champress, August 21, 2015、al-Hayat, August 22, 2015、Iraqi News, August 21, 2015、Kull-na Shuraka’, August 21, 2015、al-Mada Press, August 21, 2015、Naharnet, August 21, 2015、NNA, August 21, 2015、Reuters, August 21, 2015、SANA, August 21, 2015、UPI, August 21, 2015などをもとに作成。

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シリア軍、ヒズブッラー戦闘員がザバダーニー市でシャーム自由人イスラーム運動と交戦するとともに、東グータ地方への爆撃を続ける(2015年8月20日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザバダーニー市で、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍がジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、ドゥーマー市に「樽爆弾」9発を投下したほか、アルバイン市に対しても6回にわたって空爆を行い、同地一帯で、国防隊とともに、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

さらにバラダー渓谷では、バスィーマ町、アイン・ハドラー村の複数カ所に対してシリア軍が発砲した。

これに対して、反体制武装集団は、ダーヒヤト・アサド町、ハラスター市近郊の車輌局一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

一方、SANA(8月20日付)によると、ハラスター市、ドゥーマー市に対してシリア軍が集中的な攻撃を続け、外国人戦闘員を含むイスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員30人あまりを殲滅、装備・拠点を破壊した。

シリア軍はまた、カフルバトナー町、ザマルカー町、ダイル・アサーフィール市、バーラー村で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ザバダーニー市では、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、市内東部で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団の掃討を続けた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ズィヤーラ町、マシーク村、ハークーラ村、マンスーラ村、穀物サイロ地区などで、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、ハック旅団、アンサール・ディーン戦線、アンサール・シャーム、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、シャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動、第101歩兵師団、山地の鷹旅団、ガーブの鷹、第111歩兵師団、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)などと交戦を続けた。

一方、SANA(8月20日付)によると、タンジャラ村、カーヒラ村、カルアト・マディーク町一帯、ハウワーシュ村、アンカーウィー村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍は、ジャズラム丘、ハムカ丘、カーヒラ村、ズィヤーディーヤ村、フライカ村、タルマラー村を空爆した。

また、クマイナース村で爆弾が爆発し、子供1人が死亡した。

一方、SANA(8月20日付)によると、フライカ村、カルクール村、クファイル丘、サフン村、マルジュ・ズフール村、サルマーニーヤ村、タルマラ村、アイン・ラールーズ村、ラッジュ村、ズィヤーディーヤ村、アブー・ズフール町一帯、ハシール村をシリア軍が空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市サイフ・ダウラ地区、ハーリディーヤ地区一帯などで、シリア軍、国防隊、アラブ系・アジア系外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、SANA(8月20日付)によると、シリア軍がマリージュ村、スーダ村、ルワイサ村、カトフ・ガナム村、サファフ村、カトフ・ガドル村、マギーリーヤ村、マルカシュリーヤ村を空爆し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月20日付)によると、ジュャバーター・ハシャブ村、ハドル村、ハミーディーヤ村、ルワイヒーナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、フルカーン旅団、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月20日付)によると、ダルアー市カラク地区、Syriatelビル一帯、アクラバー村、西ガーリヤ村、シャイフ・マスキーン市、イーブ村一帯、ズィムリーン村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヤルムーク軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月20日付)によると、フーシュ・ザバーディー村、タスニーン村、ジャルジーサ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ヒムス軍団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団がアレッポ県北部で戦闘を続ける(2015年8月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・カッラーフ村とウンム・フーシュ村を結ぶ街道で爆弾が爆発し、ジハード主義武装集団の車輌が破壊され、戦闘員3人が死亡した。

また、ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団がワフシーヤ村一帯で交戦した。

爆発が起きた地域は、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内で、ダーイシュの攻勢が強まっている。

一方、SANA(8月20日付)によると、航空士官学校一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、スカイラビーヤ市に近いナフル検問所近くで、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるウカイリバート町郊外やカンバル村一帯を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市を空爆した。

またレバノン国境のジュースィーヤ村の国境通行所近くでは、ヒズブッラー戦闘員とダーイシュが交戦した。

一方、SANA(8月20日付)によると、カルヤタイン市、サワーナ町、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(8月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がフール町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、有志連合が航空支援を行った。

また、バフラト・ハートゥーニーヤ村の活動家によると、ダーイシュは、ラクダ1,500頭からなる部隊をイラク領内からハサカ県の同村一帯に派遣したという。

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米中央軍(CENTCOM)は、8月20日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は8回におよび、アレッポ市近郊(4回)、ハサカ市近郊(2回)、アイン・アラブ市近郊(2回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

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公務中にスハイル・ハサン大佐(通称「トラ」)に抱きついた写真が公表されたシャンマート社会問題大臣が解任(2015年8月20日)

アサド大統領は政令第217号を施行し、キンダ・シャンマート社会問題大臣を解任し、リーマー・カーディリー氏(国家計画支援委員会議長)を後任に任命するとともに、ハッサーン・サフィーヤ国内通商消費者保護大臣を解任し、ジャマール・シャーヒーン氏(投資問題担当国務大臣)を後任に任命した。

この人事改編に伴い、ワーイル・ハルキー内閣(第2次改造内閣)の閣僚は「現代東アラブ地域研究ネットワーク」(http://www.ac.auone-net.jp/~alsham/syria_cabinet_2012_0819.html#2015_08)の通りとなった。

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なお、シャンマート氏解任の数時間前に、シャンマート氏とハマー県北部ガーブ平原での戦闘を指揮するシリア軍司令官のスハイル・ハサン大佐(通称「トラ」)が抱き合う写真が公開・拡散されていた。

この写真は8月14日にシャンマート氏がハマー市内の避難民収容施設などを視察訪問した際に撮影されたものだという。

公務中での視察訪問中に撮影されたこの写真に関して、複数の反体制活動家は『ハヤート』(8月21日付)に「彼女が「トラ」と抱き合ったことが解任の理由」と指摘しているが、真相は定かでない。

Kull-na Shuraka', August 20, 2015
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AFP, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチが国連安保理にシリア政府への武器禁輸措置発動を提言(2015年8月20日)

米国のNGO団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは声明(https://www.hrw.org/news/2015/08/20/syria-impose-arms-embargo-following-deadly-airstrikes)を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市で80人以上が犠牲となったシリア軍の空爆を批判し、「国連安保理はシリア政府に対する武器禁輸措置を科すべきだ」と提言した。

しかし、この声明では、ダーイシュ(イスラーム国)によるタドムル市遺跡博物館元局長ハーリド・アスアド氏の処刑(18日)、子供2人を含む10人が犠牲となったラタキア市やアレッポ市ハーリディーヤ地区への反体制派の砲撃については言及されていない。

AFP, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県東部でダーイシュ(イスラーム国)に対して塩素ガスを使用か?(2015年8月19日)

クッルナー・シュラカー(8月20日付)は、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるアレッポ県サフィーラ市北部のサーリヒーヤ村一帯に対して、塩素ガスを装填した「樽爆弾」10発以上を投下し、攻撃を行ったと伝えた。

サーリヒーヤ村には、ダーイシュ戦闘員約500人が駐留しており、この攻撃でダーイシュ戦闘員と村人多数が呼吸困難などの症状に陥ったという。

AFP, August 20, 2015、AP, August 20, 2015、ARA News, August 20, 2015、Champress, August 20, 2015、al-Hayat, August 21, 2015、Iraqi News, August 20, 2015、Kull-na Shuraka’, August 20, 2015、al-Mada Press, August 20, 2015、Naharnet, August 20, 2015、NNA, August 20, 2015、Reuters, August 20, 2015、SANA, August 20, 2015、UPI, August 20, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県北部ガーブ平原で攻勢を続け、マンスーラ村、ヒルバト・ナークース村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町などを奪還(2015年8月19日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のマンスーラ村周辺、ズィヤーラ町周辺、マシーク村で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、ジュンド・アクサー機構、シャームの民のヌスラ戦線、スンナ軍、アンサール・ディーン戦線、トルキスターン・イスラーム党、アンサール・シャーム、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団、シャーム自由人イスラーム運動、第101歩兵師団、山地の鷹旅団、ガーブの鷹、第111歩兵師団、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)などと交戦した。

シリア軍はまた、カストゥーン村、ダクマーク村、クライディーン村、ザクーム村、カーヒラ村、アムキーヤ町、フワイジャ村に対して砲撃を行った。

一方、SANA(8月19日付)によると、シリア軍がガーブ平原で大規模な軍事作戦を展開し、「テロリスト」数百名(そのほとんどが外国人)を殲滅、マンスーラ村、ヒルバト・ナークース村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町、穀物サイロ地区、農業開発地区を制圧した。

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イドリブ県では、SANA(8月19日付)によると、シリア軍が、イシュタブリク村、ワスィータ村、マジャース村、タマーニア町、カルクール村およびその周辺、フライカ村、クファイル村、ミンタール村、バシュラームーン村、アアワル丘、サラーリーフ村、バイヤーア村、タッル・トゥーカーン村、ムハムバル村を空爆し、ファトフ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハラスター市に対して空爆・砲撃を行い、地元評議会、消防隊、自警団のメンバー10人が死亡、多数が負傷した。

 

空爆の標的となったのはハラスター市の地元評議会。

シリア軍はまた、キスワ市郊外各所を攻撃した。

ダマスカス郊外県各所に対するシリア軍の攻撃、とりわけハラスター市での活動家10人の死亡を受けるかたちで、ドゥーマー市地元評議会は声明を出し、ドゥーマー市を「被災都市」と指定するとともに、国連、国際人道支援機関などに対して、東グータ地方への「人道回廊」の設置と物資の搬入を呼びかけた。

ドゥーマー市地元評議会によると、同市を含む東グータ地方には、12万5,000世帯がシリア軍によって包囲され、空爆・砲撃を受けているという。

一方、ザバダーニー市では、シリア軍が市内各所に32発の「樽爆弾」を投下するとともに、砲撃を続けた。

またシリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍が市内各所で、ジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦した。

他方、SANA(8月19日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、ザバダーニー市で作戦を継続し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヤードゥーダ村、タッル・シハーブ町、ヌアイマ村を「樽爆弾」などで空爆し、またラジャート高原一帯では、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(8月19日付)によると、イーブ村、西ガーリヤ村、ズィムリーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ヤルムーク軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月19日付)によると、タッル・ザハブ町、サアン・アスワド村、サアン村、アイン・フサイン村、ラスタン市、タスニーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月19日付)によると、シリア軍がフルーワ村で、外国人戦闘員(そのほとんどがトルコ人、フランス人)70人以上を殲滅した。

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アレッポ県では、SANA(8月19日付)によると、アレッポ市旧市街、ラーシディーン地区、カルム・ジャバル地区、カラム・ナズハ地区、カルム・カーティルジー地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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自由無所属司法評議会は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立が「破綻した組織」と断じ、関係を絶つと発表した。

AFP, August 19, 2015、AP, August 19, 2015、ARA News, August 19, 2015、Champress, August 19, 2015、al-Hayat, August 20, 2015、August 21, 2015、Iraqi News, August 19, 2015、Kull-na Shuraka’, August 19, 2015、August 20, 2015、al-Mada Press, August 19, 2015、Naharnet, August 19, 2015、NNA, August 19, 2015、Reuters, August 19, 2015、SANA, August 19, 2015、UPI, August 19, 2015などをもとに作成。

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カーミシュリー市(ハサカ県)のアサーイシュ施設に対してダーイシュ(イスラーム国)が自爆テロ(2015年8月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員が、カーミシュリー市内のスィナーア交差点近くにある西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの施設に対して自爆攻撃を行い、16人が死亡(ほとんどがアサーイシュ隊員)、住民14人が負傷した。

SANA(8月19日付)は15人が死亡したと伝え、またARA News(8月19日付)は住民10人とアサーイシュ隊員の合わせて13人が死亡したと報じた。

この自爆テロに関して、ワーイル・ハルキー内閣は声明を出し、カーミシュリー市での自爆攻撃を「卑劣なテロ攻撃」と非難した。

Kull-na Shuraka', August 19, 2015
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ヒムス県では、SANA(8月19日付)によると、シリア軍がヒムス市・タドムル市街道上のカルヤタイン市・クムクム・ガソリン・スタンド分岐点、ハイル城農園一帯、タドムル市西部郊外三角地帯、採石場一帯、タドムル市南部、ジャズル・ガス採掘所一帯、ジュッブ・ジャッラーフ村一帯、ラスム・ラック村、ナースィーフ農場、フーシュ・ザバーディー村、ドゥワイバ村、ウンム・リーシュ村を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月19日付)によると、航空士官学校一帯、タアーマ丘、ラドワーニーヤ村西部、サフィーラ市東部で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(8月19日付)によると、ブサイナ丘に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員をシリア軍、国防隊が撃退した。

AFP, August 19, 2015、AP, August 19, 2015、ARA News, August 19, 2015、Champress, August 19, 2015、al-Hayat, August 20, 2015、Iraqi News, August 19, 2015、Kull-na Shuraka’, August 19, 2015、al-Mada Press, August 19, 2015、Naharnet, August 19, 2015、NNA, August 19, 2015、Reuters, August 19, 2015、SANA, August 19, 2015、UPI, August 19, 2015などをもとに作成。

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ムアッリム外相、サウジアラビアのムハンマド国防大臣とアリー・マムルーク国民安全保障会議議長が会談したとの報道を否定(2015年8月19日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)はレバノン日刊紙『ジュムフーリーヤ』(8月19日付)のインタビューに応じ、そのなかで7月にアリー・マムルーク国民安全保障会議議長とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン国防大臣(皇太子)が会談したとする一部報道を否定した。

ムアッリム外務在外居住者大臣はまた、この会談で、ヒズブッラーやイランのシリアからの撤退が、サウジアラビアによる反体制派支援停止の条件として提示されたとの報道内容についても否定した。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、イランの核開発をめぐるイラン・「P5+1」の合意が、イランと米国、湾岸諸国の歩み寄りを促したとしつつ、「今のところ、シリア危機の解決に向けた完全なイニシアチブは示されてない」との見方を示した。

また「シリアの敵が危機に瀕しているため、解決策を模索し始めている」としつつ、「彼らはまだ敗北しておらず、絶望してもいないため、シリアをめぐる戦争は、米国とその同盟国が満足するような解決策がしめされるまで続くだろう」と述べた。

AFP, August 19, 2015、AP, August 19, 2015、ARA News, August 19, 2015、Champress, August 19, 2015、al-Hayat, August 20, 2015、Iraqi News, August 19, 2015、al-Jumhuriya, August 19, 2015、Kull-na Shuraka’, August 19, 2015、al-Mada Press, August 19, 2015、Naharnet, August 19, 2015、NNA, August 19, 2015、Reuters, August 19, 2015、SANA, August 19, 2015、UPI, August 19, 2015などをもとに作成。

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ロシアのボグダノフ副外相「ジュネーブ3開催準備に向けた実質的ステップを始動」(2015年8月19日)

RIAノーヴォスチ通信(8月19日付)は、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣が、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」開催準備に向けた実質的ステップを始動したと報じた。

ボグダノフ副大臣は「ジュネーブ3は個別会談でなく、政治的意思、忍耐、そして時間を要する交渉プロセスであるとみなが理解しなければならない。我々は、こうした会合を支持するに値すると考えている。それゆえ、我々はジュネーブ3開催準備に向けて実質的ステップを始動した」と述べた。

また、モスクワやカイロで行われてきた反体制派との折衝について「ジュネーブ3プロセスの枠内でダマスカスと交渉を行うための共通の基盤を作り出すものでなければならない」と付言した。

AFP, August 19, 2015、AP, August 19, 2015、ARA News, August 19, 2015、Champress, August 19, 2015、al-Hayat, August 20, 2015、Iraqi News, August 19, 2015、Kull-na Shuraka’, August 19, 2015、al-Mada Press, August 19, 2015、Naharnet, August 19, 2015、NNA, August 19, 2015、Reuters, August 19, 2015、RIA Novosti, August 19, 2015、SANA, August 19, 2015、UPI, August 19, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県北部でファトフ軍に対する攻撃を激化させ、ガーブ平原の複数の村を奪還(2015年8月18日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがガーブ平原北部に「樽爆弾」など100発以上を投下した。

シリア軍の空爆は、マシーク村、アンカーウィー村、カストゥーン村、ハミーディーヤ村、カーヒラ村、カルクール村・マシーク村街道一帯に集中的に行われた。

またこの空爆と合わせて、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系外国人戦闘員がカルクール村奪還に向けて攻勢を強め、ジャズラム丘、カーヒラ村一帯、カルクール村一帯で、ジハード主義武装集団(ファトフ軍)と交戦した。

マサール・プレス(8月18日付)によると、これによりシリア軍は、タッル・ワースィト村、ヒルバト・ナークース村、マンスーラ村を奪還したという。

一方、SANA(8月18日付)によると、ラターミナ町、ズィヤーラ町、ザクーム村、ザジュラム丘、ダクマーク村、カストゥーン村、マシュバク村、ザイズーン村、カフルズィーター市をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ市内に対して空爆を行い、4人が死亡、15人が負傷した。

シリア軍はまた、シャームの民のヌスラ戦線などによって包囲されているアブー・ズフール航空基地一帯を空爆した。

さらに、ファトフ軍によって包囲されているフーア市一帯では、国防隊、人民諸委員会、ヒズブッラー戦闘員が、ジハード主義武装集団と交戦、後者の戦闘員2人が死亡した。

一方、ジャルジャナーズ町では、シャーム自由人イスラーム運動所属のアフル・スンア旅団のフサーム・アブー・バクル司令官の車に仕掛けられた爆弾が爆破された。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコ国境に面するバーブ・ハワー国境通行所の管理局棟に「アッラーの他に神なし」と書かれた旗が掲げられた。

他方、マサール・プレス(8月18日付)によると、「アブー・イッズ・ファールージー」を名乗るシャームの民のヌスラ戦線の司令官の一人が、ラタキア県とイドリブ県を結ぶ街道で、何者かが敷設した爆弾の爆発に巻き込まれて、死亡した。

SANA(8月18日付)によると、ハミーディーヤ村、アンカーウィー村、アミーカ村、サルマーニーヤ村、ハムカ丘、マウザラ村、スフーフン村、ジューズィフ村、カンスフラ村北部、アナブ村、カフル・ウワイド村、ガッサーニーヤ村、バルシューン村、カルクール村、マジャース村、ズィヤーディーヤ村、アアワル丘、サラーリーフ村、クファイル村、タッル・トゥーカーン村、タマーニア町、フライカ村、ムハムバル村をシリア軍が空爆などで攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などファトフ軍戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザバダーニー市に対して「樽爆弾」25発以上を投下する一方、地対地ミサイルと思われる砲弾28発を打ち込んだ。

また市内では、シリア軍第4師団、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍が、ジハード主義武装集団、地元武装集団と交戦し、ザフラ地区、西ハーッラ地区を制圧した。

シリア軍、国防隊はまた、ハラスター市で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と交戦したほか、シリア軍戦闘機がドゥーマー市を2度にわたって空爆した。

一方、SANA(8月18日付)によると、シリア軍がアルバイン市、ハラスター市を空爆するとともに、ハラスター市、マディーラー市で反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またザバダーニー市でも、シリア軍はレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに進軍を続けた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市がシリア軍の「樽爆弾」による空爆を受けた。

またダルアー市内の病院で、シャームの民のヌスラ戦線の治安部門責任者が何者かによって射殺された。

一方、SANA(8月18日付)によると、ラジャート高原にあるタッバ村をシリア軍を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殲滅、同地を制圧した。

シリア軍はまた、マール丘、アクラバー村を空爆したほか、ファタス、東カラク村で反体制武装集団と交戦し、ヌスラ戦線戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月18日付)によると、ウンム・アッザーム・ダム一帯、ナブア・サフル村、クーム・バーシャー村、フッリーヤ村、西サムダーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月18日付)によると、タッル・ザハブ町、サアン・アスワド村、サアン村、ザアフラーナ村、ダイル・フール村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(8月18日付)によると、シリア軍が国防隊とともに、キンサッバー町一帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、バイト・ズィーファー村北部、バラードゥーン・ダム一帯、バイト・アワーン村、カトフ・ガナム村、マールーニーヤート村を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(8月18日付)によると、アズィーザ村、シャイフ・ルトフィー村、アレッポ市アンサーリー地区、サラーフッディーン地区、サイフ・ダウラ地区、旧市街、シャッアール地区、ブスターン・カスル地区、マルジャ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 18, 2015、AP, August 18, 2015、ARA News, August 18, 2015、Champress, August 18, 2015、al-Hayat, August 19, 2015、Iraqi News, August 18, 2015、Kull-na Shuraka’, August 18, 2015、al-Mada Press, August 18, 2015、Masar Press Agency, August 18, 2015、Naharnet, August 18, 2015、NNA, August 18, 2015、Reuters, August 18, 2015、SANA, August 18, 2015、UPI, August 18, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団が米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全保障地帯」内で交戦(2015年8月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、米トルコ両政府が設置合意したとされる「安全地帯」内に位置するウンム・フーシュ村を制圧したダーイシュ(イスラーム国)に対して、反体制武装集団が砲撃を行い、ダーイシュのメンバー1人が死亡した。

また反体制武装集団は、17日にマーリア市近郊で拘束したとされるダーイシュ・メンバーで爆弾敷設責任者を処刑した。

一方、SANA(8月18日付)によると、シリア軍が航空士官学校一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府支配下のダイル・ザウル市ジャウラ地区を砲撃し、子供2人が死亡した。

一方、SANA(8月18日付)によると、ダイル・ザウル市ジュナイナ地区をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、ARA News(8月19日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、1963年から2003年までタドムル市遺跡博物館局長を務めていたハーリド・アスアド氏を処刑した。

一方、SANA(8月18日付)によると、タドムル市北西部採石場一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯、ジュッブ・ジャッラーフ村、ウンム・リーシュ村、ラスム・ラック村、ナースィーフ農場、フーシュ・ザバーディー村をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(8月18日付)によると、サフン丘、カスル村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 18, 2015、AP, August 18, 2015、ARA News, August 18, 2015、Champress, August 18, 2015、al-Hayat, August 19, 2015、August 20, 2015、Iraqi News, August 18, 2015、Kull-na Shuraka’, August 18, 2015、al-Mada Press, August 18, 2015、Naharnet, August 18, 2015、NNA, August 18, 2015、Reuters, August 18, 2015、SANA, August 18, 2015、UPI, August 18, 2015などをもとに作成。

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