米国の支援を受けていた反体制武装集団の一つが、タンフ国境通行所(ヒムス県)からの退去を求める米国の要請を拒否(2017年7月28日)

『ハヤート』(7月28日付)は、米国の複数の高官の話として、ドナルド・トランプ米大統領による
CIAの「穏健な反体制派」教練プログラム廃止決定を受けて、支援を打ち切られた反体制武装集団の一つが、米国からの継続して支援を受けるため、ヒムス県東部で米国や英国が拠点とするタンフ国境通行所から退去することを求める米政府の要請を拒否した、と伝えた。

米政府の条件を拒否した「反体制武装集団の一つ」がどの組織かは不明。

国防総省の複数の高官によると、トランプ政権は、「穏健な反体制派」への支援継続の条件として、シリア軍との戦闘を停止し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いに注力することを求めたという。

これに関して、有志連合のライアン・ディロン報道官(大佐)は、CNN(7月27日付)に対し、米国の反体制派支援が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の枠内で、ダーイシュとの戦いに向けて取り組むことを受諾した組織に限定されるとしたうえで、「有志連合はダーイシュとの戦いに専念する部隊以外は支援しないだろう」と述べた。

また別の高官は、CNNに対して「我々は政権と戦争はしない…。我々が複数の目標を持つことはできない。我々には、ダーイシュとの戦いに集中する必要がある」と述べた。

AFP, July 27, 2017、AP, July 27, 2017、ARA News, July 27, 2017、Champress, July 27, 2017、CNN, July 27, 2017、al-Hayat, July 28, 2017、Kull-na Shuraka’, July 27, 2017、al-Mada Press, July 27, 2017、Naharnet, July 27, 2017、NNA, July 27, 2017、Reuters, July 27, 2017、SANA, July 27, 2017、UPI, July 27, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍は兵力引き離し部隊としてダルアー市内に展開(2017年7月27日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月28日付)によると、米国・ロシアによるシリア南西部での緊張緩和地帯設置にかかる合意を受け、ロシア軍部隊が、シリア軍(第4師団)に代わって、シャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室が支配するダルアー市ダルアー・バラド地区(マンシヤ地区)とシリア政府支配下のダルアー市内北部一帯を隔てるサハーリー地区などに、兵力引き離し部隊として展開した。

なおロシア軍は、ダルアー県のカニーヤ村、ダイル・ブフト村、サナマイン市、スワイダー県ムジャイミル村、バルド村一帯にも展開し、検問所を設置している。

AFP, July 28, 2017、AP, July 28, 2017、ARA News, July 28, 2017、Champress, July 28, 2017、al-Hayat, July 29, 2017、Kull-na Shuraka’, July 28, 2017、al-Mada Press, July 28, 2017、Naharnet, July 28, 2017、NNA, July 28, 2017、Reuters, July 28, 2017、SANA, July 28, 2017、UPI, July 28, 2017などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍はシャーム解放機構に対し24時間以内に東グータ地方(ダマスカス郊外県)から退去するよう最期通告(2017年7月27日)

22日に、ロシア国防省がシリア政府と反体制派の合意に基づいて緊張緩和地帯への追加を発表したダマスカス郊外県東グータ地方の戦況、とりわけダマスカス郊外県アイン・タルマー村一帯およびダマスカス県ジャウバル地区でのシリア軍と、シャーム解放機構と共闘するラフマーン軍団との戦況に関して、ロシア軍消息筋は『ハヤート』(7月28日付)に対して「ヌスラ戦線(シャーム解放機構の旧称)には猶予期間が終わるまでに二つの選択肢が与えられている。イドリブ県に退去するか、ロシア軍航空部隊の支援を受けるシリア軍による大規模軍事行動に対峙するかだ」と述べた。

複数の反体制派筋によると、ロシア・シリア両軍は、シャーム解放機構に対して24時間以内に東グータ地方から退去するよう最期通告を行ったという。

AFP, July 27, 2017、AP, July 27, 2017、ARA News, July 27, 2017、Champress, July 27, 2017、al-Hayat, July 28, 2017、Kull-na Shuraka’, July 27, 2017、al-Mada Press, July 27, 2017、Naharnet, July 27, 2017、NNA, July 27, 2017、Reuters, July 27, 2017、SANA, July 27, 2017、UPI, July 27, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合とYPG主体のシリア民主軍によるラッカ市攻撃で民間人36人死亡(2017年7月27日)

ラッカ県では、「ラッカは沈黙によって惨殺される」(7月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ市各所を米国主導の有志連合が空爆を、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が砲撃を実施し、民間人36人が死亡、50人以上が負傷した。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(7月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市東部のカラーマ村にあるカラーマ・キャンプに駐留する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に奇襲攻撃を行った。

ダーイシュ・ラッカ州広報局によると、この奇襲攻撃でシリア民主軍53人を殲滅したという。

AFP, July 27, 2017、AP, July 27, 2017、ARA News, July 27, 2017、Champress, July 27, 2017、al-Hayat, July 28, 2017、Kull-na Shuraka’, July 27, 2017、July 28, 2017、al-Mada Press, July 27, 2017、Naharnet, July 27, 2017、NNA, July 27, 2017、Raqqa-sl, July 27, 2017、Reuters, July 27, 2017、SANA, July 27, 2017、UPI, July 27, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは1件の停戦違反を確認(2017年7月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(アレッポ県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームはデータを発表しなかった。

停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間に27ヵ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,073市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 27, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月26日、ラッカ市近郊などで18回の爆撃を実施(2017年7月27日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月26日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は18回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(12回)で実施された。

CENTCOMはまた、イラク、シリア両国での有志連合の空爆によって幹部7人を殺害したと発表した。

殺害が確認されたのは、アブー・スライマーン・イラーキー(喧伝責任者、7月初めのモスル市近郊に対する空爆で殺害)、バッサーム・ジャイフース(資金管理責任者、7月18日のマヤーディーン市近郊に対する空爆で殺害)、ライヤン・ミシュアル(メディア責任者、5月25~27日のマヤーディーン市近郊に対する空爆で殺害)、アブー・ハッターブ・ラーウィー(メディア司令官(アミール)、5月17日のバアジュ村に対する空爆で殺害)、アブー・サイフ・イーサーウィー(メディア司令官(アミール)、4月27日のカーイム市に対する空爆で殺害)、アブー・アリー・ジャヌービー(メディア司令官(アミール)、4月16日のマヤーディーン市に対する空爆で殺害)、イブラーヒーム・アンサーリー(喧伝責任者、3月25日のカーイム市に対する空爆で殺害)。

CENTCOM, July 27, 2017をもとに作成。

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ダイル・ザウル県での有志連合による爆撃で民間人25人死亡(2017年7月26日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(7月27日付)によると、米主導の有志連合が26日、マヤーディーン市と同市近郊のタイバ村を空爆し、民間人25人が死亡した。

しかし、ユーフラテス・ポスト(7月27日付)は、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ支配下のタイバ村を空爆し、民間人9人が死亡したと伝えた。

戦闘機はまた、CONOCO油田一帯に対しても空爆を実施したという。

AFP, July 27, 2017、AP, July 27, 2017、ARA News, July 27, 2017、Champress, July 27, 2017、Euphrates Post, July 27, 2017、al-Hayat, July 28, 2017、Kull-na Shuraka’, July 27, 2017、al-Mada Press, July 27, 2017、Naharnet, July 27, 2017、NNA, July 27, 2017、Reuters, July 27, 2017、SANA, July 27, 2017、UPI, July 27, 2017などをもとに作成。

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米国、サウジアラビア、英国、フランスなど14カ国は、シリア国内の人道支援をロシアが主導することに関して「国連が排除される」として「深刻な懸念」を表明(2017年7月26日)

米国、サウジアラビア、英国、フランスなど14カ国の国連ジュネーブ本部代表大使は、安保理に書簡を送り、人道支援を必要としているシリア人数百万人に対して物資が適切に配給されることを保障するための措置を講じるよう要請した。

書簡は、ロシア、トルコ、イラン、米国、ヨルダンがシリア国内の係争地域での緊張緩和地帯設置に合意し、ロシアの主導のもとに同地帯への人道支援が推し進められていることを牽制する狙いがあると見られる。

書簡では、「我々は、シリア領内の包囲に曝されている地域や往来困難な地域への人道支援車輌の派遣から国連が排除されることに深刻な懸念を持っている…。こうした傾向はこの数ヶ月で悪化している」との主張がなされている。

『ハヤート』(7月27日付)、ロイター通信(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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ロシアのショイグ国防大臣「シリアの緊張緩和地帯にロシア軍4個大隊を派遣した」(2017年7月26日)

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣はロシアの複数のメディアに対して、シリア領内に設置された緊張緩和地帯にロシア軍4個大隊が派遣され、停戦監視、人道支援物資搬入作業に当たっていると述べた。

『ハヤート』(7月27日付)などが伝えた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年7月26日)

ラッカ県では、ARA News(7月26日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のナズラト・シハーダ地区、フラート地区などで、自爆攻撃を繰り返すダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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第四師団、イラン人民動員隊が、米・ロシアの停戦合意を受けてダルアー市から撤退(2017年7月26日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)によると、ダルアー市パノラマ競技場に本営を設置し、市内各所に展開していた第4師団の部隊(戦車15両以上、軍用車輌数十両)が、米国とロシアによるシリア南西部での停戦合意を受け、ダマスカス県方面に撤退した。

また、ガイス・ダッラー大佐が司令官を務める第4師団所属部隊400~500人、イラクの人民動員隊所属のイマーム・フサイン旅団も、ダマスカス県方面に撤退した。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県ナイラブ航空基地にイラン革命防衛隊増援部隊200人が新たに到着(2017年7月26日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(7月26日付)が反体制派消息筋の話として伝えたところによると、イラン・イスラーム革命防衛隊の増援部隊がナイラブ航空基地に到着した。

増援部隊は約200人からなり、21日と24日の2度にわたってダマスカス国際空港からナイラブ航空基地に移動、アレッポ市周辺地域での戦闘に参加すると見られる。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月26日付)もまた、監視を続けてきたイラン人戦闘員のSNSアカウントから、イラン人戦闘員がダマスカス国際空港からアレッポ市方面に空路で移動したことを確認したと伝えた。

AFP, July 26, 2017、AP, July 26, 2017、ARA News, July 26, 2017、Champress, July 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2017、al-Hayat, July 27, 2017、Kull-na Shuraka’, July 26, 2017、al-Mada Press, July 26, 2017、Naharnet, July 26, 2017、NNA, July 26, 2017、Reuters, July 26, 2017、SANA, July 26, 2017、UPI, July 26, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は10件の違反を確認(2017年7月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月25日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ラタキア県7件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも10件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件、ハマー県3件、ヒムス県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 26, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月25日、ラッカ市近郊などで25回の爆撃を実施(2017年7月26日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月25日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は25回で、ダイル・ザウル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(24回)で実施された。

CENTCOM, July 26, 2017をもとに作成。

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トランプ米大統領「穏健な反体制派」への軍事教練は危険で非効率的だった」(2017年7月25日)

ドナルド・トランプ米大統領は自身のツイッター・アカウントで、CIAによる「穏健な反体制派」への軍事教練プログラムを廃止した自らの決定に関して、このプログラムが「危険で非効率的だった」と綴った。

ARA News, July 25, 2017

AFP, July 25, 2017、AP, July 25, 2017、ARA News, July 25, 2017、Champress, July 25, 2017、al-Hayat, July 26, 2017、Kull-na Shuraka’, July 25, 2017、al-Mada Press, July 25, 2017、Naharnet, July 25, 2017、NNA, July 25, 2017、Reuters, July 25, 2017、SANA, July 25, 2017、UPI, July 25, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は11件の違反を確認(2017年7月25日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月24日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ラタキア県4件、アレッポ県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも11件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県7件、ハマー県1件、ヒムス県2件、ラタキア県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。
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一方、過去24時間にイドリブ県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,046市町村、武装組織の数は228組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 25, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は7月24日、ラッカ市近郊、ダイル・ザウル市近郊などで25回の爆撃を実施(2017年7月25日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月24日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は25回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(7回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、ラッカ市近郊(12回)で実施された。

CENTCOM, July 25, 2017をもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市内の士官住宅を制圧(2017年7月24日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(7月24日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、ナズラト・シハーダ地区にある士官住宅を制圧した。

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県マヤーディーン市を爆撃し、数十人を殺傷(2017年7月24日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月24日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下のマヤーディーン市の住宅街を爆撃し、住民数十人が死傷した。

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーはアルサール村郊外無人地帯でシャーム解放機構掃討作戦を続行(2017年7月24日)

レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯では、SANA(7月24日付)、マナール・チャンネル(7月24日付)によると、ヒズブッラーの武装部隊がシャーム解放機構に対する掃討作戦を継続し、ワーディー・ハイル一帯を完全制圧した。

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Qanat al-Manar, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部機動総局長は、ダルアー県、ダマスカス郊外県東グータ地方にロシア軍が兵力引き離し部隊として進駐したと発表(2017年7月24日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長はモスクワで記者会見を開き、シリア国内での戦闘停止および緊張緩和地帯設置に関する進捗状況を詳しく説明した。
同局長の記者会見の骨子は以下の通り:

  1. 7月4~5日にカザフスタンで開催されたアスタナ5会議では、ヒムス市北部、東グータ地方(ダマスカス郊外県)を「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」の対象地域に加えることが合意される一方、イドリブ県での緊張緩和地帯については継続審議とすることが確認された。
  2. 7月7日、ロシア、米国、ヨルダンがシリア南西部での停戦実施に関する覚書に署名した。米・ロシア両大統領の合意に基づくこの覚書では、ダルアー県、クナイトラ県、スワイダー県に緊張緩和地帯を設置することが定められた。
  3.  7月21~22日、ロシア軍憲兵隊が南西部の緊張緩和地帯の検問所2カ所、監視ポスト10カ所に兵力引き離し部隊として駐留。
  4.  7月24日、東グータ地方での戦闘停止合意(22日)を受け、ロシア軍が同地に検問所2カ所、監視ポスト4カ所を設置し駐留。
  5.  2017年7月24日までに2,043の地方自治体、228組織がシリア政府との和解。
  6.  2017年7月24日までに、ロシアは159トンの食糧物資を人道支援として緊張緩和地帯に供与。
  7.  過去2ヶ月間で、ロシア軍はダーイシュ(イスラーム国)の包囲を受けるダイル・ザウル市に475トンの食糧物資を投下。
  8. 2015年9月にロシアが空爆を開始した時点のシリア政府支配地域(1万2,000平方キロ強)は、その4倍の7万4,200平方キロにまで回復。うち、2万平方キロは「テロリスト」から奪還。
  9.  ロシア軍のシリア領内での爆撃の出撃回数は2,010回、空爆回数は5,850回に達する。
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
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mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017
mil.ru, July 24, 2017

AFP, July 24, 2017、AP, July 24, 2017、ARA News, July 24, 2017、Champress, July 24, 2017、al-Hayat, July 25, 2017、Kull-na Shuraka’, July 24, 2017、al-Mada Press, July 24, 2017、Naharnet, July 24, 2017、NNA, July 24, 2017、Reuters, July 24, 2017、SANA, July 24, 2017、UPI, July 24, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2017年7月24日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月23日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 24, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は7月21日~7月23日の3日間でダイル・ザウル県一帯、ラッカ市近郊などに36回の爆撃を実施(2017年7月24日)

米中央軍(CENTCOM)は、7月21日~23日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

7月21日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し15回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、ラッカ市近郊(5回)に対して行われた。

7月22日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は10回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(9回)に対して攻撃が行われた。

7月23日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して16回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、ラッカ市近郊(7回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, July 24, 2017をもとに作成。

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アレッポ県北西部でトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団がロジャヴァ支配地域を砲撃(2017年7月23日)

アレッポ県では、ARA News(7月23日付)によると、トルコ軍およびその反体制武装集団(「家の者たち」作戦司令室、「ユーフラテスの盾」作戦司令室、ハワール・キリス作戦司令室)が西クルディスタン移行期民政局支配下のタッル・リフアト市、アイン・ダクナ村を砲撃した。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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ラッカ市内でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年7月23日)

ラッカ県では、ARA News(7月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内のナズラト・シハーダ地区、ヒシャーム・ブン・アブドゥルマリク地区などでダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒズブッラーの支援を受け西カラムーン地方フライタ村郊外無人地帯からシャーム解放機構を掃討し、同地を完全制圧(2017年7月23日)

ダマスカス郊外県では、SANA(7月23日付)によると、シリア軍がヒズブッラー武装部隊の支援を受け、西カラムーン地方のフライタ村郊外無人地帯でシャーム解放機構と交戦し、同地(約36平方キロメートル)を完全制圧した。

SANA, July 23, 2017
SANA, July 23, 2017

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また、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯では、クッルナー・シュラカー(7月23日付)によると、シャーム解放機構と共闘してきた「シャームの民中隊」がヒズブッラーの武装部隊と停戦合意を交わし、ワーディ・フマイドにあるシリア人避難民キャンプ方面に退去した。

この交渉には、シャーム解放機構は参加していないという。

しかし、シャーム解放機構に近いイバー通信(7月23日付)によると、ヒズブッラーの武装部隊はアルサール村無人地帯のザフーワ地区無人地帯で要撃を受け、隊員多数が死傷したという。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, July 23, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は2件の違反を確認(2017年7月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月22日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも2件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 23, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県北西部のロジャヴァ支配地域をトルコ軍と反体制武装集団が砲撃(2017年7月22日)

アレッポ県では、ARA News(7月22日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(「家の者たち」作戦司令室、「ユーフラテスの盾」作戦司令室、ハワール・キリス作戦司令室)が、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外にあるルーバール避難民キャンプ一帯、バースィラ村、ジャルバル村を砲撃した。

また、反体制武装集団はトルコ軍とともに、西クルディスタン移行期民政局支配下のアイン・ダクナ村を砲撃した。

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市旧市街のサイフ・ダウラ通りを制圧(2017年7月22日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が声明を出し、ラッカ市旧市街内でダーイシュ(イスラーム国)と戦闘を続け、サイフ・ダウラ通りを制圧したと発表した。

クッルナー・シュラカー(7月22日付)が伝えた。

また、ARA News(7月22日付)によると、シリア民主軍はまたラッカ市中心街の治安厳戒地区に迫った。

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー県北部のダイル・バフト村の検問所をロシア軍に移譲(2017年7月22日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(7月22日付)によると、県北部のダイル・ブフト村に設置されている検問所に駐留するシリア軍(第4師団)が、ロシア軍部隊が同検問所を引き渡した。

Kull-na Shuraka’, July 22, 2017

AFP, July 22, 2017、AP, July 22, 2017、ARA News, July 22, 2017、Champress, July 22, 2017、al-Hayat, July 23, 2017、Kull-na Shuraka’, July 22, 2017、al-Mada Press, July 22, 2017、Naharnet, July 22, 2017、NNA, July 22, 2017、Reuters, July 22, 2017、SANA, July 22, 2017、UPI, July 22, 2017などをもとに作成。

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