ダマスカス大学寮でアラウィー派学生の襲撃事件多発:ラタキア県で拉致されたとされるアラウィー派女性がイスラーム教に改宗したとビデオで表明

シリア人権監視団は、ダマスカス大学寮内の機械電気工学部寮に居住するアラウィー派の学生らが、今月に入ってから深夜に複数回に襲撃を受けていることを確認したと発表した。

襲撃は第9棟および第17棟に集中しており、ダマスカス郊外県出身の学生の犯行と見られ、ある学生が「寮のシャイフ」を自称し、複数の学生がその命令に従っているとの情報もある。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ティシュリーン大学医療技術学院のアラウィー派の学生のバトゥール・アッルーシュさんの両親がビデオ・メッセージを通じて、4月29日に母親に帰宅すると連絡して以降消息をっ絶った娘について、拉致されたのではなくジャブラ市にいるとの情報を受け取ったと述べた。

また、この直後、イスラーム法に則った厳格な衣服をまとい、イスラーム教に改宗したと証言するバトゥールさんの映像がSNSで拡散された。

バトゥールさんは何者かによって改宗を強要されたとの見方が強まっている。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った覆面姿の武装した2人組が、サラミーヤ市とサッブーラ村を結ぶ街道で、アラウィー派の男性を銃撃し、殺害した。

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