米司法省は29日(シリア時間30日)、公式サイトを通じて、米バージニア州東部地区連邦地方裁判所が、アサド政権のために大規模なサイバー攻撃を実行したとして、シリア人のアフマド・ウマル・アーガー(別名Th3Pr0)に禁錮42ヵ月を言い渡したと発表した。
アーガーは、2011年8月から2014年1月にかけて、総合情報部長ら前政権幹部の指揮のもと、西側の報道機関、企業、NGO、米国および同盟国の政府機関など約47組織を標的とするハッキングにおいて中心的役割を果たした。
攻撃の目的は、前政権による残虐行為を報じるメディアへの報復、反体制派への威嚇、情報収集、米軍人の命令拒否の扇動などであった。
2013年4月には通信社のツイッター(現X)・アカウントを乗っ取り、ホワイトハウスで爆発が起きてバラク・オバマ大統領が負傷したとの虚偽情報を流し、ダウ工業株30種平均の構成銘柄の時価総額を一時1,360億ドル減少させたほか、米海兵隊の募集サイトへの攻撃なども行った。
アーガーは10年以上にわたり逃亡していた。
(C)青山弘之 All rights reserved.