シャーム解放機構は治安要員を配置するも、イドリブ県とアレッポ県の各所で昼夜抗議デモが行われる(2024年5月24日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、抗議デモを阻止するため、総合治安機関などの要員をイドリブ市、ビンニシュ市、ジスル・シュグール市、ハザーヌー町など主要都市・町・村の入口に配置、検問所を増設するなどした。

しかし、金曜日午後の集団礼拝後、カッリー町、ビンニシュ市、ハザーヌー町、イドリブ市、カフルタハーリーム町、アルマナーズ市、ジスル・シュグール市、アリーハー市、バービスカー村、カフルルーマー村の国内避難民(IDPs)キャンプ、カッリー町、マアッラトミスリーン市、クールカーニヤー村、アティマ村国内避難民(IDPs)キャンプ、ダイル・ハッサーン村で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモを行なわれ、活動家や住民が参加した。




また、アレッポ県でも、アビーン・サムアーン村、ダーラト・イッザ市、アターリブ市で抗議デモが行われた。

事態を受けて、シリア救国内閣のムハンマド・アブドゥッラフマーン内務大臣がデモ関連での逮捕者を起訴すると発表し、断固たる対応で臨む意志を示した。

だが、活動家らはこれに反発、デモは夜間にも、イドリブ県のアルマナーズ市、イドリブ市、タフタナーズ市、ジスル・シュグール市、ビンニシュ市、カッリー町、サルキーン市、カフルタハーリーム町、クールカーニヤー村、ラーミー村、サルマダー市、ビンニシュ市、アレッポ県のダーラト・イッザ市で行われ、改めて逮捕者の釈放などを求めた。

これに対して、シャーム解放機構の総合治安機関がフーア市でデモを煽動したとして住民2人を逮捕した。

総合治安機関はまた、イドリブ市でのデモに参加していた活動家1人と「芸術家」1人も逮捕した。

さらに、ジスル・シュグール市とハルブヌーシュ村では、デモ参加者らに向けて手りゅう弾が投げ込まれた。

バービスカー村でも、老人がシャーム解放機構の治安要員の暴行を受けた。

AFP, May 24, 2024、ANHA, May 24, 2024、‘Inab Baladi, May 24, 2024、Reuters, May 24, 2024、SANA, May 24, 2024、SOHR, May 24, 2024、May 25, 2024などをもとに作成。

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