イスラエル軍はダマスカス郊外県でハマースのメンバーを狙って爆撃を実施(2025年6月8日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車輛3輌からなるイスラエル軍部隊がラフィード町に一時侵入した。

イスラエル軍部隊はまた、ジュバーター・ハシャブ村近郊の森林の一部をブルドーザーで破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機1機がバイト・ジン村の農業近くで車1台を狙って爆撃を行し、1人が負傷した。

この男性はその後死亡した。

これに関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官Xで以下の通り発表した。

速報:イスラエル軍戦闘機複数機が先ほど、シリア南部のバイト・ジン村の農場地区でハマースのメンバーの1人に対して爆撃を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組の武装グループがマアリーヤ村にあるイスラエル軍の拠点1ヵ所を襲撃した。

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シャルア暫定大統領とラティーファ夫人が首都ダマスカスのティシュリーン公園を訪問(2025年6月8日)

シリア人権監視団などは、首都ダマスカスのティシュリーン公園を訪れたアフマド・シャルア暫定大統領とラティーファ・ダルービー夫人の映像を公開した。

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シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から6月6日までの3ヵ月間で、即決処刑による死者数が2,133人を記録していると発表(2025年6月8日)

シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から6月6日までの3ヵ月間で、即決処刑による死者数が2,133人を記録していると発表した。

月別の死者数は以下の通り:
2024年12月8~31日:141人
2025年1月:74人
2025年2月:60人
2025年3月:1,726人
2025年4月:75人
2025年5月:41人
2025年6月1~6日:16人

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トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアフリーン市でクルド人が相次いで逮捕される(2025年6月8日)

アレッポ県では、ANHAによると、シリア国民軍の東部自由人連合が、イード・アル=アドハー(犠牲祭)の休日中にアレッポ市からトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアフリーン市を訪れたクルド人多数を拉致した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属するハムザート師団、スルターン・スライマーン・シャー師団(アムシャート師団)が、アフリーン市でクルド人の若い男性2人を逮捕した。

2人なイード・アル=アドハー(犠牲祭)に合わせて、墓参をしていた。

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武装グループがダルアー県シャジャラ町にある内務省総合治安局の分所を襲撃(2025年6月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省の治安部隊が3月21日にマヤーディーン市で逮捕していたアブドゥッサマド・ドゥワイヒー容疑者を釈放した。

ドゥワイヒー容疑者は「ハーッジ・ジャワード」の名で知られ、「イランに民兵」の一つサイイダ・ザイナブ連隊の創設者。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、7日深夜から8日未明にかけて、車に乗った武装グループがシャジャラ町にある内務省総合治安局の分所を襲撃し、戦闘になった。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、3月のアラウィー派らに対する殺害が多発した際に内務省総合治安局によって拉致されていたハムザ・スウード氏(アブー・ハーリス・カストゥーン)が殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ディヤービーヤ村でオートバイに乗った武装グループがシーア派の若者1人を即決処刑、1人を負傷させた。

また、国防省に所属の武装グループがバールーハ村の若い男性を銃で撃ち殺害した。

さらに、ヒムス市のナーズィヒーン地区では、オートバイに乗った正体不明の武装グループがアラウィー派のムルヒム家に向けて発砲、男性1人とその息子1人が死亡、女児が重傷を負った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「シャッビーハ」と見られる男性がマアッラト・ナアサーン市で手りゅう弾を爆発させ、住民多数が負傷した。

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ラタキア県の治安司令部は、国民和解委員会と連携し、解放作戦(「攻撃者抑止の戦い」)に際して拘束さしていたものの、有罪と判断されなかった被拘束者数十人を釈放した。

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ハマー県の関係当局は、県知事らからなる代表団の視察中に、ハマー城内にあるカフェが子どもにシーシャ(水タバコ)を提供していた事実を発見、営業停止・封鎖処分とし、法的措置を講じた。

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シャルア移行期政権と北・東シリア地域民主自治局は初等教育・中等教育の修了試験の日程について合意(2025年6月8日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の教育養育委員会は声明を出し、6月5日と6日にかけてアフマド・シャルア移行期政権側と複数回の会合を開催し、試験運営を円滑に進めるための以下の措置について合意したと発表した。

  1. 中学校修了試験の実施日を、2025年6月14日から2025年6月21日に延期する。
  2. 北・東シリア地域における試験運営の監督を行うため、臨時合同委員会を設置し、試験の公正性と専門性を確保する。
  3. 様々な地域の学生を受け入れるために、臨時共同登録センターを開設し、教育基準に基づいた登録手続きを円滑に行えるようにする。
  4. 登録期間は2025年6月11日から6月17日までとする。
  5. 北・東シリア地域外で登録を行った学生については、登録地の変更を支援し、試験受験の権利が妨げられないようにする。
  6. 試験は、6都市(カーミシュリー市、ハサカ市、ラッカ市、ダイル・ザウル市、タブカ市、コバネ(アイン・アラブ)市、スィッリーン村で実施される。

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これに関して、ムハンマド・アブドゥルラフマーン・トゥルクー教育養育大臣氏は以下の通り発表した。

アフマド・シャルア暫定大統領の指示のもと、生徒たちの利益を最優先に、試験運営が最良のかたちで行われるよう必要な措置を完了するために、初等教育・中等教育の修了試験は1週間延期される。
シリア全国においてすべての学生が初等・中等教育の卒業試験を受ける権利を保障するという教育養育省の責任から、ハサカ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県で試験登録センターが開設される。
これらの県の都市における試験センターでの登録期間、および新たな初等・中等教育証明書試験スケジュールについては、後日教育養育省より正式に発表される。

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平和的変革の道潮流(ファーティフ・ジャームース代表)が沿岸部で続くマイノリティ宗派に対する一連の虐殺や犯罪行為に対してアフマド・シャルア移行期政権に全責任があると非難(2025年6月8日)

ANHAによると、平和的変革の道潮流(ファーティフ・ジャームース代表)は声明を出し、沿岸部で続くマイノリティ宗派に対する一連の虐殺や犯罪行為に対して、アフマド・シャルア移行期政権に全責任があるとし、移行期正義と安全回復を実現するよう求めた。

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ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア民主軍とアサーイシュを襲撃(2025年6月8日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の広報センターが、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが7日にスブハ村の分所、灌漑用水路ステーションの警備拠点を襲撃、アサーイシュが応戦したと発表した。

また、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがスブハ村のシリア民主軍の分所、灌漑用水路ステーションの警備拠点を襲撃、またナムリーヤ村でシリア民主軍の車1台を攻撃した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ県マシュラブ地区の自宅で5月20日に逮捕されていた活動家のアフマド・ハムザ・サトム氏が釈放された。

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サウジアラビアのメッカでサルマーンズ国王の来賓、イスラーム世界の要人、巡礼者事務所代表らを迎えるレセプションが開催され、シュクリー宗教関係大臣が出席(2025年6月8日)

サウジアラビアのメッカで、サルマーン・ブン・アブドゥルアズィーズ国王の来賓、イスラーム世界の要人、巡礼者事務所代表らを迎えるレセプションが開催され、ムハンマド・アブー・ハイル・シュクリー宗教関係大臣が出席した。

シュクリー宗教関係大臣は、サウジアラビアのハッジ・ウムラ省副大臣から、イスラーム暦1447年の巡礼季に向けた初期調整文書を正式に受け取った。

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ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、戦場で命を落とした殉教者の遺族代表団と首都ダマスカスの省庁舎で会談した。

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イドリブ県では、ムハンマド・ハイール・ハサン・シュアイブ国防副大臣、ムハンマド・アブドゥルラフマーン県知事ら軍幹部や政府関係者の出席のもと、殉教者の遺児たちを称える式典が開催された。

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ラタキア県では、アリー・ナアサーン参謀総長、ムハンマド・ウスマーン知事、地域の有力者や政府・軍関係者らが出席し、イード・アル=アドハー(犠牲祭)に合わせて負傷兵を称える祝会が開催された。

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アフマド・シャルア暫定大統領氏は、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド大統領とイード・アル=アドハー(犠牲祭)の祝電を交わし、両国民の繁栄と安定を祈願した。

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ラーイド・サーリフ緊急事態災害大臣大臣は、アブドゥルバースィト・サールート氏の命日に合わせてXを通じて、同氏の功績を称えるメッセージを以下の通り綴った。
英雄アブドゥルバースィト・サールートの殉教記念日にあたり、自由と尊厳を高らかに歌い上げた彼の声、銃声の中でも国民の意志を表現した彼の叫びが我々のなかで潰えることはない。シリアが自由で尊厳ある国となるために命を捧げたすべての人々を、我々は決して忘れない。また、爆撃の中で人命を救い、自ら犠牲となったシリア民間防衛(ホワイト・ヘルメット)の殉教者たちのことも忘れない。革命の場から救助の現場に至るまで、彼らはその犠牲をもってシリアの真の記憶を書き記している。

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