トルコのユルマズ副大統領:「アサド政権崩壊後にトルコからシリアに帰国したシリア人は273,000人以上」(2025年6月13日)

ヒュッリイイェト・デイリー・ニュースなどによると、トルコのジェヴデト・ユルマズ副大統領は、アサド政権崩壊後にトルコからシリアに帰国したシリア人の数が273,000人以上に達していると述べた。

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北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がラッカ市スィナーア地区で治安作戦を実施し、密輸業者1人を殺害、複数を逮捕(2025年6月13日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がラッカ市スィナーア地区で治安作戦を実施し、密輸業者1人を殺害、複数を逮捕した。

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タルトゥース県、ヒムス県では、アラウィー派、ムルシド派が殺害される(2025年6月13日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、2日前にタルトゥース市で何者かによって銃で撃たれて重傷を追っていたアラウィー派の若い男性1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、前日のジャッリーン村での内務省総合治安局と地元武装グループの戦闘で前者の隊員1人が死亡したことを受けて、武装グループのリーダーのミーラード・バラーズィー氏(アブー・ラーシド)が憲兵隊に投降した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のサーリヒーン・モスクのイマーム・説教師のムハンマド・ハーッジ・ユースフ師(アブー・バラー)が金曜日の集団礼拝後に正体不明の2人組の襲撃を受けて死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バイヤーダ地区でムルシド派の若い男性2人が何者かによって拉致され、その後即決処刑され、遺体で発見された。

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SANAによると、ラタキア県では、内務省の治安部隊がカルダーハ市で武器と弾薬が保管された倉庫を摘発した。

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シャルア暫定大統領は、2025年政令第66号を発布し、人民議会選挙高等委員会を設立:議会の定数を150議席と定め、各県に議席を配分(2025年6月13日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、2025年政令第66号を発布し、人民議会選挙高等委員会を設立した。


委員会のメンバーは以下の通り。

委員長:ムハンマド・ターハー・アフマド
委員:ハサン・イブラーヒーム・ダギーム、イマード・ヤアクーブ・バルク、ララー・シャーヒル・イーズーキー、ナウワール・イリヤース・ナジュマ、ムハンマド・アリー・ムハンマド・ヤースィーン、ムハンマド・ハドル・ワーリー、ムハンマド・ヤースィル・カハーラ、ハナーン・イブラーヒーム・バルヒー、バドル・ジャームース、アナス・アブドゥフ

 

『クドス・アラビー』によると、主な委員の経歴は以下の通り。

  • アフマド委員長:シリア救国内閣、ムハンマド・バシール暫定内閣で農業大臣を務める
  • カハーラ:政治問題担当事務局長
  • ダギーム:国民対話大会準備委員会報道官
  • バルク、ヤースィーン、ワーリー、バルヒー、ジャームース、アブドゥフ:シリア革命反体制派勢力国民連立メンバー
  • ナジュマ:キリスト教徒
  • イーズーキー:アラウィー派、女性政治運動参加者

大統領令は、人民議会選挙高等委員会が選挙の下部機関を編成し、それらの機関が人民議会議員の3分の2を選出すると定めている。

大統領令はまた、人民議会の定数を150人と定め、各県の人口に応じて、名士部門および有識者部門の2部門に分けて配分されると規定した。

2部門への議席配分の詳細な条件は人民議会選挙高等委員会が定めるものとしている。

一方、残りの3分の1の議席は、大統領が任命する。

各県への議席配分は以下の通り:

アレッポ県:20議席
ダマスカス県:11議席
ダマスカス郊外県:10議席
ヒムス県:9議席
ハマー県:8議席
ラタキア県:6議席
タルトゥース県:5議席
イドリブ県:7議席
ダイル・ザウル県:6議席
ハサカ県:6議席
ラッカ県:3議席
ダルアー県:4議席
スワイダー県:3議席
クナイトラ県:2議席

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ダマスカス郊外県のバイト・ジン村では、前日のイスラエル軍による大規模攻撃によって拘束された住民の釈放を求める抗議デモ(2025年6月13日)

SANAシリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県のバイト・ジン村では、前日のイスラエル軍による大規模攻撃によって拘束された住民の釈放を求める抗議デモが行われた。


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米主導の有志連合がヒムス県55キロ地帯でイランの無人航空機3機を撃墜、ハサカ県ハッラーブ・ジール村の基地でイランのミサイル攻撃を迎撃、イスラエルもダイル・ザウル県でイランの無人航空機を迎撃(2025年6月13日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空に飛来したイランの無人航空機2機を同地に駐留する米主導の有志連合が撃墜した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、スバイハーン市の上空でイスラエル軍がイランの無人航空機複数機を迎撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハッラーブ・ジール村の基地に駐留する米軍(有志連合)が、同地上空でイランのミサイル1発を迎撃、これを撃墜した。

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イスラエルによるイラン領内への核施設などへの攻撃と、イランの報復攻撃に伴う地域情勢の緊張化を受けて、シリア南部にミサイルの残骸が落下(2025年6月13日)

SANAによると、シリア上空を通過してイスラエルに向かっていたイラン製ミサイル2発の残骸がダルアー県の農村地帯に落下した。

これによる、人的・物的被害はなかった。

SANAはその後、この残がいについて、イスラエル軍戦闘機の空中給油タンクか、イラン製ミサイルの部品とみられると伝えた。

これを受けて、ラーイド・サーリフ緊急事態災害大臣は、落下物や未確認物体の落下現場に近づいたり、触れたりせず、工兵部隊または戦争残骸処理班に通報するよう呼びかけた。

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一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍防空システムが13日未明にシリア南部上空を通過してイスラエル領内に侵入しようとしていたイランの無人航空機複数機を迎撃、ダルアー県のインヒル市近郊とサナマイン市にミサイルの残骸が落下した。

また、戦車1輌と装甲車複数台からなるイスラエル軍の地上部隊が12日深夜から13日未明にかけてダルアー県のマアリーヤ村に侵入し、アフマド・シャルア移行期政権の国防省の志願兵の自宅を捜索した。

さらに、ダルアー県上空での迎撃に続いて、イスラエル軍の防空システムがクナイトラ県の西ズバイダ村、ナブア・サフル村、ウンム・バーティナ村、マジュドゥーリヤー村上空に飛来したイランの無人航空機複数機を迎撃し、ミサイルの残骸がマムティナ村に落下した。

これと前後して、ダルアー県のマール丘上空でもイスラエル軍は正体不明の飛翔体を迎撃した。

その後、クナイトラ県のラフィード町では、イランの無人航空機1機が撃墜されて墜落し、火災が発生、住民が消火を行った。

一方、ダルアー県では、県北部のジャンドゥール地区上空をイスラエル軍戦闘機が低空で飛行、旋回を行った。

イスラエル軍が迎撃したイランのミサイルの破片がクナイトラ県のラフィード町に落下し、子ども1人が負傷した。

イスラエル軍地上部隊が、クナイトラ県のハーン・アルナバ市、ウーファーニヤー村、ジュバーター・ハシャブ村一帯に侵入し、同地の複数ヵ所に検問所を設置した。

さらに、車輌3輌からなるイスラエル軍部隊がハミーディーヤ村、西サムダーニーヤ村を巡回し、住民らに尋問を行った。

クナイトラ県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県では、イランのミサイル、無人航空機による攻撃とイスラエル軍による迎撃の様子が上空で確認された。









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イスラエルによるイラン領内への核施設などへの攻撃と、イランの報復攻撃に伴う地域情勢の緊張化を受けて、シリアで民間航空機の運航が停止(2025年6月13日)

SANAによると、シリア航空は、イスラエルによるイラン領内への核施設などへの攻撃と、これに対するイランの報復攻撃に伴う地域情勢の緊張化を受けて、ヨルダンおよびイラクの空域が一時的に閉鎖されたことを受けて、UAEおよびサウジアラビアとの全航空便を一時的に停止すると発表した。

また、シリア民間航空総局のアシュハド・サリービー局長は、本日午後3時(ダマスカス時間)までシリア空域を一時的に閉鎖すると発表した。

シリア民間航空総局は、その後影響が想定される航空路の閉鎖を6月14日(土)午前8時(ダマスカス時間)まで延長すると発表した。

また、シリア航空も、事態が改善し、空域が正常化するまで、全便の運航を一時停止すると発表した。

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