アサド前大統領の義兄のシャウカト少将の娘が社会問題労働省との会合に出席(2026年1月22日)

タアッカドは、公式サイトで、バッシャール・アサド前大統領の義兄の故アースィフ・シャウカト少将(アサド前大統領の姉のブシュラー・アサド氏の夫で2014年に当時の反体制派によって暗殺)の娘ディーマ・シャウカト氏が社会問題労働省での会合に出席している様子を撮影した写真がSNSで拡散され、物議を醸しだされていることに関して検証を行い、同氏が国連世界食糧計画(WFP)のプログラム・マネージャーとして会合に出席していたことを確認したと発表した。

ディーマ氏は、シャウカト少将・アーセフ・ショウカトはアーセフ・ショウカトの娘であるが、前妻との間に生まれた娘(長女)で、ブシュラー氏との間の子はない。

ディーマ氏は、ダマスカス大学工学部卒で、前政権で大臣を務めたこともある人物の息子と結婚しているともされるが、義母にあたるブシュラー氏との関係は良好ではなく、断絶に近いものだった可能性があるという。

— Samira Sulaiman (@SamiraSula68273) January 22, 2026

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『ウォールストリート・ジャーナル』:国防総省は、アル=カーイダ、イスラーム国の共感者が浸透しているシャルア移行期政権の軍との協力に懐疑的、シリアからの米軍の完全撤退を検討(2026年1月22日)

『ウォールストリート・ジャーナル』は、米政府高官3人の話として、米軍がシリアから部隊を完全撤退させることを検討していると伝えた。

記事によると、国防総省(戦争省)は、シリア民主軍が敗北した後も、米軍がシリアに駐留し続ける任務に意義があるのかと疑問を抱くようになっており、シリア民主軍が完全に解体されるのであれば、米軍がシリアに留まり続ける理由はないと見ている。

また記事によると、その背景の一つとして、アフマド・シャルア移行期政権の部隊(新シリア軍)との協力がもたらす困難が挙げられ、米当局者らは、この部隊にはジハード主義の共感者が浸透しており、アル=カーイダやイスラーム国とつながりがある兵士や、クルド人やドゥルーズ派に対する戦争犯罪の疑いに関与した者も含まれていると語った。

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トランプ米大統領:「シャルア暫定大統領は多くの進展を遂げている。驚くべき進展だ」(2026年1月22日)

アナトリア通信によると、ドナルド・トランプ米大統領は、世界経済フォーラム(WEF)年次総会に出席するために滞在しているスイスのダボスで開催された「平和憲章理事会」の署名式典で以下の通り述べた。

ところで、私は(アフマド・シャルア)大統領と話したが、彼は多くの進展を遂げている。驚くべき進展だ…。非常に喜ばしく思っている…。
私はダマスカスに息をつく機会を与え、緩和をもたらすため、すべての制裁を解除した。
彼(シャルア暫定大統領)は非常に、非常に懸命に取り組んでおり、最終的にはすべてをまとめ上げるだろうと思う。

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ロシア軍輸送機2機が相次いでカーミシュリー国際空港に着陸(2026年1月22日)

シリア人権監視団によると、武器および後方支援物資を積載したロシア軍の輸送機1機が、ハサカ県カーミシュリー市のカーミシュリー国際空港に着陸した。

同空港には、アサド政権の崩壊後もロシア軍部隊が駐留を続けている。

シリア人権監視団によると、その後も2機目のロシア軍輸送機がカーミシュリー交際空港に着陸した。

同機の積み荷の種類は不明。

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イスラエル軍はクナイトラ県で羊飼いに発砲(2026年1月22日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車両3台からなるイスラエル軍部隊が県中部のルワイヒーナ村に侵入した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がジュバーター・ハシャブ村近くで羊飼いに向けて発砲した。

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シリア民主軍のアブディー総司令官がイラク・クルディスタン地域を訪れ、バッラク米大使と会談(2026年1月22日)

ANHAによると、シリア民主軍マズルーム・アブディー総司令官と北・東シリア地域民主自治局のイルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長が、イラク・クルディスタン地域のあるばいーる市を訪れ、ネチルヴァン・バールザーニー大統領と会談、シリア情勢の最新動向について協議した。

会談において、バールザーニー大統領は、停戦の持続、緊張緩和、シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権の対話の即時再開に向け、関係各方面との努力と連絡を継続していることを強調し、統一されたシリアの枠内で、クルド人およびすべての構成要素の権利を保障し保護する重要性を改めて確認した。

アブディー総知れ官は、イラク・クルディスタン地域の役割と支援、緊張緩和と問題解決に向けた努力に謝意を示し、統一されたシリアの中でクルド人民の権利を保障することを基礎とした、平和的解決への準備と意欲を表明した。

この会談に先立ち、アブディー総司令官は、アルビール市でトーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使と会談した。

バッラク大使は、アブディー総司令官との会談について、Xを通じて以下の通り発表した。

本日、アブディー総司令官およびアフマド委員長と会談できたことを光栄に思う。米国は、1月18日にシリア民主軍とシリア政府の間で合意された統合プロセスを前進させることに対する、強固な支持と関与を改めて表明した。すべての当事者は、信頼と持続的な安定を育むため、双方で信頼醸成措置を特定し実施していくにあたり、不可欠な第一歩は、現行の停戦が完全に順守されることである、という点で一致した。


バッラク大使はまた、Xを通じて以下の通り続けた。

大統領(@POTUS)およびルビオ国務長官(@SecRubio)に代わって、我々は、イスラーム国撃滅のための有志連合における卓越した指導力、そして、イスラーム国拘束者がもたらす持続的な脅威から国際社会を守るために示してきた揺るぎない協力姿勢について、イラク政府に深い敬意と感謝を表す。シリアおよびより広範な地域の安定促進に対するイラクの重要な貢献は不可欠であり、それは集団的安全保障への深い責任感を反映するもので、我々すべての隣国にとって、より平和で繁栄し、統合された未来への道を切り開く。

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アブディー総司令官は、このポストを受けて、Xで以下の通り綴った。

我々は、米国のトム・バッラク(@USAMBTurkiye)大使および米中央軍(@CENTCOM)司令官のブラッド・クーパー海軍大将と、イラク・クルディスタン地域において、建設的かつ実りある会談を行った。停戦プロセスに対する米国の支持、ならびにトランプ米大統領(@POTUS)の政策、さらに、我々とシリア政府との間で対話と交渉を再開させるためのバッラク大使の努力は、我々にとって真剣で重要なものであり、歓迎すべきものである。我々は、真の統合を実現し、現在の停戦を維持するため、あらゆる可能な手段を用い、真摯に取り組んでいく。


アブディー総司令官はまた、Xにおいて以下の通り続けた。

我々は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領から電話を受けた。大統領は、我々および停戦に取り組む関係各方面による努力、ならびに、シリアにおける対話と交渉の道筋への回帰に対する支持と後押しを表明した。これは、地域全体の公共の利益に資する恒久的解決に到達することを目的とするものである。また、我々とシリア政府との間で最近合意された諸合意の履行、ならびに、各構成要素の権利を保護する必要性についても言及があった。

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ヤズィーディー教の宗教指導者バーバー・シャイフは、国連、EU、バチカン市国、世界各国に対し、ロジャヴァ(西クルディスタン)での戦争を停止させるよう呼びかける(2026年1月22日)

ANHAによると、ヤズィーディー教の宗教指導者であるシャイフ・アリー・シャイフ・イリヤース(バーバー・シャイフ)は、国連安保理、EU、バチカン市国、世界各国に対し、法的・道義的・人道的責任を果たし、ロジャヴァ(西クルディスタン)での戦争を停止させるための実効的措置を講じるよう呼びかけた。

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ANHAによると、欧州の複数都市に加え、米国およびロシアで、数千人のクルド人が座り込みや抗議デモを行い、ロジャヴァ(西クルディスタン)とクルド人民に対するアフマド・シャルア移行期政権の攻撃に抗議した。

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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の総動員発令を受けて、アームーダー市で複数の政治勢力、地方評議会、部族がこれへの参加を表明した。

また、ANHAによると、ダルバースィーヤ市では、教員らが総動員への参加を表明し、教務を停止し、戦闘に参加する意思を表明した。

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アレッポ県では、ANHAによると、アイン・アラブ(コバネ)市の住民が、シャルア移行期政権に対する抵抗を支援するために北クルディスタン(トルコ)から入国した住民らを国境通行所前で出迎えた。

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北クルディスタン(トルコ南東部)上級政治代表団はシリア北東部での戦闘への諸外国の不関与を非難、停戦を呼び掛ける(2026年1月22日)

北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて、トルコの人民平等民主党(DEM)のトゥライ・ハティムーウラル共同党首、民主地域党(DBP)のケスキン・バインドゥル共同党首らからなる北クルディスタン(トルコ南東部)上級政治代表団が渉外関係委員会を訪問、会合後に声明を発表する予定だと発表した。

北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックを通じて、北クルディスタン上級政治代表団がハサカ県カーミシュリー市で行った記者会見にかかるDEMの声明の内容を紹介した。

それによると、声明の概要は以下の通り。

我々の訪問の目的はクルド人の都市を支援することである…。同地の戦争を深く悲しみ、できるだけ早く終結することを願っている。
シリアでは昨年、大規模な虐殺が発生したが、今日、同じシナリオがシリア北部で再び繰り返されている。シリアは宗教、民族、宗派、文化に富んだ国であり、すべてが平等と兄弟愛のもとで共存することを願っている。
我々は現在、戦争と戦闘の段階にあり、これは非常に危険な局面である。にもかかわらず、諸外国は何も行動せず、ただ傍観している。
自治局は決して戦争を望んでおらず、現在は平和のため、民主的な体制を整えるための取り組みを進めている。彼らは和解、兄弟愛、諸民族間の平等、そして対話を求めている。
シリアでアラブ人とクルド人の間の戦争を望んでおらず、平和と和解を目指している。

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ANHAによると、北クルディスタン上級政治代表団は、渉外関係委員会との会談に先立ち、民主連合党(PYD)と会談を行った。

また、ANHAによると、スィタール大会とも会談した。ANHAによると、総動員発令を受けて、シリア・クルディスタン民主党、PYDなどが発足した合同代表団と会談した。

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ダマスカス国際ブックフェアは2月開催予定(2026年1月22日)

SANAによると、アフマド・ムワッファク・ザイダーン大統領府広報顧問は、2月に開催予定のダマスカス国際ブックフェアについて、昨年にイドリブ市で開催された展示会の延長線上にあるとしたうえで、前政権が国民に対して行った犯罪行為によって長年中断を余儀なくされてきた後の開催となると述べた。

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SANAはリフアト・アサド元大統領の生前の悪行を示したインフォグラフィックスの公開を通じて死を告知(2026年1月22日)

SANAは、フェイスブックで「リフアト・アサド…ハマーの虐殺者、弾圧と腐敗の黒い歴史の担い手」と題して、リフアド・アサド元副大統領の死を告知、生前の悪行を示したインフォグラフィックスを公開した。

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アクターン刑務所とアイン・アラブ(コバネ)市一帯への攻撃・包囲をめぐってシリア民主軍とシャルア移行期政権が非難の応酬(2026年1月22日)

ラッカ県

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、:アフマド・シャルア移行期政権の諸派が、ラッカ市北のアクターン刑務所に対し重火器による砲撃を行うとともに、戦車および武装要員によって刑務所周辺の包囲を続けている、との更新情報を発表した。

ANHAによると、アクターン刑務所の守備にあたるシリア民主軍の兵士らは、国連と米主導の有志連合に対して緊急の支援を呼び掛けた。

一方ANHAによると、ラッカ市から脱出を試みていたアイン・アラブ(コバネ)市北東のクールク村出身のクルド人一家5人が移行期政権諸派に殺害された。

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アレッポ県
ANHAによると、
シリア民主軍、人民防衛部隊(YPG)、女性防衛部隊(YPJ)は、スィリーン町周辺で移行期政権諸派の攻撃を阻止、中型機関銃を搭載した車両1台、オートバイ2台、装甲車1両を破壊し、複数の兵士を殺傷した。

また、ANHAによると、シリア民主軍などからなる部隊は、同地での戦闘で、装甲車1両、オートバイ2台を破壊、RPG発射機と弾薬を押収した。

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停戦違反
シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、移行期政権が停戦合意にもかかわらず、アイン・アラブ(コバネ)市一帯(スィッリーン一帯、フルース村など)とアクターン刑務所一帯に対する攻撃を継続する一方、コバネ市では水道および電力供給が遮断、燃料の搬入が阻止され、アクターン刑務所への給水を遮断し続けられていると非難した。

一方、外務在外居住者省のイヤード・ハッザーア氏はSANAに対して、停戦違反の責任はシリア民主軍側にあると批判した。

また、北・東シリア地域民主自治局も、フェイスブックを通じて声明を発表し、移行期政権側の意図的かつ組織的な停戦合意を非難した。

一方、SANAによると、シリア軍の作戦局は、シリア民主軍はクルド系住民の間に虚偽かつ危険な噂を流布し、軍に対する恐怖を煽ろうとしていると発表した。

また、エネルギー省は、フェイスブックを通じて声明を発表し、コバネ市への給水が停止されたとの流布されている情報を否定、供給停止がシリア民主軍の攻撃で被害を受けたティシュリーン変電所の変圧設備における技術的故障に起因するものだと主張した。

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国民防衛部隊は緊急事態発生時における防衛体制の軍事・治安面での即応性を検証する目的でスワイダー市内に展開(2026年1月22日)

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、22日(木)午前9時30分より、緊急事態発生時における防衛体制の軍事・治安面での即応性を検証する目的で、スワイダー市内の市場、広場、ならびに出入口に展開するとの通達を発出した。

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国防省治安憲兵司令部は、シリア北東部での作戦中に軍事法規および規律に違反する複数の逸脱行為を確認したと発表(2026年1月22日)

国防省は、フェイスブックを通じて、治安憲兵司令部の声明を発表、シリア北東部での作戦中に軍事法規および規律に違反する複数の逸脱行為を確認したことを明らかにした。

声明によると、治安憲兵司令部は、違反者に対して必要な法的措置の実施をすでに開始したという。

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ダマスカス郊外県内務治安局は旧シリア軍のラーティブ・アリー・ガーニム准将を逮捕(2026年1月22日)

ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局がテロ対策課との協力のもと、治安作戦を実施し、旧シリア軍のラーティブ・アリー・ガーニム准将を逮捕した

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャアファ村、流れ弾に被弾した女性が死亡した。

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