国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午前2時頃、占領下ゴラン高原およびレバノン方面から南部地区および中部地区の複数ヵ所を狙って多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、多数のミサイルを撃破したと発表した。
SANA(10月26日付)が伝えた。
シリア人権監視団によると、イスラエル軍はスワイダー県のクライブ丘に展開するレーダー大隊の防空システムを狙い、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ハマー県、タルトゥース県に設置されているシリア軍防空システムがこれを迎撃した。
『エルサレム・ポスト』(10月26日付)によると、シリアへの攻撃はイランの防空システムを封じ込めるのが目的だったという。
ワタン(10月26日付)によると、この爆撃は、通行所近くの車1台を狙ったもので、3人が死亡、2人が負傷した。
シャームFM(10月26日付)によると、死亡した3人のうちの1人はレバノン人だった。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が、クサイル市西の国境に設置されている「非公式」の国境通行所に対して2回の爆撃を実施した。
爆撃を受けたのは、ジャルマーシュ国境通行所を含む2つの通行所。
イスラエル軍はその直後にも、マトリバー国境通行所を爆撃、これによりシリア軍兵士2人が死亡した。
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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って128回(うち104回が航空攻撃、24回が地上攻撃)となり、これにより205あまりの標的が破壊され、軍関係者266人が死亡、188人が負傷した。
同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。
イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:62人
身元不明人:2人
また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。
攻撃の県別内訳は以下の通りである。
ダマスカス県、ダマスカス郊外県:50回
ダルアー県:17回
ヒムス県:34回
クナイトラ県:15回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:2回
ラタキア県:2回
AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、The Jersalem Post, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。
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