国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシリア北西部(イドリブ県、アレッポ県)に約6,600世帯が避難・帰還(2024年10月25日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はシリア北西部にかかる速報#5を発表し、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシャーム解放機構の支配下にあるシリア北部西部」に避難したシリア人が約6,600人に達していると発表した。

彼らの多くは、トルコ占領下の「ユーフラテス盾」地域の拠点都市であるアレッポ県のジャラーブルス市一帯、「オリーブの枝」地域の中心都市であるアレッポ県のアフリーン市、シャッラーン町一帯、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市、マアッラトミスリーン市、ジスル・シュグール市、アリーハー市、イフスィム町一帯に身を寄せているという。

また10月4日以降、北・東シリア地域民主自治局の支配地とトルコ占領地を結ぶアレッポ県のアウン・ダーダート村の通行所を通過してシリア北部に入ったシリア人は4,030人(823世帯)、
うち約70~80%がレバノンからの帰還者、20~30%がシリア国内の移動者だという。

また、地元当局は、ATAA、Hathi Hayati、IDA、Ihsan RD、IYD、Shafak、SRD、Syria Relief and Development、UOSSM、Violet、WATAN、ホワイト・ヘルメットといった団体が入境を待つ人々への支援を許可し、緊急医療、WASH(移動式トイレ、水輸送、給水タンク)、食料(即席食品、パン、ナツメヤシ)、一時的な避難所、心理的応急処置といった支援が行われているという。

AFP, October 25, 2024、ANHA, October 25, 2024、‘Inab Baladi, October 25, 2024、Reuters, October 25, 2024、SANA, October 25, 2024、SOHR, October 25, 2024などをもとに作成。

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