シャーム解放自由人イスラーム運動に撃墜されたシリア軍戦闘機パイロットがトルコ領内で無事救出される(2017年3月5日)

アナトリア通信(3月5日付)は、4日にトルコ国境地帯でシャーム自由人イスラーム運動と思われる反体制武装集団の攻撃を受けて撃墜され、トルコ領内に墜落したシリア軍戦闘機のパイロットが救出された、と伝えた。

このパイロットは命に別状はなく、治療も終わったという。

ヌレッティン・ジャニクリ副首相は、このパイロットの引き渡しについて言及するのは時期尚早だとしたうえで、「容態は落ち着いており、命に別状はないが、治療中だ。トルコ政府は、事件を救命したうえで、適切な決定を下すだろう」と述べた。

救出されたシリア軍パイロットはムハンマド・スーファーン大佐(56歳)で、脊髄を損傷し、脚と顔面を負傷しているという。

関係筋によると、スーファーン大佐の戦闘機は、ラタキア県の航空基地を離陸し、イドリブ県での空爆任務にあたっていたが、被弾し、トルコ領内に墜落、大佐自身はパラシュートで脱出し、ハタイ県のシリア国境沿いの地域に降下したという。

ARA News, March 5, 2017

ARA News, March 5, 2017

 

AFP, March 5, 2017、Anadolu Ajansı, March 5, 2017、AP, March 5, 2017、ARA News, March 5, 2017、Champress, March 5, 2017、al-Hayat, March 6, 2017、Iraqi News, March 5, 2017、Kull-na Shuraka’, March 5, 2017、al-Mada Press, March 5, 2017、Naharnet, March 5, 2017、NNA, March 5, 2017、Reuters, March 5, 2017、SANA, March 5, 2017、UPI, March 5, 2017などをもとに作成。

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